料金の都合上、海外旅行ではスマホをインターネット接続せずに過ごす人が多いと思います。そこで本記事はオフラインで利用できるものに限定して、必須アプリをご紹介。
旅先のナビ・ガイド・予約や会話を補助する翻訳・通訳アプリ、持ち物・お金の管理ができるアプリなど、利用シーンごとに役立つオフラインアプリを揃えました。
いずれもiPhone・Androidどちらにも対応しています。(1つ例外あり) あなたの目的に沿ったアプリを見つけダウンロードしてみてください。
海外旅行で便利! オフライン対応の無料アプリおすすめ14選 ナビや会話の助けに
ルート案内系のアプリ
『MAPS.ME』 オフライン地図でナビ・ルート案内
慣れない海外の地を観光する際に欠かせないのが「地図」。ですが日本の電波が届かない海外では、いつも使っている地図アプリはまともに利用できません。
そんなときは、この『MAPS.ME』。事前に旅行先の地図データをDLしておくだけで、オフライン状態で利用できるマップアプリです。
オフライン地図といっても簡素なものではありません。細かい道やバス停や名所などもしっかり表示され、日常的に使うマップアプリと遜色ない情報量が特徴。はじめて訪れる場所でも目的地まで行くことをしっかりサポートしてくれます。
しかも徒歩や自動車を使ったルート案内、スポットを登録しておく機能も搭載。事前に行きたい場所を登録しておけば、どこでもルート案内をしてもらえるので、貴重な観光時間を消費してしまうこともありませんね。
『NAVITIME Transit』 路線図のほか、時刻表や乗り換え案内も
徒歩やタクシーだけでなく、旅行中に現地の鉄道を利用することも多いはず。そんな時に便利なのが『NAVITIME Transit』。アジア、北アメリカ、ヨーロッパなどの国々に幅広く対応した乗換検索アプリです。
路線図から出発駅&到着駅をタップすると、移動ルートをサクッと検索することができます。
もちろん細かい乗り継ぎや、乗り換え時間のチェックも行うことができます。
オフラインでは時間を指定した検索ができませんが、ルートを画像で保存することが可能。あらかじめ予定がある場合は、出る前にホテルのWi-Fiを使って、使うルートの画像を保存しておくといいでしょう。
旅先の情報を集めるアプリ
『Pocket』 気になる観光サイトを保存、現地でチェック
旅行先で行ってみたい場所をあらかじめ調べて、楽しみな気分に浸るのも旅行の醍醐味の1つですよね。そうしたネットサーフィン中に気になったWebサイトを保存し、旅先でオフライン閲覧できるのが『Pocket』。
使い方は、まとめたい記事を開いた状態で、ブラウザから『Pocket』を選択するだけ。
すると『Pocket』内に、Webサイト一覧がまとめられます。
多少Webサイトのデザインを簡略化した表示になりますが、画像もしっかりと表示。事前にWebサイトのスクショを撮ったり、内容をメモ帳に写したりすることなく、海外でも自由にWebページ内の情報をチェックすることができるでしょう。
『PATW』 観光地公式のパンフレットが多数収録
観光地やお店について調べるとき、口コミも大事ですが、現地の公式情報もチェックしておきたいもの。
この「PATW」は、世界中の観光スポットやホテルなどの公式パンフレットを閲覧できるアプリです。
もちろん収録されるパンフレットは、すべて日本人向け。しっかりと日本語に訳されてわかりやすいだけでなく、写真主体の情報で旅先をイメージしやすいのもうれしいポイントです。
オフライン時の使い方は、マイページの「ダウンロード済み」から見たいパンフレットを探すだけ。
とりあえずおすすめスポットを教えてほしい、有名なところを見てまわりたいといった人にとって便利なサポート役となりそうです。
『tabiori』 旅行前は旅のしおり、旅行語は思い出アルバムに
共同編集もできる旅のしおり作成アプリ。スケジュール設定、持ち物リスト、画像添付できるメモなどの機能で旅行計画を細かく記せます。
スケジュール作成時には住所、画像、メモ、アラーム、金額メモなど、いろいろな入力欄があって詳しい情報を記せます。
旅行中に撮った写真は、アルバムとして保存したり、希望するなら他のアプリユーザーに公開することも可能。他の人たちの旅行写真を眺めてみるのも面白いです。
コミュニケーション・翻訳アプリ
