マッチングアプリが流行し、一般化しつつありますが、実際のところ付き合える確率はどれくらいなんだろう、本当に出会って交際に発展するのだろうかと疑問に感じている人もいるのではないでしょうか。
この記事では、アンケートのデータをもとに、どれくらいの人が付き合えて、どれくらいの頻度でやり取りしていたのか、実際に付き合うためにはどう行動すれば良いのか解説していきます。
マッチングアプリで付き合うことに関して半信半疑の人は、ぜひ読んでみてください。
マッチングアプリで出会って付き合う確率は5割以上! 付き合うためのコツを男女別に解説
マッチングアプリで付き合える確率は?アンケート結果から解説と分析
それではさっそく、マッチングアプリで付き合える確率やその他のデータに関して、こちらのアンケートを元に解説していきます。
マッチングアプリを使って付き合えたのは53%
1年以内にマッチングアプリを使ったことがある400人を対象にアンケートを行い、「マッチングアプリで付き合ったことはある?」という質問をしたところ、212人(53%)の人があると回答しました。
この数字が多いか少ないかは個人の感覚によるところが大きいですが、かなり多くの人数が交際に発展させることに成功していると言って良いでしょう。
「マッチングアプリには真剣な人はいない」「マッチングアプリで知り合って交際なんてありえない」ともし考えているのであれば、付き合える確率はそこまで低くはない、と考えをあらためることをおすすめします。
出会うまでのメッセージ回数はかなり多い傾向
続いて、付き合うまでの過程に関するデータです。出会うまでのメッセージの回数は、以下の結果となりました。
最も多いのが、15往復より多い、「もっとたくさん」となりました。推測ではありますが、もはや数えきれないほどやり取りをした上でデートをしているとも考えられます。
次に多いのが10往復以内でした。10往復以内だと、軽めの挨拶と自己開示、ちょっとした質問とあとはお誘いメール、日程調整くらいとなるでしょう。
中には3往復以内に会っている人もいますが、全体的にはやり取りはたっぷりしてから会うのが主流といえるでしょう。
やり取りしてから出会うまでの期間の目安は2週間
続いて、マッチングしてから実際に出会うまでの期間は、以下の結果となりました。
2週間~1ヵ月と1~2週間以内の2つが飛びぬけて多い結果となりました。約2週間前後が多くの人にとっての会うタイミングとなっていることが分かります。
ただ、2週間やり取りをして誘ったのでは、実際には会うのは3週間~1ヵ月となってしまいます。誘うタイミングとしては、やり取りを始めて1週間以内くらいが良いでしょう。
私は5年以上マッチングアプリに関して取材や執筆を続けていますが、1ヵ月だと長すぎて、かなりの割合で途中で破綻します。
お互いに1ヵ月以上は会うまでやり取りをしたいというタイプであれば問題ないですが、やり取りを始めてから2週間以内には会うことをおすすめします。
出会いコンパス調べ:交際までの平均期間、49.1日
結婚したいと思えた人の割合は20%
400人に結婚したいと思える相手と出会えたかという質問をしたところ、20%の人が出会えたと回答。最初の質問で付き合えたと回答した人に絞って割合を出すと、約40%の人が出会えたということになります。
オンラインでの出会いとなりますが、一生涯のパートナーとしたいと思える相手を非常に多くの人が見つけられています。
マッチングアプリで出会って付き合うまでの流れ
続いてマッチングアプリを使って出会い、付き合うまでの流れを解説していきます。
アプリ選定と基本登録
まずはアプリを選んで基本登録を済ませます。マッチングアプリには多くの種類があり、ユーザーの年齢層や利用目的、料金や機能が異なります。そのためアプリ選びの段階で合っていないものを選んでしまうと、理想の人と出会うのが難しくなるでしょう。
基本登録は生年月日とメールアドレス、パスワードの設定を行います。機能を使う上で年齢確認が必須となっており、身分証の提出が必要なので準備しておきましょう。
プロフィール作成
基本登録を済ませたらプロフィールの作成に移ります。顔がはっきりと写った写真をプロフィールに設定し、身長や体型といった基本情報に加えて自己紹介文を書きましょう。
