印刷した紙で遊ぶゲームを、無料で配信する新サービス『紙ゲー.net』が、2/27にオープンしました。
印刷した紙で遊べるサービス『紙ゲー.net』は神ゲーか? 実際遊んでみた
この『紙ゲー.net』は、塗り絵といった一人で楽しめるものから、ボードゲームや本格的なTCGまで……。気になる作品を自由に印刷してプレイしたり、作成した紙ゲーを投稿したりできるというサービス。
そこでこの記事では、『紙ゲー.net』内のゲームを実際にプレイ! 遊んでみた様子と一緒に、正直な印象をレビューしていきます。
『紙ゲー.net』サイトはコチラ
実際に“紙ゲー”をやってみた
今回は筆者の「ちゃんく」と、同じくライターの「OK」さんの二人で、『ワードチェーンバトル』という紙ゲーをプレイしていきました。
『ワードチェーンバトル』とは?
OK & ちゃんく「よろしくおねがいしまーーす!」
お互い口調は穏やかですが、内に秘めたる闘志はメラメラ。いよいよ熱き言葉のバトルの火蓋が切って落とされました。
OK「しりとり!」
ちゃんく「りんご!」
と、序盤は、お互い空いている部分にマーカーを置くことができたのですが……
OK「え、え……演説! あっ、これで3つですね!」
ちゃんく「!?!?!?!?!?!?」
僕がまばらにしか埋められず苦戦する中、OKさんはいとも簡単に、スキル発動の条件となるマーカーを3つ並べることに成功。
ちゃんく「エッ……OKさん、このゲーム絶対にやったことありますよね?」
OK「いやいや! 初めてですよッ!(ニヤニヤ)」
と、僕はOKさんにあらぬ疑いをかける始末……。
ですが、そんな僕の口撃もつゆ知らず……次々とOKさんがマーカーを3つ揃えていく一方的な展開に。
ちゃんく「このままじゃやられる……」
自分の圧倒的劣勢を打破すべく、
ちゃんく「スキル“地名限定”を発動ッ!」
なけなしの3つ揃ったマーカーを代償に、スキルを発動。しかし
OK「地名ですか……」
といたって冷静なOKさん。
ちゃんく「ヤバい……発動するスキルをミスったかな……」
と思ったのも束の間。
OK「…………ググっていいですか?(笑)」
と、まさかのカンニングルールの適用を提案してきたではありませんか!? 当然僕の返事は「NO!」。
僕の放ったスキルは、OKさんのボキャブラリーのスキマに突き刺さる……起死回生のラッキーパンチだったのです!
そして……
ちゃんく「3……2……1……」
OK「…………」
ちゃんく「ゼローーーーーーーーーーー!!」
1手にかけられる3分間が経過し、見事に僕が勝利ッ!
OK「いやー、もう結構言える言葉も埋まってるし、地名はなかなか見つからないですよ!」
と、いつも冷静なOKさんが悔し気な表情を見せるなど、かなりの盛り上がりを見せて、『ワードチェーンバトル』は終局を迎えました。
『紙ゲー.net』には、他にもこんなゲームが
今回は『ワードチェーンバトル』を実際にプレイしていきましたが、『紙ゲー.net』ではあらゆるバリエーションの紙ゲーを配布しています。
そこでこの項目では、筆者が個人的にやってみたいと思った紙ゲーの一部を紹介していきます。
作りこまれたゲーム性&世界観『スピリアマテリアルカードゲーム』
前衛3枚・後衛3枚のモンスターカードを配置するライン制のバトルシステムに、魔法カードの使用やモンスターの合成など、凝ったゲーム性が魅力的なTCG。
さらにカードの1枚1枚に、王道ファンタジーRPGを彷彿とさせるようなグラフィックが描かれ、総合的なクオリティが高いのもポイントです。
『スピリアマテリアルカードゲーム』
ジャンル:TCG
印刷ページ:https://kamigame.net/packages/lineup/12
『居眠りドラゴンの洞窟』
この『居眠りドラゴンの洞窟』は、みんなでワイワイと盛り上がれる「すごろく」をモチーフとした紙ゲー。
早く進むすごろくに対し、この紙ゲーは“遅くゴールするほど高い点数を得られる”という一風変わったルールになっています。
ですが、得点稼ぎのためにゆっくり進んでいると、後ろから追ってきたドラゴンの餌食に……。「ゆっくり進む or ドラゴンから逃げる」といったジレンマが、今までのすごろくに新しいアクセントを加えています。
『居眠りドラゴンの洞窟』
ジャンル:ボードゲーム
印刷ページ:https://kamigame.net/packages/lineup/7
今後もコンテンツが充実していけば、神ゲーになる可能性アリ
最初は「紙ゲーなんて、大したことなさそう」と思っていて、収録ゲーム数も少ないなぁと……物足りなさを感じていました。
ですが紙ゲーを実際にプレイしてみると、相手を動揺させるような口撃の「ワイワイ感」や、公式ルールに記載されない独自ルールの使用といった「高い自由度」は、まさに紙ゲーならでは。
さらに“ありそうでなかった”オリジナリティあるゲーム性も十分。「今後も紙ゲーの投稿が増えれば、個性の強い紙ゲーが集まっていくのでは?」と、期待が持てるサービスです。
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