現実ではとても起こりえない、おとぎ話のようなワンシーンを写真にできてしまう合成写真。でもちょっぴり専門的な加工なだけに、「なかなか手が出せない……」という人も多いのでは?
そこでこの記事では、カンタンでありながらもオシャレな合成写真の作成ができるアプリと、テクニックをあわせて紹介していきます。
かんたん写真合成アプリ4選。おもしろ画像からファンタジックなものまで
『Adobe Photoshop Mix』
強大な猫が目の前にッ!! 上の画像のような空想の世界を写真に収められるのが、合成の最大の魅力です。
でも重ねたい画像を切り抜くのは、なかなか難しい……。ですが、『Adobe Photoshop Mix』では、カンタンでありながらも本格的な合成写真を作ることができるのです。
使い方は“範囲選択”の“スマート”ツールを選択してなぞるだけ。テキトーになぞっても高精度で切り抜いてくれるので、初心者さんでも雑な合成になりづらいのが特徴です。
“スマート”ツールで切り抜いたら、“基本”ツールのブラシ&消しゴムを使って、切り取りたい部分を足したり減らしたりして微調整。
この時、ツルンとした輪郭にしたければ“硬さ:100~80”、髪の毛や動物のようなフワッとした輪郭にしたければ“硬さ:0~20”程度にして、境界線をなぞるのが写真合成のクオリティをあげるポイントです。
『Fused』
シルエットの中に浮かぶ街の景色。こうしたクールでアヴァンギャルドな1枚の合成写真を作成できるのが『Fused』です。
画像の作成方法も非常にカンタンで、2枚の写真を選んで好きな効果をかけるだけ。
この時どちらか一方の写真を「陰性がくっきりと分かれたもの」にすると、キレイな仕上がりになります。
しかもこの『Fused』は、類似アプリの中でも珍しい「動画対応」。動きでひときわ異彩を放つ、SNS映えする作品作りにも一役買ってくれるでしょう。
『カメラ360』
さきほどの『Fised』の画像とは打って変わって、ポラロイド風の写真がキュートな雰囲気を醸し出す合成写真。実は、超定番のアプリ『カメラ360』を使用して作ったものなのです。
作成の仕方は、“風景カメラ”から好きな“シーンテンプレート”を選べばOK。あとは表示されるフレームにあわせてパシャリとしたり、スマホ内の写真を合わせたりすれば、キュートな合成写真の完成です!
肝心の収録されるフレームはというと……西海岸テイストなものや、カフェスタイルなものなどなど。ガーリーながらもメルヘンに寄りすぎない、オトナかわいいフレームを中心に収録。
特に難しい操作はないので、「手軽にかわいく合成したい!」といった人にはオススメです。
『Epica Pro』
コチラの『EPICA』は、これまでのアプリとは打って変わって、上の“水を操る魔導士”のような、コミカルな合成加工ができるアプリです。
コミカルと言っても、リアルな水しぶきの表情や幻想的なイラストのお月様など、クオリティの高さはなかなかのもの。
また合成できるテンプレートの種類も60種類と、多くの人を笑顔にするには十分すぎるバリエーションです。
合成の仕方は、好きなテンプレートを選んで撮影するだけでOKと、非常にお手軽。
テンプレートの位置を細かく設定できず、ポーズや撮影の構図などが制限されるのが難点ですが、ハイクオリティの合成をカンタンに実現できるだけでも、使う価値は十分にありそうです。
合成写真というと難しいイメージがありますが、今回紹介したアプリなら“限りなく手軽”に画像の合成にチャレンジすることができるでしょう。
SNSでおなじみの加工もいいですが、写真加工のレパートリーに“合成”も加えて、あなたのSNSをより鮮やかにして楽しんでください。
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