ChatGPTアプリの本物はどれ? iPhone/Android用はある?スマホで使う方法を解説
最終更新日:2023年07月28日
ChatGPTは、AI技術を活用した革新的なチャットツールです。iPhoneやAndroidのアプリストアで「ChatGPTアプリ」と検索すると、多くの類似アプリや非公式アプリが見つかりますが、これらの中にはChatGPTの正式な提供元であるOpenAIとは無関係のものも含まれています。
では、どのアプリが本物なのでしょうか?また、ChatGPTをスマホで利用するにはどうすればよいのでしょうか?この記事では、これらの疑問に答えます。
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ChatGPTアプリの本物(公式)はある?
ChatGPTは、WebアプリケーションとAPI経由で利用できます。Webアプリケーションとしては、ChromeなどのWebブラウザを使ってOpenAIの公式ウェブサイトから直接アクセスして利用することができます。
一方、API経由では、開発者が自分のアプリケーションにChatGPTの機能を組み込むことができます。これにより、ChatGPTの強力な自然言語処理能力を、自分のアプリケーションの中で利用することが可能になります。
ChatGPT公式アプリがリリース(7月28日更新)
2023年5月18日まではiPhone/AndroidともにChatGPTの公式アプリは存在しませんでしたが、5月19日にiPhoneのChatGPT公式アプリが米国向けにリリースされ、続いて日本語版も5月26日にリリースされました。
iPhoneアプリ版のChatGPTは、ブラウザやプラグインは使用できませんが、デフォルトで音声入力が可能な点が大きな特徴です。
またAndroid版のChatGPT公式アプリのリリースも予定されていることが発表されています。
(7月28日追記)Android版のChatGPT公式アプリがリリースされました。詳細は以下の記事で解説しています。
関連記事:Android版「ChatGPT」アプリ、日本でも利用可能に!
ChatGPTアプリの探し方
ChatGPTアプリを探す際には、いくつかの注意点があります。Google PlayやApp Storeで「ChatGPT」と検索すると、多くのアプリが表示されますが、これらのアプリの中には、ChatGPTの名前や機能を模倣したもの、あるいはOpenAIのAPIを利用した非公式のアプリも含まれています。
これらのアプリはChatGPTの名前を借りているだけで、OpenAIが公式にリリースしているものではありません。OpeaAIのAPIを使用してChatGPTが動作しているアプリもありますが、中にはChatGPTと外観をよく似せた、全く無関係のアプリも存在しています。
前述の通り、iPhone版の公式アプリはリリースされているので、そちらを利用するようにしましょう。
▲Google Playで「ChatGPT」を検索した結果。すべてOpenAIがリリースしたアプリではない
Android版のChatGPT公式アプリは現時点でまだ公開されていないので、もしGoogle PlayにあるChatGPT関連のアプリを試す場合は、以下の点に注意すると良いでしょう。
レビューと評価のチェック: アプリのレビューと評価をチェックします。ユーザーのフィードバックは、アプリの品質や信頼性を判断するための重要な指標です。しかし、レビューは偽造されることもあるため、大量の5つ星評価や一方的な高評価には注意が必要です。
アプリの説明と機能: アプリの説明を読み、提供されている機能がChatGPTのものと一致するか確認します。また、アプリがOpenAIのAPIを利用していると明記しているかも確認します。
アプリの更新日: 最後に更新された日付も重要な情報です。長期間更新がないアプリは、開発者がアプリを放棄した可能性があります。
これらの点を注意深く確認することで、安全にChatGPTの機能を利用することが可能です。しかし、最も確実な方法は、OpenAIの公式ウェブサイトからChatGPTを直接利用することです。
BingのアプリでGPT-4を利用する手も
Android版のChatGPT公式アプリはまだリリースされていませんが、OpenAIのパートナー企業であるマイクロソフト(Microsoft)が公式にリリースしているアプリ「Bing:AI&GPT-4とチャット」を利用することで、ChatGPTのような対話形式でAIを利用することができます。
手軽に試すなら「AIチャットくん」もおすすめ
