「LINEでAIが使える」と聞いても、どこを開けば出てくるのか、無料でどこまで頼めるのかはわかりにくいものです。
『LINE』のAI機能は「Agent i」という名前でまとまっていて、ホームタブのアイコンから利用できます。調べものを文章で聞いたり、テキストから画像を作ったり、トークの返信を考えてもらったりと使い方はさまざま。料金を払わなくても、このあたりは一通り試せますよ。
ただし無料で使える回数には上限があり、機能ごとに数え方も違います。この記事では、無料でできることとその上限、有料プランとの差、開く場所と設定を順に見ていきましょう。
「LINE AI」は無料でどこまで使える? 「Agent i」で質問・画像生成・返信の提案を使う
「LINE AI」は「Agent i」として使える 無料の範囲と有料プランとの差
『LINE』のAI機能は「Agent i」という名前でまとまっています。ホームタブに出ているアイコンをタップすると専用の画面が開き、文章での質問やテキストからの画像生成に使用可能。トークルームなら、返信の候補やスタンプ、口調の変換まで頼めますよ。
無料のままでも、質問と会話、画像の生成、トークルームでの返信の提案は一通り使えます。ただし回数の上限は機能ごとに決まっていて、数え方も別々です。有料プランとの差は下の表にまとめました。
無料・LYPプレミアム・使い放題プランで使える回数
| 機能 | 無料 | LYPプレミアム | 使い放題プラン |
|---|---|---|---|
| トークルームの返信提案や口調の変換 | 1日3回 | 1日10回 | 無制限 |
| プロフィールやトークの画像編集 | 1カ月10回 | 1カ月20回 | 無制限 |
| 月額(税込) | なし | 508円 | 750円 |
「Agent i」を開く場所と始め方
ホームタブに並ぶアイコンから開きます。アイコンが見つからないときは、下のボタンからストアを開いて『LINE』を最新バージョンに更新してください。
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STEP1
[ホーム]タブのアイコンをタップ
画面に並ぶ「Agent i」のアイコンをタップすると、専用の画面が開きます。トークタブやニュースタブ、ミニアプリの画面にも同じアイコンが出ていますよ。
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STEP2
入力欄に聞きたいことを送信
知りたいことを文章で入力して送ると、数秒で回答が返ってきます。やりとりを始めるとトーク一覧にも「Agent i」が並ぶので、次からはそこから再開できますよ。
質問と調べものを文章で頼む
「Agent i」の中心は、文章での質問と会話です。「今日の天気を教えて」のような短い問いにも、「京都の観光モデルコースを作って」のような相談にも、会話の形で答えが返ってきます。AIが学習した内容に加えてWebから検索した情報もまとめてくれるため、自分でいくつものページを開いて読み比べる手間が減ります。
聞き方を具体的にすると、返ってくる答えの精度が上がります。公式ヘルプによると、次の4点を質問に入れるとよいと案内しています。
質問に入れておくとよい4点
- AIの立場や役割を決める(「あなたは英語の先生」など)
- 質問の前提や条件を書く(「英単語の暗記が苦手な学生が」など)
- 何のために聞くのかを書く(「試験で高得点をとりたい」など)
- 答え方の条件を添える(「どんな勉強方法がよいか教えてほしい」など)
回答がいつも正しいとは限らない点には注意が必要です。LINEヤフーも、生成AIが出した結果の信頼性や正確性は保証しないと明記しています。重要な判断に使うときは、元の情報源をあわせて確かめてください。
画像を送って加工や修正を頼む
手元の画像を渡して手を入れてもらう使い方もできます。メッセージ入力欄の左にある「+」から写真を選んで送るだけなので、操作はかんたんです。
自宅にあった調味料を撮って送ってみると、ラベルの商品名を読み取って、どんな料理に向くのかまで返ってきました。検索用のキーワードを考え直さずに、撮った写真をそのまま渡せるのが手軽なところです。
暗い写真や文字の小さい写真は、うまく読み取れないことがありました。明るくはっきり写ったものを送ると、結果が安定します。
テキストから画像を作る
「Agent i」のトップ画面にある「画像生成」から、欲しい画像の内容を文章で入力すると画像が返ってきます。絵柄や構図の指定も、そのまま言葉で書けば構いません。
画像生成にも1日あたりの上限があります。使えるのはiOS版の『LINE』とブラウザー版「Yahoo! JAPAN」で、Android版は順次対応が進んでいるところです。
