中国などで広く普及している「QRコード決済」が日本でも広まり、キャッシュレス決済の波が本格的に押し寄せています。
QRコード決済はユーザー・店舗とも導入が手軽で、ユーザーへの手数料や年会費など負担はゼロ。他の電子マネーと比べてもメリットが大きな決済方法です。
LINE、楽天、ヤフーなど各社からQR決済サービスが乱立している状態ですが、どれを使えばいいのでしょうか?主要5社の詳細・メリット・デメリットを比較し、あなたへのおすすめをご紹介。またセキュリティのリスクなど懸念点についても解説していきます。
QRコード決済とは? 主要5サービスを徹底比較 ポイント・対応店舗・使い方
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そもそもQRコード決済とは? どんな仕組み?
支払いの仕組み
スマホアプリ上に表示されたQRコードを店員さんに見せ、店員さんがピッと読み込むだけで支払いが完了する決済サービス(レジに掲示されているQRコードを客側が読み込むパターンもあり)。
あらかじめ登録した銀行口座やクレジットカードからお金が引き落とされます。
店側はサービスを導入するうえで負担が少なく、クレジットカードのように専用の読み込み端末を設置する必要はありません。タブレットだけでも処理できるので、小規模な個人店舗にも向いています。
覇権争いでしのぎを削る各社
経済産業省はキャッシュレス決済の比率を2025年までに40%まで高める(現状20%)方針を打ち出しており、国を挙げて推進されているQRコード決済。
2019年は各社がシェアNo.1を獲得するためしのぎを削っている状況で、太っ腹なキャンペーンもたびたび行われるため、ユーザーにとっては旨味が大きい時期です。
MMD研究所の調査によると、数あるQR決済サービスの中でも『楽天ペイ』の利用者が最多。しかしその後には『PayPay』『LINE Pay』『d払い』などが僅差で追いかけおり、シェア争いは接戦となっていることが伺えます。
セキュリティ面でのリスクは大丈夫?
決済システム自体の安全性は高い
たとえばクレジットカードの場合、店員はカード番号やセキュリティコードを見ることができてしまいます。客の見えないところでカード番号をメモし悪用することも難しくはありません。
QRコード決済の場合、カード番号などの情報を店側に知られることは一切ありません。コードを通して読み取った情報は暗号化したうえでやり取りされるため、安全性が高いです。
クレジットカードや現金を紛失したらそのまま取得者に使われるリスクもありますが、QRコード決済であればスマホ本体のロックに守られるという意味でも比較的安心できるのではないでしょうか。
不正利用が起きた理由と、その対策
しかし完璧な安全というものはありません。2018年12月には『PayPay』のシステムを使った不正利用がニュースになりました。
何らかの方法で他人のクレジットカード番号を手に入れた人が、PayPayアプリに番号を登録。するとプラスチックカードが無くても買い物できるので、家電量販店などで高額商品を買うという手口です。
これに対しPayPayを含む各社は、直近24時間の決済金額に上限を設けたり、3Dセキュア(カード番号とは別に設定したパスワードを求める機能)を必須にするなどして対策。万一それでも被害を受けた人向けに、全額補償などのサービスを打ち出し安全性を高めています。
QRコードのメリット・デメリット
メリット
お札や小銭のやり取りが無くなり、パッと支払える
現金のやり取りは、よく考えてみると案外煩わしいところがたくさんあります。
●お札の重なりや釣りの数え間違いに神経を使う
●釣り銭を減らすため、108円の商品に113円出すなど余計な計算をする
●貯まった小銭を処理するため、10円玉を10枚出すような煩わしい時もある
●小銭の受け渡しを失敗して床に落とすこともある
QRコード決済ならスマホ画面を見せるだけで決済でき、現金の数え間違いなどを心配する必要はなくなります。これはQRコードに限らず、キャッシュレス決済全般に共通するメリットですね。
お金の流れを把握しやすくなる
アプリに支払い履歴が残るので、いつ何にいくら使ったのか確認できます。現金払いだと家計簿アプリへの記入を忘れたり、読み込む予定のレシートを紛失したりした経験がある人も多いでしょう。
また『LINE Pay』がマネーフォワード MEやZaimと連携できるなど、家計簿サービスとアカウントを繋ぎ、自動で家計簿入力する機能も出始めています。
QRコード決済は個人間送金も可能なので、誰にいついくらお金を貸した、いつ返ってきた、などという記録もきちんと残せますよ。
通常ポイントに加えて、旨みの大きいキャンペーンが頻発
クレジットカード同様にポイントがあるのもメリット。ポイントサービスの内容は各社異なりますが、だいたいクレジットカードに近いイメージで買い物額の1%前後をポイントとしてもらえることが多いです。
それに加えてQRコード決済は今、各社がシェアを激しくユーザーを奪い合っている状況。そのため高還元率の大型キャンペーンがたくさん行われ、ユーザーにとっては旨みの大きな時期です。今のうちにたっぷり恩恵を受けておきましょう!
