『Instagram(インスタグラム、インスタ)』のリールとは最大90秒の動画を投稿したり、視聴したりできる機能です。リールにはスタンプやBGM、エフェクトなどをつけることができ、インスタストーリーよりもクリエイティブな動画が作成可能。
本記事ではリールの視聴方法や投稿手順など、リールに関する使い方を解説していきます。
インスタのリールとは? 基本的な使い方、足跡や非表示、音楽のつけ方
この記事をまとめると・・・
- リールとは最大90秒の短尺動画の作成・投稿ができる機能
- リール作成は「ストーリーから開く」「プロフィール画面から開く」の2通り
- 動画編集アプリ『Vmake』は独自のエフェクトが豊富でおすすめ
Pixocial Technology (Singapore) Pte. Ltd.
インスタのリールとは?
インスタのリールとは、短尺動画の作成・投稿ができる機能です。
これまで動画を作成・投稿できる機能といえばインスタストーリーやIGTVでしたが、リールはそれらとはまた違った特徴があります。
まずはリールがどんな機能なのか見ていきましょう!
リール動画の仕組み
リール動画は最大90秒で、数秒程度のクリップ動画をいくつかつなぎ合わせながら作る方式です。エフェクトを使ったり、撮影方法を工夫したりすることでよりおしゃれでクリエイティブな動画を作成できます。
作成したリール動画はその場でインスタに投稿可能。公開アカウントならフォロワー関係なくすべてのユーザーがリール動画を視聴できますが、視聴者の足跡は残りません。
インスタの機能の一つなので、通常のフィード投稿やインスタストーリーと合わせて、新たな表現ツールとして活用できそうですね。
TikTokとの違い
TikTokは短尺動画専用のSNSです。リールと同様、短いクリップ動画をつなぎ合わせたり、音楽やエフェクトを付けたりできますが、TikTokとリールには次のような違いがあります。
TikTok | リール | |
---|---|---|
表示場所 | フィードのみ | フィード、プロフィール、発見タブ、リールタブ |
キャプションの文字数 | 100文字 | 2,000文字 |
コラボ機能・デュエット機能 | あり | なし |
動画の保存 | ダウンロードして端末に保存できる動画もある | ダウンロードはできないが「保存済み」に保存可能 |
インスタを使っているけど短尺動画だけはTikTokで見ていた・投稿していた人は、この機会にインスタに統一してもいいかもしれませんね。
インスタのリール機能の使い方|視聴編
リールにはどんな動画が投稿されているのか、まずは実際に視聴してみましょう。
リールの表示場所は次の4つ。
・フィード
・プロフィール
・発見タブ
・リールタブ
それぞれの視聴方法と、リールへの「いいね!」やシェアのやり方を解説します。
フィードに流れてくるリール動画を見る
インスタのフィードは、各ユーザーごとに興味関心や好みに合わせてパーソナライズされています。たとえば、よく「いいね!」やコメントをするインスタグラマーの投稿をより多く表示させるといった感じです。
よく見るインスタグラマーがリール動画を投稿すればフィードにもその動画が流れてくるので、自然とリールを見つけられるでしょう。
ただし、フィードには通常の動画投稿やIGTV動画、広告動画なども流れてきます。リールかどうかを見分けるコツは左下に表示されるリールマークです。
リールマークをタップするとスマホの全画面にリール動画が表示されますよ。
プロフィールからリール動画を見る
リールを1つでも投稿すれば、プロフィールページにはリール用のボタンが表示されるようになります。
このボタンをタップすることで、その人が投稿したリールを一覧表示できます。気になるリールをタップすれば、スマホの全画面で視聴できますよ。
特定のインスタグラマーに絞ってリール動画を見れますし、タブを切り替えることで写真の投稿を一気にチェックできるのがポイントです。プロフィールページから1人のユーザーの全投稿を見れるのはとても使いやすいですよね。
発見タブからリール動画を見る
インスタアプリを開くと、下に固定のタブが表示されます。その左から2番目の虫メガネマークが「発見タブ」です。そして発見タブの一番右上には、必ずリール動画がランダムで表示されます。
右上のリール動画をタップすると、その動画を全画面で視聴できますよ。それだけでなく、下から上にスワイプすると次のリール動画が流れる仕組みになっています。
発見タブもフィードと同様にユーザーの興味関心や好みに合わせてパーソナライズされているため、あなた好みのリール動画を見つけられるでしょう。
リールタブからリール動画だけを見る
フィードや発見タブにはリール以外の画像や動画も混じって表示されますが、TikTokのようにリール動画だけ見たいときにはリールタブを使うのがおすすめです。
インスタアプリを開き、下の一番真ん中のリールマークが「リールタブ」です。タップするとランダムでリールが表示され、いきなり視聴開始できます。
リールタブでも、下から上にスワイプすることで次のリール動画が流れる仕組み。さらに、上から下にスワイプすることでリール用のフィードをリフレッシュできます。
TikTokを見ているときのように、どんどん次の動画を流し見したいときには便利ですね。
リール動画への「いいね!」やコメントのやり方
気に入ったリール動画にはぜひ「いいね!」やコメントをして、他のユーザーとのコミュニケーションを取ってみましょう!
