ChatGPTのセミナーに参加するメリットとは?種類や選び方について解説
最終更新日:2024年07月05日
ChatGPTは、2022年11月にアメリカのOpenAI社が発表した生成AIです。大規模言語モデルのGPTを使用し、チャット形式で回答を生成できることが特徴です。コンピューター言語ではなく自然言語で指示を出せるのがポイントで、エンジニアだけでなく一般ユーザーでも簡単に使えることから、世界中で大ブレイクしました。GoogleやMetaといったビッグテックも生成AIをリリースしていますが、その中でもChatGPTの認知度は群を抜いているといっていいでしょう。
ChatGPTはビジネスにも活用できますが、その汎用性の高さゆえにどう使えばいいかわからないといった声も耳にします。そのような悩みを抱えている場合は、まずはChatGPTに関するセミナーに参加してみるのがおすすめです。
今回は、ChatGPTのセミナーに参加するメリットや、セミナーにはどのような種類があるのか、参加する場合は何を基準に選べばいいのかなどについて解説します。
ChatGPTセミナーに参加するメリット
ChatGPTに関する情報は、インターネットや書籍でも学べます。そのような中で、わざわざセミナーに参加するメリットはどこにあるのでしょうか。ここでは、ChatGPTのセミナーに参加するメリットについて解説します。
専門家の知見が得られる
インターネット上のChatGPTに関する情報は、必ずしも専門家が発信しているとは限りません。中には初心者が少し触っただけで発信しているコンテンツもあります。どうしても一般ユーザーの情報は専門家の情報に比べて内容が薄くなりがちで、正確性に欠けることもあります。一方で、セミナーに登壇するのはITやAIの専門家であるため、正確で質の高い情報を得られることが多いでしょう。
わからないことを専門家に質問できる
知識を得るだけならインターネットでも可能ですが、わからないことを相談するのは難しいのが実情です。セミナーであれば、講師にその場で不明点を質問できるため、素早く正確に疑問点を解消できます。リアルセミナーはもちろん、ウェビナーであってもコメント欄などを通じて質問できる場合も多いです。
短期間で知識をキャッチできる
インターネットの情報を活用した独学の弱点は、体系的な学習が難しいことです。インターネット上の記事は、テーマごとに独立していることが多く、またニーズのある初心者向けの記事が多い傾向があります。
一方、セミナーであれば順を追って体系だった学習も可能で、自分自身のレベルに合わせてより効率的に学べるでしょう。さらに、インターネットでの独学は、気が散って集中できないこともありますが、セミナーであればより学習に集中しやすいメリットもあります。
ChatGPTセミナーの種類
では、具体的にどのようなセミナーに参加すればいいのでしょうか。ChatGPTのセミナーは、大きく分けて「セミナー形式」と「ワークショップ形式」の2種類の形式があります。自社のフェーズや担当者の知識レベルに応じて、適した形式を選択することが重要です。
セミナー形式
セミナー形式とは、講師が参加者に向けて一方的に説明するスタイルのセミナーです。直接会場に足を運んで受講するセミナー(以下、リアルセミナー)のほか、PCやスマートフォンなどからアクセスして動画を視聴する形で参加するウェビナー形式があります。なお、ウェビナーとは「Web」と「セミナー」を組み合わせた造語です。
リアルセミナーとウェビナーにはそれぞれメリットとデメリットがあります。
リアルセミナーのメリット・デメリット
リアルセミナーのメリットのひとつが「集中して学習できる」ことです。ウェビナーの場合はPCやスマートフォンで参加できるため、会場に足を運ぶことなく自宅や職場から参加できます。もちろん、意欲を持って参加していれば問題ないのですが、そこまで意欲が高まっていない場合は、途中で気が散るなどしたときにセミナー視聴を簡単にやめることができてしまいます。リアルセミナーであれば、途中で退出しづらい雰囲気があるため、結果として最後まで学習に集中できるのです。
一方、リアルセミナーのデメリットとしては、「会場に足を運ぶ必要があるため、時間的にも経済的にもコストがかかること」や、「日時を限定されるため、ほかの予定との調整が難しい場合があること」などが挙げられます。
ウェビナーのメリット・デメリット
ウェビナーの一番のメリットは、PCやスマートフォンで視聴できるため、参加する場所を選ばないことです。自宅や職場、カフェ、出張先のホテルなど、場所を選ばず受講できるのは、忙しいビジネスパーソンにとって大きなメリットといえます。セミナーの多くは東京や大阪などの大都市での開催が中心ですが、ウェビナーであれば地方在住であっても気軽に参加できるのもうれしいポイントでしょう。
また、ウェビナーにもよりますが、当日参加できなくても一定期間は録画がアーカイブ配信されるパターンもあります。この場合は、好きな時間に好きな場所での視聴が可能です。
