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  • 【大阪・関西万博】アクセス完全ガイド! シャトルバス予約方法&専用アプリの使い方も紹介

大阪・関西万博(以下、大阪万博)へは、鉄道のほか、シャトルバスや自家用車などさまざまな交通手段でアクセスできます。でも、土地勘がないと、どのルートがいいのか迷ってしまいますよね。関西圏に住んでいても、電車以外の交通手段を知らないことがあるかもしれません。

そこで、万博会場へのアクセス方法をまとめてご紹介。各交通手段ごとに、最寄り駅や所要時間などを解説します。

なお、交通手段によっては予約が必要なものもあり、中でも関西各地から運行しているシャトルバスは、アプリ『Kansai MaaS』での予約が必須です。シャトルバスを利用予定の方は、ここで使い方をチェックしておきましょう。

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どのように行く? 大阪万博へのアクセス手段

大阪万博の会場は、大阪市西部に位置する「夢洲(ゆめしま)」で、アクセス方法は表のとおりです。

なお、名前に「万博」と付くためか、「万博記念公園」に誤って向かう方がいると、ニュースなどで報じられています。こちらは1970年開催の「日本万国博覧会」の会場なので、混同しないように注意が必要です。

入場ゲート 予約 備考
電車 東ゲート 不要 Osaka Metro中央線「夢洲駅」
から会場まで徒歩約2分
高速バス 西ゲート 必要 日本各地から発車
シャトルバス 西ゲート 必要
(一部不要)
関西各地から発車
自家用車 西ゲート 必要 万博P&R駐車場(3ヵ所)
に駐車。
会場までシャトルバス
自転車 東ゲート 必要
(前日まで)
夢洲自転車駐車場から
会場まで徒歩8分
※咲洲自転車駐車スペースから
鉄道利用も可能
船+船シャトルバス 西ゲート 船シャトルバスは
予約不要
夢洲北岸浮桟橋から
船シャトルバス
※阪神エリアの各港から
上記交通手段での来場も可能

万博会場には東と西の2つのゲートが設けられており、交通手段に応じて利用ゲートが割り当てられます。目的のパビリオンやイベント会場に近い入場ゲートを利用したい方は、それも踏まえて交通手段を選択しましょう。

ここでは、各ルートの概要や料金などを解説します。

電車での行き方

万博会場に鉄道で向かう場合、最寄り駅はOsaka Metro中央線「夢洲駅」です。駅から会場までは徒歩約2分で、東ゲートから入場します。
鉄道を利用する来場者が非常に多いため、東ゲート周辺は混雑が予想されます。ゲート到着から入場まで、時間がかかることを念頭に置いておきましょう。

なお、大阪万博の会場時刻は午前9時ですが、混雑緩和のため状況に応じて5~10分程度開場を前倒しする「アーリーゲートオープン」が、5月25日から実施されています。

バスでの行き方

万博会場へは、直通バスで行くことも可能です。遠方からは高速バスが直接乗り入れているほか、阪神エリアからはシャトルバスが運行しています。
入場は西ゲートで、鉄道利用時の東ゲートと比べるとやや混雑が少ない点がメリットとなっており、注目度が高まっています。

遠方から高速バスを利用

大阪万博へは、日本各地の高速バス会社が会場への直行プランを用意しています。遠方からの来場者にとって、高速バスは便利な選択肢のひとつといえるでしょう。

なお、万博会場への大型荷物の持ち込みは禁止です。現地に荷物預かりサービスはあるものの、1日200個限定で料金は1つ10,000円。宿泊予定の方は、あらかじめホテルに荷物を送るなどの対策を立てることをおすすめします。

阪神エリアからシャトルバスを利用

阪神地域の主要駅経由で大阪万博に向かうなら、シャトルバスを利用するのもおすすめです。1日に何本も運行しているうえ、直接会場に行けるので楽ですよ。
シャトルバスの運行時刻・料金についてはこちらで解説しています。

ただし、シャトルバスは基本的に、アプリ『Kansai MaaS』での予約が必須です。

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自家用車での行き方

大阪万博へ行くのに、自家用車を利用したい方もいるでしょう。しかし残念ながら、会場への自家用車の乗り入れは原則、禁止されています。

ただし、万博P&R(パークアンドライド)駐車場に車をとめて、そこからP&Rシャトルバスで西ゲートへ向かうことは可能。万博P&R駐車場は、以下の3ヵ所に設けられています。