自己紹介文には、職業やアプリの利用目的、趣味や休日にしていること、自分の性格をなるべく簡潔にまとめましょう。
マッチングアプリで出会えるかどうかで最も重要なのが、プロフィールです。
文章はテンプレでも、写真にはこだわりましょう。
写真の1枚目で興味を持ってもらえなければ、年収が飛びぬけて高かったとしてもプロフィールを見てもらえることはありません。
検索していいねを送る
自分のプロフィールが完成したら、検索で絞り込みをして気になる人を探しましょう。
年齢や身長、体型に加え、職業や年収、アプリによってはフリーワードやもらったいいねが多い順などでの絞り込みも可能です。
いいねを押して、相手からも返ってくればマッチングが成立します。マッチングが成立すると、自由にメッセージのやり取りが可能となります。なお、男性会員は無料の状態でもメッセージの送信以外の機能は基本的に利用可能です。
メッセージを送るためには月額会員になる必要があります。
メッセージのやり取り
メッセージのやり取りでコミュニケーションを取り、距離を縮めましょう。メッセージは基本的に、敬語で丁寧に送りましょう。
また、重要となるのが1通目となるメッセージです。1通目から長々とした文章を送ったり、いきなり趣味に関する質問をぶつけたりしても返信はもらいにくくなります。
軽めの挨拶やプロフィールを見て気に入ったところを素直に伝えましょう。
デート
ある程度やり取りが盛り上がったら、デートに誘ってみましょう。最初は、ランチやカフェ、居酒屋に行って解散くらいがおすすめです。
デートになれておらず不安がある人は、昼間に会って1時間弱話して解散くらいが良いでしょう。お酒好き同士であれば居酒屋の方が盛り上がりますが、夜遅い時間だと下心があるのではないかと疑われてしまうこともあります。
最初のデートでは気合を入れ過ぎる必要はありません。
高級な店に連れて行っても気を使わせてしまうので、普通の居酒屋やカフェで充分です。
【男女別】マッチングアプリで付き合うためのコツ
続いて、マッチングアプリで付き合うためのコツを紹介していきます。適切な使い方でアプリを継続するだけで、交際に発展するような出会いに繋がる可能性は大幅に上がるでしょう。
マッチングアプリで恋人を作る難しさは、男女でまったく異なります。
男性はマッチングしてデートに行く部分に難しさがあります。対して女性は、いいねをもらうのは難しくありませんが、真剣な人を見つけるのが難しいでしょう。
男女共通のコツ
まずは男女共通のコツから紹介します。当たり前のようなことも多いですが、意外と多くの人ができていないため参考にしてみてください。
減点要素のない自己紹介文を作成する
まず自己紹介文は、減点要素がないものを意識して作成してみましょう。減点要素がある時点で、せっかく良いと思っていたのにいいねを押すのをやめる人が増えてしまうためです。
以下の文章は自分にとっては特に普通のことに感じるかもしれませんが、減点に繋がるものなので気を付けてください。
自己紹介文で減点要素となりうる一文
- 彼女(彼氏)と別れたのではじめました
- 使い方が分かりません
- あと一週間でやめます
- たくさんのいいねありがとうございます
- 〇〇な人はいいねしないでください
- 〇〇な人は嫌いです
基本的には、ネガティブな要素は一切入れないようにしておきましょう。何か先に伝えておきたいものがある場合でも、基本的にはメッセージで伝えることをおすすめします。
「彼女と別れたので始めました」は一見問題がなさそうに思えますが、言わなくても良いことをわざわざ言ってくる人という印象を与えます。
特に意味のない一文は全て削除しましょう。
自分に合ったアプリを選ぶ
マッチングアプリでは、自分に合ったアプリを選ぶのも重要です。以下の表をチェックして、自分に合ったアプリ選びの参考にしてみてください。
年齢・目的別マッチングアプリ分類図
大手マッチングアプリを年齢と目的で分類すると図のようになります。
都市部に住んでいる人はともかく、地方に住んでいる人は会員数の多さを意識して選ぶことが重要となります。
地方でマイナー寄りの会員数が少ないアプリを使うと、同じ人ばかりが表示されたり新規ユーザーがなかなか増えなかったりと、使いにくさが目立ってしまいます。
男性のコツ
続いて男性のコツを解説します。男性の場合は、基本的に女性よりも全体における会員数の割合が多くマッチングがしにくくなっています。
