マッチングアプリの台頭によって、出会いの形は大幅に増えました。FTM(Female To Male)の方にとっても、以前より格段に出会いやすい環境が整っています。しかし現実は思いどおりにならず、なかなか出会うきっかけを作れずに悩んでいる人はまだまだ多いでしょう。
そこで今回は、FTMの方に向けて、おすすめの出会う方法を7つお伝えし、特におすすめできるマッチングアプリを5つに厳選して紹介します。
マッチングアプリを利用する際のポイントや注意点にも触れているので、アプリに抵抗のある方や、はじめてアプリに登録するという方もチェックしてみてくださいね。

FTM、トランスジェンダー出会いの方法7選|おすすめマッチングアプリも
FTM(Female To Male)が出会う方法7選

そもそもFTMとは「Female To Male」の略で、意訳すると「男性として生きたい女性」といった意味があります。セクシャルマイノリティ(セクマイ)の一種を表す言葉と考えても良いでしょう。そんなFTMの方の主な出会いの方法は以下の7つです。
<FTMの出会い方7選>
①出会い系アプリ・マッチングアプリ(おすすめ)
②SNS
③掲示板
④サークルや団体
⑤イベント
⑥LGBTバー・LGBTカフェ
⑦日々の生活での出会い
それぞれの方法をわかりやすく解説しましょう。
①出会い系アプリ・マッチングアプリ
出会い系アプリ・マッチングアプリでは、出会いを求めている人が登録し、お互いに興味をもった場合、メッセージのやり取りができるようになります。中には、セクシャルマイノリティに特化したアプリや、セクマイを対象にしたアプリも多く存在します。
同じ目的や似た境遇の人が集まっているので、出会いの可能性はとても高いでしょう。マッチング後はメッセージを交換しながら連絡先を交換するか、実際に会うかどうかなどを検討できます。ただし、「写真とは全然違う人が来た」などのトラブルには注意が必要です。
当サイトでは、サイト内のパトロールが厳しく、なりすましや詐欺行為のリスクが低い以下のアプリをおすすめします。
<FTMの方におすすめのマッチングアプリ>
①ハッピーメール
②PCMAX
③ワクワクメール
④Tinder
詳細は後ほど解説するので、気になるアプリを見つけてみてくださいね。
②SNS
TwitterやInstagramなどのSNSでは、多くのトランスジェンダー・セクシャルマイノリティが投稿をしています。パートナーを探している人もいれば遊び相手を探している人もいて、利用の目的は人によってさまざまです。
普段の投稿をチェックできるので、人となりを知ったうえでコンタクトを取れる点がSNSの特徴といえるでしょう。基本的には完全無料で、金銭的な負担もかかりません。しかし、出会いを求めてSNSを行っている人は決して多数派ではありません。
迷惑だと思われる可能性もあるので、いきなり連絡はせず慎重に信頼関係を深めてから行いましょう。
出会った後に重大な犯罪に巻き込まれたという事例もあり、トラブルへの警戒は必要です。
③掲示板
インターネット上にはFTM専用の掲示板も存在します。マッチングアプリやSNSが台頭するまでの間、インターネットを利用した出会いの場として主役の座にあったのは掲示板でした。
SNSと比べて、なりすましのリスクはさらに高くなりますが、素性を隠しやすいという特性上、割り切った関係を求める人が多いです。素早くそういった関係をもちたいと考えているならば利用する価値があるでしょう。なお、FTMが対象の主な掲示板は以下のとおりです。
<FTMが対象の掲示板>
・FTMBOYRANK
・FTM×GAY掲示板
・ワクワクメールなどマッチングアプリ内の掲示板
④サークルや団体
セクマイに関する世間の理解度は日増しに高まっており、FTMの方を対象にしたサークルや団体も増えてきました。趣味を通じながらパートナーを見つけられるのが、サークルや団体に加入するメリットです。
スポーツや飲み会などを通して、自然な出会いを恋愛に発展させたいと考えている人にも向いています。
地方にはサークルや団体がまだ少ないというデメリットはありますが、直接顔を見ながら出会いを探せる方法なので、近くでイベントが開かれるならば積極的に参加してみましょう。
⑤イベント
FTMの方を専門に集めるイベントが開催されることもあります。会場としてはバーなどで開催されることも多く、セクマイ同士で出会って交流できます。
お酒を飲みながら仲良くなりたいと考えている人や、顔を見合わせて話しながらパートナーを探したいという人は特に向いているでしょう。 ただし、FTM以外のLGBTを受け入れるイベントもあるため、目的にマッチした相手を見つけられるとは限りません。
⑥LGBTバー・LGBTカフェ
LGBTの方を専門的に集めているLGBTバーやLGBTカフェも点在しています。ごく自然な形で出会えることが特徴的で、お酒と恋愛の両方を同時に楽しめるのは魅力的です。
気合いを入れてイベントに参加するほどではないという人や、サークルや団体に参加する勇気がないという人へ特におすすめできます。お店によって客層や雰囲気は大きく異なり、FTM以外のLGBTの方も多く利用している点には注意しましょう。
⑦日々の生活での出会い
数は多くありませんが、学校や職場など日々の生活にも出会いはあります。ガツガツしていない人と出会いたい場合は、日常の出会いに期待しましょう。
とても大きな勇気と決断は必要ですが、FTMであることをカミングアウトすれば、理想的なパートナーを紹介してもらえるかもしれません。
FTMの出会いはマッチングアプリがおすすめ!

