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  • 【レポート】ASOとApple Adsの「連携」で次の成長を描く 食べログ・スピーク・サイバーエージェントが語るアプリグロース(AppTweak Amplify Tokyo)

AppTweak(アップトゥイーク)が世界各国で開催するアプリマーケター向けイベント「AppTweak Amplify」が、2026年5月26日、LIFORK原宿(東京・渋谷)で日本初開催されました。

テーマは、ASO(アプリストア最適化)とApple Adsを横断した、統合的なアプリ成長戦略。本記事では、AppTweak Japanによる基調講演と、国内外でアプリ成長をリードするトッププレイヤーが登壇したパネルディスカッションの模様をお届けします。

※本イベントはAppTweak社が独自に開催しているものであり、Apple Adsによるスポンサー提供・承認を受けたものではありません。紹介された内容には、第三者のブランドやサービスに関する言及が含まれる場合がありますが、すべて教育・情報提供を目的としてAppTweak社が独自に作成したものです。また、本イベント内で共有される分析・見解・コメントは、AppTweak独自のものであり、Apple Adsの見解や推奨を示すものではありません。

基調講演:Apple Adsを「広告枠」から「成長チャネル」へ

登壇者紹介

廣瀬 亨 氏
AppTweak Japan合同会社
Head of Japan

基調講演には、AppTweak Japanの廣瀬亨氏が登壇。AppTweakは、アプリマーケティングおよびApp Store Optimization(ASO)領域のリーディングカンパニーで、ストアでの発見されやすさと成果の最大化を支援するデータプラットフォームを提供し、グローバルで2,000社以上に導入されています。

廣瀬氏はまず、アプリとの出会い方の変化に言及。消費者の36%が、新しいアプリを探す際に従来の検索エンジンではなくAIチャットなどを利用し始めているといいます。AppTweakはこの潮流を捉え、ChatGPT上で自社アプリがどう表示・推奨されているかを可視化する「AI Visibility」機能の日本市場向けデータをこの日ローンチしたと発表しました。

▲新機能「AI Visibility」(登壇資料より)

▲新機能「AI Visibility」(登壇資料より)

一方で「どこでアプリと出会っても、最終的にユーザーはアプリストアにたどり着く」とし、アプリストアこそ意思決定の場であると強調。日本市場はiOSのダウンロード比率55%・売上比率67%、平均ダウンロード単価はAndroidより約83%高く、収益性の高いiOSへの戦略的投資が重要だと述べました。

ASOの最新トレンドとして、廣瀬氏は2つの示唆的な事例を共有しました。ひとつは、メタデータの更新頻度がアプリストアのランキングに影響する可能性。「競馬」キーワードで、メタデータ更新を継続したアプリが順位を大幅に改善、その後も順位を維持した一方、更新を行わなかったアプリは順位を落としたといいます。2位と4位では推定ダウンロード数に年間約3万件の差が生じ、広告費換算でも無視できないインパクトです。

もうひとつは、イベント内テキストも、ストアの検索ランキングに影響しているという発見です。アプリ内のイベントを掲載開始した日に、それまで圏外だったイベント関連キーワードでランクイン、掲載日と初ランクインしたタイミングが一致した事例を挙げました。

こうした調査データから廣瀬氏は、ASOとApple Adsは補完関係にあると指摘。ASOで強めたいキーワードをApple Adsで入札してインストールを獲得し、Apple Adsで成果が出たキーワードをASOに取り込む——この相互の循環が鍵だといいます。

▲アプリストア成長を支える基盤(登壇資料より)

▲アプリストア成長を支える基盤(登壇資料より)

加えてApple Adsは4つの掲載面を持ち、それぞれ特性が異なるとし、目的に応じて認知と獲得を出し分けることで相乗効果が期待できると説明しました。

実際の成功事例として、海外の経済メディアアプリ『The Economist』のケースを紹介。AppTweakの自動化テンプレートを活用し、効果の高いキーワードでインプレッションシェアを90%以上に維持した結果、インストール数が前月比で44%増加したといいます。

▲The EconomistのAppTweak導入事例(登壇資料より)

▲The EconomistのAppTweak導入事例(登壇資料より)

「ASO単体ではなく連携させることで、アプリストア内でのインプレッション・CVR・ダウンロード成果を最大化できる」と廣瀬氏は締めくくりました。

▲廣瀬 亨 氏(AppTweak Japan合同会社 Head of Japan)

▲廣瀬 亨 氏(AppTweak Japan合同会社 Head of Japan)

パネルセッション1:グローバルで“選ばれるアプリ”はどう作られるのか(食べログ、スピークの成長戦略)

登壇者紹介

香西 利彦(こうざい としひこ)氏
株式会社カカクコム
食べログプロダクト本部
インバウンド事業部 部長 / プリンシパルプロダクトマネージャー

広告制作会社、デジタルエージェンシーを経て2017年カカクコムに参画。価格.com、食べログにおいてプロダクト戦略の立案から実行までをリードし、多数のKPIを非連続にグロースハック。プロダクト、マーケティングの知見を活かし、スタートアップを中心としたUX/UI顧問など活動の幅を広げる。

