お絵描きソフトを買わなくても、ブラウザを開くだけで絵は描けます。ダウンロードもインストールもいらないので、思い立った日にそのまま始められますよ。
この記事ではブラウザ上で本格的に描ける無料のお絵描きサイトを9つ紹介します。編集部が実際に触って確かめました。レイヤーや筆圧に対応するか、保存に会員登録がいるかも一覧にしています。
お絵描きにおすすめのスマホアプリの一覧はこちら
【無料】お絵描きサイトおすすめ9選 ブラウザ上で本格的なイラスト作成
このアプリのおすすめポイント
- ブラウザのお絵描きサイトは、ダウンロードなしでその場から描き始められる
- レイヤー・筆圧・保存形式のどこまでに対応するかは、サイトごとに差が大きい
- 長い時間をかけて描き込むなら『CLIP STUDIO PAINT』がおすすめ
【無料】お絵描きサイトおすすめ9選
ブラウザで使えるお絵描きサイトは、描き味も、無料でできることの範囲もそれぞれ違います。なかでもつまずきやすいのは、描いた絵を保存できるかどうかと、スマホでも描けるかどうかの2点です。
| サイト名 | 画像で保存 | スマホ操作 |
|---|---|---|
| Sumo Paint | ○ | ○ |
| ChromeCanvas | ○ | ○ |
| MagicalDraw | ○ | ○ |
| おえかきボード | ○ | ○ |
| Draw a Stickman | - | ○ |
| TEGAKI Draw And Tweet | - | - |
| Sketch Paint | ○ | ○ |
| Harmony | ○ | ○ |
| Sketchpad | ○ | ○ |
「-」が付いたところは、描くこと自体はできても、そこから先に進めません。得意なジャンルと無料でできることの範囲は、このあと1サイトずつ見ていきましょう。
Sumo Paint
『Sumo Paint』は、レイヤーを重ねて作り込めるお絵描きサイトです。開くと最初にキャンバスの大きさを聞かれ、フルHDや4K、A4といった用途に合わせた寸法から選べます。メニューは日本語で表示されるため、英語のツール名に迷うことはありません。
編集部が試したところ、会員登録を求められずに線を引けました。描いた絵はPNG・JPG・SVG・PDFなどの形式で書き出せます。AI画像生成やブラシの質感を変える機能も、無料のまま使えますよ。
ChromeCanvas
『ChromeCanvas』は、鉛筆やチョークの質感で下描きするのに向いたお絵描きサイトです。ブラシは鉛筆・ペン・マーカー・チョーク・消しゴムの5種類で、太さと濃さをスライダーで決められます。レイヤーの追加にも対応しているので、線画と色を分けて描き進められますよ。
Googleアカウントでログインすれば、作業中の絵が自動で同期されます。ログアウト中は同期がオフになりますが、お絵描き自体は可能。描いた絵はメニューの「画像として保存」または「共有」から書き出せます。
MagicalDraw
出典:MagicalDraw
『MagicalDraw』は、複数人で同じキャンバスに描けるお絵描きチャットです。トップページで「ルームの作成」を押すと専用のURLが発行され、共有すれば友人とその場で描き始められます。会員登録は求められません。
編集部が作ったルームは2,000×2,000ピクセルで、レイヤー・筆圧・手ぶれ補正の切り替えなどが一通りそろっていました。スマホのブラウザでルームのURLを開いたときも、ペンと消しゴムが並ぶ同じ画面が出ました。描いた絵は保存とダウンロードの両方が可能です。
おえかきボード
出典:おえかきボード
『おえかきボード』は、思いついた落書きをすぐ形にできるお絵描きサイトです。使えるのは線の色と太さの変更、バケツツールでの塗りつぶしといった必要最低限の機能にかぎられます。迷う場所が少ないので、開いてから描き始めるまでが短く済みますよ。
キャンバスの大きさはプルダウンから選べました。描いた絵はダウンロードでき、公式の説明ではファイル名の末尾に「.png」を付け加えるよう案内しています。スマホのブラウザでも、指で線を引けました。
Draw a Stickman
『Draw a Stickman』は、描いた棒人間が動き出すお絵描きサイトです。白い枠の中に人の形を描いて「DONE」を押すと、その絵がそのまま冒険を始めます。線を引く楽しさより、描いたものが動く驚きを味わうためのサイトです。
