『Jメール』自体は、運営による管理の行き届いた安全性の高いサービスです。しかし、運営側がどれだけ対策を講じても、一般の利用者に紛れた悪質ユーザーは存在してしまうもの。

詐欺被害に遭わないためには、あなた自身でも利用時に十分に注意を払う必要があります。

この記事では、Jメールをはじめとする出会い系アプリで実際にあった詐欺の種類や、詐欺への対策、万が一トラブルにあった場合の対処法について解説していきます。

詐欺に関する知識を得ることで、どんな人物に注意するべきなのかも見えてくるはず。ぜひ自身の身を守るためにも参考にしてみてくださいね。

※18歳未満の方はマッチングアプリを利用できません。
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『Jメール』の詐欺に対する安全対策は万全?

Jメール表紙絵

Jメールは「有限会社エムアイシー総合企画」というIT情報サービス業や広告代理業を手掛ける会社によって運営されています。

またインターネット異性紹介事業届出を提出し、国の許可を得て運営されていることが明らかになっています。

そのため、サービス自体の安全性・信頼性はともに高いことは確かです。

『Jメール』による届け出と認定

・総務省 第二電気通信事業:届出番号 H-15-763
・インターネット異性紹介事業届出・認定済み:第90080006000号

『Jメール』の基本情報

料金 男性 メッセージ1通70円※
女性 無料
累計会員数 1,000万人以上
運営会社 有限会社エムアイシー総合企画

※クレジットカード決済の料金

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Android版は配信されていません
※18歳未満の方は利用できません。

AndroidユーザーはWeb版から

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『Jメール』をはじめとする出会い系アプリで起こり得る詐欺の種類・手口

詐欺被害を防ぐためにはまず、どのような詐欺が横行しているのかを把握しておくことが大切です。

出会い系アプリでは、以下のような詐欺行為が実際にありました。これはJメールだけでなく、他の出会い系アプリでも起こり得るものです。

出会い系アプリで実際にあった詐欺

  • 国際ロマンス詐欺
  • 援デリ詐欺
  • 投資詐欺
  • 美人局・ハニートラップ
  • パパ活詐欺
  • キャッシュバッカー詐欺
  • 個人情報回収詐欺
  • プロフィール詐欺(なりすまし)
  • 会う会う詐欺
  • 交通費要求詐欺

種類ごとに詐欺師がどのような手口で我々に迫ってくるのかを見ていきましょう。

①国際ロマンス詐欺

海外在住の人を装って近づいてきて、メッセージで金銭を支払うように要求してきたり、投資詐欺を仕掛けてきたりする詐欺です。

インターネット上で疑似恋愛のような関係性になってから金品を要求されるケースが多く、悪い反応を示すと別れ話をもち出されてしまい、それが嫌でお金を支払ってしまった人もいます。

②援デリ詐欺

援デリとは、国からの認可を受けずに違法な状態で運営されている援助交際の一種です。

彼らは出会って身体の関係を持ったあとに、法外な料金を巻き上げるという詐欺を行います。

アプリ内でデートの約束をすると実際に待ち合わせ場所に女性が現れるので、だまされていると気づきにくい面もあります。

金銭を渡して身体の関係を持ってしまった場合、被害者側だったとしても摘発されるおそれがあるのが注意しなければいけないポイントです。

③投資詐欺

投資詐欺は、待ち合わせ場所に行ってみると投資セミナーなどに案内され、最終的には投資詐欺に巻き込まれる詐欺です。

最近では仮想通貨の運用をもちかけるなど、その手口は増え続けています。

待ち合わせたはずの女性ではなく、見知らぬ男性が来て勧誘されるというのも典型的な手口です。

④美人局・ハニートラップ

美人局(つつもたせ)は、なんらかの方法で男性の弱みを握り、身体の関係をもつ前後に金品を脅し取ろうとしてくる存在です。

こちらも気づきにくく、女性と楽しい時間を過ごしていると思った矢先、急に仲間の男が現れて「人の女に手を出した」などと言いがかりをつけて脅してくるというのが典型的な手口です。

他にも「妊娠した」と嘘をついて中絶費用や慰謝料を巻き上げようとしたり、浮気や不倫をいいがかりとして男性を脅したりなど、手口は多様化しています。

美人局は「ハニートラップ」と呼ばれることもあり、主に被害を受けているのは男性です。

⑤パパ活詐欺

「奨学金を返したい」「夢を叶える資金がほしい」などと言葉巧みにもち掛け、要求に応じていると次第にエスカレートし、多額の現金をだまし取られるという詐欺です。

実際はまったく違う目的にお金を使っている場合もあります。

中には数千万円単位の現金をだまし取られた男性もおり、容疑者が逮捕された事例も存在します。

⑥キャッシュバッカー詐欺

Jメールを含む多くの出会い系アプリでは、女性会員を増やす目的でメールの受信数などに応じたポイントバックが行われています。

この制度を悪用しているのが「キャッシュバッカー」と呼ばれる人たちです。ポイントを多く受け取るために、男性と頻繁にメッセージ交換を続けようとするのが特徴です。

キャッシュバッカーはあくまでポイントを目的として活動しているため、メッセージをいくら交換しても実際に会うことはできません。

メール交換をする中で「今度会いたい」といった甘い話をしてきても、具体的な日時が決まらないまま長々と会話を続けてしまい、結果としてポイントを無駄に消費するという被害が出ます。

