この記事では、『InShot(インショット)』を使って簡単にプロのようなモザイクをかける手順についてわかりやすく解説しています。
モザイク加工は、動画のプライバシーを守るだけでなく、動画を面白くしたりするために重宝する機能です。
『InShot』の基本的なモザイク機能の使い方だけでなく、よくあるトラブルの解決方法、『InShot』以外のモザイク加工アプリについてもご紹介しているので、ぜひ参考にしてください。
InShotを使ったモザイクのかけ方:基本から応用までの完全ガイド
InShotとは?
『InShot』は、スマホを使って手軽に画像や動画の編集ができるアプリです。備わっている機能の豊富さや使いやすさが特徴的で、初心者から上級者までさまざまなユーザーが活用しています。
『InShot』では画像の編集はもちろんのこと、動画の編集も縦画面のまま行えます。これは、昨今人気の『Instagram(インスタグラム)』のストーリーズや『TikTok』に投稿するための動画編集にも便利です。
スマホを使った動画編集の新時代
動画編集といえば、昔は高価なソフトや専門的な知識が必要でした。しかし現代は『InShot』などのスマホアプリが続々と登場したことで、誰でも簡単に動画編集を始められる時代となりつつあります。
中でも『InShot』はパソコン不要でモザイク加工や背景の自動削除、動画のトリミング、トランジション設定など、高度な技術を多数搭載しています。
初心者でも扱えるシンプルなインターフェースと、プロも必要とする本格的な機能により、『InShot』は幅広いユーザーの役に立つ動画編集アプリとなっているわけですね。
InShotを使ったモザイク加工の基本的な手順
『InShot』を使ったモザイクのかけ方はとても簡単です。基本的な手順さえ把握すれば、画面全体のモザイクだけでなく、任意の部分のみにモザイクを追加することもできます。
画面全体にモザイクをかける方法
『InShot』でモザイクをかけたい動画を選択し、「フィルター」をタップします。
「特撮」をタップします。
項目を左にスワイプして「スタイル」を選択し、「MOSAIC」をタップしましょう。そうすると簡単に画面全体へモザイクのフィルタがかけられました。
画面下部のエリアにバーが表示されるので、バーを左右に操作することでモザイクの粗さをお好みのものに調整できます。
部分的にモザイクをかける方法
次に部分的にモザイクをかける手順をご紹介します。『InShot』でモザイクをかけたい動画を選択し、「ステッカー」をタップしてください。
「詳細」をタップします。
モザイクが配置されました。モザイクやまわりの枠、矢印のマークをドラッグするなどして、モザイクの大きさや位置を調整しましょう。
画面下部にある左のバーではモザイクの粗さ、右のバーではモザイクの薄さが調整できます。
モザイクの形も丸型やハート形、楕円型などから選択できますよ。
動く対象に追従するモザイクをかける方法
『InShot』では、動く対象に追従するモザイクをかける便利な機能もあります。
『InShot』でモザイクをかけたい動画を選択し、「ステッカー」をタップします。
「詳細」をタップします。
モザイクの薄さや大きさ、粗さ、形などを決めてチェックマークをタップしましょう。
メニューの右側にある「トラッキング」をタップします。
2つ並んでいるアイコンのうち左のアイコンをタップし、「トラッキングを開始」を選択します。この画面でも、モザイクの位置や大きさは微調整が可能です。
処理が完了すると「トラッキングが完了しました」と表示されます。再生ボタンをタップして、きちんとモザイクが追従されるか確認してみてください。
しっかりと対象を追従していますね。
InShotのモザイク機能におけるトラブルと解決策
InShotのモザイク機能を使っていると、時々トラブルに遭遇することがあります。しかし多くのケースでは簡単な手順で解決することがほとんどです。
いくつかのよくあるトラブルと解決策の例をご紹介しますので、お困りの方は参考にしてみてください。
モザイクがうまく表示されない
InShotのモザイク機能でモザイクがうまく表示されない場合は、以下の対処法をお試しください。
1.アプリのキャッシュをクリアする
2.アプリを再起動する
また、アプリのアップデートがある場合は最新バージョンに更新することで問題が解消されることもあります。
App Store、もしくはGoogle Playから『InShot』の更新がないかもあわせて確認してみてください。
