今や連絡に欠かせないアプリとなった「LINE(ライン)」。いつでも人と繋がれる故に心理的負担を感じる人も増えています。
あなたがもし、「LINEのやり取りをやめたいな」と思っていたら、それはLINE疲れかもしれません。
今回はLINEをやめたくなった時のサインの出し方・トークのやめ方、グループのやめ方など、上手な対処法をご紹介します。
LINEをやめたい時に! サインを出して好きな人やグループのトークをやめる方法
LINEをやめたいと思う瞬間
どんな時に「LINEをやめたい」と思うのでしょうか? まずはやめたくなる瞬間を見ていきましょう。
通知が鳴り止まない時
LINEで複数人とトークをしていたり、グループトークが盛り上がっていたりすると、数分・数秒おきに通知音が鳴りっぱなしに。
通知が来るとその内容が気になり、他のことに集中できなくなりますよね。目の前の作業を中断しLINEを開いてしまうのです。気付けば何十件も通知が溜まっていてギョッとすることもあるでしょう。
通知が鳴り止まない時にストレスを感じ、LINEをやめたい気持ちになるのです。
既読をつけたのに返信を忘れていた時
LINEには「既読無視は悪」という暗黙の了解があります。そのため、既読を付けたらなるべく早く返信する人も多いでしょう。
しかし返信を忘れてしまうと、そのつもりはなくても相手には既読無視に見えることがあります。「どうしよう。何て思われたかな?」と相手の顔色を伺っていると返信することに疲れてしまうのです。
グループの会話について行けない時
グループトークが盛り上がっていたけど忙しくてその会話に参加できなかった経験や、次々にトークが来てどのタイミングで発言したらいいのか迷った経験はありますか?
グループの会話について行けてないと、自分だけ仲間外れになったような気持ちになりますよね。会話が止まった時、ホッとした気持ちよりも自分が参加できなかったことへの後悔が大きいなら、周りに合わせようとしている証拠です。
好きな人との連絡すらも面倒になった時
好きな人とのLINEは楽しいもののはずなのに、それすらも面倒になった…。それは気持ちが冷めたわけではなく、LINEでのやり取りに疲れたからかもしれません。
大事な連絡以外のトークに対して「返信が面倒くさいな。でも既読付けちゃったし返信しなきゃ」と負担や焦りを感じるようになったら、LINE疲れの前触れ。ストレスが大きくなる前に、何か対策をしなければいけません。
やりとりが気になって仕方がないとき
好きな人、気になる人からのLINEの返信がない。
自分が送った内容に対して、既読がついているのになかなか返信がない場合など、LINEが気になって何も手がつかなくなってしまう経験は誰しもあるのではないでしょうか。
LINEばかり気になることで、自分の時間を無駄にしているように感じたとき、ふとLINEをやめたいと思うことも。LINEに振り回されないために、少し距離をおいてみるのも手です。
LINEをやめたいと思っている時のサイン
LINEの返信を面倒に感じている時、人は無意識ながらもサインを出しているものです。そのサインを知り、やめたいことをアピールしたり相手のサインを読み取ったりして、上手くトークを切り上げましょう。
既読・未読問わず返信が遅くなる
会話が楽しいとすぐに返信したくなりますよね。逆に、既読が付いてから返信が来るまでに時間が空いていたら、あまり会話に乗り気じゃないことのアピール。ずっと未読になっているなら、返信が面倒だから既読を付けていない可能性も大きいです。
返信が遅くあまり乗り気じゃない雰囲気を感じたら、トークを切り上げた方がいいかもしれません。
文章が短いか、スタンプだけになる
返信が来ても「うん」や「そうだね」などの短い相づちだけだったり、スタンプ1つだけだったりした場合には、会話を終わらせようという意識が働いています。
返信があっても会話を続けるためのボールが返って来ない時には、相手の意図を汲み、そのままLINEを閉じて会話を終わらせましょう。
LINEの機能を使ってやりとりをやめる方法
LINEには利用者の負担を軽減したり、友だちとの程よい距離感を保ったりする機能も付いています。
