障がいを持っている人は「障がい者※でも出会えるのだろうか」という点で、不安を感じてしまう方も多いのではないでしょうか。
結論から言うと、障がいや生きづらさを抱える人であっても、マッチングアプリを活用すれば効率的に出会えるチャンスがあります。しかし、より出会いの成功率を高めるためにはコツが必要です。
この記事ではハンディキャップを抱える人の出会いについて、おすすめマッチングアプリや理想の相手に出会うコツについてまとめてご紹介していきます。
※障碍者、障害者といった表記もありますが、本記事では「障がい者」と表記します。

障がい者の出会いにおすすめアプリ4選&理解ある相手と出会うコツを徹底解説
障がい者の出会いにアプリ活用をおすすめする理由

障がいを持った人が出会いを探すなら、マッチングアプリの活用がおすすめです。その理由は2つ。
・はじめから障がいを隠さずに出会える
・障がいを受け入れてくれる人とピンポイントに出会える
アプリ以外にも、合コンや婚活パーティー、趣味のサークルやSNSなど、さまざまなきっかけで出会うことができます。しかし、障がいに対して理解がある人と出会えるかは運まかせ。
その点、マッチングアプリであれば、コミュニティ機能などを活用し、自分が障がいを持っていることをオープンにして出会うことができる上、障がいに理解がある相手に絞ったお相手探しも可能です。
「障がいを隠さずに出会いたい」「障がいを受け入れてくれる人と出会いたい」という人は、ぜひアプリを利用してみましょう。
障がい者が出会えるマッチングアプリの選び方

障がいを持つ方の出会いにはアプリがおすすめですが、数あるマッチングアプリの中からどれを選べばいいのか、迷ってしまいますよね。
そこで、障がい者が出会いやすいアプリの選び方として、以下の3つのポイントを解説していきます。
障がい者が出会いやすいアプリを選ぶポイント
- 1.会員数が多いアプリを選ぶ
- 2.障がい者向けのコミュニティがあるかチェックする
- 3.どんな目的で出会いたいかを明確にする
1.会員数が多いアプリを選ぶ
会員数が多いほど出会いのチャンスは多くなります。さまざまな人が集まる分、障がいへの理解がある相手とも出会いやすくなります。
出会いのチャンスを増やし成功率を高めるために、会員数が多いアプリの利用がおすすめです。
2.障がい者向けのコミュニティがあるかチェックする
マッチングアプリで障がいを受け入れてくれる相手と出会うには、*障がい者向けのコミュニティがあるかをチェックすることが大切です。
障がい者向けコミュニティは障がいへの理解がある人が集まっているため、通常のコミュニティよりもアプローチの成功率が高まります。
「障がい者だから」という理由でアクティブに行動できない人も、まずは障がい者コミュニティのあるアプリを選んでみると良いでしょう。
3.どんな目的で出会いたいかを明確にする
障がいの有無に関わらず、まずは「どんな目的で出会いたいか」を明確にすることが大切です。恋活向き・婚活向き・気軽な出会い向きなど、アプリによって向いている利用目的が異なります。
出会いの成功率を高めるにも、自分の目的に合わせて利用するマッチングアプリを選ぶようにしましょう。
障がい者の出会いにおすすめマッチングアプリ3選

これまでご紹介したマッチングアプリの選び方を踏まえて、障がい者におすすめのマッチングアプリを解説していきます。
サービスの概要やおすすめポイントをまとめましたので、アプリ選びの参考にしてみてください。
Pairs(ペアーズ):会員数累計1,500万人&コミュニティも充実

料金 | 4,300円/月 |
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会員数 | 累計1,500万人 |
利用目的 | 恋活 |
年齢層 | 20代〜40代 |
運営会社 | 株式会社エウレカ |
Pairs(ペアーズ)おすすめポイント
- 圧倒的な会員数でチャンスが豊富
- 充実のコミュニティ機能で障がい者への理解がある相手を探しやすい
圧倒的な会員数でチャンスが豊富
『Pairs(ペアーズ)』は会員数累計1,500万人を誇る、国内最大規模のマッチングアプリ。
会員数が多いため、障がいに理解のある人や、同じく障がいをもつ人とのマッチングが期待できます。
これまでなかなか出会えなかった地方の人も利用しやすいマッチングアプリです。
障がいを受け入れてくれる相手を探すには、初めからプロフィール欄に障がいを持っていることを記載するといいでしょう。
充実のコミュニティ機能で障がい者への理解がある相手を探しやすい