FTMの出会いにもさまざまな形はありますが、以下の理由からマッチングアプリを使って出会うことをおすすめします。
<FTMの出会いにマッチングアプリをおすすめする理由>
・ネットを活用することで多くの人と出会える
・プロフなどを活用すれば理想的な人と出会える
・リアルな友人、知人に知られずに探せる
また、FTMの方が利用しやすいマッチングアプリは以下の5サイトです。
<FTMの方におすすめのマッチングアプリ>
①ハッピーメール
②PCMAX
③ワクワクメール
④Tinder
それぞれのアプリの特徴を解説します。
①ハッピーメール

ハッピーメールは会員数が多く、とても活発なマッチングアプリです。さまざまなタイプの人と出会えることが特徴で、検索画面では同性も指定できます。料金などの概要を表で確認してみましょう。
【ハッピーメールの概要表】
料金 |
基本料金無料、1ポイント10円のポイント制 |
---|---|
主な年齢の傾向 |
20代~60代 |
利用目的 |
恋愛、婚活、遊び |
利用者数 |
約2,700万人 |
登録できるセクシャリティ |
トランスジェンダー、レズビアン、バイセクシャル |
特徴 |
圧倒的な会員数を誇り、セクマイの登録者も多いため出会いやすい |
ハッピーメールの累計利用者数は約2,700万人以上で、日本国内のマッチングアプリとしては圧倒的な実績を誇ります。
女性同士が集まりやすい掲示板を完備しているため、同性とのコミュニケーションも取りやすく、出会いやすいことがメリットです。また、同性を指定して検索できることもポイントで、好みの人を見つけやすいように作られています。
<ハッピーメールがおすすめの人>
・実績があり信頼できるマッチングアプリを利用したい人
・同性の会員が探しやすいマッチングアプリを利用したい人
②PCMAX

気軽に話せる友達から見つけてみたいというセクマイの方には、遊び目的の人も多く、フランクに出会えるPCMAXがおすすめです。こちらも実績十分のアプリ、概要から見ていきましょう。
【PCMAXの概要表】
料金 |
基本料金無料、1ポイント10円のポイント制 |
---|---|
主な年齢の傾向 |
20代~50代 |
利用目的 |
恋愛、婚活、遊び |
利用者数 |
1,600万人 |
登録できるセクシャリティ |
トランスジェンダー、レズビアン、バイセクシャル |
特徴 |
無料コンテンツやアクティブユーザー数が多い |
PCMAXには「マイノリティ」専門の掲示板があり、多くのセクシャルマイノリティによる書き込みで賑わっています。
真剣な恋愛や婚活を目的に利用している人もいますが、遊び目的の人もおり、それぞれが利用している目的をプロフィールから確認することも可能です。重くなりすぎず、日常会話ができるような相手を探したいという人にも向いていますよ。
<PCMAXがおすすめの人>
・フランクに話せる相手を見つけたい人
・アクティブユーザーが多く、レスポンスの速いマッチングアプリを利用したい人
③ワクワクメール

本人確認のためのシステムが充実していて、安心して出会える相手を見つけられるマッチングアプリがワクワクメールです。まずは概要表をチェックしてみましょう。
【ワクワクメールの概要表】
料金 |
基本料金無料、1ポイント10円のポイント制 |
---|---|
主な年齢の傾向 |
20代~40代 |
利用目的 |
恋愛、婚活、遊び |
利用者数 |
約900万人 |
登録できるセクシャリティ |
トランスジェンダー、レズビアン、バイセクシャル |
特徴 |
1日の閲覧数が約1,000万PV以上で活発 |
ワクワクメールには「セルフィー認証」という機能があります。これは、登録時の身分証明書と本人の自撮り画像が一致していることを示す機能で、認証マークがついているユーザーなら、業者などの悪質ユーザーのリスクはありません。また、コミュニティ機能の中には「LGBT」のコーナーもあり、信頼できるパートナーを見つけやすいことも特徴的です。
<ワクワクメールがおすすめの人>
・サクラや業者にだまされず、マッチングアプリを利用したい人
・コミュニティ機能を利用して多くのセクマイと交流を図りたい人
④Tinder

