4月から新社会人の方は、期待と不安を胸に新生活を始められていると思います。
スマホが登場してからというもの、ビジネスの現場ではスマホ活用が必須。スケジュール管理やTo-Do(タスク)管理は当たり前です。ニュースなどの情報もスキマ時間でチェックし、英語や資格、ビジネスマナーの勉強もスマホアプリを活用してこなす人だっています。
この記事では仕事で役立つ、作業を捗らせるための持っておくべきアプリを一挙ご紹介。デキるビジネスマンに成長するためのツールとして、一通りチェックしてみてください。
新社会人におすすめのビジネスアプリ16選 スケジュール管理や仕事効率化に
スケジュール&タスク管理ツール
『Todoist』繰り返しのタスクや外部アプリとの連携が優秀。GTD実践にも最適
次々に与えられるタスクを効率よく管理できれば、膨大な仕事を与えられても落ち着いて進められます。多機能な『Todoist』を使うと、日常のルーチン作業からイレギュラーな用事まで、数多くのタスクを管理・把握するのが簡単に。
タスク管理手法として知られるGTD(Getting Things Done)の実践にも使え、仕事でも私生活でも役立てられます。
単なる日時だけでなく、プロジェクトに分類したり優先度を設定したりすることで「今すぐやるべきこと」に集中できたり「オフィスですべきこと」だけをあぶり出したりできるのが特長。
Dropbox、Slack、IFTTT、Amazon Alexaなど幅広い外部サービスと連携して活用する機能も用意されています。まずはプロジェクトを80件まで管理できる無料版からお試しを。
『Lifebear』クラウド型カレンダー。スマホでもPCでも、予定もタスクもメモも、これ1つで。
『Lifebear』はメインのカレンダー機能をはじめ、ToDoリスト、ノートや日記の役割も果たすアプリです。
Google カレンダーとの同期やバックアップなど使い勝手を高める機能だけでなく、1500以上のスタンプで見やすくカレンダーを彩るなど予定管理を楽しめる機能も用意されています。
広告の非表示や優先サポートなど、有料会員になれば便利な特典が付きますが、無料版のままでも継続的に使えるのが嬉しいポイント。
明日のスケジュール調整から1日を終えての日記メモまで、総合的な管理ツールと言えます。
『Yahoo!乗換案内』乗降アラームや乗換ルートメモが便利。バスにも対応
得意先まわりや取材など、外出時のスケジューリングをする際に重宝するのが『Yahoo!乗換案内』。
本アプリでは電車やバスといった公共交通の乗り継ぎ方法・時間を検索できるほか、細かい便利機能も充実。頻繁に使うルートを保存したり、定期券区間を登録することで定期代を考慮した運賃計算をしたり、かゆいところに手が届く仕様です。
寝過ごし防止のために、目的駅に迫るとバイブレーションで起こしてくれる乗降アラームもかなりありがたみを感じます。
『快眠サイクル時計』効率的な仕事の始まりは、目覚めのよい朝から
社会人である以上、寝坊による遅刻はご法度です。だからと言ってしっかりとした睡眠をとらなければ、体が完全に目覚める前に始業時間を迎えることに……。これでは効率的とは決して言えませんよね。
万全の体調で始業時間を迎えるためにも、『快眠サイクル時計』で目覚めの良い朝を迎えましょう。
本アプリの大きな特長は、スマホを枕元に置いて寝ることで眠りの深さを判断し、「起床時刻に近い時間帯、かつ眠りが浅く起きやすいタイミング」を見計らってアラームを鳴らしてくれること。もちろん起床時刻よりも前に鳴るので、起きるのが遅れてしまうこともありません。
作業効率化&情報管理ツール
『Eight』個人向け無料の名刺管理アプリ。無料なのに人力でデータ入力
ビジネスで欠かせないのが名刺交換。ですが頻繁に行われるだけに、名刺の連絡先を登録するのが面倒で、いざ連絡したいときにあたふた……なんてことも。
この『Eight』は、そうした面倒な名刺管理を、手間をかけずに行うことができるアプリです。
アプリ内のカメラで名刺を撮影すると、『Eight』のオペレーターが名刺の情報手入力。自動でアプリ内の連絡帳にまとめてくれます。
ここで優れているのが、撮影した名刺画像をそのままオペレーターが見るのではなく、個人を特定できないよう細かく分割したうえで複数のオペレーターに渡されるところ。プライバシーに配慮した工夫がすごいですね。