『Google 翻訳』 お店の外国語のメニューも、パシャッと翻訳
観光スポットの入場券購入や交通機関の利用程度なら、ボディランゲージで案外どうにかなってしまうものです。
でも時には意味の分からない外国語のメニューからテキトーに注文し、「頼むんじゃなかった……」と後悔することも……。旅行の楽しみである料理を満喫するためにも、アプリで外国語で書かれたメニューを把握しましょう。
オフライン翻訳は50以上、カメラ翻訳は30以上と多くの言語に対応しています。
これならメニューに料理の写真がなかったり、外国語でしか書かれてなかったりしても、どんな料理かイメージしやすくできるでしょう。
また文字はカメラ以外にも、手書きで入力することも可能。
お店のメニューが、店主の味のある手書きの文字で書かれることもありますからね。手書き入力なら、難しい文字であっても書き写すだけで、柔軟に翻訳してくれるはずです。
『Excuse Me English』 とっさの時に使える頻出フレーズ集
観光程度の旅行では、まともに現地の言葉を話せなくても大丈夫。ですが「大丈夫」といえるのは、安全に過ごせた場合です。
海外は治安や衛生面への不安が多いもの。タクシー料金を上乗せされたり、はたまた病気に見舞われたり……。こうしたトラブルに対峙するためには、適切に現地の言葉で対応することが必要です。
この『Excuse Me English』は、選んだメッセージを英語音声で再生してくれるアプリ。
収録されるフレーズも、「写真撮影は可能?」といったマナーから、「パスポートを失くしました」「救急車を呼んでください」といったトラブル用までさまざま。
旅行先で本アプリを使わないに越したことはありませんが、万が一の備えとして持っておいても損はありません。
英語のほかに、4つの外国語に対応
紹介した英語版のほかに、4つの外国語で同様の機能を使用できるアプリも展開されています。
『YUBISASHI』 スマホ画面を指さして意思疎通
もともと書籍として提供されていた『指さし会話帳』のスマホアプリ版です。ただでさえ荷物が重くなりがちな海外旅行。本で重さを増やすことなく、スマホの中に会話帳を入れましょう。
空港、飲食店、ホテルなど様々な場所・シチュエーションで使えるワンフレーズが網羅されています。
欲しい本だけをブックストアでダウンロードするシステム。無料で一部ページが閲覧できる他、フルページで購入するにしても書籍より割安な価格で手に入ります。
書籍をアプリ化したものは大抵、文字が小さくなってしまう問題を抱えていますが、このアプリはタップしたフレーズを拡大表示してくれる親切機能を搭載。
フレーズの充実度とともに、アプリの実用性も兼ね備えています。
為替レートに対応した金銭管理アプリ
『Currency+ Lite』 つい狂いがちな金銭感覚もコレで元通り
観光・グルメに並び、旅行の楽しみといえばショッピング! でも「1ドル=100円くらい?」のような大雑把な認識だと、「えっ、こんなに使ったの!?」と、自分の散財っぷりに驚愕することも。
そんなときは、この『Currency+ Free』。入力した金額に応じて日本円に換算してくれるアプリです。見ての通り計算機として利用することも可能。
買い物の度に正確なレートを把握しておけば、うっかり使いすぎてしまうことも少なくなるはずです。
しかも本アプリは、約150もの通貨に対応。複数の国を移動する旅行でも、乱れがちな金銭感覚を一つのアプリで正してもらえそうですね。
もし現地のフリーWi-Fiなどでオンライン利用できるなら、最新のチャートを見てお得な為替のときに買い物することもできます。
『TrabeePocket』 旅の支出を日本円に換算して把握
外貨で買い物していると、普段使っている日本円の感覚がなくなるので散財しがち。海外旅行に特化したこの家計簿アプリを使うと、支出を入力すれば日本円にもすぐ換算してくれるのが便利です。
入力そのものは現地通貨で正確にしつつ、日本円でどれくらい支出したのか感覚的に把握しやすいです。
支出カテゴリをカスタマイズしたり、レシート画像を添付したり、純粋な家計簿アプリとして見ても機能は必要十分。
複数の旅行先を設定することもできます。異なる国を渡り歩く場合に役立ちますし、旅の思い出の1つとして記録を残しておくのもいいでしょう。
その他のお役立ちツール的アプリ
