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カラーグレーディングは、映像の魅力を引き立てる色味に関する編集技術です。ただ実際にどんなことを行えばいいかわからない人も多いですよね。

そこで本記事では、カラーグレーディングの基本から、具体的な手順を徹底解説。おすすめのソフトやアプリも5つ紹介するので残光にしてみてください。

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カラーグレーディングとは

カラーグレーディングとは、撮影された映像や画像の色味を調整し、視覚的に雰囲気や感情を強調する作業のこと。例えば、映像で暗くて寒々とした感じを伝えたい場合、カラーグレーディングを用いて青みがかった色に補正することで、視聴者がイメージをしやすくできます。

このように、カラーグレーディングは映像の全体的な色彩を制御し、視覚的なストーリーテリングを強化する役割を果たしてくれます。

カラーグレーディングの目的

カラーグレーディングの主な目的は、視覚的なストーリーテリングを強化し、視聴者に特定の感情や臨場感を与えることです。映像の色調は、視聴者が映像をどのように感じるかに大きな影響を与えます。

例えば、暖色系の色調は暖かさや幸せを、寒色系の色調は寂しさや孤独を表現可能です。また、カラーグレーディングは映像の一貫性を保つためにも重要。複数のシーンやカットを一貫した色調で統一することで、映像全体の品質を向上させることができます。

カラーグレーディングとカラーコレクションの違い

カラーグレーディングとカラーコレクションは、両方とも映像の色調を調整するための技術ですが、その目的と使用方法には違いがあります

カラーグレーディングは、映像の芸術的な表現を強化するための工程です。一方、カラーコレクションは、主に撮影条件の違いによる色のばらつきを補正するために使用されます。

したがって、カラーグレーディングは芸術的な表現に重点を置き、カラーコレクションは技術的な課題の解決に重点を置くと言えるでしょう。

カラーグレーディングにおすすめのソフト2選

映像制作におけるカラーグレーディングには、専用のソフトウェアが必要となります。ここでは、その中でも特におすすめの2つのソフトウェアを紹介します。

Adobe Premire Pro

料金 月額制(個別プランで2,480円/月〜)
対応OS Windows/Mac
無料体験版 7日間の無料トライアルあり

Adobe Premiere Proは、映像編集のプロフェッショナルから愛用されているソフト。もちろんカラーグレーディング機能も含まれており、映像の色調を細かく補正することができます。

また、LUT(Look Up Table)と呼ばれる色補正データを利用することで、一定の色調を一括で適用することも可能。これにより、映像全体の色調を統一したり、特定の雰囲気を出したりすることが簡単になります。

Davinci Resolve Studio

料金 42,980円(一度の購入で永続使用可能)
対応OS Windows/Mac/Linux
無料体験版 あり

Davinci Resolve Studioは、映画やテレビ番組の制作で広く使用されているソフトです。特にカラーグレーディング機能は非常に高機能で、色調だけでなく明るさやコントラストも細かく調整することができます。

また、LUTやLookと呼ばれる色補正データを利用することで、一定の色調を一括で適用したり、自分で作成した色補正を保存して再利用することも可能です。これにより、自身の個性を出した色調に統一できます。

カラーグレーディングにおすすめのアプリ3選

CapCut

料金 無料(アプリ内課金あり)
対応OS iOS/Android
利用者 初心者におすすめ

スライドショーからミュージックビデオまで、さまざまな動画制作ができます。手軽に映像編集ができるアプリで、初心者の方に特におすすめ。

基本的なカラーグレーディング機能も備えており、映像の色調を簡単に調整することができます。また、LUT(Look Up Table)と呼ばれる色補正データを利用することで、一定の色調を一括で適用することも可能です。

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PowerDirector

料金 無料(アプリ内課金あり)
対応OS Windows/iOS/Android
利用者 中級者におすすめ

動画編集に必要な機能を幅広くそろえている、高機能な動画編集アプリで中級者の方におすすめ。カラーグレーディング機能は非常に高機能で、色調だけでなく明るさやコントラストも細かく調整することができます。さらに白飛びの復旧機能も搭載。