『CamScanner』OCR精度は良好。テキストもイラストも綺麗に画像化するスキャナアプリ
『CamScanner』は、紙の書類やホワイトボードの文字など、アナログの情報をデジタル化してくれるスキャナーアプリ。文字とおりスキャナで読み込んだかのごとく、きれいな平面画像に修正してくれます。
さらに本アプリで便利なのが、文字認識(OCR)機能。データ化した書類の文字を自動で認識して、コピペ可能なテキストデータの状態にしてくれるのです。これなら紙の書類を使った資料作成も時間短縮。
アプリが認識するので若干の認識ミスも見られますが、他のスキャナーアプリに比べ精度はなかなか良好です。
『Gmail』ビジネスパーソン必携! メールアプリの最大手
Googleの無料メールサービス。個人にも企業にも広く普及し、ほぼスタンダード化しているといっても過言ではないでしょう。iPhoneでもAndroidでも、WindowsでもMacでも問題なく使えます。
メールのやり取りは自動でスレッド化され、長いやり取りも1画面の中で簡潔に振り返ることが可能。
フォルダではなくタグ付けすることでメールの分類を柔軟にしたり、複数アカウントを簡単に切り替えたりする機能もあり、いろんな人とまめに連絡をとる社会人にとって助かるツールです。
『Moneytree』個人の口座管理も、会社の経費管理も。お金の流れを記録・整理
もともと『Moneytree』は口座やクレジットカードなど、お金の流れを自動で一元管理できる家計簿アプリ。その一つの機能として、経費だけをまとめることができます。
立て替えた支出の“経費”にチェックを入れるだけで、経費項目・金額・日付といった情報をまとめて表示させることが可能に。これなら精算書作成の手間を省くことができるでしょう。
『Google ドライブ』個人も法人も使える無料クラウドストレージ
PCで作成したデータをスマホからチェックするときに、面倒なのがデータの移動。ですがこの『Google ドライブ』では、そうしたデータ移動を簡単に行うことができます。
共有も簡単なので、他社とファイルをやり取りするときにも重宝するはず。特定の1人だけに共有することもあれば、とある企業に属している相手にだけファイルを見せるなど、柔軟な使い方ができます。
スマホアプリ版であってもファイル整理をするだけでなく、ドキュメントやスプレッドシートの中身を見て編集できるのは凄いですね。PDFや音声ファイル等の表示も可能。
一昔前なら他社とファイルをやり取りする際にUSBを使うことも多かったと思いますが、昨今ではこういったクラウドストレージでファイル共有することが増えています。
早い段階で使い慣れておくと、いざというときに使い方がわからず困ったり、思わぬ操作ミスをする心配もありません。
『Google Keep』スキャン(OCR)機能も備えたGoogle純正メモアプリ
Google社からリリースされたメモアプリ。このアプリ単体で見ればチェックリストやスキャナの役割を果たす他、Googleサービスの1つであるドキュメントと連携すればメモ書きしたことをスムーズに文書へコピペできるなど、シンプルに見えて多機能なアプリです。
リマインダーアプリとして使うことも可能。たとえばメモと一緒に“会社の位置”を登録すると、会社に着いたタイミングで通知。帰社時刻の予測ができないときでも、メモの存在を忘れることはありません。
『Evernote』手書きもできるノートアプリの大手。クラウド保存で同期・共有も楽々
簡単なメモに適した『Google Keep』とは違い、この『Evernote』は、簡易的なメモをしながら本格的な文書作成もサポートしてくれるノートアプリです。
テキスト・ToDoリストはもちろん、写真・音声・手書きメモ・PDF・WEBサイトなど……あらゆるメモを記録しておくことが可能です。
さらに文字の太さ・色・サイズやフォントの変更など、書類作成に便利な機能も充実。とったメモを使ってそのまま書類作成といった使い方もでき、ムダのない効率的な書類作成をサポートしてくれるでしょう。
ビジネス情報収集ツール
『Evernote』お気に入り記事のインプットも、アイデアのアウトプットも。
多くのニュースアプリには、見返したい記事をまとめておく“お気に入り”機能が搭載されています。ですが複数のアプリを使用すると、見返すたびにアプリを変えるのが面倒。
