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電気代は今後も値上がりが予測されているので、節約に取り組むと家計を大きく助けてくれるでしょう。電力会社を変更するには手続きが必要になりますが、一度見直すと効果が継続するのでおすすめです。

そこで本記事では世間一般の電気代の平均額や、世帯ごとにおすすめの電力会社を紹介。生活スタイルに合わせて最適な料金プランを選択しましょう。

世間一般の電気代の平均額を公開

電気代が高いと感じている人は、世間の平均額を参考にすると本当に高いのか比較できるのでおすすめです。ここでは総務省の統計データをもとに表にまとめたので、チェックしてみましょう。

【季節別】電気代が一番かかる季節は冬

春(4〜6月) 夏(7〜9月) 秋(10〜12月) 冬(1〜3月)
1人世帯 4,990円 5,107円 5,068円 6,641円
2人世帯 8,484円 8,288円 8,470円 11,491円
3人世帯 9,978円 9,772円 9,838円 13,034円
4人世帯 10,626円 10,717円 10,785円 13,378円
5人世帯 11,802円 10,856円 11,748円 15,285円
6人世帯 13,643円 13,566円 14,069円 18,130円

出典:総務省総計局 e-Stat

世帯人数が増えると電気代も増加する

当然ながら世帯人数が増加すると電気の使用量が増えるので、電気代も増加します。データから見ると1人暮らしから2人暮らしなると、倍近く電気代が増えています

その反面2人暮らしから3人、4人と世帯人数が増えても変動額は1,000円程度とそこまで変わりはありません。これは人数が増えても共同で使っているスペースが多くなるためです。

冬場は暖房や照明をつける時間が長くなる

部屋を暖めるのは多くの電力を消費するので、他の季節に比べて冬は電気代が高くなります。また日照時間が短く、室内にいる時間が多くなることから電気をつける時間が長くなります。もし平均額より高くなっている場合は節電を心がけましょう。

【地域別】住んでいる地域によって電気代の平均は異なる

寒暖差の影響や大手電力会社の料金プランによって電気代には地域差があります。これは発電にかかるコストが異なるのが主な理由。原子力で発電している量が多い電力会社は電気代が安くなります。

全国の平均電気代を比較すると、関東が一番安く北陸が一番高いという結果に。もし移住を考えているなら以下の表を参考にしてみてください。

地域 平均電気代(月間)
北海道 9,488円
東北 9,415円
関東 7,792円
北陸 10,587円
東海 9,046円
近畿 8,300円
中国 9,512円
四国 10,466円
九州 8,771円
沖縄 8,760円

出典:総務省総計局 e-Stat

電気代を節約する方法8選

適切なアンペア数に契約を変更する

契約アンペア数とは同時に利用できる電力量の決まりのことで、大きいほど一度に使える電気は増えますが、それに伴い基本料金も増加します。

契約アンペア数は小さいとすぐにブレーカーが落ちてしまい、大きいと基本料金を払い過ぎていることになるため、適切な契約はどれなのか見直す必要があります

家電のアンペア数を紹介

最適な契約にするためには、家電のアンペア数を知る必要があります。また消費電力の高い家電を知ることで、利用時間を減らすなどの使い方を工夫できるようになるでしょう。

ここでは一般的な家庭でよく使われる家電のアンペア数を表にまとめたので、参考にしてみてください。

電化製品 アンペア数
電子レンジ 15A
オーブン/IHヒーター 14A
炊飯器 13A
ドライヤー(強) 12A
電気ケトル/掃除機(強) 10A
電気ストーブ 9.9A
エアコン 6.6A
こたつ 5A
洗濯機 3A
冷蔵庫 2.5A
テレビ 2.1A
照明 1A
LEDライト 0.4A
扇風機 0.3A

※アンペア数はメーカーによって異なる場合があるので、製品の表記をお確かめください。

長期的に考えると省エネ付き家電がお得

家電の消費電力は技術の進歩により年々減少しているため、最新の家電は節電になると言えます。特に炊飯器や冷蔵庫などの使用頻度が多いものは省エネ家電を選ぶのがおすすめです。

しかし省エネ家電は普通の製品よりも割高なことが多いため、価格と節約効果を比較してどちらがお得か検討してみてください。

もし家電の買い換えを考えている人は「しんきゅうさん」を利用するといいでしょう。今使っている家電から省エネ製品に買い換えたとき、電気代をいくら節約できるか算出してくれます。

→しんきゅうさん公式サイト

電力会社を変更する

電力会社によって基本料金やサービスの内容が異なるため、ライフスタイルの変化に合わせて契約プランも変更するのがおすすめです。最近では通信会社とまとめるとお得になるものや、基本料金が無料のものもあります。

→おすすめの電力会社はこちら

コンセントはこまめに抜く

コンセントを繋いだままにすると待機電力が発生するため、仮に電源をOFFにしていても電力を消費してしまいます。待機電力はリモコンからの信号を受信するときや、時計機能などに使われるため、どの家電にもかかります。

