「EXPO 2025 大阪・関西万博」(以下、大阪万博)が2025年4月13日(日)、いよいよ開幕します。
それに先立ち、万博会場をバーチャルで再現した公式アプリ『EXPO 2025 バーチャル万博 ~空飛ぶ夢洲~』が4月3日(木)に公開されました。
万博の雰囲気を一足先に楽しみたい、家にいながら参加したいという方におすすめです。
そのほかにも、万博関連の公式アプリが次々と公開されています。チェックしておくと、万博をより楽しめること間違いなしです。

大阪万博は公式アプリ『EXPO 2025 バーチャル万博』で予習がおすすめ! 現地で使う関連アプリ情報もお届け
仮想世界で万博を体験! 『EXPO 2025 バーチャル万博 ~空飛ぶ夢洲~』
「遠方で万博に行けない」「希望のパビリオンのチケットがとれない」「参加前に会場の下見がしたい」。そのようなときは、バーチャルで万博に参加してみるのはいかがでしょうか。
『EXPO 2025 バーチャル万博 ~空飛ぶ夢洲~』は、ユーザーが仮想会場の「空飛ぶ夢洲」を自由に移動しながら、パビリオンやイベントを24時間楽しめるアプリです。
バーチャルとリアルが融合した、万博らしい最先端の体験ができますよ。
自分だけのアバターを作って楽しめる
▲顔や服装などを自由に変更し、好みのアバターを作成できる
『EXPO 2025 バーチャル万博 ~空飛ぶ夢洲~』では、アプリ起動後にまずアバターを作成します。
髪型や顔のパーツ、服装などは自由に選べる仕組みです。特に顔は、カラーのほかに目、眉、鼻、口などのパーツを細かく指定でき、キャラメイクを楽しめます。
アバターはいつでも自由に変えられるので、気分に応じて髪型や服装を選ぶのもいいでしょう。
パビリオンを冒険! コンプリートを目指そう
▲会場内を自由に移動できる
「空飛ぶ夢洲」には、実際の万博会場を模したパビリオンが用意されています。アバターを操作して、興味のあるパビリオンに行ってみましょう。
▲全体マップ(上)とパビリオン図鑑(下)
か、全体マップからも移動が可能。訪れたパビリオンは「パビリオン図鑑」に自動で登録されるので、コンプリートを目指すのも楽しみ方のひとつです。
2025年4月12日(土)以降、すべてのパビリオンが公開予定となっています。
▲パビリオン内部。イベントも開催されている
ユーザーはパビリオンは入館し、中を見て回れます。企業や国・団体ごとの趣向を凝らした展示やイベントもリアルに再現。実際のパビリオンと違って、混雑などを気にせず巡ることが可能ですよ。
近くの人と音声会話が可能! 翻訳もしてくれる
▲設定画面で言語を設定し、「翻訳機能の利用」を「オン」にすると、テキストチャットが翻訳される
アプリには、同じ空間にいるほかのアバターとリアルタイムで交流できる機能が備わっています。
マイクをオンにすると、近くのユーザーと音声で会話ができるので、友達と一緒にログインしておしゃべりながらパビリオンを巡るのも楽しみ方のひとつです。もちろん、初対面のアバターに話しかけてみてもいいでしょう。
テキストチャットでの会話なら翻訳機能が利用できるため、海外のユーザーと言葉の壁を越えたコミュニケーションも可能です。
まるで本当の万博会場にいるような国際交流が味わえるかもしれません。
▲スタンプやエモートも利用可能
音声会話やチャットが苦手な方は、スタンプや、特定のアクションができるエモート機能を利用するのもいいでしょう。イベント時の盛り上がりを表現するのにも最適です。
実際の会場で使えるAR機能も
▲実際の万博会場で使えるAR機能もある
アプリには、指定のエリアでスマホをかざすと公式キャラクター「ミャクミャク」が出現するなど、実際の万博会場で楽しめるAR機能も搭載されています。現地に足を運んだ際も、アプリを起動してみましょう。
大阪万博の情報はこれで完璧!公式アプリ 『EXPO 2025 Visitors』
パビリオンの場所やイベントの日時などを把握するのはかなり大変。いざ現地に行っても、広大な会場で迷わないか心配な方もいるでしょう。
大阪万博の公式アプリ『EXPO 2025 Visitors』は、地図やパビリオン、イベントなどのあらゆる情報が網羅されています。
万博に参加予定の方にとっては、必須アプリといっても過言ではありません。どのような機能があるか、ご紹介しましょう。
マップで現在地がわかるので迷わない
▲広い万博会場内で現在地や周囲の施設がすぐにわかる