そうした記事の振り返りをするのに便利なのが、先ほど紹介した『Evernote』。他アプリと連携性の高さが特徴で、ニュースアプリやWEBサイト上から記事の共有をするだけで、『Evernote』内にまとめることができます。
文字への色付け・マーカー機能をといった編集機能を使って、まとめた記事に自分のメモを施すことも可能。自分の気付きや重要なポイントにメモを入れていけば、オリジナルのビジネスハウツー書となって、情報のアウトプット面でも役立てるでしょう。
さらにタグ付けもあり、多くの記事をまとめたとしても、読みたい記事をサクッと探せる面も非常に便利。
『Yahoo!ニュース』13文字でニュースチェック。ビジネス界隈の旬なネタも無料で
その日のトップニュースや、よく議論されるテーマ……ビジネスパーソンである以上、国内情勢や経済界の時事ネタを知っておくことはマスト。『Yahoo!ニュース』はそうした話題のニュースを素早くインプットするのに最適なニュースアプリです。
ニュースの見出しはすべて“13文字以内”にまとめられるのが特徴で、画像とあわせてチェックするだけでも、ざっくりとした朝のニュースチェックを済ませられてしまうほどです。
さらに興味のあるキーワードを指定すると、自動で関連ニュースをピックアップしてくれる“テーマ”機能も搭載。自分にとって興味関心のある話題も、欠かさずにチェックできるでしょう。
『日本経済新聞 電子版』必読の経済誌をアプリで。無料でも情報収集が捗る
デキるビジネスパーソンにとって欠かせない情報メディアの代名詞“日経”。ですが少々堅い内容に、なかなか手が出せない人も多いでしょう。そんな時はこの『日本経済新聞 電子版』。
日経編集部の観点でまとめられた主要な経済情報を、一部無料でチェックできるアプリです。
記事の中にはボリューム満点な有料会員向けのものもありますが、無料会員でも月に10本まで有料記事を閲覧することができます。
少々堅い内容が多い日経だけに、気になる有料記事を月に10本程度インプットするくらいが、これから日経を読み始める人にとってちょうどいい塩梅なのではないでしょうか。
『Feedly』マニアックな情報収集におすすめのRSSリーダー。好きなサイトの更新を把握
一般向けの時事ネタだけでなく、自分の業界の情報を詳しく知りたい人もいるのではないでしょうか。総合的なニュースアプリでは自分の業界情報がほとんど取り上げられないこともあるので、自分だけの情報収集ツールが必要です。
そんな時はこの『Feedly』で、好きなサイトの最新ニュースをピックアップしましょう。
『Feedly』は、自分が指定したサイトの情報を自動収集&ピックアップしてくれるRSSリーダーの代名詞。
日本全体の動向は他のニュースアプリ、それ以外の専門情報は『Feedly』といった使い分けをすれば、まんべんなく自分を成長させるインプットを効率的に行えるでしょう。
出先のトラブル対策アプリ
『netprint』「あっ、資料忘れた……」なんて時も、コンビニで即印刷。
資料を持ってき忘れた! と先方へ向かう途中で思い出した……。そんな不備を帳消しにしてくれるのが『netprint』。全国のセブンイレブンのコピー機を使って、スマホ内の文章データを印刷できるアプリです。
使い方は、メールや『Google ドライブ』といったクラウドストレージ内のデータから『netprint』にアクセスしてデータをアップロード。あとは提示される予約番号をセブンイレブンの印刷端末で入力すればOKです。
印刷できるファイル形式も、PDFはもちろんWord・Excelなど幅広く対応。うっかりPDFに変換するのを忘れていたとしても安心です。
『JapanTaxi』先方に急ぐ時も、終電を逃した時も、TPOに合わせてタクシー利用。
この『JapanTaxi』は、現金を持たずともスマホだけでタクシーを呼び、決済まで完了できるアプリです。
現在地周辺にいるタクシーを呼ぶことができる“今すぐ呼ぶ”や、配車時間を自分で決められる“予約する”などの配車方法が可能です。これなら直ちに先方に向かいたいときも、終電を逃してしまった時も、TPOに合わせたタクシー利用ができるでしょう。
アプリのフル活用で、効率的&ミスのないビジネスパーソンに
新社会人だからと言って、ミスや非効率的な仕事はしていられません。アプリにサポートをしてもらいながら、効率的かつミスのない仕事を心がけ、デキるビジネスパーソンの仲間入りを目指してみてはいかがでしょうか。