InstagramやTwitterなどのSNSに写真を投稿するなら、やっぱり多くの人に見てもらいたいもの。でも「カラフルなフィルタを付けて、あっ、スタンプも入れてみようかな?」と、頑張って画像を加工しても、全然「いいね」がもらえない……なんてこともあるでしょう。
個性的なカラフルで見た目にも華やかな写真もいいですが、実は「地味なモノクロ写真」が意外に目立つことがあるのです。
洗練されたモノクロ加工カメラ5選。不思議と目が留まるオシャレな白黒写真
なぜ「モノクロ写真」が目に留まりやすいの?
「モノクロの写真が目立つ!」と言われても、なんだかピンとこない……という方もいるでしょう。
そこでまずは、下の2枚の画像を見てください。
InstagramといったSNSに投稿される写真は、カラーであることが当たり前。それ故に写真をモノクロにするだけで、他の写真とは違った印象を与えやすく、人の目に留まりやすくなるのです。
そこでこの記事では、そんなモノクロ写真の効果をさらに引き上げる「画像加工アプリ」を紹介。白黒と言っても個性派揃いのラインナップになっています。
おすすめモノクロ加工アプリ
『Carbon』プロが作り上げた最高のモノクロを、たった10秒で
まず最初に紹介する、この『Carbon』はモノクロ写真に特化した加工アプリ。
なんと60種類(うち、無料で利用できるのは12種類)の白黒フィルタが収録されているのですが、そのすべてがプロのフォトグラファが監修したものになっています。
淡い印象を与えるフィルタや、陰影をくっきりとさせたクールなものなど、印象が似てしまいがちなモノクロ加工を個性的に仕上げられるのは、「やはりプロ!」といった印象です。
さらに明るさ・コントラスト・影の落ち具合といった細かな編集を、スライドバー操作で行えるのも便利な点。スライドバーを左右に移動させるの直感的な操作だけで、プロ直伝の画像編集を行うことができそうですね。
これなら画像編集の知識がない人でも安心です。
『Colorful』モノクロの世界に映える、鮮やかな色
この『Colorful』は、上の画像のように白黒写真の一部だけをカラーにする画像加工アプリです。
モノクロの中に浮かぶビビッドな差し色が強烈なインパクト。スタイリッシュな映画やCMなどでよく使われる表現方法だけに、思わず目が留まってしまいます。
しかも加工の仕方は、カラーにしたい部分をなぞるだけ。直感的な操作なので、特別な画像加工の知識がなくても、プロも使用する手法を取り入れられるのはうれしいポイントです。
さらになぞった部分以外へ、フィルタを施すことが可能。フィルタは絵画調にするものや、セピアカラーにするものなど全部で6種類。
フィルタをかけても「差し色が目立たなくなった……」ということも少なく、決して「フィルタの数が少ない……」と感じないラインナップです。
『Formulas』写真の触り心地でアクセント
色によるインパクト次は、質感!? この『Formulas』は、写真は画像とわかっていながら、思わず触りたくなる……そんな質感を感じられるアプリです。
『Formulas』では上の画像のように、デジタルではなかなか表現できない、写真のざらついたテクスチャを施すことが可能。
まるで数十年もの間、一目にさらされずに眠っていたかのような一枚を、たった3秒で作成することができるのです。
もちろんフィルタの種類も充実。色褪せたような色合いや、写真をこすったようなダメージ加工など、さまざまな加工を施すことができます。
さらに、フレームにも画像と同様の加工を施せるといった徹底っぷり。
触り心地といった視点で、モノクロ写真の持つノスタルジーな世界観を十二分に引き上げてくれることでしょう。
『Retrica』動くノスタルジー体験を
今回紹介するアプリの中で、唯一動画撮影に対応しているのが、この『Retrica』です。
スマホで動画撮影するときに気になるのが「手ブレ」ですが、本アプリはそうした手ブレすら「ノスタルジックな味わい」に変えてしまうのがすごい点。
映るのは何気ない日常なのに、見た目はまるで無声映画のよう……現代と過去が交錯する不思議な体験に、ついつい見入ってしまいます。
しかも撮影した動画は、アプリ上でそのままGIFに変換することが可能。TwitterなどのSNSにGIFを投稿するためだけに、GIF作成専用アプリを使わなくてもいいのはありがたいですね。
『BLACK』フィルム選びから本格加工まで、こだわりの白黒写真
「モノクロ写真は、フィルム選びが一番大切!」という人がいるくらい、モノクロ写真とフィルムの間には無視できない関係があります。
そんなフィルム選びから徹底的にこだわり抜いた一枚を作成できるのが、この『BLACK』。
なんと収録されるフィルタは、被写体と背景がふんわりと馴染む「LOMOGRAPHY LADY GREY 400」や、現在では販売終了した「KODAK TRI-X 400」など、すべて実在するモノクロフィルムを再現しています。
しかもフィルタだけが本格志向ではないのが、本アプリの特徴。画像加工では「ぼかし」や「トーンカーブ」など、細部にまでこだわり抜ける編集機能が収録されています。
被写体の魅力を引き出すフィルム選びから、ディテールを追求した画像加工まで……きっとアナタのこだわりを実現する手助けをしてくれることでしょう。
『Hypocam』くすんだモノクロフィルターが、情緒的でおしゃれ
モノクロフィルターは黒と白がはっきりと分かれた、スタイリッシュなイメージが一般的かと思われます。しかしこちらのアプリは全体を白っぽいくすんだフィルターを搭載。写真が淡く情緒的な印象に早変わりします。
無料で使えるフィルターは7種類。その他のフィルターは、2~3枚1セットになったものが100円代で購入できます。
くすんだフィルターをかけると、モノクロなのに暖かさが伝わる一枚に。もう少しこだわりたい場合はコントラスト・輝度などがバーで調整できます。かっこよすぎずかわいすぎない写真に仕上げたい時におすすめです。
アプリ内で写真集も展開。スタイリッシュかつ高画質な写真がたくさん掲載されています。他ユーザーはどんなふうにフィルターを使いこなしているか、参考に見てみると良いかもしれませんね。
『Inkwork』手描きのような質感。写真がインク絵に変身する
ただ単にモノクロにするフィルターとは違い、こちらのアプリは写真をインクで描いたような印象に見せてくれます。
版画のような切り絵のような、渋さが残ったクールな一枚に。インクのにじみ・ぼやけも活かした90枚以上のフィルターが揃っていますよ。
版画のようなタッチが多め。フィルターは筆のタッチが少しずつ違うので、いろんなものを試してみると楽しめるでしょう。陰影がはっきりした写真を選ぶと、タッチの変化がよくわかります。
筆の太さが5段階あり、変更することでまた違った印象の写真に。太くして力強さを出すか、細くして繊細さを出すか、お好みで調整してください。
黒・白の部分は色を変更可能。灰色+青、黒+薄紫……好きに組み合わせてオリジナリティある写真に仕上げられます。
写真から色は消えても、アナタの個性は決して消えない
今回紹介したアプリはどれも、フィルターをかけるだけの簡単なもの。ですが、どれも個性的なモノクロ写真を撮ることができるものばかりです。
モノクロ加工アプリでアナタの個性を色鮮やかに映し出し、思わず目に留まる……そんな素敵な一枚を発信してください。
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