アプリのサブスクリプション運用は、なぜこんなにも複雑なのでしょうか。実装に時間がかかり、運用が分断され、データが見えず、改善が回らない――アプリの収益化に取り組む多くのチームが、同じような壁に直面しています。
こうした課題に向き合ううえで避けて通れないのが、課金基盤をどう扱うかという問いです。自前で構築するのか、外部サービスを使うのか。その選択肢のひとつとして、多くの開発チームが検討に挙げるのが「RevenueCat(レベニューキャット)」です。
アプリブ BizJournal編集部では、同社の共同創業者 兼 CTOであるミゲル・カランサ氏と、グロース担当副社長(VP of Marketing)のリック・ハンドリックマン氏にインタビューを実施。RevenueCat誕生の背景から、アプリ課金で生じる4つの壁、日本市場のリテンションや価格設定の可能性まで話を聞きました。
アプリマネタイズはどこで止まるのか──RevenueCatキーパーソンに聞く、収益化の4つの壁と日本市場の勝機
プロフィール
RevenueCatにて、マーケティング、セールス、カスタマーサクセスなど、事業成長に関わる幅広い領域を担当。2022年にVP of MarketingとしてRevenueCatに参画し、2024年より現職。RevenueCat以前は、モバイルDevOpsプラットフォームBitriseでVP of Growth Marketingを務め、同社の成長、カテゴリー創出、日本市場展開に貢献。さらにDivitelではHead of Growth Marketingとして、データドリブンなマーケティング体制の構築を主導した。オランダを拠点に活動。
RevenueCat誕生の背景|「不毛な実装」をなくすためのインフラとは
OSごとに異なる複雑な決済ロジックを統合し、SDKひとつでサブスクリプション管理やデータ分析を可能にするプラットフォーム、RevenueCat。
アプリの収益化に関わる処理をクラウド上で一括して担うことで、開発チームがストアごとの実装差異を意識せずに済む環境を提供しています。
▲左:リック・ハンドリックマン氏/右:ミゲル・カランサ氏
「RevenueCat App Growth Annual Tokyo 2026」(2026年4月16日開催)に際し来日したミゲル氏は、インタビューの冒頭、自らの原体験を静かに語り始めました。
「開発者として私自身、プラットフォームごとに異なる膨大な決済コードを書くことに強いフラストレーションを感じていました。これは誰もが直面する問題なのに、当時は全員がゼロから構築していたのです。
世界中のエンジニアの時間が奪われているこの『非効率』を解消し、ユーザーを喜ばせる機能作りに専念できる環境を作ること。それこそが創業の原点です」(ミゲル氏)
「ミゲルがRevenueCatを作ったとき、世界にはまだこうした汎用的な決済インフラは存在しませんでした。私たちが最初だったのです」と、戦略を担うリック氏も言葉を継ぎました。
OpenAIも採用!非ゲームアプリ収益の約25%を支えるプラットフォーム
RevenueCatが解決しようとしている課題の大きさは、導入実績にも表れています。
ミゲル氏が「最もモチベーションが上がる」と語るのは、個人開発者からの声です。
「『RevenueCatのおかげで生計を立てられるようになった』『企業を立ち上げられた』という声が届く。それが本当に一番うれしい」(ミゲル氏)
大規模サービスでの実績も確かです。リック氏はOpenAIとPerplexityの事例を挙げます。
「OpenAIのiOS設定画面内でのChatGPT Proへのアップグレード課金を、私たちがサポートしています。Perplexityに関しては、Galaxyストアでのサブスクリプションをわずか2〜3週間という短期間でリリースまで導きました。マネタイゼーションに関して、私たちより詳しいチームはいないという自負があります」(リック氏)
▲RevenueCatは58%と断トツのシェアを誇る
こうした積み重ねが、現在の市場ポジションを形成しています。リック氏によると、ゲームを除くアプリ市場において、App StoreとGoogle Playで支払われる収益の約25%がRevenueCatのプラットフォームを経由しており、競合するサブスクリプションSDKとの比較では、シェアは58%に達するとのことでした。
スタートアップの課題解決から始まったプロダクトが、今や大規模サービスの基盤を支える——この事実が、RevenueCatというインフラの守備範囲の広さを端的に示しています。
日本国内でも、Globis、Ubie、YAMAPなどへ採用が少しずつ広がってきています。
アプリ課金で詰まる4つの壁と解決策
では、これだけの規模で使われているRevenueCatは、現場でどのような問題を解決しているのでしょうか。 アプリが市場に出てからグローバル規模へ成長するまでには、さまざまな壁が立ちはだかります。インタビューで2人の口から語られた具体的な課題とその解決策やメリットを、4つの壁に分けて整理しました。