①「いいね!」やコメントはリール動画の左下に表示される左側2つのボタンから
②ハートのボタンは「いいね!」で、押すと赤く変化する
③吹き出しのボタンはコメントで、タップして下の赤枠内にコメントを入力できる
積極的に「いいね!」をして気持ちを伝えたり、コメントで質問すれば動画撮影のコツを聞けたりするかもしれませんね。
他人のリールを自分のストーリーに載せる
実は他人のリールをダウンロードすることはできませんが、インスタストーリーの中で紹介することは可能です。
①左下の紙飛行機マークをタップ
②「ストーリーズにリールを追加」をタップ
③スタンプや文字入れな度をしてシェアする
ただし、インスタストーリーに載せられる長さは15秒まで。もし15秒以上のリールだった場合は、冒頭の15秒までしか再生されない点に注意。
誰かが素敵なリールを投稿していたら、あなたのストーリーに載せて紹介してみましょう!
インスタのリール機能の使い方|投稿編
おしゃれな動画が多いリールですが、自分でも簡単におしゃれな動画を作って投稿できるのが最大の魅力ではないでしょうか?
ここでは、リールを使った動画の作成・投稿方法を解説します。
リール作成画面に移動
まずはリール作成画面に移動しましょう。やり方は「インスタストーリーから開く」「プロフィール画面から開く」の2通りあります。
インスタストーリーから開く
①インスタアプリを開き、左上のストーリーズボタンをタップ
②インスタストーリー作成画面で「リール」に切り替える
プロフィール画面から開く
①プロフィール画面右上の「+」ボタンをタップ
②「リール」を選択する。
左側に縦列で4つのボタン、下にリールマークのボタンと「リール」の文字が表示されていれば、リール作成画面になっています。
BGM・倍速・エフェクトを設定する
いきなり撮影を始めるのではなく、最初にしっかり設定をすることがおしゃれなリール動画を撮影するコツ! まずはBGM・倍速・エフェクトの3つを設定しましょう。
BGMの設定
①一番上の音源ボタン(音符マーク)をタップする
②使用したいBGMを選択
③使用したい箇所(15秒〜30秒)をスライドで調整する
④設定が終わるとカバー画像に変わる
倍速の設定
①上から2つめの数字のボタンをタップする
②倍速を選ぶ
倍速は「1×」が普通で、それより低いとスローモーションに、高いと早送りしているように見せることができます。
エフェクトの設定
①上から3つめの顔のボタンをタップする
②好きなエフェクトを選ぶ
BGMや倍速、エフェクトなしでも撮影はできます。しかし、雰囲気を出したいときやおしゃれな動画に仕上げたいときには、動画の完成イメージに合わせてしっかり設定しておくのがおすすめです!
タイマーを設定して撮影開始
準備ができたらいよいよ撮影です! 撮影するときに便利なのが、タイマー機能。音楽の始めと終わりの秒数を設定し、カウントダウンすることでハンズフリーで撮影できます。
①一番下のタイマーボタンをタップ
②撮影したい秒数をスライドで、カウントダウンの秒数をボタンで設定し、「タイマーを設定」をタップ
③カメラを好きな位置に固定し、真ん中の撮影ボタンを押して撮影する
使い方に慣れるまでは失敗することも多いかもしれませんが、失敗しても前のカットや最初からやり直すこともできます。実際に動画を投稿しながらタイマー機能の使い方・おしゃれな撮影方法をマスターしていきましょう!
カメラロールの動画も選択できる
リール機能を使って動画を一から撮影できますが、すでに動画があるならカメラロールから選択して使用することも可能です。
①左下のボタンをタップし、使用したい動画を選ぶ
②動画を再生しながら使用したい箇所をトリミングし、右下のチェックボタンで完了
いくつか動画がある場合には、使いたい順番で上記の①②の手順を繰り返しながらつなげていきます。
ただし、カメラロールにある写真は選べず、写真のスライドのような動画は作成できません。写真を使いたいときには事前に他のアプリを使ってスライド動画を作っておくといいでしょう。
キャプション・カバー写真を設定して投稿
動画が完成したら、最後の仕上げに取りかかりましょう。キャプション(動画の説明やコメント)を書き、カバー写真を設定したら投稿します。
①撮影ボタンの横にある「>」をタップして進む
②撮影した動画をチェック。必要ならスタンプや文字を入れ、右下の「シェア」に進む
③キャプションを書き、動画の中のワンシーンからカバー写真を選ぶ。最後に下の「シェア」ボタンをタップ
④リールを初めて投稿すると自分のプロフィールにリールタブが追加される
公開アカウントであれば、リールはあなたのプロフィール内だけでなく、発見タブやリールタブにもランダムで表示されます。より多くの人の目に留まるようなリール動画にぜひ挑戦してみてください!