⑦プロフィール詐欺(なりすまし)

プロフィールの写真や経歴で嘘をつき、相手をだまそうとする詐欺です。

容姿がよい男女の写真を使って相手をひきつけ、ぼったくりバーなどに連れ込もうとしたり、高額な料金を請求する他サイトに誘導してお金を使わせようとしたりします。

顔写真だけではなく学歴や職歴、年収などで嘘をついている場合も。魅力的すぎると感じる場合には一度冷静になってプロフィール詐欺ではないか疑うことも大切です。

⑧個人情報回収詐欺

個人情報回収詐欺とは、アプリ内でのやりとりで交流を深めるふりをして利用者の個人情報を抜き取り、架空請求やサイトへの勧誘を目的として情報を利用する悪質な手口を指します。

そうした詐欺を働こうとしている人の場合、無駄なやり取りを省くため、メッセージのやりとりを始めたばかりの段階でメールアドレスやLINE IDを聞き出そうとしてくることがほとんどです。

相手の身元を知る前から自分の情報を教えることは避けましょう。

⑨会う会う詐欺

メッセージ交換の際にデートを提案すると「会う」と言ったり、女性のほうから「会いたい」と言ったりしてくるのに、具体的なデートの提案をしても応じてもらえないという詐欺です。

先ほど紹介したキャッシュバッカーも使う手口のひとつですが、ただ冷やかし目的で会う会う詐欺をする人もいます。

メッセージが続いているのに具体的な約束に持ち込めない場合は、一度こちらを疑ってみてもよいでしょう。

⑩交通費要求詐欺

待ち合わせ場所に行ってみると、やってきた相手から「交通費を支払ってほしい」と要求されるという詐欺です。

電車賃なら数百円という距離であるにもかかわらず、タクシーに乗ってきたと嘘をついたりして高額な費用を請求しようとして来るのが特徴です。

『Jメール』内で詐欺を防ぐ4つの方法を解説!

Jメールにも、ここまで紹介したような詐欺行為を働こうとする悪質な会員が紛れ込んでいる可能性はあります。

しかし、あなた自身がしっかりと対策しておけば詐欺を未然に防ぐことが可能です。

『Jメール』内で詐欺を防ぐ4つの方法

  • アダルト掲示板を利用しない
  • モデルのようなプロフィール写真の女性は避ける
  • 1通目からアドレスを聞いてくる女性は無視する
  • 『Jメール』以外の外部サイトを案内されても無視する

順番に解説していきます。

①アダルト掲示板の利用は避ける

身体の関係を持つことを匂わせる書き込みや過激な画像などを投稿しやすい点から、悪質利用者は主にアダルト掲示板に集まる傾向にあります。

同じJメールでも「ピュア掲示板」や「誘い飯掲示板」はアダルトな投稿が禁止されているため、アダルトな投稿で男性の興味を引こうとする業者はほとんど現れません。

Jメールを利用する際は、アダルト掲示板の利用は避けましょう。

②モデルのようなプロフィール写真の女性は避ける

モデルのようなプロフィールの女性や、美人すぎる写真を使っている女性は避けましょう。

詐欺を行う側にとっては、美女の写真を使ったほうが目立ちやすく、多くの男性を釣り出せます。詐欺に利用するため、別人になりすまして『Jメール』を利用する人も多いのです。

③1通目からアドレスを聞いてくる相手は無視する

1通目のメールからSNSのアカウントやメールアドレスを聞き出そうとする相手は危険です。お互いのことをよく知らないまま、いきなり会おうとする人はまずいません。

こういった人は、実際に会おうとしているわけではなく、詐欺を働くために近づいてきます。

④『Jメール』以外の外部サイトを案内されても無視する

「他のサイトでやりとりしたい」といった提案をされた場合も無視しましょう。

他サイトに移動してメールのやりとりをした結果、法外な利用料金を請求されるおそれがあります。

フィッシングサイトのURLを貼りつけてくる業者もいるので、見知らぬリンクはクリックしないように注意しましょう。

『Jメール』で実際にデートする際に詐欺から身を守る方法

Jメールでメッセージ交換をして約束を取りつけ、実際にデートができたとしても、まだ安心はできません。以下のような怪しい言動をしてくる女性は危険です。

『Jメール』で詐欺から身を守るための対策

  • 積極的すぎる女性は避ける
  • 個人情報を話しすぎない
  • 「初回だけ〇万円」という言葉に釣られない
  • 宗教・ネットワークビジネスの勧誘に乗らない
  • 必要最小限の現金を持って会う
  • 女性の指定するお店へは行かない
  • 相手より早く待ち合わせ場所に着いておく