基本無料で利用でき、有料会員数だけでも全世界に500万人以上というTinderもFTMの方におすすめです。こちらも概要表をご用意しました。
【Tinderの概要表】
料金 |
基本料金無料 |
---|---|
主な年齢の傾向 |
20代~30代 |
利用目的 |
恋愛、遊び |
利用者数 |
約500万人(有料会員者数) |
登録できるセクシャリティ |
トランスジェンダー、レズビアン、バイセクシャル |
特徴 |
マッチングすれば完全無料でメッセージを送受信できる |
Tinderでは、マッチしたい性別と自分の性別、性的志向を選択できます。性別を表示しなくても良いという点も特徴的で、セクマイへの理解が進んでいるのも嬉しいポイントです。
基本無料で利用可能で、マッチングできれば課金なしでメッセージの送受信ができます。遊び目的の人が多く、目的が一致していればストレスなく深い関係へと移れるはずです。
<Tinderがおすすめの人>
・セクシャルマイノリティへの理解が進んでいるマッチングアプリを利用したい人
・遊び目的がメインで利用したい人
FTMの方がマッチングアプリを利用する際の2つのポイント

FTMの方がマッチングアプリを利用する際は、以下の2点を意識しましょう。
<FTMの方がマッチングアプリを利用する際の2つのポイント>
①FTMであることをプロフィールに記載する
②アプリ内の掲示板を利用する
それぞれ詳しく解説します。
①FTMであることをプロフィールに記載する
FTMに対して理解がある人や、FTMの人を探している人と出会うためには、自分自身のプロフィールにFTMであることを記載しましょう。
先回りしてカミングアウトしておけば、相性の良い登録者と交流をもちやすくなりますし、属性を明かした後に連絡が途絶えて傷つくおそれもなくなります。
②アプリ内の掲示板を利用する
アプリ内の掲示板は多くの人が閲覧しているので、積極的に書き込んでアピールしましょう。
タイトルに具体性をもたせることや、セクシャリティ・見た目・オペ・年齢・希望する関係性など多くの情報を伝えることがポイントです。ここで嘘をついたり、隠しごとをしたりすると、後からトラブル・別れ・すっぽかしの原因になり得るため注意が必要です。
FTMの方がマッチングアプリを利用する際の3つの注意点

FTMの方がマッチングアプリを利用する際は、以下の3点に注意しましょう。
<FTMの方がマッチングアプリを利用する際の3つの注意点>
①個人情報を必要以上に教えない
②最初に会うときは自宅や最寄り駅は避ける
③危険なマッチングアプリは使わない
それぞれを詳しく解説します。
①個人情報を必要以上に教えない
マッチングアプリを利用している人の大半は真剣に出会いを求めていますが、残念ながら冷やかしやネカマなどは一定数存在します。
実際に会う前から過度に信頼して、個人が特定されるような情報を明かしてしまうと、情報が流出するおそれもあるため注意しましょう。本名や住所、職場などはできるだけ明かさないようにしましょう。
②最初に会うときは自宅や最寄り駅は避ける
個人情報の件と共通していますが、会うと決まった後もある程度の警戒が必要です。会う場所を決めるときは、自宅に招いたり、最寄り駅周辺のカフェなどを使ったりするのは避けましょう。最悪の場合、ストーカー被害にあうこともあります。
③危険なマッチングアプリは使わない
マッチングアプリの数はとても多く、中には危険なアプリも存在します。料金設定が著しく高い、ぼったくりアプリには注意しましょう。当サイトでおすすめしているマッチングアプリは、対策も充実していて、リーズナブルに利用できるアプリばかりです。
まとめ
現在はFTMの方が出会いを求めやすい環境が整っています。特に以下のマッチングアプリにはセクシャルマイノリティのユーザーが多く、セクマイが使いやすい機能も充実しているためおすすめです。
<FTMの方におすすめのマッチングアプリ>
①ハッピーメール
②PCMAX
③ワクワクメール
④Tinder
マッチングアプリを効率よく使いこなすためには、プロフィールでFTMであることを明かし、積極的に掲示板を利用しましょう。また、実際に会う前後は個人が特定されないように注意し、大手が運営するような安全なマッチングアプリを利用することが重要なポイントです。
こちらの記事もおすすめ