Webサイト等でログインするとき、入力したメールアドレスやパスワードを保存してくれる機能がありますよね。
次回ログイン時から自動入力してくれて便利な機能ですが、たまに間違ったパスワードが保存されていたり、古いアカウントのほうが自動入力されることはありませんか? 「メールアドレスまたはパスワードが違います」というメッセージにチッ……こうなるとログインのたびに便利どころか邪魔くさくなってしまいます。
この記事ではiPhoneに保存されているアカウント情報を見直して、変更・削除する方法を解説。ログインに失敗して「はっ?」と思うこともなくなり、一発でスムーズにログインできて快適です。
「パスワードが違います」にイラッ iPhoneのPW保存機能を見直して快適ログインを
昔使っていたアカウント多数! 保存されたアカウント・パスワードの確認方法
それではiPhoneに保存されたアカウント情報をチェックしてみましょう。中にはずっと昔に登録したサイトで「そういえば昔こんなサービス使ってたな〜」と思うものもあったりして、案外面白いと思います。
保存されたアカウントを確認しよう
まず設定アプリを開いてください。
1. 少し下にスクロールして[パスワードとアカウント]をタップ
2. [WebサイトとAppのパスワード]をタップ
これで保存されているアカウントの一覧が表示されます。
今までアカウントを整理したことがなかった人なら、これまで利用してきたサービスのメールアドレスやIDなどがずらりと並んでいるかもしれません。
使っていないアカウントを削除しよう
ゴミデータを掃除するだけでなくセキュリティの観点からも、不要なアカウント情報は消しておくのがおすすめ。もう使っていないアカウントは、アカウント一覧画面で左スワイプして削除しましょう。
ここでいう「削除」は、iPhoneに保存されているアカウント情報を消すというだけの意味で、アカウントそのものがWebサービスやアプリから削除されるわけではありません。
もう全く使わないサービスであれば、そのアカウント自体を削除するほうがベターなので、各サービスにログインして退会手続き等をするのがおすすめです。
アカウント情報を更新しよう
編集してメールアドレスやパスワードを変えることもできます。
たとえばSNSで複数のアカウントを使っていて、メインアカウントを別のものに変えた場合などに利用してください。
1. アカウントの一覧画面で、変更したいサービス名をタップ
2. [編集]をタップして、ユーザ名やパスワードを変更する
せっかくiPhone内にパスワードを保存して自動入力してもらうのですから、パスワードは簡単すぎるものにせず推測されにくいものにしておきましょう。
ただしこの画面で変えられるのはあくまでiPhone内に保存するパスワードなので、サービス側でパスワード変更手続きをすることをお忘れなく。
サードパーティ製パスワード管理アプリとの違いは?
App Storeなどではいろいろな「パスワード管理アプリ」がリリースされており、一定の人気があります。
iPhone本体に保存することとの違いは、サードパーティ製アプリのほうがより幅広い情報を保存しておけること。
iPhone本体への保存はアカウント情報(ユーザ名とパスワード)のみですが、パスワード管理アプリなら
●銀行の口座番号
●クレジットカード番号
●自由記述できるメモ
●秘密の質問
など幅広い情報を保存しておけるので、より本格的なパスワード管理をするならアプリを使うのがいいでしょう。
それでもiPhone本体のパスワード自動入力機能そのものは便利なので、併用して問題はありません。
複雑なパスワードを設定してセキュリティを強化しよう
名前と誕生日を組み合わせたような他人から推測しやすいパスワードだと、悪意ある第三者から侵入される可能性があります。
今はSNSやGoogleアカウントなど、プライバシーがたくさん詰まったアカウントも少なくないですよね。ある程度は難しいパスワードにして不正アクセスを未然に防ぎたいです。
自動入力機能を使えばパスワードを丸暗記しなくても大丈夫ですが、なるべく覚えやすく複雑なパスワードの作り方知りたい方はこちらの記事をどうぞ。
これからますます重要になってくるアカウント管理
大切なデータがさまざまなサイトやWebサービスに入っている昨今、安全かつわかりやすくアカウント管理するのは大切なことです。ちょっとだけ時間をとって、セキュリティを見直してみてはいかがでしょうか。
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