そのため、きちんとマッチングアプリ用の写真を撮影して自己紹介文も丁寧に書くなど、基本的な部分を充実させておく必要があるでしょう。
身なりを整えて自然な他撮り写真を用意する
まずは、身なりを整えて自然な他撮りの写真を用意しましょう。自撮り写真は基本的にカメラと顔の距離が近すぎて、圧迫感を与えてしまうためです。表情も堅くなりがちで、どうしてもナルシストっぽさが強まってしまいます。
写真のコツは、デートをしている様子を想像してもらえることです。実際に会った様子がイメージできれば、いいねを押すハードルが下がります。
カフェや居酒屋でのバストアップの写真は、会っているところが想像しやすくなるためおすすめです。
テンポ良くメッセージして会話を盛り上げる
交際に発展させる上で、テンポの良いメッセージの返信は重要です。返信の間が空き過ぎると、関心が薄れていってしまい、自然と他の人に関心が移ってしまうためです。
毎日とは言わないものの、どこかのタイミングで即レスで距離が縮められるとデートに発展しやすくなります。
メッセージだけでなく通話で盛り上がれると、よりデートに発展しやすくなるでしょう。
メッセージのコツは、異性ということを意識しすぎないことです。
友達にやり取りを見せても困らないくらいの温度感を意識することで、必死さを払拭できてデートに行きやすくなるでしょう。
異性として意識してもらうためのアクションを取る
交際に発展させるためには、異性として意識してもらうためのアクションを取りましょう。というのも、聞き上手になって、誠実に接し、相手の行きたいところに連れて行って、会計を奢っていても、異性として見てもらえるわけではありません。
時には自分が行きたいところを提案したり、手を繋いだり、踏み込んだ質問をしたりと、嫌われるリスクを取るような行動が必要です。
嫌われたくないという考えは、あくまで自分の保身でしかありません。
相手を喜ばせたいと考えを相手軸にすることで、うまくいきやすくなるでしょう。
店をスマートに決めて事前に予約する
アプリで会う約束が進んだら、店をスマートに決めて事前に予約しておきましょう。そうするだけで、相手には一気に好印象を与えられます。
好きなものや苦手なものを聞いて、お互いの中間地点のエリアで良さげな店を3つほどピックアップして送ればOKです。
店をささっと決めるだけでも、好印象になります。男性がリードして、予約をしておきましょう。
エリアにもよりますが、予約せずに行くと、店に入れずにグダグダになってしまう可能性が高いです。
女性のコツ
次に、女性が恋人を作るためのコツを解説します。女性の場合はどんなプロフィールでも次々にいいねが来て、簡単にマッチングが可能です。
しかしその分、真剣に相手を探している人や心から好意を持ってくれている人を見分けるのが難しいでしょう。
顔がわかる写真を掲載する
女性が恋人を作るためには、きちんと顔写真を掲載しましょう。女性の場合は、顔写真を載せなくてもいいねは来ます。しかし、その状態でいいねを送った男性は、会えるなら誰でも良いと考えている、体目的の人が多くなります。
真剣に相手を探している人は、きちんと顔写真を載せている人の中から相手を選びます。写真を載せなくても出会うことは可能ですが、誠実な人と出会うのは難しくなるでしょう。
メッセージやデート中のトークで盛り上げる意識を持つ
女性が恋人を作るためには、メッセージやデート中のトークで盛り上げる意識を持ちましょう。女性は全体的に受け身な人が多くなっています。そのため、自分から盛り上げる意識を持つだけでも自然と場の雰囲気は良くなりやすくなります。
メッセージでは淡々と聞かれたことに答えるだけでなく、相手に関心を持って何か質問を返してみましょう。
多くの人とやり取りしていると、相手に関心を持ちにくくなります。
女性は100以上のいいねが来ることが珍しくないので、マッチングする相手を絞るのがコツです。
気になる人には自分からアプローチする
気になる人には、自分からアプローチをしてみましょう。マッチングアプリでは、男性が女性にアプローチをするというのが主流になっています。そのため、女性側からアプローチをするだけでも他の女性と差別化ができます。
