写真共有SNS『Instagram(インスタグラム、インスタ)』には、オシャレな写真やセンスのある動画が数多く投稿されています。
そんなインスタには、自分の投稿やダイレクトメッセージ(DM)を誰が見たか教えてくれる、いわゆる足あと機能があります。投稿する人には便利ですが、インスタを「見るだけ」で楽しむ人の中には相手にバレずに閲覧したい人もいるでしょう。
そこで本記事では、インスタを「見るだけ」で楽しむ際に知っておきたいポイントや、具体的な「見るだけ」の方法をご紹介します。
インスタを「見るだけ」 足あとでバレる心配なく閲覧する安全な方法
インスタを「見るだけ」の方法は2つある
インスタを見るだけで利用する方法は2つ。1つ目は「見る専用のアカウントを作成する」こと、2つ目は「ログインせずに閲覧する」ことです。
このうちログインせずに閲覧できるのは、インスタのウェブブラウザ版のみ。アプリ版ではログインが必須になるので、とれる方法はアカウントの作成のみです。
ログインせずに閲覧する場合は、一部の機能に制限があります。アプリを使いたい人や快適にインスタを閲覧したい人には、アカウントの作成が向いています。ブラウザを使う人や登録の手間をかけたくない人は、ログインせず閲覧するのがいいでしょう。
インスタで足あとがつくケース
インスタにおける足あと機能は、特定の投稿の閲覧履歴が残ったり、ある行動をすると相手に通知が届いたりするもの。具体的には以下の行動が相手に伝わります。
アカウントをフォローする
アカウントをフォローすると、相手に「○○さんがあなたをフォローしました」という通知が届きます。フォローを外すと通知は消えるので、間違ってフォローしてしまった場合はすぐ外しましょう。
ダイレクトメッセージを見る
個別にメッセージをやりとりするダイレクトメッセージでは、メッセージを見ると相手の画面に「既読」と表示されます。既読がついても返信がない、などのトラブルになりたくない場合は、うっかり開かないように注意。
ダイレクトメッセージで消える写真・動画を見る
ダイレクトメッセージでは消える写真や動画を送信できます。これは1回だけ見ると消えてしまう、見た後でもう1回リプレイできるなど、送信者によって見られる回数が決まっているもの。
この消える写真や動画を開くと、送信者には「開封済み」と表示されます。いつ開封されたかもわかるようになっているので、バレたくない場合は不用意に開かないようにしましょう。
ダイレクトメッセージの消える写真・動画をスクリーンショットする
消える写真や動画は、スクリーンショットをした場合も相手からわかります。送信者側の画面に「スクリーンショット撮影済み」と表示されるほか、詳細を見たときには撮影の日時までバレてしまいます。
保存されたくないなどの理由で消える写真として送っている場合もあるので、無断でスクリーンショットしたことがバレれば、相手ともめてしまうケースも。保存したい場合は相手に断りを入れておきましょう。
ライブ配信を見る
インスタのライブ配信では、視聴を開始すると配信者の画面に「○○が視聴を始めました」と表示されます。他ユーザーにも同じ通知が表示されるため、より多くの人に通知を見られてしまう点に注意です。
ストーリーを見る
24時間で消える投稿「ストーリーズ(ストーリー)」は、投稿者の画面から、閲覧したユーザーの数と名前を確認できます。この履歴は消すことができないので、投稿が消去されるまでは相手から見えてしまいます。
ハイライトで投稿から24時間以内のストーリーを見る
インスタには過去のストーリーをまとめて公開できる「ハイライト」機能があります。このハイライトで過去のストーリーを見た場合は閲覧履歴が残りません。しかし見たストーリーが投稿から24時間以内だと、通常どおり履歴が残ります。
投稿またはストーリーにいいね・コメントする
投稿にいいねやコメントをすると、相手に通知が届きます。投稿を見ればあなたがいいねしたことや、残したコメントも当然確認できてしまいます。いいねやコメントを取り消せば通知も消えるので、間違えて残してしまった場合は早めに消しましょう。
