YouTubeのオープニング動画は、最初の数秒間で流れる短い映像です。この時間を視聴者の期待感を上げるワクワクする映像にできれば、「この動画を観たい!」と誰もが思うでしょう。
しかし、こだわりの動画を作るには動画編集のスキルが不可欠。そこで、本記事では初心者の方でも簡単にYouTubeのオープニング動画が作れる無料アプリとその使い方をご紹介します。
テンプレートに当てはめていくだけなので誰でも簡単に作れるアプリもありますよ。魅力的な動画を作って、チャンネルのエンゲージメント率を高めていきましょう。
豊富な編集ツールやフィルターが使える動画編集アプリ
BeautyPlus
YouTubeオープニングの作り方! スマホで編集できる無料アプリ【iOS/Android】
YouTubeのオープニングとは
YouTubeのオープニング動画とは、動画の最初に流す映像のことです。3秒から20秒ほどの間に、チャンネル独自のイメージを表現したり、動画の内容を簡単にまとめたりすることが多いです。
動画の導入としてユーザーの興味を刺激する必要があるので、映像のクオリティにこだわっている人が多い印象。ただしゼロから自分で作るには、相当な編集技術や発想力が必要になるため、誰でも手軽に作れるといったものではありません。
『Canva』などの動画編集アプリなら、オープニング動画用のテンプレートが用意されおり、手軽にクオリティの高い映像制作が可能に。既存の映像や画像をテンプレートに適応するだけなので、誰でも簡単にYouTubeのオープニング作成に取り組めます。
以下の記事では、多機能な動画編集アプリを紹介しています。こちらの記事も参考にしながら自分に合ったアプリを見つけてみてくださいね。
YouTubeでオープニング動画を追加するメリット
YouTubeでオープニング動画を追加することには、いくつかの重要なメリットがあります。以下に、オープニング動画の主なメリットを詳しく解説します。
視聴者の早期離脱を防ぐ
オープニング動画のクオリティが高いと、視聴者は「本編の映像もすごいのかな?」と動画に対する期待感を持ちやすくなります。この期待感は、視聴者が動画を最後まで見る可能性を高め、早期離脱を防ぐ効果があります。
特にYouTubeでは、視聴者が動画を最後まで見ることがチャンネルの評価に大きく影響するため、オープニング動画の重要性は非常に高いです。
ブランドイメージを確立させる
演出や色使いを統一すると、ブランドイメージが定着していきます。オープニング動画が特徴的であれば、視聴者は動画を見るだけで、どのチャンネルのものかを識別できるようになります。
またブランドイメージがメインのターゲット層の求めていることとマッチすると、チャンネル登録数や再生回数のさらなる向上を望めます。そのため、オープニング動画をただかっこいいだけの動画や、自分の好きな動画にするだけでは効果はなかなか生まれません。
チャンネル名の認知度を高める
オープニング動画は、チャンネル名や愛称などの認知度を高めるのにも効果的です。オープニングは毎回流れるので、視聴者は自然とチャンネルに対する親近感を持ちやすくなります。そのため、認知してほしいことはオープニングに盛り込んでおきましょう。
動画からチャンネル登録への導線が十分にあると、次第に登録者数も増えていきますよ。
本編の内容が視聴者に伝わる
オープニング動画やサムネイルで本編の内容が伝わるのも重要な要素です。必要な情報を端的に伝えなければなりません。視聴者の時間も有限であり、同ジャンルで競合もいるでしょう。
オープニングやサムネイルで、あなたのチャンネルでどんな内容の動画が投稿されているかがわかれば、視聴者にとって優しいチャンネルだと認識されます。
オープニング動画制作におすすめのスマホアプリ3選
Canva
類似アプリの中では、ダントツでオープニング動画のテンプレート数が多いアプリです。横長の表示になったテンプレートの方が数は多いですが、縦長用のテンプレートもいくつかあるので、YouTubeショートでも利用できる点が魅力。
YouTube動画関連でいえば、サムネイルのテンプレートがあるのも嬉しいポイントです。
キネマスター
個性的なオープニングテンプレートが多い動画編集アプリです。テンプレートの表示時間は1秒から5秒程度のとても短いタイプが多いのも特徴。
編集時にはクロマキー機能を使って、緑色の部分を透過処理する手間はありますが、個性的でインパクトの強い映像が作りやすくなっています。
CapCat
ほかのユーザーが制作したオープニング用映像を、テンプレートとして再利用できます。映像の品質にばらつきは感じるものの、比較的高品質なものが多い印象。またタイトルや説明文に、ゲームや商品紹介、Vlogなどテンプレートの用途が記載されているため、必要な素材を見つけやすくなっています。
上記2つのアプリと比較すると縦長テンプレートが多いので、YouTubeショートやTikTok、InstagramなどSNS投稿用としても利用しやすくなっています。
おしゃれなオープニング動画の作り方
