「マッチングアプリで出会った」「マッチングアプリで結婚した」と耳にする機会、以前に比べて格段に増えた気がしませんか?

以前は「ネットで知り合ったなんて恥ずかしくて人に言えない」という声もありましたが、2021年現在の出会いの選択肢として、マッチングアプリはどの程度浸透しているのでしょうか?

1000人以上の相談にのってきた恋愛・恋活コンサルタント、作家の菊乃さんにZoom取材にてお話をお伺いしました。

 菊乃さんプロフィール

恋愛・婚活コンサルタント、作家。
2011年に独立、1000人以上の恋愛相談、婚活相談にのっている。
マッチングアプリ関連の記事の執筆、監修経験も豊富。

★著書★
・「あなたの『そこ』がもったいない。」(すばる舎)
・「なぜか愛される女がしてる73の習慣」(双葉社)
・「7日間でとびきり愛されるようになる方法」(かんき出版)
・「ほんのちょっと変わるだけで素敵な男性が手をさしのべてくれる本」(すばる舎)
・「いつの間にか自分に合う男性がいつも隣にいるようになる本」(すばる舎)

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Twitter @koakumamt
Amazon著者ページ 菊乃さん著書一覧

マッチングアプリが出会いの主流になったのはいつから?

「マッチングアプリ」が日本で流行する前から男女の恋愛相談、婚活相談に乗ってきた菊乃さんに、2021年現在までの歴史や流行、コロナ禍ならではのアプリの使い方などをお伺いしました。

菊乃さんにZOOMインタビューを行いました。

菊乃さん画像

― 菊乃さんは2008年からネット上で恋愛相談、婚活相談を受けられているということですが、相談に来る女性の「出会いの場」は以前と比べてどのように変わりましたか?

2010年以前は『mixi(ミクシィ)』が流行っていて、10万人規模の「婚活コミュニティ」があり婚活イベント情報や合コン参加者募集といった書き込みがあったんですよ。それから、2011年くらいからFacebookが一気に流行って。名刺交換や名前で同級生を検索した後につながって、そこから付き合うカップルが増えた時期がありましたね。

― 確かに、mixi(ミクシィ)のように匿名で活動する文化から「実名・顔出し」の文化に変わったのは時代の流れを感じますね。

投稿にコメントして、そこからメッセージにつながって付き合う流れになる男女は多かったようです。普段の投稿から人柄を見て「この人信頼できるな」「価値観が合うな」というのが分かるのは大きいですよね。

マッチングアプリの流れを変えた『Pairs(ペアーズ)』

― マッチングアプリはもう少し後の登場でしょうか?

2012年にフェイスブック連動型『Pairs(ペアーズ)』が登場したことと2014年に結婚情報サービスの広告が解禁になったのが大きなきっかけになったと思いますね。それまでの「怪しい」「事件が多そう」というイメージから、きちんと企業が運営している安全なアプリというイメージを持つ人が増えたと思います。

― 『Pairs(ペアーズ)』も今や会員数が 1,000万人と大規模なサービスですが、2018年の時点では700万人だったので、右肩上がりに推移していますね。

そうですね。2015年頃はマッチングアプリの会社が乱立し、「出会い系との違いについて書いてください」など、ネガティブイメージを払拭するような記事の依頼が多かったのですが、最近では「おすすめのアプリ」「マッチングアプリの使い方」などを聞かれることが多くなりました。

― いわゆるポイント制でサクラも存在する「出会い系」と、月額制でサクラのいない「マッチングアプリ」が別々に認識されるようになったのが約6年前ですか……。

確かに当初の「出会い系」ってテレクラが文字に置き換わったというか、遊び目的の人が殆どで真剣な出会いを求めている印象はなかったですよね。

でも今では「マッチングアプリ未経験者への記事」から「マッチングアプリを使っている前提でのより良い使い方アドバイス」への記事の執筆依頼に変わったと。10年単位でじわじわと浸透してきて、市民権を得た印象がありますね。

あとは、昔って「マッチングアプリって若い子が使うもの」というイメージが強かったんですよね。だから、「30代、40代、50代でも大丈夫」というのは私もよく相談者の方にお伝えしています。