ヤン・キンジュシェンコ 氏
スピークジャパン合同会社
Head of Japan 日本統括

東京大学卒業後、DeNAでモバイルゲームのマーケティングおよび海外展開を担当。その後、アマゾンで急成長中の広告部門で活躍し、アレクサの日本ローンチ及びプライムビデオのマーケティングを推進。Meta(Facebook Japan)でBtoBのマーケティングをリード。2022年よりAI英会話アプリ「スピーク」を展開するスピークに参画し、日本統括として事業拡大を牽引している。

ファシリテーター
廣瀬 亨 氏
AppTweak Japan合同会社
Head of Japan

最初のパネルセッションでは、日本最大級のグルメサイトを運営するだけでなく、訪日外国人向けに『食べログ』を展開する株式会社カカクコムの香西氏と、海外から日本に参入したAI英会話アプリ『スピーク』を提供するスピークジャパンのヤン氏が登壇。「日本→海外」「海外→日本」という対照的な2つの視点から、各テーマに対する両者の考え方が語られました。

展開のきっかけと、市場・ユーザーの見極め

『食べログ』が海外展開を決めた背景は、市場の大きさです。2030年に15兆円・6,000万人(うちリピーター約4,000万人)を見込むインバウンド政策を追い風に、同社が20年で蓄積したネット予約店舗数や口コミ・写真が訪日客のニーズに合致すると判断したといいます。

ターゲットの見極めで起点に据えたのが、「入り口はデータ」という考え方。まず日本政府観光局(JNTO)が公開する統計で対象国を絞り込み、そこからは渋谷で約200人の訪日客に直接インタビューしたり、SNSの旅行者コミュニティを調べたりして、徐々に解像度を高めていったといいます。

そうして見えてきたのが、観光客向けの評価に偏りがちな既存の地図サービスでは得にくい、「地元の人の本音を知りたい」というニーズでした。

▲香西 氏(株式会社カカクコム 食べログプロダクト本部 インバウンド事業部 部長 / プリンシパルプロダクトマネージャー)

▲香西 氏(株式会社カカクコム 食べログプロダクト本部 インバウンド事業部 部長 / プリンシパルプロダクトマネージャー)

一方、サンフランシスコ発の『スピーク』が最初の市場に選んだのは韓国でした。英語学習ニーズが高く競争も激しい市場で勝てば、ほかの市場でも通用するとの判断からです。同国でPMFを確立したのち、市場リサーチとユーザーインタビューを通じて、年齢層やペインポイントの近い日本を次の市場に選定したとヤン氏は説明します。

「英語を学んだのに話す機会がない」という悩みは両国に共通する一方、市場規模の違いから英語を使う頻度や理由は異なるとヤン氏は指摘。サーベイを頻繁に回し、学びのスピードを上げることの重要性を語りました。

▲ヤン 氏(スピークジャパン合同会社 Head of Japan 日本統括)

▲ヤン 氏(スピークジャパン合同会社 Head of Japan 日本統括)

初期成長を生んだ施策

『食べログ』にとって初期成長の転換点となったのは、アプリのリリースでした。立ち上げ当初よりアプリユーザーから高い評価を得て、iOS・Androidともストア平均評価4.8を維持。ASOの各キーワードスコアも一気に上昇したといいます。

『スピーク』は初期、XやメディアPRの効果が大きかったとしつつ、3〜4年目からテレビCMを本格導入。信頼とブランド形成が狙いですが、MMM(マーケティングミックスモデリング)などを用い、最終的なビジネスインパクトを基準に評価するとヤン氏は語りました。

ローカライズ・信頼形成とアプリストア戦略

『食べログ』の信頼形成について香西氏は「Eat Where Locals Eat(地元の人が通う店で食べる)」というタグラインを掲げ、マーケティングからプロダクト体験までメッセージを一貫させることが信頼と推奨を生むと述べます。

ヤン氏も、サーベイで得た理解をプロダクトとマーケティングの全機能に反映し、『スピーク』ではクリエイティブだけで月100本以上のテストを回していると明かしました。

アプリストア戦略では、香西氏がASOを「ユーザー獲得のセンターピン」と表現。積み上げた認知や好意をインストールへつなげる要所であり、国ごとの最適化のためAppTweakのコンサルティングを活用しているといいます。

ヤン氏は、iOSユーザーの多い『スピーク』にとってApple Search Ads(ASA)は重要な獲得チャネルだとし、ブランドワードはインプレッションシェアの維持を、ノンブランドはLTVを基準とした評価を軸に、運用を使い分けると語りました。

パネルセッション2:なぜApple Adsで成果に差が出るのか(Cyber Agent)

