『マネーフォワード ME』は無料版でもさまざまな機能を持ち、利用者数No.1と高い評価を受けている家計簿アプリです。有料であるプレミアム版は追加機能も多く、使い勝手が良くなりそうな反面、「節約のための家計簿アプリを有料で登録してしまっては、かえって無駄なんじゃない?」と思う人も多いかもしれません。
はたして料金を払うだけのメリットはあるのでしょうか? 本記事ではプレミアム版を使いたいケースと不要なケース、向いている人の特徴などを紹介します。
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マネーフォワード ME プレミアム版への登録は無駄? 無料版との違いや向いている人の特徴
『マネーフォワードME』とはどんなアプリ?
『マネーフォワード ME』は、銀行口座との連携やレシート撮影といった自動入力機能を備え、手軽に収支の記録ができる家計簿アプリです。
そして『マネーフォワードME』の有料プランは「プレミアム版」と呼ばれています。プレミアム版には「スタンダードコース」と、投資に特化した「資産形成アドバンスコース」の2つがあります。
| 無料版 | プレミアム版 | ||
|---|---|---|---|
| スタンダードコース | 資産形成アドバンスコース | ||
| 料金 *1 | 無料 | 月額プラン:540円 年額プラン:5,940円 |
月額プラン:980円 年額プラン:10,700円 |
| 特徴 | - | 家計管理に特化した機能 | 積極的な資産形成をする方におすすめ |
| 過去のデータを閲覧できる期間 | 過去1年分 | 制限なし | 制限なし |
| 連携可能数 | 4件まで | 制限なし | 制限なし |
| 口座のグループ作成 | 1件まで | 制限なし | 制限なし |
| 連携口座の自動更新頻度 | 低い | 高い | 高い |
| 連携口座の一括更新 | × | ○ | ○ |
| カードの残高表示 | × | ○ | ○ |
| 家計資産レポート | × | ○ | ○ |
| 資産内訳・推移グラフ | ◯ *2 | ○ | ○ |
| 負債内訳・推移グラフ | ◯ *2 | ○ | ○ |
| 広告非表示 | × | ○ | ○ |
| CSVダウンロード | × | ○ | ○ |
| ポイント・マイルの有効期限の表示・通知 | × | ○ | ○ |
| カード引き落とし時の残高不足の通知 | × | ○ | ○ |
| 配当履歴・予測・内訳 | × | × | ○ |
| 資産のタグづけ | × | × | ○ |
| Myポートフォリオ | × | × | ○ |
| 株式の業種別内訳 | × | × | ○ |
| 株式・投資信託の配当利回り別内訳 | × | × | ○ |
*1 料金はクレジットカード決済時の金額 *2 推移グラフは1年未満のみ
『マネーフォワードME』プレミアム版が無駄と感じるケース
『マネーフォワードME』プレミアム版が無駄と感じるケース
『マネーフォワード ME』のプレミアム版は多機能ですが、次のような場合は、プレミアム版の利用が向かないケースがあります。
利用料金を払いたくない
プレミアム版を利用するためには、月ごとまたは年ごとに料金が発生します。せっかく節約しようと家計簿をつけているのに、毎月540円を家計簿に払うのは、なんだか無駄遣いをしている気持ちになりますよね。
もし家計簿をつけないと無駄遣いをしてしまう人なら、家計簿アプリにお金をかける価値はあるでしょう。しかし家計簿に節約効果を感じられない人にとっては、有料プランが無駄に思えてしまうのも無理はありません。
連携口座の一括更新を利用しない
プレミアムプランには、連携している口座の取引履歴をまとめて更新できる機能があります。更新ボタンを押すだけで、各口座の直近の入出金やカード利用履歴を一気に反映できる機能です。
「すぐに家計情報をチェックしたい!」というときには便利ですが、無料版でも一定のタイミングで自動更新は行われるため、手動で一括更新する場面はそれほど多くありません。時短になるのは確かですが、利用頻度を考えると、有料にしてまで欲しい機能とは言い切れないでしょう。
ポイントやマイルを使っていない
マイルやクレジットカードのポイントの有効期限が近づくと通知してくれる機能がありますが、ポイントを使わない人にとっては出番のない機能です。
