「自由に動画素材を動かしたい!」そんなときに役立つ機能がキーフレーム(キーフレームアニメーション)です。
本記事では、キーフレームの基本から、具体的な設定方法までを詳しく紹介します。
キーフレームとは? 初心者でも簡単に使える動画編集テクニック
キーフレームとは?
キーフレームは、アニメーションを作る際に指定する。始点と終点を示す2つのマーカーのことを指します。
キーフレームは画像や動画、テキストなど基本的にどんな素材にも設定できるのが特長です。
例えば、右から左に流れるテロップを作ったり、動く被写体を追従する映像が作れたりします。
キーフレームでできること
キーフレームを設定することで、どのようなアニメーションが作れるようになるのでしょうか。ここでは代表的なアニメーションを3つ紹介します。
動きをつける(移動・回転)
キーフレームを設定することで、上記画像のように、素材を自由に動かせるようになります。例えば、画面の右から左に移動するアニメーションや、画面上でくるくると回るアニメーションも設定可能になります。
大きさを変える(ズームイン・ズームアウト)
キーフレームの始点と終点で素材の大きさを変更することで、ズームインやズームアウトのアニメーションも作れるようになります。
不透明度を変える(フェードイン・フェードアウト)
始点と終点、いずれかの不透明度を下げるキーフレームを設定すると、フェードインやフェードアウトのアニメーションが作れます。
キーフレームを使ってアニメーションを作成する方法
ここでは、キーフレームの設定方法を、動画編集アプリ『CapCut』を使って説明します。複数のキーフレームを設定できるようになれば、上記のような画像も簡単に作れるようになります。
素材を移動させる方法
ここでは、背景素材を上から下に移動させるアニメーションを、キーフレームで設定します。この方法をマスターすることで、静止画が動画のように動いたり、動く被写体を追従したりする映像も作れるようになります。
素材を準備する
まずは、画像もしくは動画素材を用意しましょう。ここでは上から下に移動するキーフレームを設定したいので、縦長の画像を用意しています。左右に動かしたい場合は、横長の素材があると編集しやすくなります。
素材を拡大表示する
次に、2本指操作で素材を拡大して、画面いっぱいに写真を表示させます。拡大したら上記画像のように、素材の上部とプレビューの上部を合わせておきましょう。
始点のキーフレームを追加する
赤枠をタップして、アニメーションを開始したい位置にキーフレームをひとつ追加します。キーフレームは、ほとんどのアプリでひし形のアイコンが設定されているため、アイコンを覚えておくと便利です。
素材の表示位置を変更する
始点を追加し終わったら、トラックを操作して、終点のキーフレームを設定したいポイントにカーソル(赤枠)を移動させます。
始点を追加し終わったら、トラックを操作して、終点のキーフレームを設定したいポイントにカーソル(赤枠)を移動させます。
次にプレビュー画面を操作して、素材の表示位置を変更します。
『CapCut』では、この時点で自動的に終点のキーフレームも追加される仕様になっています。しかし、アプリによっては、キーフレームを手動で追加しないといけない場合もあります。
キーフレームで素材の大きさを変える方法
ここでは、キャラクターを徐々に大きく表示させるアニメーションを、キーフレームで設定します。
素材を縮小表示する
小さいキャラクターを徐々に大きく表示したいため、まずは、縮小加工を行います。プレビュー画面を2本指でつまむように操作しましょう。
キーフレームを追加する
次に、キャラクターを拡大表示した状態で赤枠をタップして、キーフレームを追加します。
グラフを使って動きに緩急をつけるのもアリ
画面下部のタブから「グラフ」を選択するとキーフレームの補間方法を簡単に変更できます。
アニメーションに変化を付けたい場合には、キーフレームの追加だけでなく、グラフも積極的に活用してみましょう。
キーフレームを使って不透明度を変える
キーフレームはテキストにも適応できます。ここでは、テキストの不透明度を変化させるキーフレームを作っていきます。
テキストを挿入
まず「テキスト」→「テキストを追加」の順でタップして、任意の文字を入力します。
キーフレームを追加する
次に、赤枠をタップしてキーフレームを追加します。
不透明度を調整する
アニメーションを設定したい位置にカーソルを合わせて、「スタイル」から「不透明度」を選択してゼロにしましょう。
不透明度を調整したキーフレームを細かく配置することで、点滅するテキストも作れます。
キーフレームを使えば動画のクオリティがグッと上がる
動画編集アプリでは、簡単にキーフレームを設定できます。またキーフレームを設定する素材や使い方によって、さまざまな演出ができるようになります。
「キーフレームを使ってアニメーションを設定する方法」を参考に、独自の映像を作ってみてはいかがでしょうか。
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