利用者数が月間1,000万人を超えているフリマアプリ『メルカリ』。
これほどのユーザーが利用しているだけあって、取引相手と連絡が取れなかったり購入した商品と違うものが届いたりなど、トラブルが起こることもあります。
これらのトラブルを事前に回避するため、事例を挙げながら対応策を紹介。『メルカリ』では補償サービスがしっかりしているので、運営に相談すれば返金・返品に対応してくれるので安心です。
『メルカリ』出品・購入時のトラブル事例まとめ 事前回避するための対処法
メルカリで実際にあったトラブルを事前に確認
トラブルなく出品者・購入者ともに満足のいく取引がベストです。
ですが、何回も取引をしていると、トラブルに巻き込まれる場合も。もしトラブルにあっても対応できるよう、事前に確認しておきましょう。
出品者が気をつけるべきトラブルと対策
事例1. 商品が届いていないと嘘をつかれる
商品が届いているにもかかわらず取引相手から「商品が届いていない」と言われ、購入者が受取評価をしてくれないトラブル。
受取評価を貰えないと取引が成立しないので、売上金が入ってきません。つまり無償で商品を渡したことになります。
追跡機能のある「らくらくメルカリ便」や「ゆうゆうメルカリ便」を使うことで、この手のトラブルは回避可能です。
そのため『メルカリ』で出品する際は、追跡機能のある配送サービスをおすすめします。
メルカリで利用できる、追跡付きの主な配送サービス一覧
■らくらくメルカリ便
■ゆうゆうメルカリ便
■梱包・発送たのメル便(旧大型らくらくメルカリ便)
■クリックポスト
■レターパック
事例2. 商品を発送したのに、受取評価をしてくれない
上述のとおり購入者が受取評価を済ませないと、売上金は受け取れません。そのため受取評価が遅い場合は、「商品は届いていると思うので、受取評価をお願いします」といった内容のメッセージを送ってみましょう。
それでも連絡がない場合はメルカリ事務局の判断で、自動的に受取評価を付けてくれます。少し時間はかかりますが、売上金を受け取れるので安心してください。
※購入者が評価することを忘れている、もしくは商品を受け取って取引が終了したと勘違いしているケースが多いです。
事例3. 購入されたのに入金してくれない
購入手続きを完了させた状態で終わり、入金されないケースもあります。支払い期日が過ぎれば、取引をキャンセルすることが可能に。
入金期限は商品の購入から3日。期日を過ぎると「このお取引をキャンセルする」というフォームが表示されるので、取引をキャンセルし再出品しましょう。
事例4. 手持ちの商品と入れ替えて、返品対応を求めてくる
購入者が手持ちの同一商品と入れ替えて、購入した商品に「傷がある、新品でない」といったクレームを付けて、返品を迫ってくる場合があります。
このトラブルは悪質でこちらが新品を送ったことを証明できないと、返品の申し出に応じるしかありません。
掃除機やドライヤーなど家電製品が狙われやすいので、気を付けてください。対策として配送する前に、商品の製造番号などを控えておくといいでしょう。
事例5. 専用ページの商品を横取りされる
『メルカリ』では商品を取り置きしておく際に、「◯◯専用」と記載した商品ページを作る独自ルールがあります。
専用ページは他のユーザーが購入しないように作られますが、それを無視して横取りするユーザーもいます。
専用ページは『メルカリ』の公式ルールではないので、仮に横取りしたユーザーだとしても販売しなければなりません。
逆に出品者が取引をキャンセルすると、規約違反となりペナルティを受ける場合があります。
出品者として不満を抱くと思いますが、取引する他ありません。残念ながら対応策がないのが現状です。
事例6. 取り置きしたのに購入されない
専用ページを作って取り置きしておいたにもかかわらず、購入されない場合があります。
これには取り置きする期間を決めて、それ以降は自動的にキャンセル扱いすることを伝えておくといいでしょう。
何週間も取り置きして、結局購入されなかったケースも。取り置きは自己責任なので、受け付けていない人も多いです。
事例7. 過度な値下げ交渉をしてくる
『メルカリ』には値下げ交渉の文化があります。
10%ほどの適度な値下げなら問題ありませんが、中には「1万円を5千円に」といった過度な値下げを要求して、出品者を不快にさせるユーザーもいます。
もともと値下げを受け付けていない場合は、「値下げ禁止」といった内容を商品説明に記載しておくといいでしょう。
購入者が気をつけるべきトラブルと対策
事例1. 購入した商品が届かない・発送されない
購入手続きを済ませて入金したにもかかわらず、商品が発送されないトラブル。
出品者が設定した「発送までの日数」を3日過ぎると、取引のキャンセルを依頼するフォームが表示されます。