各章で詳しく見ていきます。
① 実装の壁:リソース不足、複雑なロジック
ボトルネックが生じる可能性
- iOS / Androidで課金ロジックを別々に実装している
- ストア審査やテストに想定以上の時間がかかっている
- 課金機能だけで開発リソースを圧迫している
初期段階のスタートアップにとって、開発者が数週間かけて決済ロジックを組むこと自体が大きな機会損失となりえるのに対し、RevenueCatは、数行のSDK実装で各OSの対応が完了。課金処理もクラウド上で一括代行できる状態になります。
中には、自社で課金インフラを実装していた企業が、RevenueCat導入後に3万7,000行のコードを約1,000行の統合コードに置き換えた事例*もあるのだとか。
◆このフェーズで得られる変化
開発チームにとっては、課金が「作るもの」から「使うもの」へと変わる転換点です。課金ロジックの保守やプラットフォーム対応を外部化することで、エンジニアのリソースをプロダクトの価値づくりに集中させることができます。
② 管理の壁:ストアごとの設定、ストアをまたいだサブスク管理
ボトルネックが生じる可能性
- Apple / Googleでユーザーデータが分断されている
- 同一ユーザーでも課金状態がずれることがある
- 返金やプラン変更の対応に手間がかかっている
複数のチャネルを持つサービスではユーザーデータがサイロ化しやすく、運用コストの増大にもつながります。RevenueCatを導入することでプラットフォームをまたいだ「ユーザーの状態」をリアルタイムで一元管理でき、ユーザーがどの端末からアクセスしても正しい購読状態が維持されます。
◆このフェーズで得られる変化
CSチームにとっては「課金が反映されない」問い合わせの減少に、事業責任者にとっては返金・プラン変更をオペレーションコストをかけずに処理できる体制に、それぞれ直結するでしょう。
③ 分析の壁:正確なデータ、LTVが見えない
ボトルネックが生じる可能性
- LTVが正確に算出できていない
- 広告ROIが感覚的な判断になっている
- 広告データと課金データが分断されている
規模が拡大すると、どの広告から来たユーザーのLTVが高いのか、どのプランが最も解約されにくいのか等を正確に把握する必要があります。それができていないと、施策の意思決定が仮説頼みになりやすく、改善の精度が上がりません。
外部ツールとシームレスに連携できるRevenueCatでは、それらのデータを紐付け、真のROIを可視化。精緻な分析データをもとに、どのタイミングでユーザーが離脱しているのかを特定し、打つべき施策を明確にします。
◆このフェーズで得られる変化
事業責任者にとっては、LTV・継続率・広告ROIが同じ粒度で見えるようになることで、「なんとなく伸びている」から「どこで伸びているかわかる」状態へと投資判断の質が変わります。
④改善の壁:施策のスピード、A/Bテストができない
ボトルネックが生じる可能性
- ペイウォールの変更に開発対応が必要
- A/Bテストの実施に時間がかかる
- 改善施策を継続的に回せていない
テストのためにペイウォールのデザインを変えるには、開発者の工数やストアのレビュー待ちが発生します。この段階で詰まると、「課題は見えているのに手を打てない」状態に陥りやすくなります。
ノーコードで課金画面を操作できる「Paywalls」機能を使えば、開発者工数を使わずに即時テストが可能に。施策のPDCAサイクルが大幅に加速します。
◆このフェーズで得られる変化
マーケターやPdMにとっては、「開発に依頼して待つ」という前提がなくなり、データを見てその場で施策を打ち、結果を検証するループを自分たちで回せるようになります。
日本市場に眠る「価格設定」の勝機――世界最高水準のリテンションを活かせ
ここまで見てきたのは、アプリ課金の実装・管理・分析・改善における課題です。ただし、収益化の難しさはツールや運用体制だけで決まるものではありません。どの市場で、どのようなユーザーに、どの価格で価値を届けるのかによっても、取るべき打ち手は変わります。
では、RevenueCatから見た日本市場は、どのような特徴を持つのでしょうか。グローバルなアプリ収益化を見てきた2人に、日本のポテンシャルについて聞くと、リック氏の口からは日本の開発者にとって心強いデータが飛び出しました。
「日本はアメリカ、中国に次いで世界第3位の巨大市場であり、ヨーロッパ全体よりも大きい。iモード時代から続く『サブスクの先駆者』*でもあり、この巨大な市場を無視することはできません。
日本のペイウォールは非常に独特です。大多数の地域ではあまりテキストを使いませんが、日本ではテキスト、特に漢字が多いのです。価格帯は低いですが、コンバージョン率が高く、リテンション率も高い。再アクティベーション率24%は、おそらく世界で最も高い水準です」(リック氏)
