自分に自信を持たせる重要さを説く本

著者はビジネス心理学者で、心理学、交渉術の観点から書かれた本を多数出版しています。職場や学校で自己主張できずについ我慢してしまう、コミュニケーションがうまくできなくて周りの人との付き合いで苦労している、など自分に自信がない、うまく生きるのが苦手といった人に向いている内容です。タイトルには「交渉術」とありますが、堅苦しいビジネス書のような内容ではなく、相手の心理をよく考え、どのように接したら良いか、自分の考え方次第で、ものの見え方、捉え方は変えることが出来るというちょっとした訓練の仕方などが書かれています。また落ち込んだ時やうまくいかない時の気分転換の仕方や気持ちのリフレッシュの方法など、誰にでも参考になるような章もあります。単に気分の持ちようではなく、心理学やデータなどを参考にしながら例に出してあるので、理解もしやすく自分に自信を持ちたい方には最適な1冊です。