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  • 【iOS 13】iPhoneのフォント変更が可能 App StoreでアプリをDLするだけ

ダークモードをはじめたくさんの機能が追加されたiOS 13(およびiPadOS)。その中の一つに、文字のデザインを変えられる「カスタムフォント」があります。

これはApp Storeで配信されているフォントをダウンロード&インストールして、対応アプリで使用できる機能。本記事でカスタムフォントの使い方を確認していきましょう。

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アプリ『Keynote』でフォントを変えた例

▲『FontInstall.app』などからフォントをインストールして、『Keynote』などの対応アプリで使用可能。

AppleのiOS 13仕様解説ページ

▲AppleのiOS 13解説ページでは、フォントについての説明は簡単にしか書かれていないので、本記事で詳しく解説。
出典:iOS 13 - 特長 - Apple(日本)

カスタムフォントのおかげで、フォントの追加が簡単になった

カスタムフォントの追加方法は非常に簡単。

・カスタムフォント収録アプリ(『FontInstall.app』等)をダウンロード
・アプリから使いたいフォントをインストール


という手順を踏むだけです。

カスタムフォントのインストール画面

▲カスタムフォントが収録されたアプリをダウンロードして、アプリからフォントをインストールするだけ。

実はiOS 13以前にもフォントを追加する方法はありましたが、iOS自体にフォントをインストールする機能がなかったため、手順が複雑でした。たとえば、

・フォントをインストールするためのアプリ(Anyfont等)を用意する
・ブラウザなどを経由してフォントをダウンロードする
・Anyfont等でフォントをインストール
・インストールしたフォントを『設定』の「プロファイル」で使えるようにする


といった手順が必要だったのです。

またこれは一例であり、フォントによってインストールの方法が統一されておらず、PC(パソコン)を経由する必要がある場合も。カスタムフォントの登場により、フォントの追加方法の簡略化と統一化がされたのですね。

旧来のフォント追加方法

▲『Anyfont』でフォントをインストールし、『設定』の「プロファイル」で改めてインストールする事で初めてフォントが使えた。

注意点:カスタムフォントを使えるのは対応アプリのみ

一つ注意したいのが、カスタムフォントを使えるのは対応アプリのみという事。たとえば『メール』はフォント切り替え機能自体はあるものの、カスタムフォントは使用不可。そもそもフォント変更機能のない『メモ帳』での利用や、iPhone全体のシステムフォントの変更もできません。この点に関しては今後のアップデートで改善される可能性があります。

メールのフォント選択画面

▲画像左が『Drafts』、画像右が『メール』のフォント選択画面。カスタムフォントの「Bahama Slim」は『メール』では使えない。

iPhoneの設定画面

▲『設定』内のテキストなど、システムフォントも変えられない。

カスタムフォント対応アプリ

Keynote
Pages
Drafts
CLIP STUDIO PAINT(iPadのみ)
など

カスタムフォントの使い方

では実際にカスタムフォントのインストールから実際に使う方法を確認しましょう。今回は例として『FontInstall.app』(カスタムフォントが収録されたアプリ)と『Keynote』(カスタムフォントを使えるアプリ)を使用して解説します。

1.App Storeから『FontInstall.app』と『Keynote』をダウンロード

App Storeから『Fontinstall.app』と『Keynote』をダウンロード
FontInstall.app 日本語フォントインストール

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Keynote

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2.『FontInstall.app』を開き、欲しいフォントをインストール

画面右上の[+]をタップ→使いたいフォントをタップ→[インストール]をタップ→もう一度[インストール]をタップすればOKです。

[+]をタップ→欲しいフォントを選択

▲画面右上の[+]をタップ。フォント一覧画面から、使いたいフォントを選択。今回は「Mplus 1p」を選択。

[インストール]→[インストール]の順にタップ

▲[インストール]のボタンをタップ。ポップアップが出たらもう一度[インストール]をタップで完了。

3.『設定』の[フォント]内に、インストールしたフォントが追加されている

カスタムフォントがインストールされているか確認してみましょう。確認は『設定』→[一般]→[フォント]とタップしていくとできます。

『設定』のフォント画面

▲『FontInstall.app』からインストールした「Mplus 1p」がある。

フォントの詳細画面

▲フォントをタップすると、フォントサイズ、コピーライトなどの詳細をチェック可能。

また詳細画面では、フォントのプレビューと削除もできます。

フォントのプレビュー

▲フォントの詳細画面で、フォントをタップするとプレビューの表示。

フォントの削除

▲右上の[削除]から、フォントの削除ができる。

4.対応アプリでカスタムフォントが利用可能に

カスタムフォントのインストールを確認したら、あとは各対応アプリごとの方法でフォントを変更するだけです。『Keynote』では、画面上部の刷毛(はけ)→[フォント]→インストールしたフォントの順番にタップすればOKです。

刷毛→フォントの順にタップ

▲刷毛のアイコンをタップしたら、[フォント]をタップ。

インストールしたフォントを選択

▲インストールしたフォント(Mplus 1p)をタップ。

フォントの変更完了

▲『Keynote』でフォントを使用可能に。

カスタムフォントが収録されたアプリ

次にカスタムフォントが収録されたアプリの紹介です。カスタムフォントはiOS 13で追加された機能のため、2019年11月時点ではアプリの数は少ないですが、日本語含めさまざまなフォントをダウンロードできます。

『FontInstall.app』日本語のフリーフォントを約200種類収録

SIL Open Font License (OFL)でライセンスされた日本語のフリーフォントが、ウエイト(太さ)の違いも合わせて約200種類収録されたアプリ。

オーソドックスなゴシック体、明朝体のほか、ポップ体、ドット調などさまざま。日本語のフォントが欲しい時は、まずはこのアプリを探せば間違いありません。

フォント選択画面

▲日本語専用のフォント集。2019年11月時点で約200種類あり、今後も追加される可能性あり。

FontInstall.app 日本語フォントインストール

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『Adobe Creative Cloud』無料で約1,300種類のフォントが利用可能

「Photoshop」などでおなじみ、Adobeのアプリ。Creative Cloudプランに加入すれば約17,000種類、無償プランでも約1,300種類のフォントを利用可能。日本語のフォントも、ウエイト(太さ)の違いも合わせ23種類利用可能です。

『Adobe Creative Cloud』収録フォント(アルファベット)

▲フォントはアルファベットがメイン。オーソドックスなものから、マジック風、手書き風などさまざま。

『Adobe Creative Cloud』収録フォント(日本語)

▲数が少ないながらも、無料の日本語フォントもあり。

Adobe Creative Cloud

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『Font Diner』オシャレなアルファベットフォントが目白押し

iOS 13が配信開始された際に、いち早くリリースされたフォントアプリです。8種類のカテゴリーが収録されており、1種類が無料で利用可能で、23個のフォントが使えます。収録されているフォントはアルファベットのみですが、どれも目を引くデザインになっています。

『Font Diner』収録フォント

▲無料で23種類のアルファベットフォントを利用可能。タイトルロゴやポスターの作成に向いている。

『Font Diner』カテゴリー選択画面

▲有料でカテゴリーの追加が可能。価格は年額550円。

Font Diner

Mister Retro

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アプリをアンインストールするとフォントも削除されるので注意

最後に一点注意があります。それはカスタムフォントのアプリをアンインストールすると、インストールしたフォントも一緒に削除されるという事。常用しているフォントがあるアプリは、大切に保管しておきましょう。

アプリのアンインストール確認画面

▲アプリをアンインストールする際、インストールしたフォントがあると特殊な警告文を出してくれる。

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