会場までの所要時間
(P&Rシャトルバス利用)
料金※
舞洲万博P&R駐車場 約15分 4,500~6,500円
尼崎P&R駐車場 約30分 4,500~6,000円
堺P&R駐車場 約35分 4,000~6,000円

※車種、繁忙期・時刻、阪神高速指定出口使用の有無によって変動

駐車場は基本的に前日までの事前予約が必要で、駐車場利用者なら万博会場直通のP&Rシャトルバスの利用が無料。予約時に登録した人数のみ、乗車できる仕組みです。
当日予約も可能ではあるものの、P&Rシャトルバスは事前予約の方が優先されます。

なお、障がい者用駐車場は東ゲート付近に整備されており、こちらは来場日前日までの予約が必須です。料金は2,250~3,250円となっています。

自転車での行き方

万博会場には自転車で行くこともできます。駐輪場は、以下の2カ所が利用可能です。

収容台数 会場までの所要時間 料金
夢洲自転車駐車場 600台 徒歩8分 500円
咲洲自転車駐車
スペース
130台 約7分
※コスモスクエア駅から夢洲駅までは約5分
無料

最も近い駐輪場は夢洲自転車駐車場で、東ゲートまで徒歩8分、利用料金は500円です。ただし、前日までに予約が必要な点に注意しましょう。

Osaka Metro中央線またはニュートラム「コスモスクエア駅」前にある、無料かつ予約不要な咲洲自転車駐車スペースに自転車をとめて、Osaka Metro中央線で「夢洲駅」に行くのも方法のひとつです。

ただし、コスモスクエア駅から夢洲駅は片道330円、往復660円なので、実は夢洲自転車駐車場利用のほうが総額が安いうえ、収容台数が少ない咲洲自転車駐車スペースは満車になるリスクもあります。

夢洲自転車駐車場を予約利用するほうが、安心できそうです。

船での行き方

大阪万博はベイエリアで開催されていることから、近くの港まで船で行き、そこから会場に向かうことも可能です。

中でも、大阪万博夢洲北岸浮桟橋へ到着する船を使えば、桟橋から無料の船シャトルバスに乗れるのでおすすめです。そのほか、フェリー会社が用意している、阪神エリアの各港から万博会場への直通バス付きのプランを利用するのもいいでしょう。
これらのバスはすべて、西ゲートに到着します。

また、港から鉄道を利用して会場に行くのも選択肢のひとつです。この場合、入場は東ゲートとなります。

シャトルバスの発車場所や時刻、料金などは?

大阪万博へのアクセス方法の中で、運行が多い反面、ルートや時間がわかりにくいのが会場直通のシャトルバスです。遠方から来る方は、飛行機や新幹線との接続も気になりますよね。

シャトルバスのルートは複数ありますが、万博会場近くのJR桜島駅発車のものと、それ以外の阪神エリア発車もので予約の要不要などが異なります。
各ルートの発車時刻や料金などを見ておきましょう。

JR桜島駅からのシャトルバス

JR桜島駅からのシャトルバスは、8時10分から20時まで運行しています。会場までの所要時間は約15分、料金は片道350円です。

17時台までは5~10分間隔で発車(8月18日以降は18時台まで)。本数が非常に多いので、鉄道の混雑を避けたい方は、このシャトルバス利用がおすすめです。
なお、夕方以降は本数が少なくなる点に注意しましょう。

5月27日現在、予約は必須ではないものの、8時台、9時台のように、1時間ごとの予約時間が設けられており、予約者が優先です。
なお、5月30日以降、始発から10時30分までは予約必須となっています。