プロフィール画像やトークの写真をAIで編集する
すでに持っている画像に手を入れる機能もあります。プロフィール画像やアルバム、ノート、トークルームで送受信した写真を選び、スタイルを選ぶだけで作り直せますよ。
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STEP1
プロフィール画像から編集
[ホーム]で上部の自分のアイコンか名前を選択。プロフィール画像をタップして、[AI編集]を選びます。
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STEP2
生成したいスタイルを選ぶ
生成したいスタイルを選び、[生成]をタップしてください。
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STEP3
保存かプロフィールへの設定
できた画像は[保存]でダウンロードでき、プロフィール画像への設定も選べます。編集した画像は自分で削除したり機種を変えたりすると見られなくなり、元に戻せません。必要なものは早めに保存しておきましょう。
トークルームの写真を編集することもできます。トークルームに送られた写真を長押しし、[AI編集]から生成したいスタイルを選んで[生成]をタップ。アルバムやノートの画像も、画面上部のアイコンから同じように編集できますよ。
この機能の上限は1カ月単位で、無料なら10回、LYPプレミアム会員なら20回です。回数は毎月1日にリセットされます。
無料で使うときに知っておきたいこと
無料で使える範囲には、回数のほかにもいくつか条件があります。
- トークルームの機能は1日3回まで、画像の編集は1カ月10回までが無料の枠
- 回数はメッセージを送らなくても、機能を使った時点でカウント
- 利用できるのは13歳以上で、13歳未満は利用を控えるよう案内されている
- 生成された回答や画像には間違いがあることも
もっと使いたいときの選択肢は2つです。LYPプレミアム(スタンダードプラン、月額508円・税込)に入ると回数が増え、「LINE AI サービス使い放題プラン」(月額750円・税込)なら回数の制限がなくなります。
使い放題プランは[ホーム]>[設定]>[Agent i]から加入でき、上限に達したときに出るポップアップからも申し込めます。
LYPプレミアムのライトプランは、回数アップの対象に入っていません。対象はスタンダードプランとwith Netflixの2つです。
生成した画像の権利については、LINEヤフー共通利用規約が適用されます。商用利用の可否は規約とガイドラインで確認してください。
トークの返信・スタンプ・口調はトークルームの「Agent i」に頼む
返信を考えるのが面倒なときは、トークルームの入力欄の下に出るボタンから返信の候補を呼び出せます。話題の提案、スタンプの提案、下書きの口調を変える機能も、同じ場所にまとまっています。
トーク履歴の分析に同意すると、どのトークルームでも使えるようになります。ここからは設定と、使える機能を順に見ていきます。
使えるようにする設定
使う前に、情報の利用に関するポリシーへの同意が必要です。まだ同意していない場合は、設定画面から切り替えます。
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STEP1
[ホーム]タブ右上の設定を開く
[ホーム]タブの右上にある歯車のアイコンをタップします。
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STEP2
[Agent i]で同意をオンにする
[設定]の中の[Agent i]をタップし、[情報利用に関するポリシーへの同意]をオンにしてください。これでトークルームの[AI]アイコンから各機能を使えます。
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STEP3
スタンプの提案は表示設定も変更
[ホーム]>[設定]>[スタンプ]の[サジェスト表示]をオンにし、[言語]メニューから使用する言語を追加します。この設定をしないと、スタンプの提案は出てきません。
トークルームに出るアイコンは、入力欄の下のボタンから非表示にもできます。非表示にすると30日間は表示されず、その間はトークルームのAgent iの機能をすべて使えません。
会話に合った返信を提案してもらう
入力欄の下の[返信を提案]をタップすると、直前までのやりとりをもとにした返信の候補が並びます。送りたいものをタップすれば、そのまま送信できます。