ストーリーの場合はスタンプとコメントを残せますが、これらも同様に相手に通知が届きます。しかしこちらは通常の投稿と違い、スタンプなどを取り消しても通知が消えないので特に注意です。
投稿またはストーリーにタグ付けする
投稿やストーリーにアカウントを関連づける「タグ付け」機能を使った場合も、相手に通知が届きます。投稿の場合はタグ付けを取り消せば通知も消えますが、ストーリーの場合は通知がダイレクトメッセージで届くため、取り消しても通知は消せません。
見る専用アカウントでインスタを閲覧する場合のメリット
先ほど説明したとおり、インスタを見るだけで利用する方法には「見る専用のアカウントを作成する」「ログインせずに閲覧する」の2つがあります。
まずは、見る専用のアカウントを作る場合のメリットをいくつか紹介していきます。
ポップアップに邪魔されずに投稿を見られる
ブラウザ版でログインせずに閲覧していると、ログインを求めるポップアップが表示され、それ以降の閲覧ができなくなります。そこでアカウントを作ってログインしておけば、好きなだけ投稿を見られます。
ストーリーとライブを閲覧できる
ログインするとストーリーとライブを閲覧できるようになります。閲覧の履歴は残ってしまいますが、どうしても見たいストーリーやライブがあるなら、アカウントを作るのがおすすめです。
興味のある分野の投稿が表示される
アカウントを作成すると、検索画面におすすめの投稿が表示されます。これは今までに閲覧した投稿をもとに、ユーザーの好みをアプリが解析して選んでいるもの。そのとき興味のある分野の投稿が見られるので、好きなジャンルを深掘りするのに役立つでしょう。
見る専用アカウントでインスタを閲覧する場合のデメリット
見る専用アカウントを作成する場合は、メリットだけでなくデメリットもあります。これから紹介するデメリットもきちんと理解しておきましょう。
個人情報を登録する必要がある
個人情報を登録しなければインスタのアカウントは作成できません。アドレスや誕生日といった個人情報を提供したくない人にはデメリットになるでしょう。純粋に手間もかかります。
特定の機能を利用すると足あとが残ってしまう
先述のようにストーリーの閲覧やアカウントのフォローなど、特定の行動で足あとが残ります。完全に誰にも知られたくない人は要注意です。
ただアイコンやユーザーネーム・プロフィールを設定する際、個人を特定できないような内容にしておけば、それだけであなただとバレることは少ないでしょう。
インスタにログインしないで閲覧する場合のメリット
続いて、インスタにログインしないで閲覧する場合のメリットをご紹介します。
個人情報を登録する必要はない
アカウントを作成しない以上、個人情報を登録する必要がありません。情報が漏れる心配もなく、手間もかからないため、インスタのことがよくわからず、不安な人も安心です。
相手にバレずにアカウントや投稿を閲覧できる
アカウントがないため足あとが残らず、誰にもバレずに閲覧ができます。そもそも足あとが残るような操作を行えないので、うっかりで閲覧履歴がついてしまうといったこともありません。
インスタにログインしないで閲覧する場合のデメリット
インスタにログインせず閲覧する場合は、機能にさまざまな制限がかかることが主なデメリットです。
ログインのポップアップが表示され、じっくりと見られない
インスタにログインしていないままでも閲覧はできますが、いくつか投稿を見ると、ログインを求めるポップアップが表示されます。ブラウザバックすると消えるものの、強制的に前のページに戻されることになるため、過去の投稿を遡る際には不便です。
見られる投稿や利用できる機能が限られる
ライブやストーリーといった一部のコンテンツは、ログインしていないと見られません。アカウントのフォローもできないので、閲覧はごく限定的になるでしょう。
非公開のアカウントは閲覧できない
非公開設定になっているアカウントの投稿は、そのアカウントをフォローしているユーザーにしか見られません。そのためアカウントがない状態では、非公開アカウントによる投稿を閲覧する手段がなくなります。
見る専用のインスタアカウントを作る方法
インスタで見る専用のアカウントを作る際は、以下の手順で行います。
