※2022年2月28日をもって、LINE Liteはサービスが終了しました。
引き継げるデータ
- 友だちとグループリスト
- LINEスタンプ(プレゼントを含む)
やり取りしていたメッセーじはLINEアプリには引き継ぎできません。
スマホを持っている人のほとんどが利用しているLINE。このLINEには、容量が少ない軽量版が存在するのをご存じでしょうか? それが『LINE Lite(ライン ライト)』です。
本家LINEよりも大幅に機能が削られていますが、その分動作が非常に軽く、アプリストアの口コミでは「本家よりも使い勝手が良い」と評価しているユーザーがいるほど。
そこで今回は、LINE Liteの機能や移行方法について分かりやすく解説します。記事の後半では、実際にアプリを入れて使ってみた感想も述べているので、LINE Lite導入の検討材料としてお役立てください。
LINE Liteとは? アプリを入れて機能や使い勝手を比較してみた
LINE Liteとは? 本家LINEよりも容量が少ない軽量版!
LINE Liteとは、ネットワーク環境が不十分な新興国に向けて開発された軽量版LINEです。
通常、LINEにはタイムラインやストーリー、アルバムなど様々な機能が備わっていますが、LINE Liteでは機能を必要最低限のものだけに絞ることにより、容量を約22MBにまで抑えています。
2台のスマホで同じLINEアカウントにログイン可能
LINE Liteは、本家のLINEでは不可能だった「複数端末による同時ログイン」が可能です。つまり、メイン端末に本家LINEを、サブ端末にLINE Liteをダウンロードすることにより、2台のスマホで同一のLINEアカウントを共有できます。
提供されているのはAndroid版のみ
残念ながら、LINE Liteが配信されているのはAndroid版のみ。そのため、2台持ちする際に可能な組み合わせは、「iPhone/Android」か「Android/Android」のどちらかです。
もし、「iPhone/Android」の組み合わせにしたい場合はiPhoneに本家LINEを、AndroidにLINE Liteをダウンロードしましょう。
本家LINEとLINE Liteの機能比較
本家LINEとLINE Liteの機能を比較してみました。
本家LINE | LINE Lite | ||
---|---|---|---|
トーク | 通常トーク | 〇 | 〇 |
グループトーク | 〇 | 〇 | |
複数人トーク | 〇 | 〇 | |
音声通話 | 〇 | 〇 | |
ビデオ通話 | 〇 | 〇 | |
スタンプ | 〇 | 〇 | |
友だち | 〇 | 〇 | |
ナイトモード | 〇 | 〇 | |
LINE ノート | 〇 | 〇 | |
トークのバックアップ | 〇 | × | |
トークのピン留め | 〇 | × | |
投票機能・あみだくじ | 〇 | × | |
QRコード読み取り | 〇 | × | |
タイムライン | 〇 | × | |
LINE ストーリー | 〇 | × | |
LINE アルバム | 〇 | × | |
LINE Pay | 〇 | × | |
Line Out | 〇 | × |
LINE Liteは本家のマイナーチェンジ版ですから、トークと通話以外の機能はほとんど省かれています。
LINE Liteで使える機能
横向き表示に対応
本家LINEでは、トーク画面以外での横向き表示に非対応でしたが、LINE Liteでは全画面で横向き表示が可能です。
フローティングアクションボタンで操作がより自由に
LINE Liteでは、友だちリストの右下にフローティングアクションボタンが備わっています。
本家LINEの場合、トークや通話を始めるには最初に友だちのアイコンをタップする必要があります。それに対し、LINE Liteではどういったアクションを起こすかを決めてから、相手を選ぶことが可能です。
グループトーク内での既読者が判別できる
LINE Liteでは、既読マークが「R」と表示されます。さらにグループトークの場合、このRをタップするとそのメッセージを読んだのが誰なのかを判別できます。
これも本家LINEにはない機能で、きちんと連絡内容が行き渡っているのか確認するのに重宝します。
LINE Liteで使えない機能
ニュースや広告が表示されない
厳密には機能ではありませんが、LINE Liteではアプリ内広告やニュース、占い、天気予報などが一切表示されません。そのため、本家LINEよりも画面がすっきりしているように感じられるはず。これだけでも、LINE Liteを利用する価値は十分あります。
トークのバックアップは非対応
残念ながら、LINE Liteはトークのバックアップに対応していません。これまでのトークを引き継ぐことも、これからのトークを引き継ぐこともできないわけです。そのため、思い出としてトークを残したい場合は、本家LINEでバックアップを取る必要があります。
QRコードの読み取りは不可能
LINE LiteではQRコードの表示が可能ですが、読み取りはできません。そのため、友だちを追加するには相手にコードを読み取ってもらうか、ユーザーIDを手動で入力する必要があります。
投票やあみだくじはできない
LINE Liteでは、投票やあみだくじが送られてきても「この機種ではサポートされていない種類のメッセージが届きました」と表示されてしまいます。そのため、日頃からこれらの機能を多用する方は、本家LINEのほうが使いやすく感じられるでしょう。
LINE Liteへの移行方法
LINE Liteへの移行方法は、機種変更時における本家LINEの引き継ぎとまったく変わりません。サブ端末でLINE Liteを起動後、電話番号と認証番号を入力して友だちの自動追加設定を行うだけです。
海外のGoogle Playストアからダウンロード
LINE Liteは、新興国向けに開発されたアプリであるため、本家LINEが普及している日本ではダウンロードできません。そのため、利用するにはAPKファイルを探すか、海外のGoogle Playストアからダウンロードする必要があります。
今回は、後者の海外Google Playストアからのダウンロード方法を解説します。しかし、この方法も決して安全だとは言い切れません。そのため、ダウンロードやインストールは自己責任でおこないましょう。
VPNアプリをインストールしてアメリカに接続
まず、海外のGoogle Playストアを利用するために、VPNアプリをダウンロードして新規アカウントを作成しましょう。使用するVPNアプリに決まりはありませんが、接続先の国を選択できるTunnelBearなどが好ましいです。
新規Googleアカウントを作成
VPNアプリでアメリカに接続したまま、新規アカウントを作成します。スマホの設定から、「アカウントとサービス」の欄にある「Google」をタップし、新規アカウントを追加してください。
Google Playのアカウントを切り替える
Google Playを開き、アカウントを新しく作成したものへと切り替えます。
LINE Liteをインストール
日本のGoogle Playストアでは配信されていませんでしたが、この状態でならLINE Liteをダウンロードできます。
所要時間は5分も掛からないので簡単そうに思われるかもしれませんが、VPNアプリの利用にはそれなりのリスクが伴います。繰り返しになりますが、ダウンロードやインストールは自己責任でおこなってください。
LINE Liteを実際に使ってみた感想
筆者がアプリを利用し始めて1週間が経過しましたが、トーク機能のみを利用するならLINE Liteのほうが使い勝手に優れていると感じます。
ダウンロードした当初こそシンプルなデザインに戸惑いましたが、今ではすっかり慣れてしまい、むしろ本家LINEの情報量の多さに辟易することもしばしば。やはり、不要なアプリ内広告やニュースが表示されないのは大きなメリットだと言えます。
また、アプリの容量が軽いこともあって、動画を観ながらの操作でもカクつきやラグを感じることはありませんでした。とはいえ、トークのバックアップや投票機能、QRコードの読み取りなどできないことも多いので、それらに不満を感じない時に初めて導入を検討すると良いでしょう。
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