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気付けば僕はもう、彼女がいなくなってから5年。5年も恋愛をしていないと、少し気になる人が現れても「グイグイ相手にアピールして、がっついてると思われたくない……」「相手に嫌われて傷つきたくない……」と、恋愛に対して臆病になってきます。
そんな僕の前に、マッチングアプリ「ハッピーメール」から、「自由に企画してイイ」という記事広告の依頼が舞い込んできました。そこで僕はこの機会を使い、再び恋愛が始められるのか挑戦してみることにしました!

恋愛の仕方を忘れた人が、ハッピーメールで恋愛を始めることができるのか
そもそもちゃんと出会えるの? 疑いつつも女性探し
「再び恋愛を始められるか挑戦」と言っても、女性と出会えなければ挑戦のしようがありません。そこでまず、お相手となる女性を探します。

アプリを開いてみると「なんでこのアプリ使ってるの?」と思ってしまうほど可愛い女性がチラホラ。「ひょっとして可愛い写真で釣って、ダマそうとしているサクラや業者だらけなんじゃ……」と、疑いながらもプロフィールを細かくチェックしていきます。
・顔がまあまあ好みである
・自己紹介文が100字以上で、ちゃんと書かれている
・僕と同じ音楽の趣味を持っている
・恋人を探している
上記の条件で絞り込み、11人の女性に「共通の趣味」をテーマにしたメールを送信しました。

そしてメールの結果、返信をくれたのは5人。まずまずでしょうか。
ただ、返信をくれた女性の中には「はい!よろしくおねがいします」や「そうですね!」のように、一言だけで終わる女性も多く、「こんな一言のメール、どうやって話を盛り上げればいいんだ……」と、コミュニケーションの難しさに軽く絶望しました。
そっけない返信がばかりで苦戦する中、出会った1人の女性
それでも僕は「最近はどんなアーティストが好きなんですか?」「よくライブやフェスに行くんですか?」と、頑張って会話を広げようとしたのですが、返信されるのは「最近はいないです~」「あまり行かないです」のような、これまたそっけない一言メール。
僕のメールが悪いのか、そもそも顔面偏差値43の僕じゃ難しいのか……と、まったく盛り上がらずに苦戦していると、
「私も〇〇ってバンド好きなんですよ! まさかそんな人いるなんて、うれしすぎますっ!」
と、無邪気に返信をくれる1人の女性が! この女性こそ、今回最もやり取りを重ねられたエリさんです。
エリさん(仮名)
年齢 25歳
ぱっちり二重の可愛い系の顔でありながら、モードっぽい髪型とクールなメイクのギャップが特徴的。かなり音楽が好きらしく、僕が好きな超マイナーインディーズバンドも知ってるほど。
気落ちしていた僕に、唯一まともなメールを返してくれたエリさん。そして趣味も合いそう! もちろん僕はすぐ返信しましたが、その日エリさんから返信がもらえることはありませんでした……。


次の日の朝になって既読マークが付いたものの、相変わらず返信はナシ。「ひょっとして冷やかし?」「それとも何かマズイこと言った?」と、悪い想像ばかりが膨らみます。
ですが、仕事終わりの帰り道……
「すみません。ちょっとバタバタしてて遅れました!」
と、エリさんから返信が!
「こんな返信スピードじゃ、心臓に悪いわ!」と思いながらもホッとひと安心です。
約1週間のやり取りを重ね、ついにデート……?
初日はエリさんの返信スピードにソワソワさせられましたが、その後はいたってスムーズ。お互いに音楽の趣味が近かったこともあって、エリさんの方からハマっているバンドを教えてくれたり、僕が過去にバンドをやっていた話をすると「演奏聴いてみたいです!」と言ってくれたり。
5日間で約30通ものやり取りを交わす頃には、「さすがにサクラや業者なわけないだろう」とエリさんを完全に信用。次第に「会ってみたい」という気持ちが強くなっていきました。そんな中、エリさんが
「教えてくれたバンドめっちゃいいです! ライブ行ってみたいです~」
「今までライブ一緒に行ってた友達と、なかなか予定が合わなくて……」
と、なにやら「会いたい」と解釈できそうなメッセージを送ってくるように……。
最初は自分の勘違いかとも思いましたが、「いや、これは会えるチャンスなのか……?」と、意を決しエリさんをデートに誘ってみることに。すると、エリさんの返事は意外にもあっさりOKで、少々拍子抜けでしたがエリさんとデートに行けることになりました。
お店はどこにしようか。どの服を着ていこうか。そんなことを真剣に考えたのも5年振りだった気がします。