ポイントは、うまく活用できれば節約につながります。一方で、貯めること自体が目的になってしまい、かえって不要な買い物の引き金になる人も少なくありません。節約のために家計簿アプリを使うのであれば、ポイントをあえて意識しないほうが、結果的に支出を抑えられるケースもあります。
引落し時の残高不足を事前に知る必要がない
クレジットカードの引落し額が確定した時点で、引落し先の銀行口座の残高が不足していると、プッシュ通知で知らせてくれます。残高不足による引落しミスを防げる機能ですが、普段から口座残高に余裕を持たせている人にとっては、役立つ場面は多くないでしょう。
ただし、複数のクレジットカードや口座を使い分けていて、どの口座からいくら引き落とされるか把握しきれない人にとっては、安心材料になります。引落しのうっかりミスを防ぎたい人には、検討の価値がある機能です。
プレミアムサポートを使わない
プレミアムサポートとは、疑問点や不具合を問い合わせした時に、プレミアム会員の人から優先的に対応してもらえる機能です。
スピーディーに回答が得られる点は確かにメリットですが、無料会員でも問い合わせ自体は可能です。また本アプリは利用者が多く知名度も高いため、トラブルの多くは検索すれば解決策が見つかります。明らかな不具合に直面した場合を除けば、問い合わせフォームを使う機会はそう多くないでしょう。
CSV出力を使わない
CSVとは、データを項目ごとに区切って保存するファイル形式で、ExcelやGoogleスプレッドシートなどの表計算ソフトで読み込めるものです。プレミアムプランでは支出データをCSV形式で書き出せますが、多くの人にとっては必須とまではいえない機能でしょう。
CSVが役立つのは、表計算ソフトに支出データを取り込んで独自に分析したいとき。とはいえ、ほとんどの人はそこまでの作業を必要としません。そもそもお金の流れを手軽に把握するために家計簿アプリを使っている人が多く、アプリ内の家計簿やグラフだけで十分というケースが大半です。
現金での決済がメイン
『マネーフォワード ME』の大きな魅力は銀行口座やクレジットカードとの連携であり、かつプレミアム版の追加機能も連携の強化が主なところ。そもそもクレジットカードでの決済をあまり行わない人は、連携する意味自体が少ないため、必然的に受けられる恩恵も少ないでしょう。
現金派の場合、レシートを撮影して支出を自動読み取りしてくれる機能が役立ちます。しかしこの機能は無料で使えるため、プレミアムプランだからこそ活用できる機能とはいえません。
『マネーフォワードME』プレミアム版のメリット
『マネーフォワードME』プレミアム版のメリット
『マネーフォワード ME』のプレミアム版に登録すると、どのようなメリットがあるのでしょうか。いくつか紹介していきます。
同時に連携できる口座の数が無制限になる
プレミアム版では連携しておける口座の数が無制限になることが最大のメリット。複数の口座やクレジットカードを持っている人でも、徹底的に収支の記録を自動化できます。証券の連携もできることを考えると、資産管理ツールとしてもより有用になるといえます。
連携している口座の更新がより快適になる
連携している口座の情報は自動で更新されますが、無料版では更新頻度が低めで、古い情報が表示されたままになる場合も。プレミアム版では口座の情報がより高い頻度で自動更新されるので、口座の残高や収支を新しい状態に保っておけます。
また口座情報の更新は手動でも行えますが、通常版では個別に行う必要があります。しかしプレミアム版では、すべての口座をワンタップでまとめて更新可能です。
連携した口座のグループを無制限に作れる
『マネーフォワード ME』には連携した口座のグループ化機能があります。これは口座をグループに分けることができ、さらにグループ別にデータを表示できる機能。仕事で使う口座やサービス、持っている証券口座といったようにグループを分け、それぞれのデータを正確に確認できます。
無料版ではグループは1件しか作れませんが、プレミアム版では無制限に作成可能。たくさんの口座もスムーズに管理できるので、連携口座数が無制限である点とも好相性なポイントです。
収支のデータをCSV形式で出力できる
プレミアム版では記録した収支データを、CSV形式で出力できます。会計ソフトでより細かに収支を分析したいときや、外部にデータを共有したいときに役立つでしょう。また、税金計算や家計の分析などの目的でデータを活用したいときも便利です。
『マネーフォワードME』プレミアム版は1ヵ月無料で試せる!