出典:EXPO 2025 Visitors | EXPO 2025 大阪・関西万博公式Webサイト
『EXPO 2025 Visitors』には万博会場のマップが搭載されており、位置情報をオンにすると、広い会場内でも現在地がすぐにわかります。パビリオンだけでなく、レストランやトイレ、ショップの位置も表示。初めて会場を訪れる方でも、迷いにくくなりますよ。
イベントやパビリオンの詳細をチェック可能
▲パビリオンやイベント・展示は五十音順や開催時間で検索できる
万博ではパビリオンやイベントが盛りだくさんで、どれに参加すればいいか悩みがちです。
そのようなときには、『EXPO 2025 Visitors』に付いている検索機能を活用してみましょう。万博で開催されるパビリオンやイベントの詳細が確認できるので、気になるものをチェックしておけますよ。
パビリオン検索では出典地域や会場エリア、種類などを、イベント・展示の検索では日程のほか、トークやミュージカルなどのイベント形式、開催施設などの条件を指定できます。
条件を変えて検索すれば、おもしろそうなパビリオンや展示を見つけられるかもしれません。
なお、パビリオンやイベントには、予約・抽選が必要なものがあります。あらかじめアプリで調べておくと安心です。
チケットの購入・管理の手間が省ける
『EXPO 2025 Visitors』では、チケットの購入が可能なほか、所持チケットの確認や、友人・家族への受け渡し機能も備わっています。
何度も来場したり、友人や家族と訪れたりするときに、複数のチケットを持っていても手間なく管理できそうです。
あなただけのプランを提案! 『EXPO 2025 Personal Agent』
万博会場到着後、広い敷地内をどのように回ったらいいかわからない……。
そのようなときは、来場者向けパーソナルエージェントアプリ『EXPO 2025 Personal Agent』を使用すると、計画が立てやすくなります。
会場の混雑状況やパビリオンなどの予約の空き状況が表示されるので、その瞬間にどこへ行くとスムーズに展示が見られるのか、ひと目でわかります。
しかも、AIが1日のプランを提案してくれたり、好みや移動効率等を踏まえてパビリオンをおすすめしてくれたりする機能付き。専属コンシェルジュのように現地での過ごし方をサポートしてくれますよ。
天気や混雑を踏まえた提案も
▲周囲の状況に合わせて最適な行動をAIが提案してくれる
出典:来場者向けパーソナルエージェント | EXPO 2025 大阪・関西万博公式Webサイト
『EXPO 2025 Personal Agent』は、会場でのルート案内が可能。現在地から目的地までのほか経由地の設定もできるので、トイレやショップに立ち寄ることも考慮しながら、最適な経路を表示してくれます。
当日の天気を先読みして、そのときに最適なパビリオンやイベントも教えてもらえます。雨が降りそうになると館内のイベントを提案してくれるなど、会場で快適に過ごすために使って損のないアプリです。
遅刻の心配なし! 予約時間が近づくと通知が届く
▲スマートフォンに予約の通知が届く
出典:来場者向けパーソナルエージェント | EXPO 2025 大阪・関西万博公式Webサイト
『EXPO 2025 Personal Agent』には、施設やイベントの予約時間が近づくとスマホに通知が届く機能も搭載。夢中になっていて予約をすっかり忘れていた、ということがないので、安心です。
ポイ活にも使える! 会場での決済をスムーズにできる『EXPO 2025 デジタルウォレット』
▲『EXPO 2025 デジタルウォレット』で「ミャクぺ!」「ミャクーン!」「ミャクーン!」が使える
たくさんの展示やイベントを見るには、会場で効率的に行動したいですよね。そのために、レストランやショップでの支払いにも時間を取られたくないところ。
そこで使いたいのが、ウォレットサービス『EXPO 2025 デジタルウォレット』。事前にダウンロードしておくと、電子マネーサービス「ミャクぺ!」で現地での決済がスムーズです。
このアプリではほかに「ミャクーン!」というサービスも利用可能。また、『EXPO 2025 デジタルウォレット』のアカウントを使用する関連アプリとして『ミャクポ!』も用意されています。
何ができるのか、以下でそれぞれチェックしてみましょう。
万博会場内外で使える電子マネー「ミャクぺ!」
