『Instagram』のストーリーや『Snapchat』など、一定時間で消えるSNSが話題になったり人気を集めたりしていますが、『Twitter』にもその波は来るのでしょうか。
現在、自動的にツイートを消す機能を搭載したiPhone用のTwitterクライアントアプリ『ephemera(エフェメラ)』の、β版アプリが配布中です。今回は実際に『ephemera』を使ってみて、本人とは別のアカウントや他のOSやアプリなどから見てもツイートが消えているのか確認してみました。
自動ツイ消しできるTwitterアプリ『ephemera』が他人から見てもちゃんとツイ消しされているのか試してみた
β版の利用には「TestFlight」が必須
β版の『ephemera』を利用するには、Appleが提供する『TestFlightt』というアプリのインストールが必須です。これをインストールすることで『ephemera』のダウンロード・インストールが可能なります。
『TestFlight』インストール後、こちらから『ephemera』をダウンロードし、画面の手順に沿って自分のTwitterアカウントを連携させてください。なおβ版アプリは先着1万人限定なので、興味がある方はお早めに。
『ephemera』を使ってみる
見た目はシンプルなTwitterクライアント
見た目は白を基調としたシンプルなTwitterクライアントです。画面下に各メニューがある、公式Twitterアプリとほとんど変わらない操作性です。
「RT」「いいね」「リプライ」など基本的な機能は備わっており、普通のTwitterアプリと何ら変わりません。
ツイ消しは1分~1日で設定可能
肝心のツイ消し機能は、ツイートを行う際に設定します。ツイートはメニュー中央の「Post」ボタンから行いますが、タップすると以下の画面が表示されます。
「有料機能について」と表示されますが、β版アプリでは課金されないので安心してください。なお正式版は、1ヶ月120円での提供になる予定とのことです。
またβ版では5分ごとに「サブスクリプションをリストア」、30分ごとに「サブスクリプションの開始」を行う必要があるので、これを常用するのは難しいと思います。あくまでフィードバック用のテスト版ということを理解した上で試してみましょう。
ツイート画面の中央付近にある時計アイコンから、ツイ消しする時間を設定できます。設定時間は最短で1分、最長で1日まであり、ツイ消しをしない設定も可能です。
ツイ消し時間を設定したら、あとは「Tweet」ボタンをタップしてツイート完了です。画像や動画の添付ボタンもありますが、筆者が試したところ上手く添付できませんでした。あくまでβ版なので、今後改善されると思われます。
本当に自動でツイ消しされるのか検証
では本当に自動でツイ消しがされるのか、検証してみます。今回は5分で設定し『ephemera』内だけでなく、ツイートしたアカウントと別のアカウントを使って、他のクライアントアプリからどう見えるのか?まで確認してみました。
どちらの画面にも当然同じツイートが並んでいます。ツイート自体には問題ないようです。これが5分後どうなるか……。
5分後、何の操作もせずにツイートは消去されました!特に通知などはなく、リロードしたらツイートが消えている感じです。別アカウントから見た方は、おそらくキャシュでプロフィール画面のツイートからはしばらく消えませんでしたが、タイムライン上では『ephemera』とほぼ同時に消えました。
画像は載せていませんが、この他にサードパーティ製のTwitterクライアントやブラウザ版のTwitterクライアントなどでも確認してみましたが、問題なくツイートは消されていました。OSやアプリなど関係なく、第三者から見てもちゃんとツイ消しされているようです。
なおツイ消しされるツイートはプロフィール画面の「Tweets to be deleted」タブから確認できます。
常用は難しいが人によっては重宝しそう
先述の通り、β版では5分ごと30分ごとにサブスクリプションの認証があるので、常用は難しいと思います。「一定時間でツイ消し」する需要がどれくらいあるのかわかりませんが、たとえば推しへの尊さが高まり過ぎて連ツイしたい衝動にかられたけど、フォロワーのTLを埋めるのに気が引けるというシチュエーションにはもってこいかもしれませんね。