InstagramやTwitterのタイムライン上で、グリグリと動いてひときわ目を引くGIFアニメ。動画よりも手軽で、ループや逆再生といった動きの面白さが魅力的です。LINEやMessengerで送りやすい点でも活躍の場は幅広いと言えるでしょう。
そんなGIFを自分も作ってみたいけど、どのアプリを使えばいいのか迷っているという方のために、オススメの無料アプリ11本を集めました！ どのアプリも機能が個性的。いろいろなGIFを作ってフォロワーの注目を集めましょう。
おしゃれで可愛い「GIF作成アプリ」11選。動画や画像をアニメーションに
『GIFトースター』写真も動画もLive Photosも、ぜーんぶGIFに変換！
GIFを作るならとりあえず持っておきたい、基本の「き」としてオススメなのがコチラの『GIFトースター』。最大の特徴は変換可能なファイルの種類です。
対応しているのは以下の7種。
・ビデオ
・写真
・連写（バーストモードでの連続撮影）
・Live Photos（写真撮影時に前後3秒間の映像・音声を保存してくれるiPhone標準カメラの機能）
・タイムラプス
・パノラマ
・GIF
パノラマ写真のGIF変換が、特におすすめ！
筆者が特にオススメしたいのが、パノラマ写真からGIFへの変換です。
たとえばこちら。
▲SNSにはシェアし辛い横長のパノラマ写真も、GIFトースターで「チンッ」と加工すれば……。
▲スクロールするGIFに早変わり！ 正方形の写真だけでは伝えられない、景色全体の感動を表現できる。
再生時間やGIFのサイズ調整など、細やかな機能が充実
再生時間や、GIFのサイズ、再生方向（逆再生やループ）、フィルターなど、様々な箇所を調整できます。一部のサイズやフィルターなどは課金が必要ですが、無料版だけでも十分に満足できる機能充実っぷりです。
しかし撮影機能はアプリに入っていないので注意。撮影しておくなりダウンロードするなり、GIFに変換する元データは別途用意しておきましょう。
▲直感的なバー調節で動画速度を変えられる。GIFを作成してみるなら基本から手をつけてみては。
『LGTM』”これよくない？”をサクッとシェアしよう
『LGTM』は機能が超”簡素”なアプリ。フレーム、スタンプ、フィルターなど、カメラアプリにありがちな機能は全て排除しています。
▲真ん中のボタンを長押しして動画を撮影するだけ。
▲実際に撮影してみるとこんな感じ。GIFサイズは正方形に固定されている。
LGTM = Looks Good To Me（良さそう）
アプリ名の『LGTM』は「Looks Good To Me」の頭文字をとったもの。つまりこれは、「これよくない？」と思ったものをシェアするのに最適なアプリなんです。
編集の手間がいらないので、サクッと撮って速攻SNSに投稿。機能をあえて削ぎ落しているからこそ、写真を撮るような感覚でGIFを作成できます。
▲ミュージックビデオのワンシーンのようで、なんだかオシャレ。
なお真ん中の「LGTM」という文字は消せません。
それは嫌だと思う方もいるかもしれませんが、このミニマルなデザインはかなりクール！ うまく撮影できれば被写体を「良さそう」に見せてくれるでしょう。
『GIPHY CAM』動くスタンプではちゃめちゃレトロポップに
ガラリと雰囲気を変えて、今度はカラフルでレトロなアプリ『GIPHY CAM』をご紹介します。特徴は多彩な動くスタンプ＆フィルターです。
一昔前の8bitゲーム機を思わせる読み込みバーやキャラクタースタンプ、80'sチックなエフェクトで動画をユニークに彩ります。
▲カートゥーンタッチなモンスターがいっぱい。自分も仲間になりきれる。
▲デザインは一癖あるものが多く使う人を選ぶ。原宿系、古着系が好きな方にはハマりそう。
プリクラみたいに背景を変えられる
もう一つのビックリ機能は「背景チェンジ」。写真や動画の背景を認識し、奇抜なエフェクトをかけてくれる機能です。
例えばこのワンちゃんの写真。
▲かわいらしいワンちゃんの写真。背景チェンジフィルターを使うと……。
▲こんな奇抜な背景に！ 他にも青空、水面、銀河系などが描かれた背景を搭載。
『Flamm』サイケなフィルターで奇抜さNo.1 !?