マッチングアプリではユーザー数が多く、特に魅力のある人は多くのいいねをもらっているので、強く印象に残ることが重要です。
マッチングして最初のメッセージを自分から送るだけでも相手の印象に残りやすくなるでしょう。
自分からメッセージを送ることがないことから、最初のメッセージで大きく外してそのままメッセージが続かなくなるケースがあります。
たとえば、いきなりペットを褒めるメッセージ。読んだ男性は「自分じゃなくてペットを見ていいねを送ったのか」となり破綻することがあります。
外すくらいであれば、「はじめまして。マッチングありがとうございます。」でOKです。
恋人作りにおすすめのマッチングアプリ3選
最後に、恋人作りにおすすめのマッチングアプリを3つ紹介します。
『Pairs(ペアーズ)』
1つ目が『Pairs(ペアーズ)』です。『Pairs(ペアーズ)』は国内最大規模のアプリで、会員数は非常に多く、年齢層も幅広いのが特徴です。
ユーザーの利用目的も真面目で、恋人探しだけでなく婚活として利用している人も多くなっています。
地方に住んでいる人にとっても使いやすく、多くの人にとって使いやすいアプリといえるでしょう。
『ペアーズ』の基本情報
月額料金 | 男性 3,700円※ 女性 無料 |
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累計会員数 | 2,000万人以上 (2022年8月時点) |
運営会社 | 株式会社エウレカ |
eureka,Inc.
『with(ウィズ)』
恋人探しのアプリとしておすすめ2つ目が、『with(ウィズ)』です。『with(ウィズ)』は心理テストによって相性が良い人を探せるのが特徴となっています。
恋愛タイプが分類されており、一目惚れしやすいタイプ、時間をかけて関係を築くタイプなど、プロフィール文章だけではわからない部分をイメージしやすくなっています。
相性が良い人が見つかりやすく、恋人探しとしてピッタリでしょう。
『with』の基本情報
月額料金 | 男性 3,600円※ 女性 無料 |
---|---|
累計会員数 | 1,000万人以上 (2024年2月時点) |
運営会社 | 株式会社with |
with, Inc.
『タップル(tapple)』
3つ目におすすめなのが、『タップル(tapple)』です。『タップル(tapple)』は、表示される人を次々にスワイプしていくシステムが特徴で、非常に多くの人にアプローチができるようになっています。
これによりマッチングが発生しやすく、多くの人と出会いたい人にとって使いやすいでしょう。
また、24時間以内に会える相手を探せるおでかけ機能も特徴です。スピーディに会いやすいため、じっくりメッセージをするよりもまずは会いたいという人におすすめです。
『タップル』の基本情報
月額料金 | 男性 3,700円※ 女性 無料 |
---|---|
累計会員数 | 2,000万人以上 (2024年4月時点) |
運営会社 | 株式会社タップル |
Tapple, Inc.
ちなみに……マッチングアプリで恋人ができた人の約8割がアプリを「複数利用」しており、1つしかアプリを入れていない方は出会いづらい状態と言えます。以下のチャートから、自分に合ったアプリを選んでみてください。
まとめ
今回は、マッチングアプリで出会って付き合える確率という点に関して詳しく解説し、どうすれば付き合えるのか、男女別にコツを紹介しました。
マッチングアプリで付き合う確率は、とあるアンケートによると53%という結果となりました。結婚の出会いのきっかけとしても人気が高まっており、現在の婚活では主流のものの1つといえるでしょう。
ぜひ今回紹介したコツを参考に、自分に合ったマッチングアプリに挑戦してみてください。
■年代別の厳選アプリはこちら■
10代向けマッチングアプリ
20代向けマッチングアプリ
30代向けマッチングアプリ
40代向けマッチングアプリ
50代向けマッチングアプリ
ライター 林 卓弥
この結果を見るに、メッセージをじっくりしてから会うという人が多いのでしょう。
メッセージでのコミュニケーション能力は、マッチングアプリで出会う上で重要といえます。
文章は通話で話すよりも冷たい印象を与えがちなので、柔らかい言葉使いを意識しましょう。無理に顔文字や絵文字を使う必要はありません。