また、LUTやLookと呼ばれる色補正データを利用することで、一定の色調を一括で適用可能です。

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LumaFusion

料金 4,500円
対応OS iOS
利用者 上級者におすすめ

iOSデバイス向けの高機能映像編集アプリで、動画編集の上級者におすすめ。本アプリのカラーグレーディング機能は非常に高機能で、色調だけでなく明るさやコントラストも細かく調整することができます。

またカラーLUTプリセットもインポート可能です。

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『Adobe Premire Pro』でカラーグレーディングする方法

『Adobe Premiere Pro』でカラーグレーディングを行う方法は2種類あります。1つ目はlog(ログ)と呼ばれる特殊な方法で撮影した映像に、LUTを適応する方法。2つ目は通常撮影した映像にLook(ルック)と呼ばれるフィルターのようなものを追加する方法です。

logを使う方法は撮影技術込みでのカラーグレーディングになるので上級者向け。一方、Lookを使う方法はどんな映像でも手軽にカラーグレーディングが行なえるため、初心者向けの方法です。

ここでは初心者向けに、Lookを使ったカラーグレーディング方法を詳しく説明していきます。

1.ウィンドウメニューから「カラー」を表示

『Adobe Premiere Pro』ではカラーの作業スペースを使ってカラーグレーディングを行います。ただし、初めてカラーグレーディングを行う人は、作業スペースが表示されていない可能性があるので、以下の手順でカラーを表示させてください。

画面上部のメニューから、「ウィンドウ」→「ワークスペース」→「カラー」の順に選択してカラーの作業スペースを表示。

2.クリエイティブタブから「Look」を変更

カラーの作業スペースが表示されたら、クリエイティブタブのすぐ下にある「Look」をクリックして、お好みでフィルターを変更してください。『AdobePremiere Pro』を使えば、とても簡単にカラーグレーディングが行なえます。

3.Lookはプレビューからでも変更可能

「Look」はリストから変更するだけでなく、プレビューの左右にある「<」と「>」を操作しても変更できます。機能をあまり把握できていないうちは、プレビューから変更を行うほうが、変化がわかりやすいためおすすめです。

【無料】『CapCut』でカラーグレーディングする方法

ここでは、『CatCut』でカラーグレーディングを使う方法を2つ紹介します。どちらの機能も無料版のまま利用できるので、ぜひ参考にしてみてください。

フィルターで簡単にカラーグレーディングする手順

1.編集画面下部にある「フィルター」をタップして、使いたいフィルターを選択

2.スライダーで効果の強弱を決めたら、チェックマークをタップして完了

「調整」で細かくカラーグレーディングをする手順

1.編集画面下部にある「調整」をタップして、調整したいものを選択

2.スライダーで効果の強弱を調整し、チェックマークをタップすれば完了

カラーグレーディングに関するFAQ

LUTとはなんですか?

LUT(Look Up Table)とは、映像編集における色の情報を変換するためのプリセットのこと。LOG撮影されたデータに対してLUTを映像素材に適応すると、瞬時に色味を調整してくれます。

例えば、あるカメラが緑がかった映像を出力する傾向がある場合、その傾向を補正するためにLUTを使用して一括補正が可能です。

Lookとはなんですか?

Lookとは、映像全体に適用される色調やスタイルのこと。LUTと似ていますが、LOG撮影のデータではなく既にLUTを適用させたものなどに利用するものです。スマホの加工アプリにあるフィルターのようなイメージが近いと思います。

カラーグレーディングでは、特定のムードや雰囲気を映像に与えるために使用することが多いです。

例えば、ウェディング動画には日没の暖かい色合いを、SFの短編映像にはブルーとピンクのネオン風のテーマを適用するなど、作品のテーマやコンセプトに合わせてLookを使うと効果的。

色補正とはなんですか?

色補正とは、映像の色を修正し、統一感を出す作業を指します。具体的には、露出、コントラスト、ホワイトバランスなどを微調整して色相を正確に表示することです。ホワイトバランスの修正により、他の全ての色も忠実に表示されます。

LOGとはなんですか?

LOGとは、映像の色空間におけるグレーの階調特性の一種を指します。具体的には、カメラが捉えられる明るさの範囲を広げ、より多くの色調を記録するための方法です。

暗い場所と明るい場所の両方を綺麗に写す撮影方法と、イメージするのがいいでしょう。

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