― 確かに、編集部が「Fastask」を使用して行ったアンケートでも20代、30代だけではなく40代の利用者も多い傾向がありました。

2021年度版マッチングアプリの利用傾向について

調査会社「Fastask」を使って調べた年代別や性別ごとの利用状況はこのような結果でした。

マッチングアプリを「過去3年以内に利用した経験がある人」のデータ

マッチングアプリを「過去3年以内に利用した経験がある人」のデータ

編集部が「Fastask」を利用し18982人に向けて行った調査によると、マッチングアプリを利した経験のある人は25.7%、利用経験はないが、興味はある方が17.6%という結果になりました。半数近くの方がマッチングアプリの利用について体験、興味を持っていることが分かりました。

マッチングアプリ男性利用者の年齢別割合

男性利用者の年齢別割合

マッチングアプリ女性利用者の年齢別割合

マッチングアプリ女性利用者の年齢別割合

また、マッチングアプリの利用者のうち半数以上が他人に話しているという結果に。

マッチングアプリを使っていることを人に話している方の割合

マッチングアプリを使っていることを人に話している方の割合

恋活に向くマッチングアプリって?

続いて、菊乃さんに恋活に向くマッチングアプリについて掘り下げて聞いていきます。

― 利用目的によっておすすめのマッチングアプリって変わってくるとは思うのですが、例えば「30代、恋活中」の男女におすすめするならどのアプリが良いですか?

皆さん1つのアプリではなく、複数のアプリを使い分けられている方が多いんですよね。『Pairs(ペアーズ)』、『With』、『Omiai』、『タップル』なんかは一通り入れてる方が多いようです。

遊び目的の方だと『Tinder』、異性のご飯友達が欲しいという方は『Dine』、30代で真剣な婚活寄りの方だと『ゼクシィ縁結び』『マリッシュ』などを入れてる方が多いですね。

参考:編集部が調査会社「Fastask」を使ったアンケートによるマッチングアプリの利用状況

調査会社を使ったアンケートによるマッチングアプリの利用状況

― 1人の方が複数のマッチングアプリを入れているのは、なぜなんでしょう?

それは、最初の登録時点が一番チャンスが大きいからです。登録初日は「注目の新会員」という形で多くの会員の目に止まる機会があります。

ある程度アプリを使いこなしている人はそれを知っているんですよね。だから登録日でどのくらい、どんな人から反応があったかを見てそのアプリを継続して使うか違うアプリに切り替えるか決めるようです。

アプリを使っている方でも、「メッセージがめんどくさい」「検索が大変」などの意見もあります。どれだけ評判が良くてもその人にとって使いやすいアプリかどうかはまた別の話なので実際使ってみて決めるのが良いと思いますよ。

恋愛コンサルタントが教えるおすすめのマッチングアプリはこれ!

― 菊乃さんから見て、2021年の今、「恋活コンサルタントが教えるおすすめマッチングアプリ」を選ぶとしたらどれですか

定番にはなってしまいますが、やはり会員数が多い『Pairs(ペアーズ)』は出会いのチャンスが多く、料金など総合的に見てもバランスが良いですね。とくに、地方在住の方にはおすすめできます。アプリによっては会員数が少ないものだと『殆ど同じ人ばかり』という意見も。会員数が圧倒的に多いからこそ、地方でも出会えるのはメリットですね。

私の相談者さんで中国地方の方がいて「誰ともマッチしないかも」と心配していたのですが、実際に『Pairs(ペアーズ)』に登録してみたら400件もいいね!が付いたと報告を受けました。

他のエリアでも女性は写真をちゃんと登録していたら100〜400いいね!が来るのは普通なので、そうじゃなかったら「アプリ選びを間違えている」か「プロフィールの作り込みが甘い」かのどちらかですね。

Pairs(ペアーズ) 恋活・婚活のためのマッチングアプリ

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マッチングアプリでうまくいく人、出会いにつながらない人

個人情報を教えなくてもアプリ内で通話ができる機能が備わるなど、次々と進化していくマッチングアプリ。AIでおすすめの人を紹介してくれる機能や、心理テストで相性の良い人を選べるアプリも存在しています。

ただ、どれだけアプリが進化しても「第一印象が一番大事」であることは変わらないようです。せっかく登録するなら自分が良いと思った人とマッチングできるようにプロフィールはしっかり作り込むのがおすすめです。

マッチングアプリのNGプロフィール写真

― マッチングアプリで「もったいないな」「出会いを逃しているな」と感じるのはどんな人ですか?