では、実際に『Canva』を使ってオープニング動画を作成していきます。
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STEP1
ホーム画面から「YouTubeのオープニング動画」を選択
画面上部の「SNSタブ」から「YouTubeのオープニング動画」を選択します。すると複数のテンプレートが表示されるので、お好みのものを選んでください。
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STEP2
テキストを変更する
画面上部のプレビューをタップするとテキストや背景などの各種パーツを修正できます。自身の動画に合わせて内容の変更をしましょう。テキストは色やフォントの種類なども自由に変更できます。
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STEP3
レイヤーから背景を選択
背景画像は「レイヤー」から選ぶのがおすすめです。テキストを変更したときと同様の手順でも修正はできますが、テキストやイラストなどのパーツが多い場合には、背景画像のみを選択することが難しい場合もあります。そのため、レイヤーから各種パーツを選択する方法も覚えておくと便利です。
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STEP4
置き換えから背景変更
背景パーツを選択できたら、画面下部の「置き換え」を選ぶと、お好みの画像や動画を設定できるようになります。
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STEP5
共有からダウンロード
オープニング動画が完成したら、画面右上の矢印マークから「ダウンロード」を選択。スマホ内にデータが保存されるので、動画編集アプリなどを使って、オープニングと本編の動画を合体させましょう。
この手順で実際に制作したオープニング動画がこちら。『Canva』はテンプレートや素材が充実しているので、簡単に制作できますよ。
オープニング動画作成のコツ
では、どのようなオープニング動画が視聴者を惹きつけるのでしょうか。
ここでは、オープニング動画の基本的なコツについて紹介していきます。
なるべく短くまとめる
オープニングが長すぎると、視聴者の離脱率が高まります。内容にもよりますが5〜15秒程度にまとめるのが望ましいでしょう。
オープニングで動画の内容をより詳細に伝えたい場合は、ダイジェスト形式で10秒ぐらいなら視聴者は飽きません。
逆にチャンネル名や動画のタイトルだけなのに、10秒以上もあると間伸びして、飽きられてしまいやすくなります。
オープニング動画の長さは内容の充実度に比例しているかを、ひとつの指標にするのがおすすめです。
目を引くビジュアルを入れる
ロゴや画像に動きをつけたアニメーションは、視聴者の目を引くひとつの方法です。
そのほかにもインパクトのあるエフェクトやチャンネルの雰囲気に合ったBGMなどを使えば、ありきたりな動画から脱出できるでしょう。
ただオープニングからうるさすぎると視聴者にストレスを与える可能性もあるので、注意してください。
チャンネル名+1要素に留める
オープニングに盛り込む内容は、本当に載せたい要素だけに絞りましょう。本編の目玉となるシーンや一番インパクトが強いシーンなど、どれかひとつに留めておかないとオープニングが長くなりすぎてしまいます。
またオープニング動画の制作に時間をかけすぎると、本編の編集時間が限られてしまうことも。こだわりや個性は必要かもしれませんが、制作コストとのバランスを考えるのも重要です。
競合のリサーチをする
いいオープニング動画を作るには、同ジャンルで再生回数が多い動画や人気のチャンネルをリサーチするのが重要です。
それは「なぜ再生回数が伸びたのか?」「視聴者は何に興味があったのか?」「なぜ人気を得ているのか?」を知るためです。視聴者のニーズやチャンネルのブランディングを知ることで、自身のチャンネルに活かせることがたくさん出てくるでしょう。
また、あまり伸びていない動画のリサーチも重要です。「なぜ再生回数が少ないのか?」「どこに欠陥があったのか?」「どんな企画が不人気なのか?」などがわかります。不人気の理由がわかると、同系統の動画を作る必要がなくなります。
人気な動画と不人気な動画の異なる点を書き出して、視聴者のニーズを具体的なものにできれば、オープニングも含めて動画制作に役立つでしょう。
テンプレートを活用する
テンプレートをカスタムしていけば、作業効率が非常に良くなります。自分で1から作るのはなかなか大変なうえ、テンプレートですでに実装されているなら、活用しない手はありません。
自分のイメージに似たテンプレートから、オリジナル要素を加えていけば、ほかの人と被る可能性は低いでしょう。オープニング動画用のテンプレートを探している人は『Canva』をチェックしてみてください。
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