最近泣いていますか？ アプリ界にも、カジュアルなオリジナルものから、PCやコンシューマーゲーム機で人気を博した大作の移植まで、様々な泣きゲーが存在します。
この記事では、21本の泣ける名作・良作ゲームをまとめてご紹介。どれも切なくなるストーリーで、胸に響くものばかり。ゲームで涙を流して、気分をスッキリさせてみてください。
泣きゲーアプリおすすめ21選。恋愛に、人間ドラマに……本当に泣ける名作達
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『彼女は最後にそう言った』君はどうして死んでしまったんだい？
死んだはずの彼女から届いた一通の手紙……
「お祭りの夜 展望台で待ってます」
奇妙な手紙から始まる、不可思議な物語。村人から話を聞いていきながら、手紙の謎を解き明かしていくアドベンチャーゲームです。彼女の死に隠された真実を知ったとき、瞳から涙があふれてきます。
▲一通の手紙から、物語が始まる。手紙の真相が分かった時、驚愕の真実に心震える。
▲作り込まれたストーリー展開。胸が熱くなるエンディングに注目してほしい。
『終わらない夕暮れに消えた君』かくれんぼで消えた友達、10年後の手紙
『彼女は最後にそう言った』と同じ、「SYUPRO-DX」の作品です。友人がかくれんぼ中に行方不明に。その10年後、主人公はある手紙を発見します。そこには「10年前の つづきをしよう」という謎の手紙が……。
手紙の主は一体誰なのか、そして消えた友人はどこへ……。驚愕の真実、怒涛のクライマックスに涙するでしょう。
▲手紙の送り主は、消えた友人なのか。真相を探るため、主人公が奔走する。
▲友達が消えた日、もうひとつ事件が起こっていた。謎が複雑に絡み合う重厚なストーリー。それを全て紐解いた時……。
『どうして勇者様はそんなに弱いのですか？』弱すぎ女勇者と、天才青年。2人の出会いが世界を救う!?
またまた「SYUPRO-DX」のアプリ。本作は前二作と異なり、ファンタジー世界のRPG風アドベンチャーとなっています。
魔王に支配された世界を舞台に、弱すぎる勇者と強すぎる青年が織りなす心温まるストーリー。作風は変わっても、張り巡らされた伏線とクライマックスの畳み掛けはさすが。ぜひ前情報のネタバレなしでプレイしてください。
▲スライムにすら負ける女勇者。見かねた青年が一緒に魔王討伐に向かう事に。
▲冒頭から見どころが満載。心に響く台詞回しにも注目して欲しい。
『7年後で待ってる』記憶を失っても、ただひとつ覚えていた約束
記憶喪失の少年ハルト、唯一覚えていたのは、名前も分からない女の子と交わした「7年後で待ってる」という約束。失くした記憶を取り戻すADVゲームです。
「7年後で待ってる」。タイトルにもなっているこの言葉の意味を知った時、感動が訪れるでしょう。
▲朧気ながら覚えている唯一の記憶。一体誰と、何を約束したのか。
▲時折思い出される記憶。この少女が約束を交わした少女なのだろうか。
『多重人格彼女』本当の彼女のため、愛する人を消す
最愛の彼女は、13人の人格が宿る多重人格者。本当の彼女を取り戻すために、13人の人格を消していく恋愛ゲームです。
”彼女達”は一人ひとりが本当に魅力的。消すのをためらってしまいます……。永遠の別れの際に、彼女達が遺していくメッセージは、きっとあなたの心の中に深く刻み込まれる事でしょう。
▲本来の人格は「美咲」ですが、健気な「優美子」も幼げな「なお」も愛おしい……。
▲最後の別れの時が訪れる。お別れの言葉を告げるのが、胸を締め付けるほど心苦しい。
『多重人格彼女』の特集記事はこちら
『俺たち別れよう。』突然の別れ。その真意とは……
誰が見ても、仲睦まじいカップル。でも、別れは突然に……。ストーリーを読み解くノベルゲームです。
なぜふたりは別れる事になってしまったのか……その真意と意外な結末は、涙なしでは見られません。
▲ふたりの出会いから、丁寧に紡がれていくストーリー。節目ごとに用意された一枚絵が、ストーリー性を引き立てる。
▲初々しいふたり。このふたりが別れる事を想像すると、なんだか切なくなる。
『Love You To Bits』愛するキミのためなら、宇宙の何処へでも探しに行くよ
宇宙飛行士のコスモにとって、ロボットのガールフレンド「ノヴァ」はいつも傍にいる大事な存在だった。それがある日、不慮の事故によって、彼女の体のパーツは宇宙に散らばってしまう……。
宇宙を旅して、ノヴァのパーツを集めていくアドベンチャーゲームです。セリフは無いのですが、キャラクターの表情や仕草から、愛する彼女を失った主人公の心情を想像してしまいます。