1. 新しいアカウントの作成に進む
アプリを開くと表示されるログイン画面で、「新しいアカウントを作成」をタップします。
2. 名前&パスワードを入力する
アプリ内で表示される名前を入力します。閲覧用のアカウントなので、あなた本人だと特定されないものがおすすめ。パスワードは自由ですが、わかりにくい文字列にするなど安全性は高めるに越したことはないでしょう。
3. 生年月日を入力
生年月日を入力したら「次へ」をタップします。
4. ユーザーネームを作る
ユーザーネームは自由に決められますが、これもあなた自身を特定されないものがいいでしょう。名前横に緑のチェックがつけば、そのユーザーネームで登録できます。
5.携帯電話番号またはメールアドレスを入力
録に使う携帯電話番号かメールアドレスを入力します。どちらか片方あればOKです。
6. 認証コードを入力する
入力した電話番号宛のSMSか、メールアドレスに届いた6桁の認証コードを入力。次の画面で「同意する」をタップします。
7. プロフィール写真の追加をスキップ
閲覧するだけならプロフィール写真は必要ないのでスキップしましょう。追加しても構いませんが、その場合は個人を特定されないよう注意。完了すると「Instagramへようこそ!」のメッセージが表示されます。
8. 連絡先の同期、Facebookのおすすめはスキップ
Facebookでの友達検索や連絡先の同期を提案されますが、いずれもスキップ及び不許可で構いません。閲覧用であるなら誰かとつながる必要はありませんし、誰かにバレるリスクも高まります。
またログイン情報を保存していないと、このあと再びログイン情報の保存を提案されます。必要なければ「後で」を選択して構いません。
9. フォローするアカウントを選択
フォローするアカウントを選択できます。主に有名人や企業のアカウントが並んでいるものの、後からでもフォローできるので、興味がなければ選択せずに「次へ」を選んでOKです。
手続きはこれで完了となり、次の画面から通常どおりインスタを利用できます。
サブアカウントを作る方法
サブアカウントを作る際は、以下の手順で行います。
1.アカウントを追加をタップ
プロフィール画面に移動し、画面上部にあるアカウント名をタップ。「アカウントを追加」→「新しいアカウントを作成」を選択します。
2.ユーザーネームとパスワードを作成
次に「ユーザーネーム」と「パスワード」を作成します。
3.登録完了
最後に「登録を完了」をタップすれば、サブアカウントの作成は完了となります。
インスタを見る専用のウェブサイトを紹介
ここからはインスタの投稿が見られる外部の無料ウェブサイトを紹介。外部の無料ウェブサイトを使用すれば、インスタのアカウントを作成したり、ログインしたりしなくても、投稿の閲覧が可能です。しかし非公開アカウントの閲覧はできず、見られる機能にも制限があるため注意しましょう。
「Picuki」
スマホやパソコンのブラウザから『Picuki』を使用すれば、インスタの公開アカウントのフィードやストーリーを見ることができます。しかしリールやインスタライブを見ることはできません。
またダウンロードボタンをタップすれば、フィードやストーリーを自分のスマホに保存することも可能です。
「InstaNavigation」
『InstaNavigation』ではフィードやストーリーはもちろん、ハイライトやリールを閲覧することが可能。シンプルなデザインなので見やすいのも嬉しいポイントです。
インスタは見るだけでも楽しめる
インスタに投稿をしなくても、他ユーザーの投稿を見て楽しむ方法はさまざまです。より多くのコンテンツを見たいなら見る専用アカウントの作成、外部サービスやアカウント登録に不安があるならログインせずに閲覧がおすすめ。
また画像の保存をしたい人や、アカウントを作らなくても快適に閲覧したい人には、『Gramhir』など外部サイトを使うという選択肢もあります。どの方法も特徴やできることが違うので、自分に合った使い方を選びましょう。
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