使う頻度が少ない家電はコンセントを抜いておきましょう。待機電力はわずかですが、使っていないのに電気代がかかるのはもったいありません。

冬場は暖房器具の使い方を見直すと節約効果が大きい

暖房器具は利用シーンに合わせて使い分けると、無駄な電力が減るので節約効果が期待できるでしょう。例えばエアコンは部屋全体を暖めることに長けており、電気ストーブは短時間で暖かくできます。

1人でいるときは電気ストーブでも充分ですし、複数人でリビングにいる場合はエアコンが活躍してくれます。ほかの暖房器具も特徴に合わせて使い方を決めるといいでしょう。

電気代が安く設定されている時間帯を活用する

出勤などで日中家にいることが少ない人には、夜間割引プランがおすすめです。このプランでは20時〜7時のように電力会社が設定した時間帯は通常よりも安くなります

しかしそれ以外の時間は割高になる場合があるので、生活スタイルに合わせてプランの変更を検討してみてください。

家計簿で電気代の支出を管理する

節約するときには、まず支出額がいくらなのか把握する必要があります。家計簿で毎月の電気代を管理すると、毎月どれぐらい利用しているか分かるため、対策するときに役に立ちます

また家計簿アプリを活用すれば記録が残っていくので、明細を見返す必要がありません。自動でグラフ化してくれる機能もあり、電気代の推移をチェックできます

家計簿をつけるなら『マネーフォワード ME』がおすすめ

家計簿アプリの中でも特に『マネーフォワード ME』は誰でも簡単に使えるので、初心者にもおすすめです。どんなメリットがあるのか、2つ紹介していきます。

1.自動で電気代を管理できる

銀行口座やクレジットカードと連携すると、自動で支出額を記録してくれます。データは暗号化されているので、セキュリティーが強固なのが特徴です。

また自動計算の機能もあり、トータルでいくら電気代に使われているのかひと目で分かります。計算ミスをすることもないので、正確な記録が残るでしょう。

2.電気代の見直しができる

”エネチェンジ電力比較”という機能では、数十社の150を超える料金プランが登録されており、それらを比較して現在の生活環境に最適なプランを紹介してくれます。

入力する数値が分からない場合でも、ヒントボタンをタップすると教えてくれるので非常にカンタン。このシミュレーターを活用すれば、電気代の節約に役立つでしょう。

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料金プランをオール電化に変更する

オール電化にすると電気代は増加しますが、ガス代がかからなくなるため結果的に節約になります。電気が安い夜間に溜めた熱を昼間に使えるため、もし引っ越しを考えている人はオール電化住宅を検討してみてください。

【世帯別】おすすめの電力会社を紹介

ライフスタイルによって最適なプランは異なるため、世帯別におすすめの電力会社を紹介していきます。

【一人暮らし】おすすめの電力会社「あしたでんき」

出典:あしたでんき

「あしたでんき」の標準プランは基本料金が無料なので、使った分だけしか電気代がかかりません。家にいることが少ない1人世帯におすすめです。また契約期間の制限もないため、いつでも0円で解約できます。

【二人暮らし】おすすめの電力会社「シン・エナジー」

出典:シン・エナジー

「シン・エナジー」には5つの料金プランがあるため生活スタイルに合わせて最適なプランの選択が可能です。サイトの料金シミュレーションを活用すれば、どれが一番お得か比較してからプランを決められます。

シン・エナジーはライフスタイルが変化しやすい人におすすめ。共働きから専業主婦(主夫)になった場合でも、プラン変更はスマホからカンタンにできます。

【家族向け】おすすめの電力会社「ENEOSでんき」

出典:ENEOSでんき

「ENEOSでんき」は電気の使用量が増えると料金単価が下がっていく仕組みなので、消費が激しい家族向けのサービスになっています。プランに加入するとENEOSでのガソリンの給油が安くなるのも大きなメリット。

またENEOSでんきはTポイントと連携しており、電気代200円で1ポイント貯まります。ENEOSのサービスをよく利用する人に特におすすめです。

よくある質問

電気代はどうやって決まるの?

電気料金は「基本料金+電力使用料+燃料費調整額+再エネ賦課金」で算出されます。基本料金とは主に契約アンペア数によって決まり、価格は変動しません。

電力使用量は使った分だけ費用がかかり、使った電力が何から発電されものかによって燃料費調整額が請求されます。

また燃料費調整額と再エネ賦課金は電力会社や国が決める費用になるため、消費者が調整できない費用になります。

電気代が値上がりする原因とは?

電気代は東日本大震災から値上がりしていきましたが、その原因は電力供給不足です。原子力発電が減少していき、火力発電や自然エネルギーでの発電が増えたことにより、発電コストが増加しているからです。

また電気代の今後も値上がりしていくと予測されているため、家計の負担を減らすにはこまめな節電が重要になるでしょう。

記事監修:伊藤真二

ファイナンシャルプランナー。介護福祉士資格を所有していることから、老後の暮らしや節約・資産運用など、安心できる未来、無駄のない今を生きるためのご提案を多く行う。 また、ニュースメディア、採用メディア、自動車メディアなどのライター・編集者の経験から記事執筆・監修も広く行っている。

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