『PackPoint』 使いやすい持ち物チェックリストで忘れ物ゼロ
旅行先や、旅行先での活動内容に応じて持ち物リストを自動作成してくれるアプリです。
よほど旅行に慣れていない限り、そもそも何を準備すべきなのか? がわからないものですよね。アプリが「こんなものを持っていくべきですよ」と教えてくれるので、旅行前にチェックしてください。
帰りに荷物をまとめるときにも、忘れ物チェックリストとして活躍します。
一口に観光といっても、単身バックパッカーのように活動するか、家族でのんびり旅行するかで計画は変わってきます。ビジネス目的で渡航する人もいるでしょう。そういった様々なケースに対応しています。
提案された持ち物リストはもちろん編集できるので、自分にとって要らないものは消し、必要なものは随時追加してください。
旅行前の準備時、そして旅行先から帰り支度をする際に重宝します。
『Day One』 人気の多機能日記アプリはオフライン編集にも対応
日記専用のアプリ『Day One』。写真や音声などのファイルを添付できることはもちろん、位置情報・天気・歩数・再生中の音楽など、スマホならではの情報も自動で添付することが可能な多機能さがウリです。
オフライン編集も可能なので、旅行先でちょっと空いた時間にでも、今感じている新鮮な気持ちを書き残してください。
旅行先であれば写真を撮る機会はとても多いはず。プレミアムアカウントであれば写真を容量無制限で添付でき、タブレットやPCとも同期可能。
バックアップ機能もあるため、大切な思い出を長年にわたって保持できます。あとから読むと当時の懐かしさがこみ上げてきて楽しめそうですね。
『White Noise Lite』 飛行機内やホテルで安眠サポート
小雨、焚き火、カエルの鳴き声、さざ波など、さまざまな環境音を収録したアプリ。移動中の飛行機や宿泊先などで、周囲の雑音が気になるときなどに使うと心地よい音に包まれながら眠れます。
さらに必要であれば、2種類の音をミックスする機能も使えます。たとえば雨と雷の音を混ぜたり、風と鈴の音を混ぜたりできるわけです。
眠りに入ってから再生をオフにするスリープタイマーや、目覚ましアラートの機能もあり、機能に不足ありません。
『been』 訪れた国を世界地図で塗りつぶしていく満足感
自分が行った国を世界地図上で塗りつぶすアプリです。多くの国を訪れている人にとっては、訪問国の記録をしつつ、地図のあちこちに色がついていく様子を見て楽しめるでしょう。
単に自己満足で使ってもいいですし、話のネタとして人に見せても盛り上がるはず。
渡航先のバックパッカーが集まる宿などで雑談していると「これまでどんな国に行ってきたの?」なんて会話がよく交わされますが、アプリを見せながら思い出を語ると楽しめるのではないでしょうか。
空港でWiFiルーターを受け取り&返却。海外でも快適インターネット『グローバルWiFi』 [AD]
オフラインアプリをしっかり準備しても、ネット環境が必要になる場面はあります。
撮影した写真や動画をSNSにアップしたり、観光地やお店の情報を検索して調べたり。そんな時に海外で使えるWiFiルーターがあるととても便利です。
でもわざわざ通信契約を結ぶのは面倒くさそう……。そう思っている方にオススメしたいのが、海外WiFiルーターのレンタルサービス『グローバルWiFi』です。
ネットで申し込んで、海外で使えるWiFiルーターを短期間レンタル。受け取り・返却は空港でできるので、手間はほとんどかかりません。
1台持っておけば場所を選ばずインターネットが使えるので、ストレスフリーな旅を楽しめるでしょう。また複数人で共有して使えるのも嬉しいポイントです。
下のリンクから申し込みをすると、お得な割引が受けられます。チェックしてみてください。
「オフライン対応」アプリで、初めての海外旅行もスマートに
観光スポットや移動ルート案内から、料理の注文やトラブル対策まで……旅行にまつわる大部分をスマホで管理することが可能です。これなら初海外の方でも、小慣れた旅を楽しむことができるでしょう。
でもアプリばかりとにらめっこしていては、せっかくの海外も台無しです。スマホはほどほどに、しっかりと旅行先の景色や雰囲気を楽しんできてくださいね。
それでは、良い旅を。
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