ここではトークでのやりとりをやめるための、LINE機能の使い方を解説します。
グループをやめたいとき
同窓会のグループ、仲良しのグループ、趣味のグループなど、気付けばたくさんのグループに入っていませんか? 参加しないグループからは抜けて、グループを整理しましょう。
①LINEのホーム画面から「グループ」をタップします。
②グループ一覧を確認し、抜けたいグループのトーク画面に移動しましょう。
③右上のボタン(三のマーク)をタップし、設定画面へ。
④続いて右上の「退会」ボタンをタップします。
⑤最後に確認画面が表示されるので「退会」をタップすれば完了です。
通知をオフにする
通知がウザい時にはオフにするのがおすすめ。特に個別に通知オフにする方法と、時間限定で通知オフにする方法の2つが便利です。
個別に通知をオフにする方法
まずは個別の友だちやグループ別に通知をオフにする方法です。
①トーク画面の右上のボタンをタップし、設定画面へ進みます。
②左上にある「通知オフ」ボタンをタップ。
③ボタンが黒くなると同時に、画面真ん中に「通知がオフになりました」と表示されたら設定完了です。
時間限定で通知をオフにする方法
LINEでは集中したい時や寝ている間などの時間限定で通知を切ることも可能です。
①LINEのホーム画面左上の設定ボタンをタップします。
②設定一覧から「通知」をタップして進みます。
③次に「一時停止」をタップ。
④「1時間停止」または「午前8時まで停止」のどちらかを選んで設定完了です。
時間限定で通知を切れば、その間は一切通知が鳴りません。時間が来ると自動解除されるので、ゆっくりしたい時や集中したい時には設定してみてください。
相手をブロックする
ウザい相手とのトークを一切やめたい場合には、思い切って相手をブロックしましょう。
ただしブロックは気付かれると相手との関係性を悪くします。今後一切関わらない相手なら問題ありませんが、関わる予定のある相手には最終手段として考えておきましょう。
①ブロックしたい相手のトーク画面で、右上のボタンをタップします。
②続いて画面右上の「ブロック」ボタンをタップ。
③ボタンが黒くなり、真ん中に「〇〇(相手の名前)をブロックしました。」と表示されれば完了です。
トークルームを非表示にする
実は通知をオフにしても、アプリやトーク一覧に表示される通知マークは消えません。
この通知マークが出たままだと、どうしても内容が気になりますよね。そこで通知マークを一時的に消す方法として、トークルームを非表示にするやり方を解説します。
①トーク一覧から非表示にしたいトークを左にスライドします。
②出てきた「非表示」ボタンをタップします。
③最後に「非表示」をタップして完了です。
友だち一覧からトークを開いたり、相手から再びLINEが来たりすることでトークルームは再度表示されます。内容は削除されないので安心してください。
「LINE疲れ」にならないための向き合い方
LINE疲れを感じると心理的にも負担ですし、集中できない・仕事が手に付かないなど生活に支障が出ることもあります。しかし、実は向き合い方を変えるだけでLINE疲れを少しずつ解消できるのです。
機能の活用と合わせて、向き合い方も変えてみてください。
LINEに返信する時間を決める
通知が鳴ったらすぐに返信する習慣をやめて、LINEに返信する時間を決めてしまいましょう。例えば、朝の通勤中、ランチ休憩中、寝る前の数分間だけ返信するなど。
決めた時間以外は基本的にLINEを開きません。返信する時間を決めることで相手への「この時間以外は返信できない」というサインにもなるのです。通知オフの設定と一緒に実践するのがおすすめです。
電話でのやりとりにシフトする
LINEでのやりとりから電話でのやりとりにシフトしましょう。電話なら最初から最後まで途切れさせることなく話せますし「もう切るね」で会話を切り上げやすいです。
LINEだと文字を打つ時間や返信を待つ時間がもったいないです。やりとりは細切れにせず、電話で一気に終わらせてしまうと後がラクですよ。
思い切ってLINEそのものをリセットしたい場合は?