その他の阪神主要駅からのシャトルバス

ターミナル 1人あたりの
片道運賃
会場までの
所要時間
出発時刻
新大阪駅 阪急高速バス
新大阪ターミナル
1,500円 約30分 07:30 / 08:00 / 08:30 / 09:00 /
09:30 / 10:00 / 10:30 / 11:00 /
12:00 / 13:00 / 14:00 / 14:30 /
15:00 / 16:00 / 17:00 / 18:00
大阪駅 うめきた
グリーンプレイス
バス駐車場
2,000円
(小人1,000円)
約40分 07:50※ / 09:00 / 09:30※ /
10:00 / 10:40 / 11:40 / 12:30 /
13:30 / 16:20 / 17:00 / 18:10 /
18:40 / 19:50
※臨時
マルビル
大阪・関西万博
バスターミナル
1,000円 約30分 〈平日〉
08:00 / 09:00 / 10:15 / 11:15 /
12:00 / 13:00 / 14:00 / 15:00 /
15:55 / 16:20 / 17:35
〈土休日、8月13~15日〉
07:40 / 08:20 / 09:00 / 09:30 /
10:00 / 10:40 / 11:15 / 12:00 /
13:00 / 14:00 / 15:00 / 15:55 /
16:20 / 17:35
なんば駅 南海なんば高速バスターミナル
(スイスホテル
南海大阪
5階玄関前)
1,300円
(7月19日以降 1,500円)
約30分 08:00 / 08:40 / 09:10 / 09:30 /
10:10 / 10:40 / 11:10 / 11:30 /
12:20 / 13:05 / 14:15 / 14:45 /
15:10 / 16:25 / 17:10
京阪中之島駅 京阪電車「中之島駅」
(3番出口すぐ)
1,000円 約30分 〈平日〉
08:15 / 09:15 / 09:55 / 10:45 /
12:30 / 13:30 / 14:30 / 15:30 /
16:30 / 17:25
〈土休日、8月13~15日〉
08:10 / 08:45 / 09:00 / 09:40 /
10:20 / 10:50 / 11:20 / 11:55 /
12:30 / 13:30 / 14:30 / 15:30 /
16:10 / 16:30 / 17:30
大阪阿部野橋駅、
JR天王寺駅
近鉄阿部野橋駅
(あべのハルカス前)
1,200円 約45分 09:00 / 11:00
大阪上本町駅 近鉄上本町バスターミナル
(大阪上本町駅2階)
1,200円 約40分 08:30 / 09:00 / 09:30 / 10:00 /
10:30 / 11:00 / 11:30 / 12:00 /
14:30※ / 15:00※ / 15:30※ /
16:00※ / 16:30※
※臨時
南海堺東駅、
南海堺駅
堺東駅前6番のりば、
堺駅駅前3番のりば
(東口ロータリー)
1,300円 堺東駅:約50分
堺駅:約40分
堺東07:55、堺08:05 /
堺東08:20、堺08:30 /
堺東09:45、堺09:55 /
堺東10:40、堺10:50 /
堺東12:25、堺12:35 /
堺東13:40、堺13:50 /
堺東14:40、堺14:50 /
堺東16:40、堺16:50 /
堺東17:55、堺18:05
JR尼崎駅、
阪神尼崎駅
JR尼崎駅:空港リムジンバスのりば
阪神尼崎駅:空港リムジンバスのりば
2,000円 JR尼崎駅:約45分
阪神尼崎駅:約30分
JR尼崎07:37、阪神尼崎07:50 /
JR尼崎07:52、阪神尼崎08:05 /
JR尼崎08:17、阪神尼崎08:30 /
JR尼崎09:25、阪神尼崎09:38 /
JR尼崎09:40、阪神尼崎09:53 /
JR尼崎10:05、阪神尼崎10:18
関西空港、
りんくうタウン駅
りんくうタウン駅前ロータリー2番乗り場、
関西空港第1・第2ターミナル10番乗り場
2,500円 りんくうタウン:約95分、
関空第2:約70分、
関空第1:約60分
りんくうタウン09:26、
関空第2 09:47、関空第1 10:00 /
関空第2 11:17、関空第1 11:30 /
関空第2 12:47、関空第1 13:00
大阪(伊丹)空港 大阪(伊丹)空港 バスのりば
(5番のりば)
1,800円 約50分 08:10 / 08:40 / 09:15 / 10:10 /
10:25 / 11:00 / 11:30 / 12:20 /
13:10 / 14:40 / 15:30 / 16:10

※2025年5月27日時点の情報

直通シャトルバスは、阪神エリアで11ルート運行しており、発車場所や料金、時刻などは上の表のとおりです。
新大阪駅や空港からも出ているので、遠方の方も便利ですよ。

なお、万博会場へは大型荷物を持ち込めないため、荷物のある方は駅のコインロッカーに預けたり、ホテルの荷物配送サービスを利用したりしましょう。JR桜島駅前とJR弁天町駅前設置の公式荷物預かり所も使えます。

『Kansai MaaS』での シャトルバス予約方法は?

