業者がコンサートのチケットを買い占めて、高額な価格で転売……。そのため、純粋に音楽を楽しみたい人が、チケットを適正価格で入手できなくなる「転売問題」が起きています。
そんな問題を解決するために、個人間でチケットを適正価格で売買できるサービス『チケトレ』が、2017年5月10日にプレオープンしました。正式オープンは6月1日(木)12:00からとのこと。
はたして本サービスは、転売問題を解消してくれるのでしょうか? サービス内容を1つずつ見ていきましょう。
公式チケット売買サービス『チケトレ』。転売問題を改善してくれるのか?
利用方法
『チケトレ』は、スマートフォンもしくはPCから利用可能。サイトにアクセスすることで、サービスを利用できます。
『チケトレ』のURLはこちら
『チケトレ』のサービス内容
『チケトレ』はチケット販売会社「ぴあ」が運営。正規価格の紙チケットのみ販売を取り扱っていて、個人間の取引トラブルを防止するために、チケトレが仲介業者として間に入ってくれます。
手数料
・出品者
取引手数料:購入チケット金額の10%(4000円未満の場合は一律400円)
送金手数料:1送金あたり380円
・購入者
取引手数料:購入チケット金額の10%(4000円未満の場合は一律400円)
決済手数料:購入チケット金額の3%
※支払い方法はクレジットカード(VISA、Mastercard、Diners Club)もしくはケータイ払い(docomo、au、SoftBank)。
公的書類による本人確認
個人間でチケット取引をするので、安全性が心配ですよね。『チケトレ』では、運転免許証やパスポートを利用した本人確認があります。
偽造チケットの場合は全額返金
もし購入したチケットが、偽造したものや紛失・破損したものであれば、運営側が全額返金してくれます。
購入証明書を発行してくれる
本人確認が必要なコンサートの場合は、名義が異なるチケットで入場するのがちょっと面倒……。チケトレでは、チケット購入後にバウチャー(購入証明書)を発行してくれます。
スタッフにバウチャーの画面を提示することで、スムーズな入場が可能です。
「高額転売」を完全に阻止はできないが、公式サービスなので安心
「高額転売」を抑止できるかというと、まだまだ問題は山積みでしょう。
チケトレで転売屋が購入する可能性もあるのですが、そこの対策が甘いような気が……。たとえば、大量にチケット購入しているユーザーは購入制限するといった、システム作りが必要だと思います。
また、手数料が高いのも問題。チケット売買サービス『チケットキャンプ』の方が手数料が若干安いので、そちらの方にチケットが流れてしまいます。完全に阻止するためには、手数料の見直しをしてほしいですね。
いくつか気になる部分はあったものの、バウチャーや本人確認による安全性などメリットもあります。6月1日の正式オープンに期待です!
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