思い切ってLINEアカウントやアプリを削除してしまえば、物理的にLINEをやめることになります。LINEそのものをリセットする場合の3つの方法もご紹介しましょう。
LINEアカウントを削除する
まずはLINEアカウントを削除する方法です。アカウントを消すと相手の友だち一覧からも削除されます。
①ホーム画面左上の設定ボタンをタップします。
②設定画面で「アカウント」に進みましょう。
③一番下の「アカウント削除」をタップします。
④表示された確認画面で「次へ」をタップしましょう。
⑤次はアカウント削除に関する確認事項です。すべてのチェックボックスにチェックを入れましょう。
⑥最後に「アカウントを削除」をタップしたら完了です。
新しいLINEアカウントを作ってやり直す
LINEをやり直したい時には、アカウント削除後に新しいアカウントを作り直しましょう。
この時、追加する友だちを親しい相手だけに厳選するために「友だち自動追加」と「友だちへの追加を許可」の設定はオフにしておくといいですね。
①ホーム画面左上の設定ボタンをタップします。
②次に「友だち」をタップして、友だち設定に進みます。
③「友だち自動追加」と「友だちへの追加を許可」横のボタンをタップし、オフにしましょう。
データは残したままアンインストールする方法も
アカウント削除に抵抗がある人は、消さずにアンインストール(アプリの削除)する方法もあります。アプリを消すだけでも、通知や既読無視などに悩むことがなくなるでしょう。
データは残っているため、アプリを再インストールしてログインすれば以前と同じように利用できます。
LINEそのものをやめた時のメリット・デメリット
LINEのアカウントやアプリを削除すればLINE疲れも軽減するでしょう。しかし、LINEは現代の主な連絡手段になっているため、LINEそのものをやめてしまうと生活や人間関係に支障が出る場合も。
LINEをやめる前に、次のメリットとデメリットを比較してからよく検討してくださいね。
LINEをやめるメリット
まずはLINEそのものをやめることで得られるメリットを見てみましょう。
LINE通知で気が散らなくなる
LINEを消してしまえばLINEからの通知は一切なくなります。何か作業や仕事をしている時に邪魔されないので、集中して取り組めるようになるのです。
しかし通知がうるさいだけなら、わざわざLINEを消さなくても通知をオフにすることで対処できます。
精神的・時間的縛りがなくなる
LINEを使っていた時の「すぐに返信しなきゃ」「既読ついたかな?」といった悩みも一切なくなります。焦りやストレスが減り、精神的・時間的に縛られなくなるのです。
しかし、LINEをやめることで新たなストレスが出て来ることもあります。LINE疲れやストレスを軽減するには、結局は向き合い方が何より大切です。
LINEをやめるデメリット
実はLINEそのものをやめると、メリットよりもデメリットの方が大きいです。次のデメリットも必ず確認しておきましょう。
親しい人とも連絡が取れなくなる
LINEそのものをやめてしまうと、家族や友人など親しい人とも連絡が取れなくなります。
連絡を取る手段にはメールか電話、SNSのDM機能などがあるものの、やはりメインの連絡手段がLINEになっているだけに、連絡が取りづらくなることは避けられません。中にはメールを見ない人や他のSNSを使っていない人もいるでしょう。
ウザい相手とのやりとりはブロックすればやめられるので、こうした機能を活用していきたいですね。
遊びやデートに誘われにくい
連絡が取れないと遊びやデートに誘われることも極端に減ります。友人が一緒に遊びたいと思っても、わざわざメールや電話をするのは面倒です。LINEで連絡ができる人だけ誘ってあなた抜きで遊びに行くかもしれません。
ちょっとした会話もできなくなり、関係が悪化する可能性もあります。
連絡先交換がしにくい
新しい出会いがあった時「LINE交換しよう」と手軽に連絡先交換ができますよね。LINEそのものをやめてしまうと、連絡先交換ではメールアドレスか電話番号を聞かなければいけません。
LINEなら手軽に教えられるけど、メールアドレスや電話番号を教えるのに抵抗がある人も多いです。せっかくの出会いなのに、その後に繋がれなくなります。
孤独感や疎外感を感じてしまう
LINEをやめて心理的負担から解放される反面、今度は孤独感や疎外感など別のストレスを感じやすくなります。そのストレスに耐えられなくなると再びLINEをインストールしてしまい、結局は元の状態に戻ってしまうのです。
それならばLINEそのものをやめることなく、ブロックや通知オフ機能を使ったり、普段の関わり方を見直したりして、根本的な原因を取り除いた方が解決しやすいでしょう。
LINEをやめたくなったら関わり方を見直すチャンス
ざわざわLINEのアカウントやアプリを消す必要はありません。LINEをやめたくなった時は、使い方を見直すチャンスなのです。
LINE疲れを解消するための機能は揃っています。あとは設定をして、自分自身の向き合い方を変えるだけ。LINEやLINEの友だちと上手に付き合っていきましょう。
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