候補の画面ではメッセージスタイルを選べるので、短くしたり、丁寧な言い方に寄せたりと調整もできますよ。もちろん自分で書き直してから送っても構いません。
直前のやりとりがスタンプや画像だけのときは、「こんにちは」「お久しぶり」といった挨拶が並ぶことが多いようです。
トークに合うスタンプを提案してもらう
トークの内容に応じて、合いそうなLINEスタンプが表示されます。自分が持っているものだけでなく人気のスタンプからもおすすめされるため、新しいお気に入りが見つかることもありますよ。
口調を変える・誤字を直す
入力欄に書いた下書きを、選んだ口調に変換できます。[口調変換]をタップして、変えたい口調を選ぶだけです。
- フォーマル
- タメ口
- ねこ語
- 侍言葉
「硬い敬語」や「敬語」「崩し敬語」は仕事関係や目上の人へのメッセージで役立ちます。「タメ口」は親しい友人とのやりとりに合いますし、「ねこ語」「侍言葉」はクセが強いので、場を和ませたいときに向いていますよ。
誤字の直しは[誤字を修正]という別のボタンです。下書きを入力してからタップすると、直した文が表示されます。どちらも300文字を超えるメッセージには使えません。
▲上:ねこ語の返信例 下:侍言葉の返信例
話題を提案してもらう・相手とのムードを分析する
会話が途切れたときに使うのが[話題を提案]です。タップすると、直近のメッセージから、いま切り出せそうな話題が並びます。ほかの候補を見たいときは[ほかの提案を見る]をタップしますが、これも利用回数に数えられます。
[ムードを分析]は、最近のやりとりから相手との関係や雰囲気の変化をまとめ、これからのやりとりのヒントを返してくれる機能です。メッセージの履歴が少ないと分析できません。
回数の数え方と注意点
トークルームのAgent iには、1日あたりの回数制限があります。
- 無料利用は1日3回まで
- LYPプレミアム会員は1日10回まで
- LINE AI サービス使い放題プラン会員は無制限
この回数は、返信を提案・話題を提案・ムードを分析・口調を変換・誤字を修正の合計です。たとえば無料で「返信を提案」を3回使うと、その日は「話題を提案」も使えません。メッセージを送らなくても数えられる点にも気をつけてください。
履歴がAIの学習に使われることはないと、LINEヤフーが明記しています。読まれるのは、分析に同意した人のトークルームだけです。
なお、返信は直前のトーク内容や入力中のメッセージをもとに作られます。入力を避けたいものは次の2つです。
- 名前や連絡先などの個人情報
- 著作権や商標権に関わる内容
アニメやゲームの話題をそのまま読ませると、意図せず規約にふれることもあります。使いどころには少し気を配りましょう。
AIのキャラクターと話せる「AI Friends」
「Agent i」とは別に、AIのキャラクターと会話を楽しむ「AI Friends」もあります。[トーク]タブの上部にあるアイコンから開き、3つの質問に答えるとキャラクターがおすすめされます。
キャラクターは自分でも作れて、無料で作成できるのは5回までです。会話には「パワー」という無料の通貨を使い、初回登録で20パワー、毎日のチェックインで5パワーずつ受け取れます。パワーを使い切ったあとはLINEコインを消費する仕組みです。
「AI Friends」は「LINE AI サービス使い放題プラン」の対象に入っていません。回数の数え方も「Agent i」とは別なので、混同しないようにしてください。
「Agent i」でよくある疑問
「LINE AI」という名前が見つかりません
『LINE』のAI機能は「Agent i」という名前で提供されています。ホームタブに出ているアイコンから開けます。見つからないときは、『LINE』を最新バージョンに更新してください。
無料でどこまで使えますか?
トークルームでの返信提案などは1日3回まで、プロフィールやトークの画像編集は1カ月10回までが無料の枠です。文章での質問や会話について、公式ヘルプは回数の上限を案内していません。
回数を増やすにはどうすればいいですか?
LYPプレミアム(スタンダードプラン、月額508円・税込)に入ると回数が増えます。回数を気にせず使いたいときの選択肢が「LINE AI サービス使い放題プラン」(月額750円・税込)です。
トークルームに出るAIのアイコンを消せますか?
入力欄の下のボタンから[トークルームのAgent iを表示]をオフにできます。オフにすると30日間は表示されません。
パソコンでも使えますか?
PC版『LINE』(サブ端末)は対象外です。スマホやiPadなどから利用してください。
(文:かがわまなみ)