▲宇宙船での事故により、目の前で彼女の体はバラバラに砕け散る……。ショックで呆然としている宇宙飛行士だったが、涙をこらえて旅に出ることを決意する。
▲惑星を旅して、パーツや思い出の品を集めていく。プレゼントをあげたときの彼女の喜ぶ姿……昔の楽しかった思い出が映像でよみがえる。
『The End of the World』荒廃した世界でたった一人。孤独な男の物語
この世の終末に、たった一人で生き延びた男性の孤独なアドベンチャーゲームです。
ビルの壁はところどころ崩れ、街は瓦礫まみれ。街の中には時計があって、タップしている間は彼女と一緒に過ごした思い出がよみがえります。最近別れたばかりの人には、胸に刺さるものがあるのではないでしょうか？
▲誰もいない世界で、ポツンと一人佇む。孤独と物悲しさが伝わってくる。
▲時計をタップしている間は、過去の光景が思い出される。二人でよく座ったベンチだが、今は彼女はいない……。
『からっぽのいえ』家を守るため、思い出を消していく。悲しきロボットの物語
謎の敵から、無人になった家を守り続ける、あるロボットの物語。どんどん増えていく外敵。それに対抗するためには、システムのアップデートが必要。ですがそのためには、主と過ごした記憶データを消さなければいけません。
家を守るために、主との思い出を消していく……。悲しい矛盾に胸が締め付けられます。
▲主を失った家を守るため、たった1体で敵と戦い続ける、物悲しい世界観。
▲主との大切な記憶。それを失ってまで、家を守り続ける意味とは。
『el』空飛ぶ男の子は、人々のために旅に出る
不思議な傘を使って、大空を飛び回る横スクロールアクションゲームです。
特にストーリーが秀逸で、旅する中で色んな人に出会い、人々を救っていく少年の姿に心打たれます。「正義とは何なのか？」「人を救うことに意味はあるのか？」と深く考えさせる、哲学的なゲームです。少年の生きる意味を知ったとき、涙が頬を濡らします……。
▲傘でふわりふわりと浮かびながら進んでいく。物寂しげなピアノのBGMがセンチな気分にさせる。
▲人助けを続けていく少年。最後はハッピーエンドかと思いきや、衝撃的な展開が待っている。
『サリーの法則』親子の愛を再確認してみませんか？
絵本作家を夢見て都会に出るサリーと、陰ながら応援する不器用な父。2人の想いが交錯する、心温まるアクションゲームです。
娘と父親を交互に操作して、ゲームを進めましょう。サリーが進む道にはゲートがあるのですが、通ろうとすると自動で開きます……実は娘のためを思って、父親が開いてあげていたのです。必死に奔走する父の姿に、思わずうるっと来てしまいます。
▲サリーを操作するときは、タップでジャンプするだけ。目の前のゲートは、なぜか自動で開いていく。
▲実は父親が、娘のために道を作っていた。”家族の大切さ”を今一度考えさせるゲーム。
▲お父さんが危篤状態であることを告げられ、急いで実家に戻るサリー。それを見守るのはなぜか体が透明になっている父親……。
『古の女神と宝石の射手』ギリシャ神話を基にした、感動長編を読める
ギリシャ神話をベースにしたパズルRPG。最大の特徴は、ゲームを進めるとノベルや漫画を読めるという点です。
最初に読める物語だけでも200ページ以上。壮大な長編物語となっています。
▲バブル系パズル✕RPG。多くのピースを消すほど大ダメージ。
▲チュートリアル終了直後に読める物語「ふたご座の姉妹」。221ページにも及ぶ感動物語。
▲カストールとポルクス。切なくも美しい姉妹愛が描かれる。
『ヒュプノノーツ』もし、夢で子供時代に戻れたら何をしよう？
昔を思い出したり、懐かしいものを見ると、わけもなく泣きたくなる事がありますよね？
『ヒュプノノーツ』は、不思議な機械を使って、過去の夢の世界を冒険するローグライクRPGです。ノスタルジックな懐かしい雰囲気に、胸を打たれますよ。
▲小さな子供にとって、嫌いな食べ物は魔物そのもの。ニンジンが敵になって襲いかかる。
▲欲しいおもちゃをおねだりするか、我慢するか。懐かしさ溢れる雰囲気に涙が零れそう。
『ミオの家のにゃんこ』別れは必ずやってくるもの……
ペットを飼うと必ずやってくるのが、別れの時。ペットを愛せば愛すほど、その悲しみは耐えがたいものになってきます。
雨の中でさまよっていた子猫が少女と出会い、成長し、そして別れるまでの一生を描いた心温まるストーリーアプリです。どんどんと老いていき、やつれていく猫の姿に涙が止まりません。
▲子猫と一緒に遊んであげる。たわむれる光景にとっても癒される。
▲子猫目線のメッセージを見ることができる。死期が近づくにつれ、悲しくなってくる。