▲いつもより少し気合を入れた格好で、待ち合わせ場所に向かう。

いよいよ待ち合わせの時間。「本当に来るのか?」と不安を抱えていましたが、エリさんはひょこっと時間通りに姿を現してくれました。
ですが、現れたエリさんは、「あれ、プロフィール写真の方が可愛い……?」といった印象。「本当に会えた!」という感動はありましたが、少しテンションの下がる出来事でした……。

▲一緒に飲んだお店。個室でいい雰囲気だった。
とは言え、話し始めるとメールでやり取りしてた時のエリさんそのもの。リクエストのあった魚料理を囲んで、メールではできなかった音楽の話や恋バナなど……ついつい話が盛り上がり、終電時間まで過ごしてしまいました。
エリさんとのデートを終えて……
実際に会ってみるとエリさんは気さくでとてもいい人で、僕的には「ちょっといい感じの人」という印象でした。ただ、僕自身まだ「好き」という感情になりきれず、これから恋愛関係に発展するかは分かりません。(まだ連絡は取り合っています)
今回エリさんとやり取りした1週間では、僕は「再び恋愛を始められなかった」という結果になりました。挑戦としては失敗になってしまいましたが、アプリの課金額はトータル1000円程度で「出費は痛いけど、そこまで高くない」という印象。恋愛のブランクがあった分、会うまでに苦労しましたが、普通に出会えるんだなという実感はありました。
そこで、今回アプリを使って良かった点、残念だった点を僕なりにまとめてみます。
アプリを使って良かったポイント

自分が受け入れられるのは嬉しい
最初は少しよそよそしい感じがあったエリさん。ですが次第に僕に心開いてくれるのが分かって嬉しくなり、「あぁ、恋愛ってこんな気持ちだったな」と、つい5年以上前の自分を思い出してしまいました。
メールを待ち望む、甘酸っぱい気持ちを思い出せた
メールがなかなか来なくてハラハラ……でもメールが来たら大喜び! のように、良くも悪くもドキドキしました。エリさんとのやり取りの中で、昔ガラケーを握りしめて5分に1回「メールセンター問い合わせ」をしていた頃の、ピュアな自分を取り戻せたような気がします。
アプリを使って残念だったポイント
5年も恋愛から遠ざかっていた僕でさえ、今回の挑戦でドキドキしたときめきを味わうことができました。ですが、反対に残念だった部分も……。

返信されないことが多く、結構ヘコむ
今回エリさんの他に、10人の女性にメールを送ったのですが、結局5通以上のやり取りができたのはエリさんのみ。既読スルーによるダメージは、恋愛に対して臆病になっていた分こたえるものがありました。
プロフィール写真と実物にギャップがある
「実際に会ったら、プロフィール写真と全然違う人が現れた」といった話はよく耳にします。エリさんの場合は若干違うといったレベルでしたが、やっぱり期待していた分、僕の中でショックはありました。
恋愛の「楽しさ」と「もどかしさ」を思い出せた
アプリを使った出会いとは言え、僕がこれまでしてきた恋愛と概ね大差ないように感じました。もちろん返信が全然こなくてヘコむこともありましたが、こうした喜怒哀楽も恋愛の楽しさだったなぁと思い起こします。
上手くいくときもあれば、上手くいかないときもある。5年ぶりのもどかしさを体験したことで、恋愛に対して少し前向きになれたような気がします。そろそろ彼女できるかなぁ……。