ちょっとダークで荒廃した世界観のゲームって、なぜか惹かれてしまいますよね。感傷的な気分になりたい時、現実を忘れて没頭したい時……。今回はそんな時にぴったりな、退廃的で寂しい雰囲気のゲームを8本紹介します。
退廃的な雰囲気ゲーム8選。たったひとり、孤独にさまよう荒廃した世界観
幻想的だけどどこか暗い、精神世界の中を旅する『Lost Tracks』
青年が自分の精神世界の中を冒険する、雰囲気たっぷりのアドベンチャーゲームです。
スマホの機能を最大限に活用して、幻想的な雰囲気を演出している点が注目ポイント。音の聞こえる方向へ向かったり、マイクに声を出さなければならなかったり、目と耳と口を使って探索する要素があります。
端末を傾けて曲がるという操作性もあり、本当に自分がこの世界に入り込んだかのように全身を使って楽しむことができるゲームです。
少年が妹を探しに、モノクロの世界を探検する『LIMBO』
PCゲーム『LIMBO』のアプリ版。森の中で目覚めた少年を操作するアドベンチャーゲームで、霧がかったようなモノクロの世界観が特徴的です。
大岩が転がってきたり大きな蜘蛛に襲われたりと、即死トラップが多数あり「死にゲー」と称される難易度。ゲームオーバーになっても、そのダークでグロテスクな描写がまた世界観にマッチしています。
捨てられたロボットが、機械とスクラップだらけの世界で生きる『Machinarium』
ガラクタだらけでサビついた世界を、ロボットが探検するゲーム。ステージに設置されている機械やスクラップを使ってゲームを進行していきます。
人間はおらず、機械・ロボットのみが存在する世界。全体的に錆びついていて廃れているにも関わらずどこかレトロな雰囲気があり、情緒あふれる世界観です。
孤独な男の過去を遡る『The End of the World by Sean Wenham』
ボロボロに崩れたマンションに住む、とある男の過去を遡っていくゲーム。部屋の気になるところをタップしたり、男を移動させたりしてゲームを進行していきます。
日が経つにつれて原型を留めなくなってくる街、時計をタップすると現れるかつての恋人の姿……。孤独をダイレクトに感じる、切なく寂しい展開に注目です。
迫りくる「闇」から逃れる2Dアクション『Crowman & Wolfboy』
カラス男とオオカミ少年を操って、背後から忍び寄る闇に飲み込まれないよう逃げる2Dアクションです。常に闇が迫ってくるので、のんびりプレイしていられない緊迫感があります。
他の動物たちはほとんど闇に飲み込まれてしまい、残ったのは自分たちだけという状況。2人は果たして、無事に生き延びることができるのでしょうか。
気球でどこまでも飛んでいきたくなる『The Howler』
気球を操作して、荒んだ街を空中散歩するアクションゲーム。プレイ中に流れる風の音やカラスの鳴き声が、物寂しさを演出しています。
まるでヨーロッパの街並みのようなステージがおしゃれ。そこに赤い気球が浮かぶ様子は、まるで一枚の絵画のようです。
ひとつ得るたび、ひとつ忘れていく。寂しいロボットが住む『からっぽのいえ』
人がいなくなった空っぽの家を、ずっと守り続けている1体のロボットが主人公の放置ゲーム。周りの敵をタップして攻撃し、資材を貯めて家を大きくしていきます。
家を大きくアップデートするには、ロボットの記憶を消して容量を大きくしなければいけません。家で過ごした時間、楽しかった記憶も徐々に消えていく……。切ない展開に胸がしめつけられます。
綿密に描かれた、絵画のような世界を探索する『Pavilion Mobile』
腕が絡み合った像や、目が象られたオブジェ……グロテスクながらも美しい遺跡を探索するアドベンチャーゲームです。ステージのギミックを操作し、自動で歩く主人公をゴールへ導きます。
ステージは彫刻・大理石などの描写が細かく描かれており、その美しさはまるで絵画のよう。ゲームを進めるよりも先に、ついついステージの作り込みをじっくり見てしまいます。
気になるゲームは見つかりましたか?
お好みの世界観へ飛び込んで、退廃的な雰囲気に浸ってみてくださいね。
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