シャトルバスの予約に必要な『Kansai MaaS』。普段使っていないと、予約方法がわからないですよね。遠方の来場者は特に、初めて利用するアプリでしょう。

『Kansai MaaS』は関西の主要路線7社が運営しており、乗換検索や電子チケットサービス、レジャー・観光情報の提供などの機能があります。

シャトルバス予約など、支払いが必要な操作には「Mobility Auth Bridge」のアカウントが必要。「Mobility Auth Bridge」はJR西日本が運営するデータ基盤サービスで、企業や自治体の各種サービスを共通IDで利用できるようにしたものです。

『Kansai MaaS』のアカウント登録と、シャトルバスチケットの購入の手順をチェックしておきましょう。

『Kansai MaaS』のアカウント登録

  • STEP1

    『Kansai MaaS』で「新規会員登録」に進む

    『Kansai MaaS』から「Mobility Auth Bridge」への遷移画面

    ▲『Kansai MaaS』から「Mobility Auth Bridge」のアカウント登録に進む

    まずは、『Kansai MaaS』起動後、右上のアイコンから、「新規会員登録」を選択します。
    「Mobility Auth Bridge」のアカウント登録を求められるので、2つのチェックボックスにチェックをし、「規約に同意して進む」をタップします。

  • STEP2

    「Mobility Auth Bridge」のアカウント登録

    「Mobility Auth Bridge」でのアカウント登録画面

    ▲メールアドレス、パスワードを設定して新規登録を行う

    次に、「Mobility Auth Bridge」のアカウント登録を行います。
    フォームに入力したメールアドレス宛に届くワンタイムパスワードを入力したら、パスワードを設定し、「新規登録する」をタップ。これで「Mobility Auth Bridge」のアカウントが作成されます。

  • STEP3

    『Kansai MaaS』と連携し、会員情報を入力

    『Kansai MaaS』との連携と会員情報入力画面

    ▲『Kansai MaaS』との連携に同意後、移動先の画面で必要項目を入力する

    「Mobility Auth Bridge」の会員登録が済むと『Kansai MaaS』との連携確認画面が表示されるので、「同意する」をタップしましょう。移動先の『Kansai MaaS』の画面で名前、住所などを入力し「次へ」→「登録」と進めば、アカウント登録は完了です。

『Kansai MaaS』でのチケット購入方法

  • STEP1

    チケット一覧から大阪万博行のバスを選択

    『Kansai MaaS』のチケット一覧画面

    ▲大阪万博直行シャトルバスから希望のルートを選択する

    『Kansai MaaS』の画面下の「チケット」をタップ後、左上の「チケット一覧」を選択しましょう。大阪万博行きシャトルバスが出発地ごとに表示されるので、利用希望のルートをタップします。

  • STEP2

    人数、利用予定日、時刻を選択

    『Kansai MaaS』でのシャトルバスの日時等選択画面

    ▲枚数や利用日時を選択。満席などで利用できないものは横線が引かれる

    次に、利用人数や日時を選択します。「利用種別」をタップすると表示されるバスの出発時刻から、利用可能な時間を選びます。

  • STEP3

    内容を確認し、購入を確定

    『Kansai MaaS』のシャトルバス購入確認画面

    ▲シャトルバスの利用人数、日時等に問題がなければ購入を確定する

    シャトルバスが確定したら、「購入内容を確認する」をタップ。内容に問題がなければ「購入する」から、購入手続きに進みます。

  • STEP4

    支払手続きを行う

    『Kansai MaaS』の支払手続き画面

    ▲登録済みのアカウント情報の確認後、クレジットカードで支払手続きに進む

    登録済みのアカウント情報が表示されるので、「次へ」をタップし、クレジットカードの認証に進みます。10分以内の決済が求められるので、速やかに対応しましょう。

大阪万博へのシャトルバス予約はこちら
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(文・ばんしょうふみえ)

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