RevenueCatの公開データも日本の優位性を裏付けます。日本が含まれるアジア太平洋地域の初回サブスクリプション更新率は北米と並びグローバルトップ(2026年レポート)。月次リテンション率(18.0%)は全地域中1位(2025年レポート)で、「日本を含むアジア市場のユーザーは一度課金すると使い続ける」傾向が数字でも明らかに。また、 2024年のレポートでは日本は年間プランのYear 1継続率が42%、月額プランでも26%といずれも世界最高水準との結果も出ています。
一度契約したユーザーが長く使い続け、仮に一度離脱しても4人に1人は戻ってくる――この「粘り強さ」は、日本市場が持つ固有の強みです。
この数字が示すのは、適切なリテンション施策さえ機能すれば、日本のユーザーは「長く・深く・繰り返し」課金する傾向を持っているという点です。適切なリテンション施策が機能すれば、一度離れたユーザーも新機能のリリースなどをきっかけに再び取り込める可能性があります。
こうしたリテンションの高さに加えて、日本市場にはもうひとつ見落とされがちな特徴があります。
リック氏は日本におけるAndroid市場の購買力にも触れ、「上位層ではiOSをしのぐ支出を見せることもある。この事実は海外の開発者が最も見落としている点だ」と指摘。一般的に日本ではiOSの存在感が強く語られがちですが、実際にはユーザーセグメントによって購買行動は大きく異なるため、特定のプラットフォーム前提で設計しないことも重要となるでしょう。
「海外は高すぎ、日本は安すぎる」グローバル展開で直面する価格の罠
さらにリック氏は、日本の開発者が陥りがちな「価格設定」の罠についても、エンジニアらしい率直さで切り込みます。
「私たちが意図的にお伝えしたいのは、海外の開発者には日本市場を、日本の開発者には世界の市場をもっと理解してほしいということです。海外の開発者が日本でアプリをローンチすると価格が高すぎ、日本の開発者が海外でローンチすると価格設定がいつも安すぎるんです」(リック氏)
実際、リック氏が日本の開発者コミュニティで「もっと値上げを」と呼びかけたところ、「それは絶対無理だ。日本はカルチャーが違う」と強い反発を受けたといいます。この経験から得た実践的な教訓がこれです。
「プライステスト(価格のA/Bテスト)は日本では受け入れられないとわかりました。でも、ペイウォールのデザイン、テキスト、フィーチャーの説明、週次・月次・年次の表示パターンなど、価格以外のテストは多くの開発者に喜んで受け入れてもらえています」(リック氏)
値上げの前に、まず「見せ方の最適化」から始める。RevenueCatのペイウォール機能はまさにこのアプローチを後押しする設計になっています。
「高収益だが定着しにくい」というAI時代の収益の壁をどう超えるか
「昨年、初めてアプリの収益がゲームを上回った」という話題を振ると、リック氏はこう応じました。
「ゲーム業界の収益は数年間ずっと横ばいでしたが、一方でアプリは年々成長しています。AIによってそのスピードはさらに上がっている。ある意味、時間の問題でした」(リック氏)
その背景としてミゲル氏が挙げるのは、アプリそのものの価値提供の変化です。
「かつてはゲームには課金してもアプリにはしないのが一般的でした。しかし今のアプリは『ジムに通うより安いパーソナルトレーナー』のように具体的な価値を提供し始めているため、その価値に気づくと、課金への意識が変わっていくのです」(ミゲル氏)
ただし、AIアプリの急増については注意が必要だといいます。RevenueCatの最新レポートによれば、AIアプリは1ユーザーあたりの収益が通常のアプリより41%高い一方、離脱スピードは30%速いというデータが出ています。
「AIに大きな期待を抱いて試す人が多く、利用初期の課金率は比較的高いのですが、期待がすべて叶うわけではないとわかると、早々に解約する傾向があります。
一方で、継続的に価値を提供できていて毎日使われるようなAIアプリは、今まさにレベニューの成長を牽引しています」(ミゲル氏)
「高収益だが定着しにくい」――これはAIアプリが抱える構造的な課題です。ユーザーが継続的に価値を感じる体験設計と、データに基づいたリテンション施策。これらを単発の施策ではなく、分析と改善を前提として運用することで、収益は安定して積み上がっていく構造に近づくといえるでしょう。
こうした変化が続く中でも、課金や収益化の基盤をどう設計するかという問いは変わりません。RevenueCatは、その領域を支えるインフラとして進化を続けています。同社が掲げるミッションは「開発者が稼げるようにする」こと。その思想は、環境が変わっても一貫しています。
AIが広げたニッチ開発の可能性
最後に、日本の開発者への具体的なアドバイスを求めると、2人は口をそろえて「ニッチを狙うべきだ」と力説しました。
「AIによって開発のポテンシャルは大きく広がっています。低コストで特定のユースケース向けに開発できるようになったので、アプリストアに既にあるものを作る必要はない。自分が持っているユニークな問題や、自分のコンテキストに合わせた開発をするべきです。
