自分が今年厄年なのか? 気になったときの調べ方は案外知らない方も多いのではないでしょうか。厄年は日本の伝統的な信仰に基づき、特定の年齢で不運が起きるとされています。多くの人々がこの時期に厄払いや祈祷を行い、厄除けのための様々な習慣や行事が行われます。
2024年に厄年に該当する方の早見表も紹介していますので、参考にしてください。
厄年とは?厄年の調べ方・数え方を紹介!2024年の厄年早見表も
厄年をアプリで簡単チェック!
厄年は『Hinokoto 年表:西暦和暦年齢早見表』『厄年計算男性女性年齢和暦西暦計算機』といったアプリで簡単にチェックできます。
以下では、それぞれのアプリを用いて厄年を調べる方法を解説します。
『Hinokoto 年表:西暦和暦年齢早見表』
『Hinokoto 年表:西暦和暦年齢早見表』は、厄年はもちろん干支や年齢などを一覧でチェックできます。年齢を見る機能では、両親や親戚の生まれ年を把握したい場合などにも便利です。
直感的に使えるアプリなので設定や絞り込みなどもスムーズに行えます。また、定期的にチェックしたい年をお気に入り登録したり、厄年のみの表示に切り替えたりすることも可能です。ただし、年齢や生まれ年の入力をもとに検索できる機能はないため注意しておきましょう。
『厄年計算男性女性年齢和暦西暦計算機』
『厄年計算男性女性年齢和暦西暦計算機』は、自分が生まれた年を入力するだけで厄年のチェックが可能です。西暦はもちろん、昭和、平成の生まれ年を入力すると、厄年が表示されます。
また厄年だけでなく、入力した年に生まれた人が何年に中学・高校・大学を卒業したのかを表示してくれる機能もあります。例えば平成10年生まれの場合「10」と入力するだけで厄年や卒業年を表示してくれます。
ただし、令和には対応していないため注意してください。使うシーンは限られますが、厄払いや卒業年をサッと確認したいときに便利です。
【2024年】厄年早見表
ここでは2024年の女性と男性の厄年早見表を紹介します。
なお、年齢は数え年で表示しているため、遅生まれ(1月~4月生まれ)で分かりづらいという人は年齢の隣に表示している「生まれ年」に該当しているかどうかを確認してください。記載の生まれ年に該当している人は、遅生まれ・早生まれに関係なく厄年となります。
女性の厄年早見表(2024年)は次の通りです。
前厄 | 本厄 | 後厄 |
---|---|---|
18歳(2007年 / いのしし) | 19歳(2006年 / いぬ) | 20歳(2005年 / とり) |
32歳(1993年 / とり) | 33歳(1992年 / さる)【大厄】 | 34歳(1991年 / ひつじ) |
36歳(1989年 / へび) | 37歳(1988年 / たつ) | 38歳(1987年 / うさぎ) |
60歳(1965年 / へび) | 61歳(1964年 / たつ) | 62歳(1963年 / うさぎ) |
男性の厄年早見表(2024年)は次の通りです。
前厄 | 本厄 | 後厄 |
---|---|---|
24歳(2001年 / へび) | 25歳(2000年 / たつ) | 24歳(2001年 / へび) |
41歳(1984年 / ねずみ) | 42歳(1983年 / いのしし)【大厄】 | 43歳(1982年 / いぬ) |
60歳(1965年 / へび) | 61歳(1964年 / たつ) | 62歳(1963年 / うさぎ) |
厄年の調べ方・数え方
厄年の数え方は、男女で異なります。まずは男女それぞれの厄年を把握しましょう。
- 男性 = 25歳、42歳、61歳
- 女性 = 19歳、33歳、37歳
上記の厄年を基準にし、厄年までの年数を数え年で数えます。数え年とは、生まれた年を1歳とし、元日(1月1日)を迎えるたびに1歳ずつ年齢を加算していく年齢の数え方を指します。
厄年とは?
厄年とは、主に日本の風習や民間信仰において、特定の年齢で災いや厄災が多いとされている年を指します。厄年を迎える人は良いことが起こりにくいとされ、それらを避けるためにさまざまな儀式や行事が行われることも多いです。
なお、厄年の考え方は主に日本の文化に根ざしており、海外の文化などでは存在していません。
男女で厄年は異なる
前述の通り、男女で厄年は異なります。
一般的には、男性は25歳、42歳、61歳。女性は19歳、33歳、37歳が厄年とされています。
また厄年は、早生まれかどうかに関係していない点に注意が必要です。例えば、2月生まれで24歳になる人は、その誕生日を迎える年の1月1日からが厄年となります。
男女共通の「小厄」というものもある
小厄(しょうやく)は、厄年ほどの影響はないが注意を払ったほうがいい時期のことやそこで起こる災厄や厄介事のことを指します。
具体的には、男性で25歳と33歳と66歳、女性では19歳や37歳などが小厄とされています。他にも男女関係なく3年周期で訪れるとも言われていますが、厄年よりも影響が薄いためあまり気にしていない人も多いです。
前厄・本厄・後厄の3年にわたって厄年は続く
一般的に、前厄・本厄・後厄の3年にわたって厄年は続くとされています。
前厄 | 厄年の前年を指しています。 |
---|---|
本厄 | 厄年そのものを指しており、男女で該当する年齢が異なります。 |
後厄 | 厄年が終わった後の年を指していますが、一般的には良いことが起こりやすいとされ、厄年明けの新しいスタートを祝う地域もあります。 |
ちなみに大厄(男性は42歳、女性は33歳)は、厄年の中で最も災いが起きやすいとされており、特に注意が必要であるとされています。
厄払いはどこでする? 神社と寺の厄払いの違い
厄払いは、一般的に神社や寺で行われます。ただし、神社と寺院では儀式や厄除けの方法に違いがあります。
神社では、神聖な場所として神に祈り、良い運気を呼び込む儀式が行われます。
一方の寺では、仏教の教えに基づいて、僧侶が厄払いの儀式を行います。有名な護摩焚きなどの儀式は、寺で行われることが一般的です。
厄年に関するQ&A
悪いことが起きる年なの?
厄年は厄災や災厄が多く、良いことが起こりにくいとされています。そのため、良くない出来事を避けるために厄払いを行う人も多いです。
しかし、あくまで人生の転機や生活に変化が起きやすい年であり、その変化が災いに転じる可能性があるというのが厄年の概念であるため、必ずしも災いに見舞われるわけではありません。
厄年だけ気をつければいいの?
小厄もあるため、厄年だけに気を付ければよいというわけではありません。
小厄とは、本厄の1年前後を指しています。そのため、本厄の1年前である小厄を迎えた時点で厄払いを受ける人も多いです。
厄年でやってはいけないとされていること
厄年では葬式や墓参りといった死に関する行事や、結婚に関連する行事は控えられる傾向にあります。特に結婚式や披露宴は良い運気を呼び込むことが期待されるため、厄年を避ける人も多いです。
しかし前述の通り、必ずしも災厄に見舞われるわけではないため「厄年だから」と縛られる必要はありません。
厄払いはいつ受けるべき?
厄払いはいつ受けても問題はありません。
一般的には節分(2月3日)までに厄払いを受けておくのがよいとされています。