写真加工は手間がかかるだけでなく、センスも必要だから難しいと思っている人も多いのではないでしょうか。
そんな人におすすめしたいのが、iPhoneの超定番アプリ『Picsart(ピクスアート)』を使ったフィルター加工。エフェクトを選ぶだけでいいので、誰でも簡単に写真を編集できます。
アプリを使いたくない人や、もう少し凝った加工にチャレンジしたい人向けに、アプリを使わずにできる加工方法も紹介しています。
【iPhone】初心者でも流行りの写真加工・編集が簡単にできる方法
この記事をまとめると・・・
- iPhoneでの写真加工は専用アプリを活用するのがおすすめ
- 写真加工アプリ『Picsart』を使えばワンランク上の加工が可能
- 料理、風景、自撮り写真などさまざまなシーンの加工に使える!
『Picsart』フィルターで手軽に写真加工
『Picsart』 にはクールなものからキュートなものまで、さまざまなフィルターが用意されています。
また明るさ調整や画像合成などその他の機能も充実しているため『Picsart』 1つでいろいろな編集ができます。
下記では食べ物、景色、人それぞれに適した、おすすめのフィルターとその設定方法を説明しているのでぜひ参考にしてください。
料理を美味しく魅せる方法
画面下部のメニューバーから、「エフェクト」をタップしてフィルターを選択。食べ物系の写真はシンプルタブの「BRL3」フィルターがおすすめです。
景色を鮮やかにする方法
メニューバーから「エフェクト」をタップしてフィルターを選択。景色の写真はシンプルタブから選べる「SUN2」フィルターがおすすめです。
近年ナチュラルな加工が流行っているので、フィードの値を低めに設定して軽い変化にとどめるのもいいでしょう。
自撮り写真を加工する方法
自撮り写真はぼかしタブの中にある「ぼかし」フィルターがおすすめ。メニューバーから「エフェクト」をタップしてフィルターを設定してみましょう。
数値はぼかしを100、フェードを55に設定。くっきりとした写真が柔らかくて優しい印象に変化します。フェード値を下げると効果は強くなりますが、ぼかしすぎると顔の判別がつかなくなるため注意が必要です。
他人の加工を真似できる便利な機能も
『Picsart』 にはREPLAY機能があり、他人の加工をそっくりそのまま真似できます。ホーム画面に表示されている写真を見て、気に入ったものがあれば「試す」を押してみましょう。
加工範囲の選択が必要な部分もありますが、基本的に「次へ」をタップしていくだけでOK。手軽におしゃれな写真を量産してみてはいかがでしょうか。
アプリ不要! iPhoneのカメラロールで写真加工する方法
iPhoneで画像のトリミングや明るさを調整するだけなら、アプリは必要ありません。
簡易的な写真編集がしたい人や、アプリを使わず写真加工をしたい人は下記の手順を参考にしてください。
1.カメラロールから画像を選ぶ
カメラロールから画像を選択して、画面右上の「編集」をタップしましょう。背景が黒色に切り替わったら画像加工ができるようになります。
2.画像の不要な部分をトリミング
「切り取り」ボタンをタップすると画像のトリミングが可能に。画像上に表示されたグリッド線をドラッグすると、表示範囲を変更できます。
3.傾き調整で見栄えをよくする
傾き調整は画像トリミングと同じ画面から行えます。画面下部のバーを左右に動かし傾きを調整しましょう。
グリッド線と画像の一部を並行にすると、写真の見栄えがよくなります。
左側が傾き調整をする前の写真、右側が傾き調整をした後の写真です。
4.フィルターで画像の雰囲気を変える
「輪っかのマーク」から編集ができます。少し暗い雰囲気の写真も、フィルターを使えば簡単に明るくなります。フィルターの濃さも調整できるので、お好みで変更してみましょう。
5.明るさやコントラストを微調整する
「ダイヤルマーク」を選択すると、自由に画像の色を調整できます。フィルター加工だけでは物足りない場合に、こちらの加工で変化を付けるといいでしょう。
ぼんやりとした印象だった写真も、明るさを調整することで鮮やかになり、見栄えのいい写真へと生まれ変わります。
自動補正で手軽に加工するのもアリ
ほんのり明るさをプラスしたい人におすすめなのが自動補正機能。
明るさやコントラストを調整する項目から「自動」を選択するだけでOK。変化は微々たるものですが、加工前よりは明るい写真が作れます。
6.ワンタッチでオリジナル画像に戻せる
カメラロールから編集した画像は「元に戻す」ボタンで加工をリセットできます。加工が気に入らない場合は、初めからやり直しましょう。
文字や図形の挿入にも対応
アプリと比べると簡易的ではありますが、文字や図形の挿入もできます。
3種類のペンで手書き入力
手書き入力はペン・マーカー・クレヨンの3種類が使えます。色、太さ、透明度の調整も可能。消しゴムもあるので修正がしやすいのも魅力です。
テンプレートから簡単に図形挿入
四角、丸、吹き出し、矢印の4つはテンプレートが用意されています。
画面右下の「+」からお好みで図形を選択してみましょう。表示サイズや色の変更もできます。
自動補正を活用して図形挿入もアリ
一筆書きをしたものが自動補正の対象になります。書き終わったら指を離さず少し待ってみましょう。この機能を使えばテンプレートにはない、ハートや星などもキレイに描写できます。
イマイチな失敗写真をおしゃれにする方法
うまく撮影できた写真でも、見返すと微妙だと感じたことはありませんか? ここではアイスの写真を例に、イマイチなものをおしゃれに編集する方法を紹介します。
下記の手順には細かな数値も掲載しているので、ひとつひとつチェックしながら、同じように編集してみてください。
写真の加工レシピ
1.「露光」を+100に設定
2.「ブリリアンス」を+100に設定
3.「ハイライト」を-35に設定
4.「シャドウ」を-28に設定
5.「コントラスト」を-30に設定
6.「明るさ」を-15に設定
7.「ブラックポイント」を+10に設定
8.「彩度」を+10に設定
9.「自然な彩度」を+8に設定
10.「暖かみ」を+10に設定
11.「色合い」を+39に設定
12.「シャープネス」を+14に設定
13.「ビネット」を+23に設定
14.「露光」と「ブリリアンス」を0に設定
数値は写真ごとに微調整するのがおすすめ
写真ごとに色や明るさが異なるため、同じ数値で加工をすると、暗くてパッとしない写真ができあがることもあります。ここでは船上から撮影した景色の写真を例に解説します。
アイスの写真で説明した加工方法は、「露光」と「ブリリアンス」を+100に設定するのが重要なポイント。それ以外の項目は、写真に合わせて数値を変更するのもいいでしょう。加工時の数値は以下の通り。
●「露光」「ブリリアンス」を+100に設定(推奨)
●「ハイライト」を-76に設定
●「シャドウ」を-67に設定
●「コントラスト」を-51に設定
●「明るさ」を-7に設定
●「ブラックポイント」を+5に設定
●「彩度」を+5に設定
●「自然な彩度」を+13に設定
●「暖かみ」を+9に設定
●「色合い」を+31に設定
●「シャープネス」を+32に設定
●「ビネット」を+57に設定
●「露光」を+30に設定
●「ブリリアンス」を+86に設定
上側はアイスの写真と同様の数値で加工した画像、下側は上記の数値で加工した画像です。
数値は写真によって変化を付けた方が、きれいに見えるケースもあります。
編集する項目は記事を参考にして、数値は各自で微調整を加えながらお気に入りの1枚を作ってみてはいかがでしょうか。
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