2年ほど前、ある日本の開発者から『カロリー管理アプリを作ってアメリカで成功したい』と相談されましたが、私の答えは『NO』でした。日本人とアメリカ人は食生活もゴールもアプリの使い方も違います。まず日本のコンテキストを理解して日本向けに作るべきだと伝えたところ、そのアプリは日本で大きな成功を収めたと聞いています」(リック氏)
ミゲル氏は、特に注目すべき領域として教育・ヘルスケア・生産性向上を挙げ、ここに大きなチャンスがあると語ります。
「ユーザーが価値に気づくと『高いコーヒー1杯より安い投資で、こんなに大きな価値が生まれるなら投資しよう』というマインドセットに変わっていくのです」(ミゲル氏)
課金インフラの選択が、事業の伸び方を決める
RevenueCatは単なる「ツール」ではありません。実装・管理・分析・改善というプロセス全体を整えることで、 アプリマネタイズの“詰まり”を解消するための 「インフラ」です。重要なのは、機能そのものではなく、「課金をどこまで自分たちで持つのか」という設計の問題に対する答えを持っている点にあります。
アプリの成長を考えるうえで、課金は避けて通れない領域です。そのとき、どのフェーズで何がボトルネックになっているのかを見極めること。そして、それを自前で解決すべきか、外部に委ねるべきかを判断すること。その意思決定こそが、収益の伸び方を左右します。
RevenueCatは、その判断において現実的な選択肢のひとつです。自社のリソースをどこに投下するのか。その視点から、一度見直してみる価値はあるのではないでしょうか。
RevenueCatについて
RevenueCatはモバイルアプリ向けにサブスクリプションの実装・管理・分析・改善プラットフォームを提供する米国企業です。9万6千以上のアプリに採用され、年間2.1兆円以上の課金を処理し、ChatGPT、Notion、Globis、Ubie、YAMAPなどで活用されています。
公式サイト(日本語):https://www.revenuecat.com/jp
▼申し込みや相談はこちらから
RevenueCatのサービス詳細は公式サイトから。日本語でのデモ申し込みも受け付けています。
導入時期・コスト・既存システムとの連携など、具体的な相談はこちらから可能です。
▼RevenueCatをもっと知る、最初の一歩
アプリのマネタイズ動向、開発者ストーリー、モバイルサブスクリプションやアプリ内課金を成長させるための実践的なアドバイスに関する記事は、以下ブログにて日本語で公開されています。
導入検討時によくある質問
Q. 料金体系を教えてください。無料で使い始めることはできますか?
A. RevenueCatは、アプリの成長に合わせて利用できる従量課金型の価格モデルを採用しています。基本的には、RevenueCatでトラッキングする月間収益(Monthly Tracked Revenue / MTR)に応じた料金体系で、月間2,500米ドルまでのMTRは無料で利用できます。MTRが2,500米ドルを超えた場合、その超過後はトラッキング対象収益に対して1%の利用料が発生します。
Q. RevenueCatはアメリカの企業とのことですが、日本語でのサポートは受けられますか?
A. 移行にかかる期間は、既存の課金実装の複雑さ、対象プラットフォーム数、既存サブスクライバーの移行有無によって変わりますが、一般的には 2週間〜6週間程度 がひとつの目安です。
シンプルな構成であれば短期間で導入できますが、iOS/Android両方の対応、既存購入履歴の移行、WebhookやCRM・分析ツール連携を含む場合は、より計画的に進める必要があります。
Q. セキュリティ面は大丈夫ですか?
A. RevenueCatは、国際的なセキュリティ評価基準である SOC 2 に対応しており、厳格なセキュリティ管理体制のもとでサービスを運用しています。アプリの課金・購読データを扱う基盤として、アクセス管理、監視、データ保護など、金融機関を含むエンタープライズ企業にも求められる水準を意識したセキュリティ対策を講じています。
Q. プライバシー保護の面は大丈夫ですか?
A. RevenueCatは、世界でも厳格な個人情報保護規制として知られる EUのGDPR に準拠した形でサービスを提供しています。個人データの取り扱いについては、データ保護・管理の方針を整備し、グローバル企業やエンタープライズ企業でも安心して利用できる体制を整えています。
ミゲル・カランサ氏(Miguel Carranza) RevenueCat 共同創業者 兼 CTO
2018年、Jacob EitingとともにRevenueCatを共同創業。Y Combinatorに採択され、モバイルアプリ向けサブスクリプション実装を支援するプロダクトを立ち上げた。現在はCTOとして、10カ国以上・複数タイムゾーンに分散するエンジニアチームを率い、プロダクトおよび技術戦略を統括している。創業以前はサンフランシスコのMindSnacksおよびElevateでエンジニアリングをリードし、Elevateは2014年にApple App of the Yearを受賞。スペイン・セビリア出身、Cranfield Universityにてソフトウェアエンジニアリング修士号を取得。