『マネーフォワード ME』プレミアム版は、最初の1ヵ月間に限り、無料でお試し利用をすることができます。まだプレミアムサービスを1回も契約したことのないことが利用条件です。
無料体験では、プレミアム版のすべての機能を無料で利用できます。プレミアム版を契約すべきか悩んでいる人は、まずは無料体験サービスを活用して、アプリの使用感を把握してみてはいかがでしょうか。
『マネーフォワードME』プレミアム版に向いている人の特徴
『マネーフォワードME』プレミアム版に向いている人の特徴
『マネーフォワード ME』のプレミアム版は、活用できなければ余計な出費を増やすだけになってしまいます。しかし次の項目に当てはまる人であれば、プレミアム版を十分に活かせるでしょう。
多くの口座やカード、証券口座を一元管理したい人
銀行口座やクレジットカードは、一度使い始めると長く付き合っていくものがほとんどです。複数の口座やカードを日常的に使い分けている人なら、それらをすべて連携させておきたいと考えるのは自然なことでしょう。
無料版では連携できる金融機関は4件までですが、プレミアム版なら口座やカードを件数の制限なく連携可能。さらに証券口座にも対応しているため、複数の銘柄に分散投資している人も、保有資産をまとめて把握できます。
家計簿のデータをもとに本格的な節約をしたい人
『マネーフォワード ME』のプレミアム版は、家計簿データをCSV形式で出力できます。普段から表計算ソフトを使っている人なら、独自の切り口で支出を分析しやすく、ファイナンシャルプランナーへの提出も簡単です。
自分でデータを加工しなくても、全期間の資産推移をグラフで確認できるほか、月ごと・カテゴリごとに家計を見直せる機能も充実。プレミアム版なら1年以上前の家計簿も閲覧できるので、過去と現在を比較しながら、家計が改善に向かっているか、今の支出にどんな傾向があるかを把握できます。
家族で家計改善に取り組みたい人
家族の誰か1人がプレミアム版に加入していれば、2人分の金融サービスをまとめて見える化できます。ポイントは、それぞれが自分のアカウントでログインできる点。家族と共有したい金融サービスと、個人的に管理したいサービスを分けられるため、プライバシーを守りながら家計を共有できます。
1つのアカウントを二人で使い回す方法もありますが、その場合は登録している金融サービスがすべて共有対象になってしまい、見せたくない口座まで相手に見えてしまうことに。家計用の情報だけを共有したい家族には、プレミアムプランでアカウントを分ける方法がおすすめです。
家計を管理しながら、お得にポイ活をしたい人
アプリ内の対象アクションを達成するとVポイントが貯まります。毎月のマンスリーレポートを確認すると3pt(月1回)が付与されるほか、プレミアム版への登録や更新時にも一定のポイントがもらえます。
貯めたポイントはVポイントに交換でき、1ポイント1円分として全国の提携店やVisaのタッチ決済対応店で利用可能。定期的にアプリを使えば着実にポイントが貯まるので、普段からVポイントを貯めている人にはお得な仕組みです。
『マネーフォワードME』プレミアム版が無駄になる人の特徴
『マネーフォワード ME』プレミアム版に向いていない人の特徴についても紹介します。この特徴に当てはまる人は、無料版でも十分使いこなせると思います。
プレミアム版が無駄になる人の特徴
登録したい口座が4個以下の人
無料プランのままでも、口座を最大4つまで連携できます。登録したい口座が4個以下の人にとっては、プレミアム版を契約するメリットは薄いといえるでしょう。
もちろん連携口座数以外にも、プレミアム版で利用できる機能はたくさんあります。しかし、あくまで「あれば便利」というレベルで、どれも必須ではありません。
家計簿を一度もつけたことがない人
家計簿をつけた経験のない人は、最初はひとまず無料プランから使い始めて、家計簿の記録を習慣化することを目指しましょう。最初からプレミアム版に登録すると、あれもこれもやろうとして挫折してしまう可能性があります。
自分に必要な機能を見極めて、プレミアム版への登録を考えよう
『マネーフォワード ME』のプレミアム版は確かに優秀ですが、無料版でも十分な機能が備わっています。有料であるため、使い方によっては余計な出費になり、節約を妨げてしまうおそれもあります。自分に本当に必要な機能かどうかを検討した上で、登録を考えましょう。
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記事監修:伊藤真二
『マネーフォワード ME』は家計簿の基本機能を網羅したアプリです。複数の金融機関と連携させれば、リアルタイムで収支管理してくれます。どのアプリを使うか迷ったら、『マネーフォワード ME』を使っておけばまず間違いないでしょう。