さらに奇抜さを求めるならコチラの『Flamm』がおすすめ。動画用フィルターの種類が豊富なのが特徴です。セピア調やシアン系など、カメラアプリによくあるテイストのフィルターが一通りそろっています。
その中でも注目すべきは「グリッチ」とカテゴライズされているフィルター類。グリッチとはゲームのバグを不正に利用して遊ぶこと指す言葉で、その名の通りこのフィルターを使うとこのような写真に仕上がります。
▲ナンダコレー!! と叫びたくなるほどの超バグ状態。モノクロ系、ピンク系などグリッチは全部で11種類。
普段から使いたくなる、便利機能もたくさん
なかなか使いどころの難しそうな『Flamm』ですが、普段使いできるオシャレな機能も充実しています。
グリッヂなどの特殊なフィルターを使用するには課金が必要ですが、お試し使用が可能。雰囲気を見て課金を考えてみてはいかがでしょうか？
▲動画をタイルにして万華鏡のように重ねられる。
▲周りはモノクロで、見せたい箇所だけ色を付ける機能も。
『PicPlayPost』不思議な感覚が強く印象に残るコラージュGIF
ちょっと不思議でスタイリッシュに演出したいなら、『PicPlayPost』がオススメ。一見すると普通のコラージュ写真ですが、一部の画像だけGIFで動いているように見せられます。
▲動くはずのないものが動き出す不思議な感覚。見る人の心をギュっと掴む。
▲コラージュのパターンを選んで、はめ込みたい写真やGIF・動画を選択。枠の太さや色も変更できる。
コラージュパターンが豊富
コラージュのパターンは100種類以上。1:1、4:3など、縦横比率の違いも含めると、その数は800種類以上にもなります。
▲「クラシック」は四角く切り取られたレイアウトが中心。有料の「プレミアム」では切手型やハート型のものが使える。
『Werble』写真がクールに大変身。光や花を降らせて美しい一枚に
画像にアニメーションエフェクトをかけたGIF動画が作れるアプリ。雨や花びらを降らせたり、炎や雷でマンガの戦闘シーンっぽい表現をしたり……様々な演出ができます。
写真とアニメーションを選ぶだけのお手軽さ。カスタムツールも豊富で、アニメーションの大きさや再生速度にこだわって作れます。
▲水面のアニメーションを使えば、まるで金魚が泳いでいるようなGIF動画に。
▲光が漏れているような表現や、花火なんかも。無料で使えるアニメーションだけでも満足いくボリューム。
レイヤー機能で、アニメーションを重ねがけできる
驚くべきポイントは、レイヤー機能でアニメーションを重ねがけできるところ。雨＋雷、花びら＋キラキラなど、組み合わせ次第でまたバリエーションが広がるでしょう。
▲複数のレイヤーに別のアニメーションを設定すれば、さらに幻想的なGIF動画に仕上がる。
『Werble』の詳しい使い方はこちら。
写真加工アプリ『Werble』の使い方。雨や花を降らせて画像をクールに大変身
『GifsArt』画面が水玉模様になったり凍り付いたり……マスク機能がユニーク
写真加工アプリPicsArtの姉妹品『GifsArt』。こちらは写真・動画の画面全体にアニメーションをプラスする「マスク」機能が搭載されています。
マスクは全部で14種類。ガラスの破片が散らばったようなものや、画面が凍っていくようなものなど、個性豊かなラインナップです。
▲水玉模様が動き出すポップでパワフルな写真に！
▲その他にも雪が降ってくるもの、激しい光がチカチカと反射するものなどがある。
カートゥーンタッチな動くステッカーが充実
動くステッカーの種類も豊富。デザインはカートゥーンタッチなものが多く、泣き出す緑色の恐竜やギョロギョロと動く目玉などがあります。奇抜なものが多いので、カラフルな写真にマッチするでしょう。
▲動くステッカーの使用例。ギラギラ光ったフォントのスタンプで、一気にアメリカンな印象に。
『mopico』蝶や植物が動き出す！ まるでおとぎ話のような映像に
蝶が舞い花々が躍る……そんなロマンチックなモーションスタンプが多数揃っています！ 1つポンッと配置するだけで雰囲気が一気にガーリーに。無料でダウンロードできる種類が多く、満足度の高いアプリです。
▲まるで絵本の1ページ。女の子らしさを演出したい時にピッタリ。
▲風船や動物のキャラクターが描かれた、かわいらしいモーションスタンプが充実。
豊富なテンプレートに、デザインをおまかせするものアリ