反対にウェビナーのデメリットとしては、聴講に集中できない可能性があることが挙げられます。PCやスマートフォンを介して好きな場所から参加できるため、リアルセミナーと違って画面を閉じるだけで簡単に退出できます。まだそれほど意欲を持っていなかったり、意思が弱かったりする場合には注意が必要です。
ワークショップ形式
ワークショップ形式とは、セミナー形式のように一方的に講師が話すだけでなく、受講者が手を動かしてワークを行う参加型のセミナーです。とはいえ、セミナーの時間中にずっとワークを行うわけではなく、まずは講師の説明を聞いてからワークショップを行うといったように、座学パートとワークショップパートに分かれている構成が一般的です。話を聞くだけのセミナー形式と違って、自分自身でも体験できるため、より実践寄りのセミナーといえます。
セミナー形式同様、ワークショップ形式のセミナーにも、メリット・デメリットがあります。具体的には、以下のようなことが挙げられます。
ワークショップ形式のメリット・デメリット
ワークショップ形式のメリットのひとつが、より実践的な学びを得られることです。講師の話を一方的に聞くだけでなく、みずから手を動かして体験できるため、より実践的で深い学びにつながります。また、ワークを通して成功体験を積むこともでき、充実感や達成感も得られます。
さらに、ワークショップでは参加者同士でコミュニケーションをとることも多く、コミュニケーション能力を鍛えたり、新たな人脈づくりのきっかけになったりするメリットも期待できるでしょう。
一方、デメリットとしては、リアルセミナーと同じく会場に足を運ぶ手間がかかることが挙げられます。また、ワークショップは比較的モチベーションの高い参加者が多いため、モチベーションがそれほど高くない状態で参加するとギャップが生まれて戸惑ってしまうかもしれません。モチベーションが高い状態だったとしても、そもそも知らない人と交流するのが苦手な人には向いていない可能性もあるので、注意が必要です。
ChatGPTセミナーを選ぶ時のポイント
では、ChatGPTに関するセミナーに参加する場合、どのような観点で選べばいいのでしょうか。ここでは、より具体的にChatGPTセミナーを選ぶポイントについて解説します。
参加の目的に合ったセミナーを選ぶ
ChatGPTセミナーといってもその内容はさまざまで、初心者向けから上級者向けまで幅広く開催されています。そこでまずは、自分の目的に合った内容のセミナーを選ぶことが重要になります。そもそもChatGPTが何なのかわかっていない状態なのに、ChatGPTのプロンプトエンジニアリングを深く解説するセミナーに参加しても内容は理解できないでしょう。
そのため、参加申込みをする前に、「ChatGPTの概要を知りたいのか」「ChatGPTの導入事例を知りたいのか」「プロンプトなど詳しい使い方のコツを知りたいのか」などを理解して、自身のレベル感に合ったセミナーを吟味することをおすすめします。
目的に合わせて有料か無料かを検討する
セミナーには、有料のものと無料のものがあり、どちらに参加するかを検討することも大切です。
有料セミナーは、具体的な業務改善に関するノウハウや導入の方法など、ネットを検索するだけでは見つからないような内容が得られることが多く、無料セミナーはより初心者向けでChatGPTに関する基本的な知識などを得られるものが多い傾向にあります。必ずしも無料セミナーより有料セミナーのほうが優れているというわけではないので、自社のフェーズや知識レベル、学びたい内容によって選択するようにしましょう。
オンライン参加かオフライン参加かを検討する
前述したとおり、セミナーはオンラインかオフラインかのどちらかで開催されることが多いです。それぞれのメリットとデメリットを理解した上で、自分自身に合ったものを選ぶことが重要です。中にはリアルセミナーでありながら、同時にウェビナーとして配信も行うセミナーも存在します。地方在住で足を運ぶのが難しいならウェビナー、会場で直接講師と挨拶したり、参加者コミュニティで仲間を見つけたりしたいならリアルセミナー、というように使い分けてもいいでしょう。
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ChatGPTについて詳しく学ぶには、セミナーに参加するのが効果的な方法です。セミナーには、セミナー形式やワークショップ形式があり、さらにオフラインだけでなくオンラインでも開催されています。自分自身の知識レベルや、やりたいことに応じて選択することが大切です。
ナイル株式会社が提供する「生成AIコンサルティング」では、ChatGPTを始めとする生成AIの導入セミナーを始め、ChatGPTを業務でどのように使うかの洗い出しや、それによる売上向上やコスト削減効果の可視化についてもご相談いただけます。また、生成AIの知見のあるエンジニアによるマイクロアプリケーションの開発も相談でき、生成AIを使った業務効率化が図れるでしょう。
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