詐欺師は実際に会ってもなお一般人を装ってだまそうとしてきます。

それぞれの項目をわかりやすく解説するので、これらの兆候が見えた場合はデートを打ち切って帰る勇気も必要です。

積極的すぎる女性は避ける

「ホテルに行こう」「家へ遊びに行きたい」など、積極的すぎるような誘い方をしてくる女性には要注意です。

ホテルに行くと見知らぬ男性が待ち構えていて脅されたり、自宅や本名などの情報を収集したりする目的で自宅を突き止めようとする女性もいます。

個人情報を話しすぎない

はじめて会った人に名刺を渡すような行動も危険です。

特に相手から「名刺が欲しい」「本名はなんていうの?」「家はどこにあるの?」といった要求や質問をされた場合は警戒しましょう。

個人情報を収集して、詐欺や脅迫のネタに使おうとしている可能性があります。

「初回だけ〇万円」という言葉に釣られない

「初回だけ」「最初だけ」といった言葉は、身体の関係をにおわせる詐欺師が頻繁に使う言葉です。たとえば「初回だけ5万円」と言われた場合は、「最初に会って身体の関係を結ぶ際だけ5万円が欲しい」という意味があります。

「2回目からは無料でいい」「信頼するために補償金として預けて欲しい」など、巧みな言葉を使って金銭を要求することが多いようです。

しかし、実際に要求された通りの金銭を支払うと連絡先をブロックされ、お金を奪われたまま二度と会うことはできません。

宗教・ネットワークビジネスの勧誘に乗らない

待ち合わせ場所に出かけて、喫茶店やレストランに移動すると、宗教やネットワークビジネスの勧誘が始まるケースもあります。

待ち合わせをしていた女性自ら勧誘してくる場合もあれば、見知らぬ男性が勝手に同席してきて、脅すように勧誘する場合もあるため用心するべきです。

「必ず儲かる」といったセールストークをしてくることもありますが、おいしい話には乗らないようにしましょう。そもそも嘘をついて勧誘してくる時点で信頼できない人物です。

万一の際はすぐ逃げ出せるように、初回のデートはオープンな場所で楽しみましょう。

必要最小限の現金を持って会う

美人局などの犯罪は強硬的で、暴力をちらつかせながら金品を奪おうとしてきます。

最悪の場合に被害を最小限で抑えられるように、多額の現金やブランド品、高級時計などはデート現場に持って行かないようにしましょう。

女性の指定するお店へは行かない

デートの場所を女性側が指定してくるときも要注意です。

「評判のお店に行きたい」という場合は警戒しなくても大丈夫ですが、得体のしれない場所にはついて行かないようにしましょう。仮に連れ込まれた先がぼったくりバーだった場合、数百万円単位を請求されるおそれがあります。

デート中に女性がスマホを頻繁に見ている場合も、ぼったくりや美人局などの詐欺をたくらんでいると考えましょう。

今どのような状況なのか、これからどこに行くのかといった点を仲間内と共有して、脅しをかけるための準備をしている可能性があるためです。

相手より早く待ち合わせ場所に着いておく

実際にデートをする段取りになっても、まだ相手が素人であるという確信をもてない場合は、相手より早く待ち合わせ場所に着いておきましょう。

援デリなどの業者や、マルチ商法の勧誘をしようとしている人の場合、Jメールで会話をしていた人とはまったくの別人が現場にやってくることがあるためです。

少し離れた場所から待ち合わせ場所をチェックして、『Jメール』で見ていたプロフィール写真の人物とは明らかに別人がやってきたという場合は、そのまま約束を取りやめて帰宅して構いません。

『Jメール』で詐欺にあってしまった場合に相談する窓口

ここまでに紹介してきたような対策をしたとしても、Jメールで詐欺にあってしまう可能性がゼロとは言い切れません。

万が一被害にあった際は、以下の4つの窓口に相談しましょう。

『Jメール』で詐欺にあってしまった場合に相談する窓口

  • 『Jメール』の運営
  • 最寄りの警察署交番・相談窓口
  • 消費者生活センター
  • 弁護士事務所

順番に詳しく解説します。

『Jメール』の運営

まずはJメールの運営に対して、犯罪行為を行ってきた人物のIDなどの情報を提供しましょう。

事実確認が行われたのち、会員資格はく奪などの対策がとられます。

また詐欺師とのやりとりはスクリーンショットして残しておきましょう。警察や弁護士に相談する場合、有力な証拠として採用される場合があります。

Jメールのサポートセンターへの連絡先は、以下公式サイトより確認することが可能です。

『Jメール』公式サイト

最寄りの警察署・交番・相談窓口

明らかな犯罪行為にあった場合は、最寄りの警察署や交番、相談窓口で相談しましょう。

金品を奪われていたり、脅迫行為・暴力行為を受けていたりする場合は、速やかに捜査が行われます。

消費者生活センター

Jメールを利用していて、悪徳商法などの思わぬ消費者トラブルにあった場合には、消費者生活センターに相談して対処を仰ぎましょう。

弁護士事務所

金銭的なだまし・脅迫を受けた場合には、弁護士事務所への相談を検討するのも1つの手です。

交渉のプロが代理人として示談を提案し、解決策を導き出せる可能性があるためです。

民事訴訟などの手続きを踏むことにより、だまし取られた現金の全額または一部を取り戻せる可能性があります。

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