2025年12月24日、『X(旧Twitter)』にAIアシスタント「Grok」を使った画像編集機能が追加されました。

簡単に画像編集ができる反面、他人がポストした画像も対象となっていることから、「投稿した絵が他者に勝手に使われてしまう」「意図しない形で改変されてしまう」など、心配になる方もいるでしょう。
こうした不安からか、AIによる画像編集を防ぐための方法が『X』ユーザー間で共有されています。

本記事では画像編集機能の概要と、AIによる画像編集の制限方法を解説します。

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『X』の画像編集とはどのような機能?

まず、今回導入された画像編集機能の概要を見てみましょう。あわせて、ネガティブな声が聞かれる背景もご紹介します。

『X』内でAIによる画像編集ができる

今回の画像編集機能の追加により、『X』に投稿された画像に「画像を編集」というボタンが表示(2025年12月26日時点ではWebブラウザ版とiPhoneの一部バージョンのみ)。
テキストで変更内容を指示すると、Grokに搭載された画像編集モデル「Aurora」が画像を加工してくれるので、外部の編集アプリを使う手間を抑えられます。

他人に自分の絵を編集されてしまう!?

手間なく画像を編集できる反面、この機能に対してユーザーから反発も出ています。
画像編集機能の仕様上、第三者のポストに添付された画像にも、「画像を投稿する」ボタンが表示され、他人の画像を編集することが可能です。

自分の画像の無断改変を見つけたユーザーの投稿のほか、ウォーターマークや署名なども消去可能だというポストも見られ、自分の作品が他者に改変されることへの抵抗感や、著作権侵害につながるという懸念などが強まっています。

Grokの画像編集を制限する方法

2025年12月25日現在、Grokによる画像編集を防ぐ方法として、以下の2つの方法が挙げられています。

GIF形式で投稿する

画像がGIF形式なら、「画像を編集する」ボタンが表示されないという報告が『X』内で見られています。
投稿を利用されたくない方は、ファイル形式をGIF画像にして投稿することをおすすめします。

セキュリティ設定を変更する

『X』のセキュリティ設定画面

Grokによるポストなどの利用・学習を許可しない設定にすることを勧めるポストも見られます。

手順は、『X』のアカウント画面から「設定とプライバシー」→「セキュリティとアカウントアクセス」→「Grokとサードパーティコラボレーター」と進み、トグルスイッチをオフにするだけ。

ただし、設定変更をしても「画像を編集する」ボタンが表示されたという声もあり、確実とはいえなさそうです。

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