本サイトは一部にプロモーションを含みますが、記載されている情報は一切その影響は受けておらず、公平・中立な立場で制作しております。

音楽の録音中やテレワークでのミーティング中などに、マイクのノイズが入ってしまう経験はありませんか? 作品制作なら完成品の質に関わったり、通話なら会話内容が伝わらなかったりと、とても困りますよね。

そこで本記事では、マイクノイズが入ってしまう原因とノイズの除去方法を解説。この記事を読めば、普段困っているマイクノイズも解決して、快適な録音や通話ができるようになりますよ。

マイクノイズの種類

音声の録音や通話において、マイクから発生するノイズは大きな問題となります。ノイズは音質を大きく左右し、聴き手に不快感を与えてしまうことが多いです。

ノイズにはさまざまな種類があり、それぞれ原因と解決策が異なります。以下では、主なノイズの種類とそれぞれの対処法について詳しく解説します。

ノイズの種類 主な原因
サー ● ゲイン設定
● 電源・接続の不具合
● 環境音
ブーン ● マイクの配置場所
● 音響機器の不具合
ガサガサ ● 物理的な故障
● マイク感度の調整不足
● 物理的な接触
ジー ● 音声機器の不具合
● オーディオケーブルの接触不良や断線
ビー ● システムエラー
● ハードウェアの故障
プチプチ ● 外部からの電磁干渉
● オーディオインターフェースの問題

1.「サー」というノイズの原因と対策

「サー」というノイズは、マイクのゲイン設定が高すぎる場合や、電源周りに不具合がある場合などに発生します。ゲイン設定を適切に調整したり、電源周りの問題を修理したりすることで、このノイズは軽減可能です。

原因:マイクのゲイン設定が高すぎる

マイクのゲイン設定が高すぎると、マイクから入力される音が大きすぎて「サー」というノイズが発生します。これは、マイクが音を拾う感度が高すぎるからです。

この問題はマイクのゲイン設定を下げることで解決するでしょう。ゲインを下げると、マイクが拾う音の大きさが小さくなり、「サー」というノイズが発生しにくくなります。

また通話アプリや録音アプリによっては、入力音量の調整だけでなく、マイクの入力感度も設定可能。入力感度の場合は、低く設定しておくことでノイズを軽減できます。

原因:電源周りに不具合が発生している

電源周りに問題があると、「サー」というノイズが発生することがあります。具体的には、電源ケーブルやACアダプター、電源供給部の不具合が原因となることが多いです。

これらの部品が故障している場合や、電源ケーブルが他のケーブルと絡まっている場合などにノイズが発生します。解決策としては、電源ケーブルやACアダプターの交換、電源供給部の修理などが考えられます。

原因:エアコン・PCなどの環境音が入っている

エアコンやPCなどの音も「サー」というノイズの原因となります。これらの音源を遮断するか、マイクの指向性を利用して音を拾わないようにすることで、ノイズを減らすことが可能です。

もしくはゲインの設定を下げるか、マイク感度を下げてみましょう。

原因:音響機器の接続や互換性の問題

USB2.0仕様のオーディオインターフェースをUSB3.0に接続すると、データ転送速度の不一致からノイズが発生することがあります。USB規格を一致させることで、マイクノイズを解決できる可能性が高いです。

また、ダイナミックマイクやUSBをPCに直接接続するタイプのマイクを使用すると、PCからの電源ノイズがマイクに影響を与える可能性があります。その場合はオーディオインターフェースを介してマイクを接続することで、マイクノイズを軽減可能です。

録音や通話ツールでノイズ抑制が効きすぎている

利用している通話ツールなどのノイズ抑制が高いと結果的にノイズの原因になってしまいます。このノイズに関しては、ノイズ抑制の値を調整すればすぐに解消可能です。

通話アプリでループバックを聴きながら、「サー」というノイズ音が聞こえなくなるまでノイズ抑制を調整してみてください。

2.「ブーン」というノイズの原因と対策

「ブーン」というノイズは、マイクの配置が不適切な場合や、音響機器の不具合、電源ラインの問題などが原因となることが多いです。これらの問題は、マイクとスピーカーの位置調整や、機器の点検・修理、電源ラインの交換などで解決できます。

原因:マイクの配置が不適切

マイクの配置が不適切な場合、「ブーン」というノイズが発生することがあります。これは、マイクがスピーカーからの音を拾ってしまい、フィードバックノイズとして現れる現象です。

解決策としては、マイクとスピーカーの位置を調整し、直接音がマイクに入らないようにするだけ。簡単い快結できるはずです。

原因:音響機器の不具合

「ブーン」というノイズは、音響機器の不具合によるものである可能性もあります。特に、アンプやスピーカーの内部部品が劣化している場合、このような低周波のノイズが発生することがあります