素材を1つ1つ選んで配置するのが面倒な人はテンプレートが便利。スタンプやフレームが組み合わさったクオリティの高いものが揃っています。
「Fun」「Cute」など写真の雰囲気ごとにカテゴリ分けされているので、探しやすいのも嬉しいポイント。加工したい画像に合いそうなものを探してみてください。
▲テンプレートの使用例。動物や植物のモーションスタンプが使われた、優しいデザインばかり。
『kirakira+』レンズを覗けば、世界がもっとキラキラに変身！
アプリ内でカメラを起動すると、雑貨や背景がキラキラと光り輝く『kirakira＋』。キラキラ加工を施したまま動画・写真撮影ができます。
正方形サイズで撮影できるので「インスタは正方形の写真に統一したい」という人には嬉しい機能。あとから加工する手間が無いのが良いですね。
▲ツリーがカラフルに煌めく、イルミネーションに変身！
▲グラスが控え目に光り、ゴージャスに。スマホ内にある静止画もキラキラさせられる。
輝き方の異なる12種類のキラキラフィルターを搭載
虹色の光が特徴的な「octa」、ヘキサゴン型の光が散りばめられた「hexa」などフィルターにはそれぞれ名前がついています。名前だけで直感的にどんな光り方をするかわかるので、全部チェックしてみると良いでしょう。
▲各フィルター、個性豊かな光り方をする。使い分けが楽しい。
『kirakira+』の詳しい使い方はこちら。
『kirakira+』キラキラ動画加工のやり方。写真・動画が一瞬でゴージャスに！
『Plotagraph+』写真に「躍動感」という新たな表現をプラス
写真の一部分が動き出す「シネマグラフ」作成ツール。動かしたい方向に矢印を引き、動かしたくない部分を塗りつぶすだけで作れるお手軽操作です。
シネマグラフ作成に本来必要な技術・知識いらず。ただの写真が、まるで生きているかのように生まれ変わります。
▲動く場所＆動かない場所を指定するだけ。躍動感のある1枚に加工してくれる。
▲動く向きを矢印で細かく設定できる。動きの速度を調整することも可能。
汎用性が高く、幅広いアイデアに活かせるアートな写真に
アプリ自体は有料ですが、操作が簡単なのでいろんな写真に活かしやすく魅力的。道を動かしたり髪を動かしたり……いろんなシネマグラフ作りにチャレンジしてみては？
▲空に使うと幻想的な一枚に。雲の多い写真だと、より動きが強く感じられる。
『kirakira+』の詳しい使い方はこちら。
写真の一部が動く『Plotagraph+』の使い方。アートなシネマグラフを作ろう
『Googleフォト』写真整理の定番アプリでもGIFが作れる！
写真を何枚でもアップロードできる、Googleの写真・動画専用クラウドストレージサービス『Googleフォト』。写真の整理や保管のために、お世話になっている方も多いと思います。
実はこの定番アプリに、GIF作成機能が備わっていることはご存知でしょうか？
アプリTOP画面の「アニメーション」を選んで、
使いたい写真を選択するだけ。
すると、このようなGIFができ上がります。
速度の調整などの編集機能は一切なく、ただ写真を順番に繋げるだけのシンプル仕様。連写した写真をつなげてパラパラ漫画のようにしたり、旅行の思い出をダイジェストにしたりといった使い方ができます。
普段からGoogleフォトを利用しているという方なら、覚えておいて損はない機能です。
「動き」のあるGIFで、表現がもっと深く、楽しく
今回ご紹介した11本は、いずれも難しい編集作業は必要ありません。撮影するだけ、取り込むだけでGIFの完成です。
普通の写真では表現できない「動き」を表現できるのがGIFの面白さ。作り始めればセンスを刺激されて、新たなインスピレーションがわいてくるはずです。無料で今すぐつかえるアプリばかりなので、早速1つ作ってみてはいかがでしょうか？
※InstagramにGIFを投稿するには
アプリ内にシェアボタンがある場合は問題ないのですが、直接InstagramのアプリでGIFを投稿すると静止画になってしまいます。端末に保存したGIFを投稿したい場合は、アプリなどでいったん動画に変換しましょう。
手軽に変換・シェアできるアプリとしては、こちらなんかがオススメです。
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