編集部内でも使っている人が多いマッチングアプリ『Tinder(ティンダー)』。
恋人探しから友達探しまで、カジュアルな出会いを求める人が多い印象でしたが、2022年7月10日の参議院選挙では新しい取り組みが話題になりました。
『Tinder(ティンダー)』×「選挙」!? 多様な価値観でマッチングする時代に
Tinder Inc.
ティンダーを開いたら、こんな画面に遭遇した方もいたのでは?
筆者も開いてみたのですが、毎回表示されるわけではないので遭遇したらある意味ラッキー!?
Twitterユーザーのなかにも、この画面には驚いた……という口コミがありました。
2022年7月に実施された参議院選挙では、Tinder Japanと若者の政治参加を目指す一般社団法人「NO YOUTH NO JAPAN」がパートナーシップを組み、アプリ内で投票を呼びかける試みが行われました。
このカードは、選挙について日頃考えるきっかけがない人の目にも留まるようデザインされたもので、投票を呼び掛けると共に、画面のボタンをクリックすることで、NO YOUTH NO JAPANの公式インスタグラムアカウントにアクセスすることができ、参議院選挙の情報を確認できます。
筆者も2013年くらいからマッチングアプリを使用していますが、選挙関連のタイアップは初めて見た気がします……!
若年層の投票率の低さは、ここ何十年も言われていることではありますが、総務省のデータによるとシニア層の投票率が平均70%以上あるのに比べ、10代、20代の投票率は平均30%台となっています。
お恥ずかしながら、筆者は「NO YOUTH NO JAPAN」という団体をこれまで知らなかったのですが、「若者が声を届け、その声が響く社会」を目指し「U30世代のための政治と社会の教科書メディア」というコンセプトで運営されている一般社団法人だそう。
確かに、ティンダーの利用者は10代〜20代が多いので、コンセプトとピッタリ合うのでしょうね。
投稿を見てみたのですが、たしかに
「どこに投票したらいいか分からない」
「何が違うのか分からない」
という多くの人が抱えている状況に対して、社会問題に焦点を当てて解説してくれているので、政党や候補者を見る目が養われるなと思いました。
第二次世界大戦後までは女性には選挙権がなかったことはご存知ですか? 平塚らいてうは、明治時代の終わりに、女性の参政権のために立ち上がった人物です。
「投票に行っても変わらないから」全員がそう思っていたら、今も女性には参政権がなかったかもしれません。
「選挙に行く」「行かない」はどちらも個人の権利ですが、その人の価値観がわかりやすい指標になると思います。
「選挙行く?」という質問を交わしてみることで、「行く理由」「行かない理由」を掘り下げていくと、価値観が見えてくるはず。
相手がいる場所の距離がわかるのもティンダーの魅力の一つ。
近い相手と
「投票の後、ランチしない?」
なんて出会いにつながるのも面白いかもしれませんね!
Tinder Inc.
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