モザイクをかけた動画が保存できない
モザイクをかけた動画が保存できない場合に考えられる原因のひとつが、保存先のメモリ不足です。
モザイク加工を施した動画を保存する際は、元の動画よりもファイルサイズが大きくなります。
動画の保存先が不足の場合は以下の対処法をお試しください。
1.端末や端末内のSDカードに保存している動画や画像、サイズの大きいファイルを削除するなどして整理する
2.元の動画を予めトリミングしたり、画質を下げたりするなどして動画のファイルサイズを小さくしてから『InShot』に取り込む
アプリのフィードバック機能を活用する
『InShot』のアプリ内にはQ&Aのページや、開発者へのフィードバックが提出できるページが用意されています。
『InShot』トップページの右上にある歯車マークをタップすると、Q&Aやフィードバックなどのメニューが表示されます。
この記事ではご紹介していないトラブルなど、お困りの際にはフィードバック機能を利用するのもよいでしょう。
InShot以外のおすすめモザイク加工アプリ4選
『InShot』は非常に人気のある動画編集アプリですが、他にもモザイク加工が可能なすばらしいアプリがたくさんあります。『InShot』以外でおすすめのモザイク加工ができるアプリを5つピックアップしましたので、参考にしてみてください。
『BeautyPlus』
『BeautyPlus』は、美容やリタッチに特化した写真編集アプリです。簡単な操作と高度な美容加工が男女問わず自撮りをするユーザーの間で人気を集めています。
クロップ機能による画像の切り取りや「ぼかし」機能、スタンプの作成機能などを使ってユニークなモザイク入り写真が作成できますよ。
『YouCam Perfect』
『YouCam Perfect』は、セルフィー写真の編集に特化しています。肌のリタッチや美白効果など美容機能が充実しているほか、簡単にぼかしやモザイク加工を施すことが可能です。
『PhotoDirector』
『PhotoDirector』は、高度な写真編集が可能なアプリです。モザイク機能はもちろんのこと、さまざまなエフェクトやフィルターを組み合わせて、プロのような写真編集が楽しめます。
特にレイヤーを使った編集や、AIを活用したエフェクトが人気で、パソコンソフトさながらの加工が可能です。
『Picsart』
『Picsart』は写真や画像の幅広い編集ができるアプリです。。モザイク機能のほか、ステッカーやドローイング機能など、クリエイティブな編集が楽しめます。
コミュニティ機能を活用して、他のユーザーと作品を共有したり、インスピレーションが得られるのも特徴です。
自由度の高い編集を行いたい方はぜひお試しください。
モザイク加工が必要なシーンとは
モザイクは、動画編集においてさまざまなシーンで重宝する機能です。
特にプライバシーの保護や、クリエイティブな表現を目的として使用したい場合に役立ちます。
プライバシー保護のためのモザイク
動画を撮影すると、顔や車のナンバープレート、住所など、個人を特定できる情報が映り込むことがあります。これらの情報は、許可なく公開・共有することでプライバシーの侵害となる可能性があるため注意が必要です。
特にYouTubeやSNSに画像や動画をアップロードする際は、素材に映り込んでいる情報について入念な確認が必要となるでしょう。
毎回プライバシー保護のためにモザイク加工を行うのは大変ですが、『InShot』など簡単に加工できるアプリを活用すれば作業の負担も軽減できます。
クリエイティブな表現としてのモザイク
モザイク加工はプライバシー保護だけでなく、動画のクリエイティブな表現としても使用されます。例えばサプライズのシーンなど、視聴者の興味を引きつけるための演出などです。
また、モザイクの形や色を変えることで、動画に独自の雰囲気やテイストを加えることもできます。
モザイク機能をうまく活用し、動画の質や魅力をさらに高めていきましょう。
InShotは簡単に使えて多機能!モザイク加工にもおすすめ
今回記事の中でもご紹介したように、『InShot』はとても簡単な操作で多機能な編集が施せる人気のアプリです。
画像、写真、動画、いずれの素材であっても同様の方法で画面全体にモザイクをかけたり、部分的にモザイクをかけたり、モザイクを追従させたりできます。
また、モザイクはプライバシーの保護やクリエイティブな動画制作でも重宝する機能です。ぜひ使いこなして写真や動画の編集を楽しんでください。