※ 2025年4月30日(水)をもって日本国内におけるモバイル送金(送付)・決済サービス「LINE Pay」は終了されます
スマホ決済サービス「LINE Pay(ラインペイ)」は本人確認をしなくても、LINEのアカウントさえ持っていれば利用することできます。ただし本人確認をすることで、残高上限が10万円から100万円に増額され、LINEの友だちへの送金や「LINE Pay」残高の出金など、利用できる機能が拡大します。
ここでは「LINE Pay」で本人確認をすることによって具体的に何が変わるのか、本人確認の方法や手順、かかる時間、必要な書類、できない場合などについて、わかりやすく解説します。
「LINE Pay」で本人確認の方法・時間・未成年のケースなど徹底解説
本人確認をするメリット
本人確認すると「LINE Cash」が「LINE Money」に変わる
「LINE Pay」には「LINE Cash」アカウントと「LINE Money」アカウント、2種類のアカウントがあり、出来ることが異なります。
銀行口座の登録などの本人確認をしていない場合は「LINE Cash」アカウントとなり、本人確認を行っていれば「LINE Money」アカウントとなります。
本人確認を行ってアカウントを「LINE Money」にすると、利用できる機能・サービスが拡大します。
「LINE Cash」と「LINE Money」 2つのアカウントの機能比較
LINE Cash | LINE Money | |
---|---|---|
『LINE Pay』残高上限 | 10万円 | 100万円 |
LINEの友だちへの送金 | 不可(送金依頼のみ) | 可能 |
銀行口座への出金 | 不可 | 可能 |
「LINE Money」は使える機能が増えて便利!
「LINE Pay」で本人確認を行い「LINE Money」になると、利用できる機能や受けられるサービスが拡充します。
「LINE Cash」の場合
「LINE Cash」アカウントのままでもチャージした「LINE Pay」残高や登録しているクレジットカードでの決済は利用できますが、残高上限は10万円となっています。
「LINE Cash」ではLINEの友だちに送金や割り勘を依頼することは可能ですが、LINEの友だちへの送金や銀行口座に「LINE Pay」残高を出金することはできません。
「LINE Money」の場合
「LINE Money」アカウントでは上の表に記した通り、残高上限は100万円に増額され、LINEの友だちへの送金、『LINE Pay』残高の出金、銀行振込サービスといった機能が利用できるようになります。
こうした機能が追加される「LINE Pay」の本人確認は、以下のような人にとってメリットが大きいです。
・「LINE Pay」の利用頻度が高く、10万円を超える決済も行いたい。
・「LINE」の友だちとの間で送金をしたい。
・「LINE Pay」の残高を銀行口座に戻したい。
受けられるサービスが拡大する
上記のメリットのほかにも、本人確認を行った「LINE Money」アカウントでなければ受けることのできないポイント還元サービスや、キャンペーン特典などがあることを知っておきましょう。
例を挙げると2019年6月開催された「送金MaX20倍キャンペーン」があります。期間中、友だちや家族にLINE Pay残高、LINE Payボーナスを送金すると、送った人と受け取った人の両方に「くじ」をプレゼントされ、最大で送金額の20倍のLINE Payボーナスが当たりました。
本人確認アプリから「かんたん本人確認」
以前は、アプリで身分証をアップロードする「かんたん本人確認」にくわえ、郵送か銀行口座登録による本人確認の方法がありましたが、現在は終了しており、かんたん本人確認のみとなっています。
かんたん本人確認
写真付きの身分証があれば、スマホで簡単に本人確認手続きをすることができます。「かんたん本人確認」の手順は下記の通りです。
まず「LINE」アプリ右下の「ウォレット」を選択。「設定」内の「LINE Payの残高」をタップした後、画面を下までスクロールして「設定」を押し、「本人確認」を選択します。
3つの確認方法が表示されるので、「スマホでかんたん本人確認」を選択し、以下の操作を行います。
1.本人情報の入力と身分証の撮影
2.キャラクターのガイドに従ってアクション
3.顔と身分証を同時に映す
4.身分証を動かし、側面と厚みを映す
「LINE Pay」の本人確認に使える身分証
【日本国籍の方】
・運転免許証
・マイナンバーカード
・運転経歴証明書
・特別永住者証明書
【16歳以上の在留外国人の方】
在留カード
※パスポート、健康保険証や学生証では本人確認ができません。
実際に「かんたん本人確認」を行ってみた結果、慎重に操作を進めても所要時間は10分程度でした。
顔や身分証の撮影も、ガイドがわかりやすく特に戸惑う操作はないという印象です。最後の身分証の側面・厚みを映す作業だけは映し方に迷ってしまいそうですが、撮影されたかどうかを画面で確認でき、すぐに再撮影できます。
未成年でもLINE Payの本人確認は可能
未成年でも本人確認は可能です。ただし、学生証による確認はできないので、運転免許証かマイナンバーカードを用意する必要があります。
本人確認できない場合の対処法
入力内容の再確認
銀行口座の情報や住所などに入力ミスがある場合、本人確認ができない原因になってしまいます。入力した数字などにミスがないか、身分証に記載された住所と現住所が一致しているかを確認しましょう。
「LINE Pay」側で本人確認が完了していない可能性も
本人確認が完了するまでに、個々によって時間がかかります。ある程度時間を要することを想定しておくべきでしょう。
本人確認にかかる時間は?
かんたん本人確認をスマホで行う場合、数時間〜3日程度かかる場合があります。余裕を持って申請しましょう。
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