おサイフケータイやApple Pay非対応のスマホでも使える
QRコード決済は仕組みが簡単。スマホアプリ上に表示されたQRコードで決済する、もしくはスマホカメラで店のQRコードを読み取って決済します。
そのためスマホの性能・規格に依存しません。おサイフケータイ(FeliCa)やApple Pay非搭載のスマホでも問題なく使えます。
デメリット
スマホの充電切れに注意
当然ながらスマホのバッテリーが切れたらどうしようもないので、長時間外出する際にはモバイルバッテリーを持つなど対策しておく必要があります。
同様にスマホの紛失や、ロックをかけていないことによる悪用などにも注意。スマホであらゆることを行う時代なので、管理はしっかり行いましょう。
まだ対応店舗は少ない
黎明期なので仕方ないことですが、まだまだ対応店舗は少ないです。財布・現金を一切持ち歩かない生活を送るには、まだ心もとない段階。
しかし既にQR決済が普及した中国では、一般の店舗はもちろん屋台やリアカーの手売りですらQR決済が使われているそう。普及すれば本当に財布・現金を持ち歩かずに過ごせる世の中になりそうです。
5大QR決済サービスの比較表
MMD研究所が行った最新の調査をもとに、現時点でシェア上位4社(楽天ペイ、PayPay、LINE Pay、d払い)と、日本のQR決済の先駆者であるOrigami Payを5大サービスとして取り上げ、それぞれの特徴を見ていきます。
ポイント還元率や主要な支払手段の一覧
主要な対応店舗の一覧(記事執筆時点)
『PayPay』
ソフトバンクとヤフーが共同で手がけるQR決済サービスです。サービス開始は2018年10月で、今回紹介する5大サービスの中では最後発。しかし「100億円あげちゃうキャンペーン」で大きな話題になり、ユーザー数も知名度も急増しました。
ポイント内容やキャンペーンの開催実績
通常0.5%のポイント還元
通常0.5%のポイント還元があります。利用金額や支払い手段によるポイント変動はありません。
支払い手段にクレジットカードを設定すれば、クレジットカード会社側のポイントも付与されます(ただし後述するキャンペーンでは銀行口座を設定したほうがトクなので、両方設定しておいて使い分けるのが得策)。
大きな話題になった「100億円あげちゃうキャンペーン」
期間:2018年12月4日~2018年12月13日
PayPayのキャンペーン第1弾。
●毎回20%ポイント還元
●40回に1回の確率で100%ポイント還元(上限10万円)
という超大盤振る舞いな内容。
PCやタブレット、ゲーム機など高額商品を求める人が家電量販店に押し寄せ、100%還元に当選した人が喜びのツイートを次々に投稿するなど「PayPay祭り」と呼ばれる一大センセーションを巻き起こしました。
キャンペーン原資の100億円が想定以上に早く尽きたため、約4ヶ月開催するはずが10日間で終了しています。
20%還元再び「第2弾 100億円キャンペーン」
期間:2019年2月12日~2019年5月31日、または100億円が尽きた時点
●毎回20%ポイント還元
●10回に1回の確率で1,000ポイント付与
という内容。
前回より少し控えめですが、それでも十分すごいキャンペーンです。
20%のポイント還元を受けるには銀行口座 or Yahoo! JAPANカードでのチャージが必要(Yahoo!以外のクレジットカードは10%還元)な点だけご注意ください。
つまりキャンペーン開催中は銀行口座チャージで。キャンペーンのない時期はクレジットカードを通して支払えば一番おトクなわけです。
こんな人におすすめ
ソフトバンクやワイモバイルのユーザー、Yahoo!プレミアム会員
第1弾の100億円キャンペーンでは通常「40回に1回の確率で100%ポイント還元される」のが、ソフトバンクやワイモバイルのユーザーなら「10回に1回の確率」になっていました。