ChatGPTをとりあえず試してみたいという方は、LINEで気軽にChatGPTを利用できる「AIチャットくん」を使ってみるのもおすすめです。
「AIチャットくん」は、LINEの友だち登録を行なうだけでChatGPT(GPT-3.5)を無料で利用できます。
ChatGPTをスマホブラウザで利用する方法
アプリ以外でChatGPTをスマホで利用するには、スマホのWebブラウザを通じてアクセスすることです。具体的な手順は以下の通りです。
1.OpenAIの公式ウェブサイトにアクセス
2.アカウント作成
3.メールアドレスを入力し「Continue」をタップ
▲既存のGoogle/Microsoftアカウントを利用することも可能
4.パスワードを設定し「Continue」をタップ
5.メール認証をしてアカウント登録
▲届いたメールの「Verify email address」をタップすると上記画面に飛ぶ。
6.ログインしてChatGPTを利用開始
▲有料プランに課金するとGPT-4が利用できるが、無料版ではGPT-3.5のみ利用可能。
また、一部のブラウザでは、Webページをホーム画面に追加し、アプリのように利用することができます。これにより、ChatGPTをスマホのホーム画面から直接開くことができます。この方法を利用すると、アプリをダウンロードすることなく、スマホでChatGPTを手軽に利用することが可能になります。
この手順はブラウザにより異なりますが、一般的にはブラウザのメニューから「ホーム画面に追加」や「ショートカットを作成」などのオプションを選択し、指示に従って操作します。これにより、ChatGPTのページがホーム画面にショートカットとして追加され、タップ一つで直接アクセスできるようになります。
ChatGPTを無料で使う方法
ChatGPTはアカウント登録をすれば無料で利用可能です。ただし、無料プランでは一定の制限があります。たとえば、一日に利用できる会話の数や、一度に利用できる会話の長さなどが制限されています。また、一部の高度な機能は有料プランでしか利用できない場合もあります。
しかし、基本的な会話機能は無料プランでも利用可能で、AIとの対話を楽しむことができます。また、ChatGPTの性能を試すため、または短時間の利用には無料プランが十分に役立つでしょう。
なお、より多くの機能を利用したい場合や、制限なくChatGPTを利用したい場合は、有料プランへのアップグレードを検討してみてください。有料プランでは、GPT-4を含むより多くのリソースや高度な機能を利用することが可能です。
ChatGPTの日本語対応情報
ChatGPTは、多言語対応のAIであり、その中には日本語も含まれています。これは、ChatGPTが多くの言語のテキストデータを学習しているためで、その結果として多言語に対応する能力を持っています。
具体的には、ChatGPTはインターネット上の大量のテキストデータを学習しています。この学習データには、ニュース記事、ブログ記事、フォーラムの投稿、書籍など、さまざまな種類のテキストが含まれています。そして、このテキストデータの中には、多くの言語のテキストが含まれており、その中には日本語のテキストも含まれています。
しかし、ChatGPTの性能は、学習データの量と質に大きく依存します。そして、ChatGPTが学習しているテキストデータの中では、英語のテキストが圧倒的に多いです。そのため、英語に対するChatGPTの性能は非常に高いです。
一方、日本語のテキストデータは、英語のテキストデータに比べて少ないです。そのため、ChatGPTの日本語に対する性能は、英語に比べてやや劣る可能性があります。具体的には、日本語の自然な表現の理解や、日本語の文法の理解などに苦労する可能性があります。
しかし、ChatGPTは日々進化しており、日本語に対する性能も徐々に向上しています。また、ChatGPTの日本語対応については、OpenAIが継続的に取り組んでおり、将来的にはさらに高い性能を実現する可能性があります。
AndroidスマホでのChatGPTアプリの利用は慎重に
iPhoneユーザーであれば公式のChatGPTアプリを利用すれば何も問題ありませんが、Androidスマホユーザーの方は注意が必要です。Google Playで「ChatGPTアプリ」と検索して表示されるアプリの中には、ChatGPTの正式な提供元であるOpenAIとは無関係のものも含まれています。アプリをダウンロードする際は、OperaAI公式のものかどうか確認するようにしましょう。
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