「ミャクぺ!」は、クレジットカードや銀行口座から使いたい金額をチャージしておくとスマートフォンで支払いができる決済サービスで、会期前でも使用できます。
また、会場内はもちろん、タッチ決済対応のVisa加盟店であれば会場外でも利用が可能です。
混雑しがちなレジでスマートに支払いができると、急いでいるときにうれしいですね。
万博のオリジナルNFTがもらえる「ミャクーン!」
▲ここでしか手に入らないNFT付き画像がもらえる。獲得した「ミャクーン!」は一覧から確認可能
「ミャクーン!」は、万博のオリジナルNFT*が手に入るサービスです。
NFTにはアプリの会員ステータスに応じてもらえるものや、イベント参加でもらえるものなど、3種類が用意されています。
種類 | 説明 |
---|---|
ステータス・ ミャクーン! |
会員ステータスに 応じてもらえる |
キャンペーン・ ミャクーン! |
万博関連の キャンペーンに 参加すると 付与される |
Myミャクーン! | 自分の画像を NFT化できる機能 |
「Myミャクーン!」では、自分の持っている画像データにトークンを付けてオリジナルのNFTを作成可能。自分の画像が世界で唯一のデータであることが証明される、特別な体験ができますよ。なお、作成は1ユーザーにつき1回のみです。
*Non-Fungible Token(非代替性トークン)の略。偽造・改ざんが困難なデジタルデータ。同じ画像でもそれぞれが異なるIDをもっており、唯一無二のものとして扱われる。
独自ポイントを景品と交換! 『ミャクポ!』
▲ポイントの店舗交換は「つかう」、EC交換は「かえる」をタップ
『ミャクポ』は、貯まった独自ポイントを、入場チケットや万博限定デザインの文房具、ブランケット、トートバックなどの商品チケットに交換できる、お得なアプリ。『EXPO2025デジタルウォレット』のアカウントと連携すると利用できます。
ポイントは、SDGsや万博に関する地域イベントに参加するともらえるほか、Pontaポイントやauウェルネスなど、他サービスのポイントを「ミャクポ!」に交換することも可能。
グッズへの交換はアプリの「かえる」から申し込む以外に、「KITTE大阪」2階の「Giftpad space ~日本の魅力をつむぐ~」でも行えます(2025年4月9日現在)。
会場に行けなくても使える! 大阪万博の関連アプリ
大阪万博では、上でご紹介したアプリ以外にもお得なアプリや便利なアプリが用意されています。
日常生活でも使えるので、チェックしてみましょう。
毎日少しのエコ活動で景品が手に入る! 『EXPOグリーンチャレンジ』
▲CO2削減量に応じて貯まるポイントで抽選に参加できる
大阪万博をきっかけに、個人の方が脱炭素行動に取り組んでもらうための取り組みとしてスタートしたアプリに、『EXPOグリーンチャレンジ』があります。
マイボトル持参やゴミ拾いのイベント参加などのCO2削減につながる行動でポイントがもらえ、貯まったポイントで、石けんやルームスプレー、食器などの景品が当たる抽選に参加できます。
環境に配慮した行動を毎日少しするだけで、景品獲得のチャンスをゲットできるのでおすすめです。
▲ランキング上位を目指して取り組むこともできる
アプリでは、自分の活動によるCO2削減量のほか、アプリ利用者の合計値も見られます。自身のランキングがわかるほか、継続日数に応じてもらえるポイントもあるので、やる気が湧いてきますよ。
JAPAN ZERO CARBON SMART CITY FOUNDATION, GENERAL INC. ASSOCIATION - AXFG5J98TW
世界30言語に対応! 『エキスポ翻訳』
▲テキストまたは音声を入力すると、指定の言語に翻訳してくれる
出典:App Store
『EXPOホンヤク』は、日本語や英語中国語などの主要30言語に対応した翻訳アプリで、テキストまたは音声入力が可能です。
無料のうえ、万博会場以外でも使えるので普段の生活で海外の方とやりとりする際にも使えますよ。
なお、使用時は「相手の言語」と「自分の言語」を設定しますが、Android15で試したところ、翻訳言語の一方は自動的に「日本語」に設定されてしまい、「英語」と「ドイツ語」など、非日本語間での翻訳はできませんでした。
日本語以外の言語間で翻訳したい場合、ほかの翻訳アプリを使用するのがいいでしょう。
(文・ばんしょうふみえ)
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