とにかく写真が駄目な人が多いです。ズラッと並んだ同性の写真の中で、ドアップの自撮りや、はっきり顔がわからない写真、マスク姿の写真などは良い印象を持たれにくいです。

― 自撮りは印象が悪いんですね。顔がわかりやすくて良いのかと思っていました。人に頼むのが恥ずかしいので、ついコッソリ自分で撮ってしまいそうです。

自撮りばかりだと「友達いないのかな?」と思われたり、「ナルシストなのかな?」と思われたりするんですよね。今は、「タイムチケット」というサイトでマッチングアプリ用のプロフィール画像を頼まれる方も多いですよ。

― 男性の場合もそうですか?

はい。これは女性に限らず、男性でも同じことが言えます。特に男性は清潔感がある写真かどうかや、笑顔で親しみやすさが感じられるかどうかが大事ですね。「会っても大丈夫そう」と異性が感じられるかどうかが大事なので、可能ならば異性の友達にチェックしてもらうのが良いでしょう。

マッチングアプリのメッセージ

― 他にここ最近のマッチングアプリの使い方で相談される点はどういうものがありますか?

マッチングアプリでマッチングした後や、それまでのメッセージのやり取りの途中でよくされる相談がありますね。

「反応良いと思っていたのに、ブロックされてしまったけれど、私の何が悪かったんでしょうか」という相談です。

― 実際、何が悪かったのでしょうか?

何も悪くないんですよ(笑)というのも、相手は深い理由もなく「もういいや」とブロックしているだけのことが殆どですから。一度に多くの人とやり取りができる分、ほんのちょっとしたきっかけで面倒になった投げ出しているだけなんです。

だから、マッチングアプリでうまく出会える方の特徴は「1人に熱意を込めすぎない」「薄く広く多くの人とのやり取りから絞り込む」ということができる、人との距離感を縮めるスキルを持った人だと言えると思いますね。

― 薄く広く、過剰に期待せずにいろんな方とやり取りしていくのが良いんですね。勉強になります。マッチングからメッセージのやり取りをして初デートまでの期間はどのくらいの方が多いのでしょうか。

だいたい2週間から1か月くらいで初デートになるケースをよく聞きますね。それより長すぎると自然消滅になるし、早すぎてもガッついてる感が出てしまうのではないでしょうか。2週間くらいがちょうど良いと思いますよ。

コロナ禍だからこそ使うべき「ビデオ通話」機能

― コロナ禍で「会うのが難しい」という意見も聞くのですが、今のこの状況で出会いのチャンスを増やすにはどうしたら良いですか?

『Pairs(ペアーズ)』でいうと、マッチングしたお相手と3往復以上メッセージを行うと「ビデオデート」という15分間通話できる機能が昨年から始まっています。

この機能、意外とみなさん使っていないのですがもったいないです!通話をすることによって、メッセージでは分からないこんなことが分かります。

・オンラインデートに遅刻する人
・写真と違いすぎる人
・無口、話が弾まない人
・既婚者
・住んでいる場所、部屋の汚さなど

― 遅刻や無口は確かにメッセージだと分かりませんよね。通話で既婚者かどうかも分かるんですか?

ビデオ通話を頑なに避けたがる方は家庭がある方かもしれません。子供の声が入り込んだり、女性が映り込んで既婚者だとわかったケースも聞きました。突っ込んだら「離婚した妹と子供を泊めてあげている」なんて苦しい言い訳をした方もいたそうですよ。

確かに、メッセージだけのやり取りに比べたらオンラインデートだと情報量が圧倒的に違いますよね。写真詐欺で盛っていてもさすがに動画だとバレそうです。

都会でも2割くらい、地方だと1割くらいしかまだビデオ通話の機能を使っている方がいない印象です。わざわざ時間をかけてデートに行って「合わなかった!」「想像と違った」となってガッカリするケースもありますから。その前にビデオ通話機能を取り入れておけば少なくとも「イメージと違う」は避けられます。

【オンラインデート(ビデオ通話)機能のあるマッチングアプリ】

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タップル-マッチングアプリで恋活/婚活

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今回は、マッチングアプリの変遷と今の時代に合わせたマッチングアプリの使い方について菊乃さんに話をお伺いしました。次回は「婚活向きのマッチングアプリ」についてお伺いします。


〜第二回に続く〜

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