ソフトバンクとYahoo!が合弁で作った会社なので、これらの会社の顧客が優遇されるキャンペーン内容は今後も十分あり得るでしょう。
ポイント還元の1番高いサービスを狙いたい人
これまでのキャンペーン実績から考えれば、ポイント還元率や実際に還元された総額はPayPayが圧倒的。
ソフトバンクやワイモバイルなどのユーザーでなくと損することはないですし、他のQR決済サービスを選ぶ決め手がなければ消去法でPayPayにするのも悪くありません。
『LINE Pay』
お馴染みLINE社の決済サービス。LINEアプリの中(画面右下のウォレットタブ)で利用する仕組みになっています。
ポイント還元の内容もなかなか優秀。QRコード決済だけでなく、LINEの友達に送金するLINEならではの独自機能も便利です。
ポイント内容やキャンペーンの開催実績
月々の利用額が増えるほどポイントも増える「マイカラー」制度
LINE Payではポイント還元に「マイカラー」と呼ぶ独自システムを導入しています。
月々の決済金額によって
0円~9,999円 → ホワイト(0.5%)
1万円~4万9,999円 → レッド(0.8%)
5万円~9万9,999円 → ブルー(1.0%)
10万円以上 → グリーン(2.0%)
とランク分けされ、たくさん使うほど還元されるポイント率が高まります。
20%還元の「Payトクキャンペーン」
期間:2018年12月14日~2018年12月31日
QRコード決済で20%ポイント還元されます。上限は累計5,000円。つまり2万5000円分の買い物がおトクになります。
同じ20%でも全額バックのチャンスがあるPayPayに比べると上限額の安さや開催期間の短さからインパクトは小さかったですが、着実な20%還元は十分すぎるほどのサービスです。
QRコード決済で3%上乗せキャンペーン
期間:2018年8月1日~2019年7月31日
QRコード決済で支払うと通常のポイント+3%ものポイントが還元されるキャンペーン。
0円~9,999円 → ホワイト(3.5%)
1万円~4万9,999円 → レッド(3.8%)
5万円~9万9,999円 → ブルー(4.0%)
10万円以上 → グリーン(5.0%)
と最低ランクのホワイトですらかなりおトクになっています。LINE PayによるQR決済を広めるための、太っ腹なキャンペーンですね。
こんな人におすすめ
QRコード決済をたくさん使っていく予定の人
月々の決済額によりポイントが上昇する珍しいシステムなので、よく使う人ほど大きな恩恵を得られます。
月1万円を超えると0.8%の還元になるので、とりあえず1万超えが確実そうであればLINE Payを検討してみるといいでしょう。
割り勘や建て替えなど、友だちとお金のやり取りをよくする人
飲み会といえば、お会計のときに必ずゴタゴタするものですよね。万札しか持っていない人は両替相手を見つけるために奔走して、幹事はお札と小銭をあくせく数えて……。
もし参加者がみんなQR決済を使っていれば、「あとで3500円送っておいてね」の一言でスッキリ割り勘できます。誰もが使っているLINEアプリ上で送金できるというのが大きいですね。
建て替え払いやお金の貸し借りもアプリ上でパッと簡単に行えます。
LINEサービスへの課金をよくする人
貯めたポイントは次の支払いに使うのはもちろん、LINEスタンプの購入などLINEサービスへの課金に充てることもできます。LINE内で何かしら決済する機会が多い人には、使い勝手が良いでしょう。
『楽天ペイ』
楽天の決済サービス。すでに楽天でショッピングをしている人なら、登録済の会員情報や楽天カード情報がそのまま使えるので、煩わしい会員登録手続きや銀行口座登録手続きなどがいらず、アプリを取っていきなり使える便利さがあります。