保存ボタンは用意されていないため、描いた絵を残したい場合はスクリーンショットなどで保存するとよいでしょう。
TEGAKI Draw And Tweet
『TEGAKI Draw And Tweet』はシンプルな機能と『X(旧Twitter)』への投稿のしやすさが魅力。機能はひとつ前に戻る/進む・全消し・ツイートの3種類のみです。
カラーはペンの色(1)と背景色(2)の2つが選べます。消しゴム機能がないので、間違えたときには背景色を選択して消したい部分を塗りつぶしましょう。
保存やダウンロードのボタンは見当たらず、描いた絵を残す方法はXへの投稿だけでした。公式は推奨ブラウザとしてFirefoxを挙げています。スマホで開くとパソコン向けの画面がそのまま縮んで表示されるため、指で描くには窮屈です。
Sketch Paint
『Sketch Paint』は、高度なお絵描き機能を搭載した無料のイラスト制作サイトです。ブラシ設定やテクスチャ、ペン圧制御など、イラスト制作をサポートする機能が充実。日本語表記に対応していないものの、UIが比較的シンプルなため、直感的に操作しやすいのが特徴です。
ブラシは太さ・不透明度・流量をそれぞれスライダーで調整でき、仕上がりの質感を細かく変えられます。描いた絵は「Project menu」の「Save image file」から書き出せました。スマホのブラウザでも指で線を引けています。
Harmony
『Harmony』は、線どうしが絡み合う独特な絵を描けるお絵描きサイトです。ブラシはSKETCHYやFUR、RIBBONなど11種類あり、選ぶだけで毛並みや網目のような表現に変わります。そのため、お絵描きよりもデザインの下地づくりに向いていますよ。
画面の上にあるのはペンの色と背景色、ブラシの種類、そして「SAVE」と「CLEAR」だけです。設定する項目が少ないぶん、線を引くことに集中できます。スマホのブラウザでも描けました。
Sketchpad
「Sketchpad」は、シンプルながらペンツールの種類が豊富なお絵描きサイトです。レイヤー機能や図形作成、テキスト入力など基本的な機能を利用できます。また豊富なクリップアートが魅力で、可愛いスタンプを使って装飾可能。幅広いユーザーにおすすめできるお絵描きツールです。
設定で「自動保存」をオンにしておけば、途中でタブを閉じてしまっても描きかけの絵が残ります。書き出しは「Export」から行え、会員登録は求められません。
本格的に描けるかは、レイヤーと筆圧と保存で見分けられる
同じ「ブラウザで描ける」でも、どこまで作り込めるかはサイトによってはっきり差が出ます。見分ける手がかりになるのは、レイヤー・筆圧・保存の3つです。
本格的に描けるかを見分ける3つの手がかり
- レイヤーを分けられるか(線画と色を別々に直せる)
- 筆圧と手ぶれ補正に対応するか(入りと抜きのある線を引ける)
- 画像として書き出せるか(描いた絵をあとから使える)
レイヤーを分けられると、色を塗ったあとで線だけを描き直せます。逆にレイヤーがないサイトでは、塗りと線が同じ面に乗るため、直したい場所だけを消すのが難しくなります。
保存は見落としやすい落とし穴です。描けること自体は無料でも、画像として残す手段が用意されていないサイトがあります。数十分かけた絵を持ち帰れるかどうかは、描き始める前に確かめておきましょう。
それでも、ブラウザだけで長時間の描き込みを続けるには限りがあります。本腰を入れて仕上げたくなったら、次に紹介する専用ソフトへ移るのが近道です。
本格的なお絵描きツールなら『CLIP STUDIO PAINT』
『CLIP STUDIO PAINT』はイラスト、漫画、アニメーション制作に適した多機能ツールです。プロのクリエイターから学校教育まで、幅広い場で活用されています。特に、高度なレイヤー機能やペン設定が評価されており、多くの人気作品がこのソフトで制作されています。
『CLIP STUDIO PAINT』の基本情報
- 対応OSはWindows・macOS・iOS・Android
- 背景やブラシの素材に加え、建物・小物・ポーズの3D素材が使える
- PROは月額¥100~、買い切りなら¥6,900(税込)
- EXは月額¥300~、買い切りなら¥28,900(税込)
- スマートフォン版は毎月30時間まで無料
- 提供は株式会社セルシス(公式サイト)