この問題を解決するには、専門家による機器の点検や修理が必要となります。また、機器の使用環境(湿度、温度など)もノイズの原因となることがあるため、適切な環境で機器を使用することも重要です。

3.「ガサガサ」というノイズの原因と対策

「ガサガサ」というノイズは、マイク自体の物理的な問題や、マイク感度の調整不足、風や衣服の擦れ音などの環境音が原因で発生します。これらの問題は、マイクのメンテナンスや音声入力レベルの調整、風防の使用などで解決可能です。

原因:マイクへの物理的な故障

「ガサガサ」というノイズは、マイク自体の物理的な問題から発生することがあります。マイクの内部部品が緩んでいたり、ケーブル接続部に問題があると、このようなノイズが発生します。これらの問題は、マイクのメンテナンスやケーブルの交換により解決可能です。

原因:マイク感度の調整不足

「ガサガサ」というノイズは、マイク感度が適切でない場合にも発生します。マイク感度が高すぎると、音声が飽和しノイズが発生します

この問題は、マイク感度を適切に調整することで解決します。具体的には、録音・通話ツールの設定を調整するか、マイクの入力感度を調整することで対応できます。

原因:風や衣服の擦れ音などの環境音

周囲の環境ノイズも「ガサガサ」というノイズの原因となります。風や衣服の擦れ音などがマイクに直接伝わると、ノイズとして録音されます。この問題は、風防を使用したり、マイクの位置を調整したりすることで解決可能です。

4.「ジー」というノイズの原因と対策

「ジー」というノイズは、音声機器の不具合や、オーディオケーブルの接触不良や断線などが原因で発生します。これらの問題は、機器の修理や交換、ケーブルの交換、マイクのゲイン設定の調整などで解決できます。

原因:音声機器の不具合

「ジー」というノイズが発生する一つの原因は、音声機器の不具合です。マイクやスピーカーなどの音声機器が故障していると、ノイズが発生することがあります。この場合、機器の修理や交換が必要となります。

原因:オーディオケーブルの接触不良や断線

「ジー」というノイズの原因として、オーディオケーブルの接触不良や断線が考えられます。これは、マイクとオーディオインターフェース間の信号伝送に問題があると、ノイズが発生するから

ケーブルの接触部分を確認し、しっかりと接続されているかを確認します。また、ケーブルに明らかな損傷が見られる場合は、新しいケーブルに交換することがおすすめ。

5.「ビー」というノイズの原因と対策

「ビー」というノイズは、システムエラーやハードウェアの故障、電源関連の問題などが原因で発生します。これらの問題は、システムの更新や、故障した部品の交換・修理、電源ラインの管理などで解決可能です。

原因:システムエラー

「ビーー」というノイズは、システムエラーの警告音としても知られています。OSの不具合や、ソフトウェアの互換性問題などが原因で、このような音が発生することがあります。

システムの更新や、問題のあるソフトウェアの削除・再インストールが解決策となります。

ハードウェアの故障

ハードウェアの故障も「ビーー」というノイズを引き起こす可能性があります。特に、CPUやメモリ、ハードディスクなどの主要な部品が故障している場合、このようなノイズが発生することも。この場合、故障した部品の交換や修理が必要となります。

6.「プチプチ」というノイズの原因と対策

「プチプチ」というノイズは、外部からの電磁干渉や、オーディオインターフェースの設定問題などが原因で発生します。これらの問題は、PCやスマホを他の電子機器から離す、電磁波を遮断するケーブルの使用、バッファサイズの適切な調整などで解決できます。

原因:外部からの電磁干渉

「プチプチ」というノイズの原因は、外部からの電磁干渉です。電子レンジなど他の電子機器から発生する電磁波が干渉し、ノイズとして現れます

外部からの電磁干渉が原因である場合、PCやスマホを他の電子機器から離すことでノイズを軽減できます。

原因:オーディオインターフェースの問題

「プチプチ」というノイズの原因として、オーディオインターフェースの設定問題もあります。特に、バッファサイズが低すぎると、オーディオデータの処理が追いつかず、ノイズが発生する可能性があります

解決策としては、バッファサイズを適切に調整することです。バッファサイズが高すぎると遅延が発生しますが、低すぎるとノイズが発生します。

デバイスのスペックに合わせて、適切なバランスを見つけましょう。また、オーディオインターフェース自体の品質もノイズの原因となることがあるため、高品質な製品を選ぶことも重要です。

こちらの記事もおすすめ

【2024年】録音・ボイスレコーダーアプリおすすめランキングTOP10
【2024年】高音質のボイスレコーダーアプリおすすめランキングTOP10