登壇者紹介

増田 光佑(ましだ こうすけ) 氏
株式会社サイバーエージェント
Apple局 チーフコンサルタント

佐藤 真吾(さいとう しんご) 氏
株式会社サイバーエージェント
Apple局 シニアコンサルタント

ファシリテーター
松原 加菜 氏
AppTweak Japan合同会社
Customer Success Manager

続くパネルには、ASA(Apple Search Ads)の国内取引高No.1で、AppTweakの利用者数も国内最多という代理店・サイバーエージェントから、増田氏と佐藤氏が登壇。「サイバーエージェントが考えるApple Adsの最適解」をテーマに、現場で培った運用の考え方が共有されました。

増田氏はまず、Apple Adsの運用で多くの企業が抱える課題を「入札」「ASO連携」「クリエイティブ」の3つに整理しました。キーワードが増えると入札の頻度と精度を保てない、ASOがASAに与える影響を正しく理解できていない、クリエイティブ(CPP)の勝ち筋や検証方法が分からない——これらはいずれもASAに特有の悩みだといいます。

▲増田 氏(株式会社サイバーエージェント Apple局 チーフコンサルタント)

▲増田 氏(株式会社サイバーエージェント Apple局 チーフコンサルタント)

入札戦略:自動化ツールでKPIベースの運用へ

入札では、新たな自動入札「Max Conversion(コンバージョンの最大化)」が有効だと増田氏。目標CPAを設定すれば媒体側が自動で予算を配分できるためし、活用を推奨する考えを示しました。

ただし、多くのクライアントのKPIは、MMP(モバイル計測パートナー)内のコンバージョン地点にあり、媒体上のCPIまでしか調整できないMax Conversionではギャップが残ります。そこでAppTweakの「自動化機能」を使い、KPIに沿った調整を実現。

ビッグワードやロングテールは目標CPAの達成率で、ブランドワードはシェア維持を軸にするといったように、複数パターンの入札ルールを設計し使い分けていると補足しました。状況に応じてルールを柔軟に組み替えられるため、人手だけでは難しい精度とスピードの両立につながるといいます。

ASO×Apple Search Ads:タイトル・メタワードが「関連度」を動かす

ASOとの関連性について増田氏は、別物に見えるApple Search Adsとアプリストアの仕組みは密接だと指摘。とりわけASAの関連度とASOのタイトルやメタワードとの結びつきが強く、これらを最適化すれば双方で効果が見込めるといいます。

また、佐藤氏からも、この関係は一方向ではなく、Apple Search Ads側の取り組みがASOの評価に波及することもあると言及し、明確な因果は示されていないとしながらも、ASAとASOが双方向で影響し合う可能性を示唆しました。

▲佐藤 氏(株式会社サイバーエージェント Apple局 シニアコンサルタント)

▲佐藤 氏(株式会社サイバーエージェント Apple局 シニアコンサルタント)

クリエイティブ:継続的な検証で成果を高める

クリエイティブの最適化も、ASAの成果を大きく左右する要素です。サイバーエージェントでは、競合の動向も踏まえながらCPP(Custom Product Pages)を設計し、継続的な検証を通じて訴求やデザインを磨き込んでいるといいます。

検証設計や分析の精度が成果を分けると指摘し、地道な改善の積み重ねが結果につながると語りました。

まとめ:ASOとApple Search Adsの統合が、次のグロースを描く

クリエイティブの最適化も、ASAの成果を大きく左右する要素です。サイバーエージェントでは、競合の動向も踏まえながらCPP(Custom Product Pages)を設計し、継続的な検証を通じて訴求やデザインを磨き込んでいるといいます。

検証設計や分析の精度が成果を分けると指摘し、地道な改善の積み重ねが結果につながると語りました。

イベント「AppTweak Amplify Tokyo」概要

イベント「AppTweak Amplify Tokyo」概要

開催日:2026年5月26日(火)
会場:LIFORK原宿(東京都渋谷区)
主催:AppTweak Japan合同会社

AppTweak_logo

AppTweak(アップトウィーク)は、モバイル業界におけるリーディングカンパニーのASO(アプリストア最適化)およびASA(Apple Search Ads)の効果最大化を支援する、AI搭載のアプリストア特化型マーケティングプラットフォームです。ASO Intelligence、Search Ads Manager、App Store Review Management、Market Intelligenceなど、多様なソリューションを提供し、業界でも有数の包括的なプラットフォームとしての地位を確立しています。豊富なデータと分析機能、さらにコンサルティングサービスを通じて、アプリマーケターが情報に基づいた意思決定を行い、競争優位性を構築できるよう支援しています。

URL: https://www.apptweak.com/ja

<最新情報>
新登場、AI可視性プラットフォーム「AI Visibility」のご紹介
アプリ向け:https://www.apptweak.com/ja/ai-search-visibility-tool-for-mobile-apps
ゲーム向け:https://www.apptweak.com/ja/ai-search-visibility-tool-for-mobile-games

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