『Pairs(ペアーズ)』では、コミュニティ機能が充実しているのも人気の秘訣。
障がい者向けのコミュニティに参加すれば、障がいを受け入れてくれる相手と出会える可能性も高まります。
「障がいに理解のある相手と出会いたい」という人は、ぜひコミュニティ機能を活用してみましょう。
with:相性診断&「好みカード」活用で出会いやすい

料金 | 4,200円/月 |
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会員数 | 累計570万人以上 |
利用目的 | 恋活 |
年齢層 | 20代〜30代 |
運営会社 | 株式会社with |
『with』おすすめポイント
- 価値観重視の出会い探しができる
- 「好みカード」で障がい者への理解をチェックできる
価値観重視の出会い探しができる
『with』は、会員数累計570万人を誇るマッチングアプリです。国内のマッチングアプリの中でも上位に入る会員数ですが、人気の秘訣は「性格診断」を使ってマッチングできること。
心理学や統計学を使って自分の性格を分析し、そんな自分の価値観に合うぴったりの相手とマッチングできるのが『with』の特徴です。
障がいの有無に関わらず、価値観が同じ相手を見つけることはなかなか難しいもの。性格診断をうまく利用して、価値観の合う相手を見つけましょう。
「好みカード」で障がい者への理解をチェックできる

「好みカード」は、『with』では性格診断と同じく人気の機能。自分の趣味や嗜好をカードとして登録すると、プロフィール欄に表示されるしくみです。
好みカードは他アプリにおけるコミュニティ機能のようなもの。この機能を利用すれば、プロフィールを見るだけでその人の好きなものが想像できるため、交流のきっかけになります。
自分の障がいを伝える手段でもあるので、障がいに理解のあるユーザーを探すために利用できます。
マリッシュ:人生経験豊富なユーザーが多い

料金 | 3,400円/月 |
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会員数 | 140万人以上 |
利用目的 | 婚活 |
年齢層 | 30代〜40代 |
運営会社 | 株式会社マリッシュ |
『マリッシュ』おすすめポイント
- 多様な経験や個性を理解してくれるユーザーが多い
- 障がい者向けのグループ機能も利用できる
『マリッシュ』は会員数140万人以上のマッチングアプリサイトです。
マリッシュの特徴は「婚活・再婚活」を目的にしているユーザーが多いこと。そのため、バツイチやシングルマザーなどが多いのも特徴です。年齢層も比較的高く、幅広い年齢の人が出会いやすいアプリとなっています。
他のアプリよりも、バツイチやシングルマザーといった人生経験豊富なユーザーが多いため、障がいを受け入れてくれる相手が見つかりやすいというメリットも。「障がいをカミングアウトするのが不安」と感じている人は、まずはマリッシュから始めてみてはいかがでしょうか?
多様な経験や個性を理解してくれるユーザーが多い

『マリッシュ』の特徴は、「婚活・再婚活」を目的にしているユーザーが多いこと。他のアプリよりも、バツイチやシングルマザーといった人生経験豊富なユーザーが多いため、障がいを受け入れてくれる相手が見つかるチャンスがあります。
年齢層も比較的高く、幅広い年齢の人が出会いやすいアプリです。
障がい者向けのグループ機能も利用できる
『マリッシュ』では、さまざまなグループ機能が利用できるのも特徴の1つ。「再婚OK」「子持ちOK」といったグループの他にも、障がい者向けのグループがあります。
『マリッシュ』ユーザーの中でも、さらに障がいに理解のある人が集まっているため、出会いのチャンスを増やすためにもぜひ利用したいところ。さまざまな人と交流しながら、マッチングできるように試行錯誤してみましょう。
障がい者向けマッチングアプリ『恋草』とは?