作成したリールをインスタストーリーにも載せる
自分のリールをインスタストーリーに載せて、自分のフォロワーに見つけてもらいましょう。
インスタストーリーへのシェア方法は2つ。
1つめは、リールの投稿と同時にシェアする方法です。やり方は簡単で、リールを投稿する前に上部のタブを「リール」から「ストーリーズ」に切り替え、右の「シェア」ボタンをタップするだけ!
2つめは、リールを投稿した後にシェアする方法です。
①投稿したリール動画を開き、下の紙飛行機ボタンをタップ
②「ストーリーズにリールを追加」をタップ
③インスタストーリーの作成画面に変わるので、スタンプや文字を入れて投稿
リールをただ投稿しただけではフォロワーに気付かれないことも多いです。視聴ユーザーの多いインスタストーリーで宣伝すれば、リールの再生回数を増やせるかもしれません。
『Vmake』は周りと差がつくおしゃれなリールが作れる
『Vmake』は動画や画像が編集できるアプリ。動画にエフェクトをつけたり文字やスタンプを入れたりと、ひとつのアプリでさまざまな加工ができます。とくにフォントや動くスタンプの種類が多いので、画像や動画を鮮やかに演出したい人におすすめ。
『Vmake』なら周りと差がつく動画が作れること間違いなし。動画の作成後には、そのままインスタに投稿できて便利です。
『Vmake』でのリールの作り方
インスタのリールに関するQ&A
リールを使っているうちに、使い方や仕様などについて疑問が出てくるかもしれません。
そこでここでは、リール機能に関するよくあるQ&Aをまとめました! トラブルの解決方法も紹介しているので、困ったときにはぜひ確認してみてください。
視聴したら足跡は残る?
自分のリールはもちろん、他人のリールでも動画ごとに再生回数や「いいね!」の数、コメントしたユーザーやその内容を確認できるようになっています。
一方で、リールを視聴した人の足跡は残りません。つまり「いいね!」やコメントをせず(何のアクションもせず)ただ視聴しただけの場合は、再生回数だけカウントされ、「誰がこのリールを見たのか?」まではわからないということです。
こっそりリールを見たい……という人は、「いいね!」やコメントをしなければ相手には視聴したことがバレないでしょう。
リールを非表示にするには?
リールは今やフィード投稿やインスタストーリーと同列のメイン機能のため、リールを非表示にする方法は限られています。
まず個別のリールを非表示にする方法です。
①リール動画の下にある「・・・」をタップ
②「興味なし」を選択
この方法であればリール動画をひとつずつ非表示にできますが、フィードにリール動画が流れてくるのを止めることはできません。フィードにリール動画を表示させたくない場合、そのユーザーの投稿そのものをミュートにする必要があります。
また発見タブに表示されるリール動画は非表示にできないようになっています。
音が出ないのはなぜ?
スマホをマナーモードにしていると、リール動画を開いても音が出ない仕様になっています。マナーモードを解除してもいいですし、音量ボタンを押すだけでも音が出るようになりますよ。
それでも音が聞こえないときは、音量がかなり小さくなっていないか、イヤホンを使っている場合はきちんと接続されているかを確認しましょう。その他の改善方法は次の方法があります。
・スマホやインスタアプリをアップデートする
・スマホを再起動する
・安定した通信環境でやり直す
また元々音声の入っていない動画の可能性もあるため、他の動画を再生してきちんと音が出るかをチェックするといいでしょう。
リール作成時に音楽つけれないのはなぜ?
リール動画を作るときに「音源」から音楽を選びますが、「音源」ボタンがグレーになっていて選択できない人もいます。実はインスタストーリーで音楽を使用できない人は、リールでも音楽をつけられないようになっているのです。
この対処法として、クリエイターアカウントに切り替えることで音源が使えるようになったという報告もあります。
①プロフィール画面右上の「三」ボタン→「設定」の順にタップ
②「アカウント」へ進む
③「クリエイターアカウントに切り替える」をタップ
④最後に「切り替える」をタップして完了
筆者もビジネスアカウントからクリエイターアカウントに変更し、3日後にリールの音源やインスタストーリーの音楽が使えるようになりました。少し時間がかかるため、早めに切り替えておくといいでしょう。
他人のリールは保存できない?
自分が作成したリール動画ならスマホのカメラロールにダウンロード保存ができますが、他人のリールはダウンロードできません。
リールを開いて「・・・」ボタンをタップすると「保存」という項目はあるものの、これはカメラロールへの保存ではなく、インスタの「保存済み」に保存される仕組みです。
他人のリールをあとで見たいときには、一度「保存済み」にまとめておくといいでしょう。
インスタのリール機能でクリエイティブな発信を!
インスタの数ある機能の中に、リールも仲間入りしました。専用のタブも追加されたため、リールはフィード投稿やインスタストーリーと並ぶメイン機能となるでしょう。
リールならば、今まで写真やシンプルな動画だけでは表現できなかった“想い”を、よりおしゃれに・かっこよく表現できるはず。リールを活用して、今まで以上にクリエイティブな発信をしていきましょう!
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