『ぼくのおねがいきいて』病気の母親を何としてでも助けたい！
自分の母親が、突然病気になって倒れてしまう……そんな現実受け入れることができますか？
懸命に母を看病してあげる子ネコの姿に、涙が止まらない謎解きゲームです。自宅へ向かう救急車……寝たきりの母は一体どうなってしまうのでしょうか？感動のラストをご自分の目でお確かめください。
▲女手ひとつで育ててくれたお母ちゃん……。悲しすぎるストーリーに目が離せない。
▲部屋を探し回って、お母ちゃんのためにお水やお薬を持って行こう。心温まる謎解きゲーム。
『ひとりぼっちのノラ』保健所に入れられた野良ネコ。このままだと……
優しい飼い主の元で天寿を全うするネコがいる一方、保健所で安楽死させられるネコがいる。この現実を知っておくべきでしょう。
『ひとりぼっちのノラ』は、保健所に入れられてしまった野良ネコの「ノラ」と、ある人間の交流を描いた絵本風のノベルゲームです。
▲気性の荒さから、保健所でイジメられていたノラ。人間を信用できなくなっていた所に、優しい人間から手を差し伸べられる。
▲冒頭に示される、殺処分の現実。決して綺麗事だけではない、考えさせられるストーリー。
『鳥として生きた男 その壮絶な人生』人ではなく、鳥でもない。半端者の苦悩
頭が鳥、それ以外は人間の鳥男が主人公のノベルゲームです。一見するとバカゲーですが、その実なかなか重くてシリアス。鳥でもない、人間でもない、どちらにもなれなかった男の苦悩に泣けてきます。
▲65年間、鳥として生きてきた男が自らの人生を振り返る形でストーリーが進行する。一体何が。
▲小学生時代。遠足でお弁当を見せ合う中、鳥男が持ってきたお弁当はミミズだらけ……。人間との違いをまざまざと見せつけられる。
『昭和駄菓子屋物語』子どもの頃が蘇る。懐かしさにほろっと来る
小学校の校舎の匂い、好きな男子に告白した瞬間……大人になって思い出すと涙腺が緩んでしまいますよね。
手回し式のかき氷器など、昔なつかしい駄菓子屋を描いた放置ゲームです。ときどき子どもたちがくれる手紙の内容に、ついほっこりとしてしまいます。ノスタルジックな思い出に浸ってみませんか？
▲昔ながらの駄菓子屋の店内。子どもたちが集まってくるのが嬉しくなってくる。
▲子どもから手紙が送られてくる。優しい言葉にうるっと来てしまう。
『大江戸人情物語』おでん屋には人情話が溢れています
『昭和駄菓子屋物語』を提供している「GAGEX」から、もう一作品。こちらはおでん屋を舞台に、人情味あふれる話で涙をさそう放置ゲームです。
店主になってお客さんの愚痴をタップで集めていくと、少しずつ物語が進みます。お客さんが常連になると、ほろっと泣ける人情話が聴きだせるでしょう。
▲江戸時代にタイムスリップしたおでん屋が主人公。個性豊かなお客たちがやって来る。
▲お客それぞれの人情話が詰まったオムニバス形式。温かさに包まれた、ほっこりとするストーリー。
『planetarian』30年、人を待ち続けたロボットとの奇跡の出会い
ある戦争により、ほとんどの人間が死に絶えていました。そんなことは露知らず、30年間プラネタリウムで入場客が来るのを待っていたロボット「ほしのゆめみ」。
美少女型ロボットと、偶然迷い込んだ男の出会いを描いたノベルゲームです。「Key」が制作を手掛けていて、累計5万本以上を売り上げた人気作品のアプリ版となっています。ちなみに2016年9月3日には映画化されていて、ストーリーが本格的だということを物語っています。
▲「ほしのゆめみ」との初めての出会い。セリフの部分は音声もしっかり入っている。
▲美しい星々を眺める、幸せなひと時。このあと、思いもよらない結末が訪れる。
『Kanon』泣きゲー。そのジャンルを確立した伝説的作品
泣きゲーを語る上で、『Kanon』の存在は外せないでしょう。「Key」の第一作にして、恋愛ゲームに「泣き」「感動」という要素を取り入れた、元祖「泣きゲー」とも言うべき作品です。
当時多くのプレイヤーに衝撃と感動を与えた名作は、時代を経ても色褪せる事はありません。雪の街に舞い降りた、”奇跡”の物語を体験してみてください。
▲雪の街、台詞回し、魅力的なヒロインと、それら全てを彩る音楽。雰囲気に惹かれ、ストーリーに涙する。
▲テーマは「奇跡」。一見何気なく見える日常に、どんな奇跡が起こるのか。
このように、スマホゲームには様々なジャンルの「泣けるゲーム」がたくさんあります。どの作品も切ないストーリーで、胸に刺さるものばかり。
さぁ、泣けるゲームで涙を流して、日頃のストレスを発散してみませんか？
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