料金 | 1,980円/月 |
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会員数 | 3,000人以上 |
利用目的 | 恋活 |
年齢層 | 20代〜40代 |
運営会社 | oleilo株式会社 |
障がいを持っているユーザーを対象に展開しているマッチングアプリが『恋草』です。
障がいや生きづらさなど、何らかのハンディを抱えている人がメインユーザーであり、他のマッチングアプリを利用しづらいと感じている人におすすめ。
ハンディを抱えた人が集まっているため、障がいを受け入れてくれる人が多いのが良い点です。ありのままの自分を隠さずに活動できることから、会員数も増え続けています。
「恋草」の特徴
- 障がいや生きづらさを抱えたユーザー向けアプリ
- 気になる会員数も増加傾向に
- 利用料金もリーズナブル
障がいや生きづらさを抱えたユーザー向けアプリ
障がいや生きづらさを抱えている人は、出会いに対して積極的になれないことが多いもの。そこで、人気となっているのがマッチングアプリ「恋草」です。
障がいや生きづらさを抱えている人が多く利用しているため、自分のハンディに対して理解してもらいやすい環境が整っています。
「自分は障がいがあるから……」「健常者と同じアプリは使いにくい」と感じていた人におすすめのアプリです。
気になる会員数も増加傾向に
2019年7月にリリースされた『恋草』は、2021年10月より有料化となった関係で、2021年8月・9月の入会数は多少少ないものの、順調に会員数を増やしています。
利用料金もリーズナブル
『恋草』は他のマッチングアプリに比べて、料金がリーズナブルなのが特徴。一般的なマッチングアプリの相場が月額3,000〜4,000円であるのに対し、『恋草』は月額1,980円とかなりリーズナブルに利用できます。
男性・女性関わらず、登録・プロフィール検索は無料でできます。女性は全ての機能が無料で利用できますが、男性はトーク機能を利用する場合、有料プランに登録が必要です。
『恋草』利用料金
- 30日プラン:1,980円(税込)
- 90日プラン:3,960円(税込)
アプリ初心者なら「恋草」の利用もあり
『恋草』は障がい者にとって利用しやすく、料金もリーズナブルであるため、マッチングアプリ初心者や大手アプリに抵抗感がある人におすすめできるサービスです。
現時点での会員数は他のアプリに比べるとまだまだ少ないものの、増加傾向にあることから出会えるチャンスも大いに期待できます。
「本気で出会いを探したい」「出会いのチャンスを増やしたい」という人は、本記事で紹介しているマッチングアプリとの併用もおすすめです。
障がい者の出会いにおすすめマッチングアプリ
- 『Pairs』:圧倒的会員数&コミュニティ機能の充実
- 『with』:相性診断 &好みカード
- 『マリッシュ』:人生経験豊富なユーザー多数
障がいがあっても出会いを成功させる3つのコツ

障がいを持つ人にとって「障がいがあっても出会うことはできるのか?」という点が気になりますよね。
実際に、障がいがあってもステキな異性と出会うことは可能です。ここでは、より出会いのチャンスを増やすために「出会いを成功させる3つのコツ」について紹介していきます。
1.障がいを理解してもらうプロフィールの書き方

出会いを成功させるには、プロフィールの書き方が重要です。アプリ上でたくさんの人の中から選んでもらうには、「自分がどんな人なのか」をきちんと知ってもらう必要があります。
つい適当な書き方をしてしまいがちなプロフィールですが、出会いのチャンスを増やすため、障がいを理解してもらうために、気をつけるポイントについて見ていきましょう。
プロフィール写真は笑顔が鉄則!
プロフィールで重要なのは「プロフィール写真」。表情がよくわかるものを選び、できるだけ笑顔のものを使用するのがおすすめです。
より人柄をイメージしやすいように、全身の写真もあると良いでしょう。もし身体的なハンディがある場合は、それを隠さずに堂々としている方が好印象につながります。ぼやけたり、暗すぎる写真はNGです。
自己紹介・自己PR
プロフィール欄の自己PRは、相手に自分を知ってもらえるチャンスです。「趣味」「休日の過ごし方」「アプリを始めたきっかけ」など、自分がどんな人なのかをわかってもらえるよう、丁寧に書きましょう。
加えて、自分の持っているハンディについて記載すると、理解のある相手と出会いやすくなります。ハンディについて書くときは、ネガティブな印象にならないよう、ポジティブな書き方をすることが大切です。
<プロフィール例>
プロフィールをご覧頂きありがとうございます。都内でデザイナーをしている〇〇といいます。職場で出会いが無く、真剣な出会いを求めてはじめました。
【周りから言われる人柄】
優しい・穏やか・真面目・誠実
→今までで怒った記憶がないぐらい温厚です笑
【仕事】
フリーランスのデザイナーをしています。
在宅での仕事なので、メッセージは返しやすいと思います。
【趣味】
・映画鑑賞
→特に、クリストファー・ノーラン監督の作品が大好きです。
・カフェ
→スタバに週5回くらい行っています。おすすめのカスタムがあれば教えてください。
【恋愛に対する価値観】
お互いに尊重し合いながら、一緒にいて安心出来るような関係が理想です。
【ハンディについて】
幼少期にケガをした影響で、左足にハンディを抱えています。普段は車イスを使って生活していますが、特に不便なことはありません。車イスでどこでも行けます。
ここまで読んでくださりありがとうございます。まずはメッセージを通して仲良くなれたら嬉しいです。よろしくお願いします。
2.相手の心をつかむメッセージ例(テンプレあり)