ポイント内容やキャンペーンの開催実績
楽天カードなら1.5%、通常は0.5%のポイント還元
200円の決済ごとに1楽天スーパーポイントを付与、つまりポイント還元率0.5%です。加えて支払い手段が楽天カードなら、100円ごと1ポイントも付与。合計1.5%となります。
初月に5,400円以上の利用で1,000ポイント付与
期間:2019年2月1日~常時開催
キャンペーンにエントリー後、その月に5,400円以上の買い物をすると1,000ポイント(期間限定ポイント)がもらえます。
キャンペーンエントリーページはこちら
ちなみにこの初回利用で1,000ポイントがもらえるキャンペーンは、楽天kobo、楽天競馬、Rakuten TV、楽天マガジンなど楽天系のいろいろなサービスで開催されています。
コンビニでの初利用で400ポイント付与
期間:2018年12月4日~2019年2月28日
キャンペーンにエントリー後、対象のコンビニを初めて利用するたびに100ポイント(期間限定ポイント)を付与。
ローソン、ファミリーマート、ポプラ、ミニストップ、4つのコンビニがあるため合計400ポイントとなります。
キャンペーンエントリーページはこちら
こんな人におすすめ
楽天カードや楽天サービスを積極的に利用している人
普段のショッピングで楽天カードをメインに利用している人や、楽天の各サービスを利用している人ならQR決済も楽天メインにするのが得策。
ただでさえポイント還元率が1.5%と高いですし、得たポイントは楽天市場などネットショッピングでの支払いにも充てられます。有効期限切れになったり、使い道がなくて持て余すことはないでしょう。
キャンペーンなどおトクな情報を自ら積極的に取りに行く人
PayPayやLINE Payのように20%還元などという大型キャンペーンは行われていませんが、その分キャンペーンの数・種類がとても多く、何かと細かいポイントが手に入ります。
事前エントリーしないといけないものが多いので、自発的にキャンペーンページを調べるタイプの人にはおすすめ。利用できるものをとことん使えば、他社サービスに引けを取らないポイント還元が得られるはずです。
『d払い』
ドコモの決済サービス。ドコモユーザーでなくても使えますが、ユーザーであればより利便性が高まります。
ポイント内容やキャンペーンの開催実績
店舗では0.5%、ネットでは1%のポイント還元
実店舗では200円ごとに1dポイント(0.5%)、ネットショッピングでは100円ごとに1dポイント(1%)が付与されます。
月々の利用額や支払手段に応じてポイントアップするわけではないので、他のQR決済サービスより少しおトク感が薄め。
ファミマのコーヒー無料プレゼント
期間:2019年2月1日~2019年2月28日
ファミマ店内のFamiポートにて、ファミマカフェSサイズ、つまり「ブレンドS」「アイスコーヒーS」「ブレンドS濃いめ」(ホット・アイス)の無料クーポンをもらえます。
初回利用で1,000円分ポイント付与
期間:2019年2月1日~2019年3月31日
d払いアプリをダウンロードして利用設定した時点で200ポイント、初めての支払い(期間内に1,000円以上)で800ポイントもらえます。
こんな人におすすめ
ドコモの携帯料金と合算で支払いたい人
他のQRコード決済は銀行連携かクレジットカードが必須ですが、d払いなら携帯料金との合算ができます。利用開始手続きもとてもラクで、アプリをダウンロードしてdアカウントでログインすればすぐに利用可能になります。
『Origami Pay』
日本のQRコード決済サービスの中では老舗で、2015年からQR決済を始めているサービス。Origami社が運営しています。社名の由来は「『折り紙』は数少ない海外に認知してもらえる日本由来のキーワード」だからとのこと。
