新型コロナウイルス感染拡大防止による外出自粛の影響で、サブスクリプションへの関心が高まっています。
Appliv TOPICSでは、アンケート調査サービスを通して無作為に選出された20歳~49歳の男女987人を対象に、定額音楽配信サービスの利用に関するアンケート調査を実施いたしました(調査期間:2021年4月22日~4月27日)。
定額音楽配信サービス利用調査 『Clubhouse』以降注目を集めるポッドキャスト、利用者の7割以上が認知
注目ポイント
定額音楽配信サービス 利用者は全体の約3割に留まる
本アンケートの対象者全員に定額音楽配信サービスの利用経験を訪ねたところ、「現在利用している」と回答した方は全体の30.5%でした。
このうちもっとも割合が高いのは20代の男女で41.2%。次いで30代男性が38.2%でした。
一方、「利用したことがない」と回答した割合が特出して高いのは40代女性で71.5%。表を見ると年齢層が上がるほど利用経験のない方の割合が増えているのがわかります。
加入の決め手 配信楽曲の量とアーティスト
定額音楽配信サービスを現在利用している、もしくは過去に利用していた方を対象に加入の決め手を訪ねた結果、「楽曲数が多い」が47.2%と最多でした。
なお、次点の「好きなアーティストの楽曲が配信されている」は38.8%、「料金が安い」は37.7%と僅差で着地しました。
利用経験のあるサービス 『Apple Music』が最多
これまでに定額音楽配信サービスを使用したことがあるユーザーに、利用したことがあるサービスを訪ねたところ、全体の35.3%が『Apple Music』を利用したことがあると回答しました。
『Apple Music』は4月21日に配信楽曲を7,500万曲にアップデートしたばかり。楽曲数もさることながら、3ヶ月無料トライアルがあるので気軽に始めやすいのが要因かもしれません。
人気の音楽ジャンル 1位は「J-POP」
定額音楽配信サービスで日頃よく視聴する音楽ジャンルを訪ねたところ、全年齢でダントツの1位を獲得したのは「J-POP」。複数回答で61.6%を獲得しました。
年齢別で比較しても、上位3ジャンルに大きな変動はなく、定額音楽配信サービスを利用するあらゆる年代で「J-POP」「ロック/ポップス」「アニメ/ゲームソング」のジャンルが支持されていることがわかります。
音声コンテンツ「ポッドキャスト」の認知度は全体の5割以上
昨今の定額音楽配信サービス各社では、「ポッドキャスト(Podcast)」の制作・配信に力を入れています。特に『Clubhouse(クラブハウス)』の日本上陸以降、徐々にその勢いが増してきました。
本アンケートでは定額音楽配信サービスの利用者にポッドキャストの認知度を調査。「ポッドキャストを利用している」「サービスは知っているが聞いたことはない」をあわせて79.6%のユーザーがサービスを認知していました。
ポッドキャストの利用歴 4年未満に急増
ポッドキャストは2000年代中頃に登場した音声配信コンテンツです。15年以上の歴史があり、一部のユーザーから長年親しまれています。
上記の質問で「ポッドキャストを利用している」と回答したユーザーを対象に利用歴を訪ねたところ、4年未満に始めた方は73.1%いました。
特に、この1年~2年未満で聞き始めた方は41.7%に上りました。新型コロナウイルス感染症拡大防止のために自宅で過ごす時間が増えたことも利用拡大の要因だと考えられます。
ポッドキャスト利用者の満足度は高い
最後に、ポッドキャストを利用するユーザーを対象にポッドキャストのイメージを訪ねました。シチュエーションやサービスの使いやすさ、音質など複数の設問を設定しましたが、そのすべてでポジティブな回答が半数を超える結果になりました。
以上の調査から、ポッドキャストを利用するユーザーの満足度が高いことがわかります。
ポッドキャストは音を楽しむメディアとして、一般ユーザーに浸透してきました。今後、さらなる認知拡大と成長をが期待されます。
※本アンケート結果は小数点以下任意の桁を四捨五入しているので、合計が100%にならない場合があります。
アンケート回収者内訳
実施期間:2021年4月21日~4月27日
性別
男性:496人
女性:491人
合計:987人
年代別
20~29歳:330人
30~39歳:326人
40~49歳:331人
本データの利用条件
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2 出典元として、以下のURLへのリンクを設置してください。
https://mag.app-liv.jp/archive/132492/
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