マッチング後の最初のメッセージは、その後のやり取りにつなげられるかを左右する重要なポイントです。また、2通目以降のメッセージ内容次第で、やり取りだけで終わらずデートの約束までつなげられるかが決まります。
マッチングした相手に良い印象を持ってもらえるよう、メッセージで相手の心をつかむコツや、メッセージ例をチェックしていきましょう。
1通目のメッセージ
まず、メッセージを送る時に大切なのは「相手のことを気遣うこと」です。アプリでの出会いはさまざまな人がいるため、相手もはじめは警戒しています。1通目のメッセージでは、相手を気遣いながら誠実さをアピールすることを意識しましょう。
1通目のメッセージに盛り込みたい内容は以下の4つ。長すぎず、相手に好意を持っていることが伝わる内容にすることが大切です。
1通目のメッセージの内容
- ①あいさつ&感謝
- ②自己紹介
- ③メッセージを送った理由(趣味が合う、興味を持った、など)
- ④相手に対しての質問1つ
これらの内容を盛り込むことで、自分が相手に好意を持っていることが伝えられます。ひとことだけのそっけないメッセージなどは相手に気持ちが伝わらないためNGです。
<例文>
初めまして! いいねありがとうございます、◯◯といいます。カフェめぐりが趣味と書いてあったので、気になってメールしました。僕もカフェめぐりが好きで、休みの日には渋谷あたりでお茶してます。
△△さんのおすすめのカフェはどこですか??
カフェ情報はもちろん、コーヒーに合うスイーツの話もできたらいいなーって思っています。よろしくお願いします!
2通目以降のメッセージ
2通目以降のメッセージは、お互いの共通の趣味の話などで盛り上がるのがおすすめ。行ってみたい場所などの話ができれば、そこからデートにつなげることもできます。まずは相手のプロフィールを見ながら、相手が興味を持ちそうなことの話題を振ってみましょう。
デートへつなげるためにも、ダラダラとメッセージを続けないのがポイント。数回やりとりしてみて「じゃあ今度〇〇に行きませんか?」と誘ってみると良いでしょう。
また、障がいやハンディの話を不自然に避けないことも大切です。できるだけポジティブな書き方でハンディに触れ、相手にもハンディがある場合は理解を示しましょう。
<自然な流れでデートに誘うメッセージ例>
返信ありがとうございます。
〇〇さん(相手)はいつも青山あたりでお茶してるんですね。青山はおしゃれなお店が多いから楽しいですよね。
青山学院の近くにある△△ってカフェがとても美味しいですよ! 店内も広くて、僕のような車イスユーザーでも行きやすくて気に入ってます。
もしよかったら今度一緒にお茶しませんか? 〇〇さん(相手)のおすすめカフェもぜひ教えて欲しいです!
ここで注意したいのが「返事を催促しないこと」。相手が忙しく、返信が遅れている時でも待つのが大切です。
「この間の〇〇どうですか?」「忙しいですか?」などと催促すると、相手に面倒だと感じさせ、返信が返ってこなくなる可能性も。相手が忙しい場合は「返信ありがとうございます」といった一言を付け加えるとより好感が持たれます。
3.デートのお誘いでの注意点

相手とマッチングできたら、次のステップはデートです。実際に会うとなると緊張してしまいますが、自分も相手も楽しいデートにしたいですよね。
「どんなデートプランがいいの?」「どうやって誘えばいい?」と迷っている方へ向けて、デートのお誘いでの注意点について解説していきます。
最初のデートは昼間が鉄則
初めてのデートは昼間に設定するのが鉄則です。特に女性ユーザーにとって、夜デートは「家やホテルに誘われるのでは……」と警戒してしまう可能性大。真剣さや誠意を伝えるためにも、まずは昼デートから始めてみましょう。
昼デートでは、人通りの多い立地のカフェなどがおすすめ。長時間滞在するよりも、あらかじめ時間を決めて切り上げることで、誠実さをアピールすることができます。
お互いのハンディキャップを考慮した場所選びを

自分だけでなく、相手にもハンディがある場合は、お互いのハンディを考慮した場所選びが重要です。
たとえば、車イスユーザーの場合はバリアフリー完備の美術館や、入店しやすい場所にあるカフェなど、相手のハンディのことも考慮してデートプランを立てるようにしましょう。
お互いの体調なども考え、予定を詰めすぎないことも大切です。デート中に休憩をはさみながら、ゆったり過ごすようにしましょう。
障がい者の出会いにおすすめのアプリまとめ

この記事では、障がいを持った人でも出会えるアプリや選び方、出会いのコツについて解説しました。障がいや生きづらさを抱えた人でもマッチングアプリで出会うことはできます。
「大手のアプリが利用しにくい」「障がいに理解のある人と出会いたい」という人には、障がい者向けのマッチングアプリもおすすめです。
ぜひあなたもこの記事を参考にしながら、理想の相手を探してみてくださいね。
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