ポイント内容やキャンペーンの開催実績
ポイントが貯まらない代わりに、決済時2%オフ
他のQR決済サービスと違ってポイントシステムがなく、決済時に2%割引するシステム。キャンペーン対象の店舗にて割引率が高まることもあります。
2%という率も高いですし、ポイントと違って「貯まったポイントを何かに使わなきゃ」と期限切れに焦らされることもないのが割引の良いところですね。
吉野家、ケンタッキーなどの半額キャンペーン
期間:2018年12月13日~段階的に展開
各飲食店での支払い額が半額に、しかも開催期間中は何度でも利用できるキャンペーンを展開しています。
【第1弾】吉野家の支払いが190円オフ。380円の牛丼なら半額に。
【第2弾】DEAN & DELUCAの支払いが半額。最大1,000円まで。
【第3弾】ケンタッキーの支払いが半額。500円以上の注文が対象。
【第4弾~第6弾】記事執筆時点で未発表
ローソンでドリンクやLチキなど1個無料プレゼント
期間:各キャンペーン開始から用意された商品数がなくなるまで
1アカウントにつき1個限定品で、ローソンのちょっとした食品(ヨーグルトドリンクやLチキ)が無料プレゼントされるキャンペーンも開催されました。アプリ内のバーコードを見せるだけで気軽にもらえます。
銀行口座からの即時支払でさらに1%オフ
期間:2019年2月7日~終了日未定
支払い方法として銀行口座を設定すると、通常はお会計2%引きのところ3%引きになります。
後払いでまとめて引き落とすのではなく支払いごとに即時引き落とされるため、口座に支払い履歴が細かく残る特徴があります。
こんな人におすすめ
大衆飲食店のクーポンを積極的に使いたい人
Origami Payはこれまでのところ飲食系のキャンペーンが多く、料理が半額になるなど内容もかなりおトク。今後も似たようなキャンペーンが行われる可能性はあるので、気になる方は登録しておいて損はないでしょう。
ポイントをもらっても使い道を考えるのに煩わしさを感じる人
各QR決済サービスはまだまだ対応店舗が限られており、現金のように何にでも使えるものではありません。そのためポイントを貯めても「特にコンビニで買いたいものも無いし、使い道がないな」となる可能性もあります。
Origami Payならポイント制ではなくシンプルな値引きなので、ポイントの使い道を考える手間がありません。
複数のQR決済アプリを用意しておき、おトクなタイミングで使っていこう
各社サービスをまとめると次の通り。
■PayPay……今後も大型キャンペーンがぶち上がる可能性が大きく、いろいろな恩恵に預かれそう。特に他社を選ぶ理由がなければ、ここをメインに使うのがおすすめ。
■LINE Pay……ポイントの稼ぎやすさは頭1つ抜きん出ている。知名度の高さや誰もがアプリを使っているという優位性もあって、将来性◎。
■楽天ペイ……すでに楽天のサービスを幅広く活用している人、楽天カード中心にポイントを稼いでいる人ならこれで決まり。
■d払い……docomoユーザーなら導入がとにかく簡単。携帯料金と合算できるので、クレジットカードの悪用リスクや銀行連携の面倒臭さがない。
■Origami Pay……使える店舗が他社サービスとあまり被っておらず、他社サービスをメインで使うにしても併用する価値あり。飲食系のキャンペーンが多く開催され、内容も実用的。
もちろん1つのサービスしか使えないことはないので、複数のQR決済サービスを併用すると良いと思います。実際に筆者も、PayPayを中心にしつつ他社サービスも時おり活用し、おトクに買い物してきました。
設定を済ませて使い方を理解するまでの初期段階だけはちょっと面倒かもしれませんが、確かに恩恵の大きなサービスなので、ぜひトライしてみてください。