取引をキャンセルすると支払った商品代は返金されるので、安心してください。ただ「発送までの日数」が4~7日に設定されていた場合、最大10日間も待つ必要があります。
事例2. 不良品・ブランド品の偽物が届いた
もし届いた商品が不良品または偽物だった場合、受取評価を付ける前にメルカリ事務局へ連絡を入れましょう。
受取評価を付けると取引が終わってしまうので、購入者が届いた商品に納得したと判断されてしまうことも。
『メルカリ』は不良品やブランド品の偽物に対応した、あんしん・あんぜんの補償サービスが充実。万が一、偽ブランドが届いたとしても最大で全額返金されます。
事例3. 説明文と異なる商品や粗悪品が届いた
「新品・未使用」と記載されていたのに、傷があるなど説明文とは異なった商品が届いた場合、返品対象になります。
受取評価を付ける前に、商品の説明と違う旨をメルカリ事務局に問い合わせましょう。
出品者が「返品は受け付けていません」と記載していても、専用ページ同様に独自のルールなので無視して構いません。また出品者に不備がある場合は、着払いで返品しても問題ありません。
事例4. 送料込みの商品が着払いで届いた
送料込みで販売されていた商品が、着払いで届くというケースも。
購入者は配送業者に受取拒否することを伝え、出品者にどうして着払いだったのかメッセージで問い合わせてみましょう。
もし出品者と会話にならない場合は、メルカリ事務局に相談して対応してもらうのが一番です。
購入する前に商品ページの「配送料の負担」と「配送の方法」をしっかりと確認し、トラブルを避けましょう。
「メルカリ便」シリーズは送料込みの商品のみ受け付けているので、このようなトラブルは起きません。
事例5. コメント必須など独自ルールを押し付けられる
上述の専用ページ、返品お断りの他に即購入禁止やコメント必須、プロフ必読といった独自ルールが『メルカリ』には多数存在します。
独自のルールを知らずに商品を購入すると、評価が悪いと付けられるケースも……。
そのため商品を購入する際は、評価を確認するついでにプロフィールに独自ルールが書かれていないか確認しましょう。
予めトラブルを避けるために、独自ルールを設定しているユーザーと取引をしないのもありです。
事例6. 入金した後にキャンセルの申し出
出品者の中には『メルカリ』のほか、『ラクマ』や『ヤフオク!』に同時出品している人もいます。
そのため他のフリマアプリで先に売れた場合、手元に商品が残っていないので、出品者から取引をキャンセルさせてほしいと言われることも。
購入前に「販売していますか?」とコメントで確認すれば、トラブルを避けられます。
トラブルにあったメルカリユーザーの声
過去メルカリボックスに掲載されていた利用者の声をいくつかご紹介します。
(メルカリボックスはユーザー同士で質問し、解決し合うサービスでしたが、2021年に終了しています)
不良品が届き、出品者さまに連絡しても無視をされ事務局でキャンセルしていただきました。ですが、解決までは時間がかなりかかしました。
しつこく何回も値引き交渉されるのは困りました。
取り置きを希望され期日をどんどんのばされました。結果購入されませんでした。
壊れてないのに壊れてると言われ、もう一つ無償で商品送った事ですかね、、、
ブロック機能を使って、事前にトラブル回避
評価が悪い人や値下げ交渉がしつこい人など、これ以上関わりたくない相手をブロックすることができます。相手の評価とコメントを見て、取引しても大丈夫そうか判断することがトラブル回避に繋がります。
とくに普通・悪いの評価がある人は、コメントをしっかり確認しましょう。何が原因で普通・悪い評価になったのかが分かります。
相手をブロックする方法
アプリ版のみブロック機能が存在し、PC版からはブロックできません。なお、アプリでブロックしたユーザーはPC版にも反映されます。
1. 商品ページの出品者またはコメント欄のユーザーアイコンをタップ
2. プロフィール画面右上の「︙」をタップし、「この会員をブロック」を選択すれば完了
最後はメルカリ事務局に問い合わせ。購入者は受取評価に注意!
何かトラブルが起こった場合、まずはユーザー間で話し合いましょう。それでも納得がいかないときは、メルカリ事務局に連絡です。トラブルの解決に時間がかかる場合もありますが、しっかり対応してくれます。
また購入者側はトラブルが解決するまで受取評価を付けないでください。受取評価をしたということは、「販売された商品に納得した」と判断されるので返品・返金の手続きが大変になります。
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発送して1週間経っても受け取り評価がなくメッセージを送ったら、届いてないと言われ郵便局に調査依頼をしたら、発送した2日後に配達済だとわかったことです。商品は受け取りクレームを入れ、メルカリ事務局から払い戻しをしてもらうつもりだったようです。