婚活目的の女性ユーザーが急増中? 女性が出会い系サービスを利用する背景

出会い系サービスを利用するのは主に男性であり、どのサイトでも女性の取り合いになっているのではないか、そんなイメージをお持ちの方も少なからずいるのではないでしょうか。

しかし、ここ数年「婚活」を目的として出会い系サービスを利用している女性が増えてきています。マッチングサービスを運営している大手会社の多くは、半分もしくはそれに近い数の女性利用者数がいると発表(運営元による発表のためどこまで正確かは不明)しています。

事実、筆者の周りでも出会い系サービスを利用したことのある女性は複数人存在し、そのなかには結婚まで至っている人もいます。今回は女性たちが出会い系サービスを利用する背景に迫ります。

以前からあった女性の出会いに対するニーズ

男性からすると、ここ数年で出会いを求める女性が一気に増えてきているように感じてしまいますが、実際は少し違うようです。

数こそ男性誌より少ないですが、昔から女性誌にも出会い系サイトの広告は掲載されていました。しかし、男性誌のように「出会い」を前面に打ち出すようなことはしません。

ひと昔前の出会い系サービスは、女性誌で紹介されていた

「占いサイト」であったり「懸賞サイト」もしくは「コミュニティサイト」として掲載され、そのなかのひとつの機能として「出会い」があるという紹介のされ方でした。女性誌の場合、直接的な「出会い」と記載することは避けられていたんです。これは女性が買う一般誌には出会い系の広告が載せられなかった、という事情もあったようです。

そのため出会い系サイトとして広告が掲載されていたのは、エッチな描画が多いレディースコミックなどが中心でした。レディースコミックでは「出会い」を打ち出し、なかには「割り切り」や「浮気」などという文字もあり、主婦層を意識しているものも多くありました。

この他にも、大手の結婚相談所が異性を紹介してくれるサービスも多く、そういったサービスに登録する女性も多くいたようです。

ネットで知り合うことのハードルが下がってきている

それが近年のSNSのブームにより、ネットで知り合うことの障壁がぐっと下がりました。また、普段使っているFacebookなどに掲載される出会い系サービスの広告が、いやらしさを感じさせない健全なものであることから、「出会い系サービスを使っている」という意識が低く、SNSのひとつとして利用する人が増えていきました。

特にTwitterやSNSのコミュニティなどを通して知り合ったことがある人は20代前半に多く、ネットを通じて知らない人に会うことの抵抗がなくなっています。

仕事が忙しく、婚活パーティーのような日時と場所が決まったところに出ていくことが難しい人にとっても、「スマホさえあればどこでもできる」という利便性の良さが受け入れられているようです。

実際に出会い系サービスに登録している女性のプロフィールを読むと、真剣に婚活をしている女性が圧倒的に多くいることが分かります。年齢層は20代〜30代が中心となっており、はじめた理由は友達に勧められたり、彼氏と別れたばかりで寂しいから、職場に出会いがないからなどさまざまです。

また、出会い系サービスは女性にあったシステムになっているのも好まれている理由のひとつです。

すぐに会いたいと思う男性に比べて、女性は不安を抱えたまま会うことに抵抗がある人も多くいます。そういった女性は不安を払拭するために、好きなだけメッセージのやりとりをして相手を知ることができます。女性は一般的にメッセージのやりとりが苦にならない場合が多く、寧ろ好む人が多くいます。

会う前にメッセージをやりとりを行い、「この人と会いたい」と思った人にだけ会うことができるので、危険性や不安を最小限にできるんですね。こうしたことから、最近では女性による婚活を目的とした出会い系サービスの利用が増えてきている、といえるようです。

この記事を書いたライター

西野大祐