コロナ禍以降、「家でカラオケをできたらな」と考えている方も多いのではないでしょうか?
『Pokekara(以下、ポケカラ)』は無料で使えるカラオケアプリです。数あるカラオケアプリの中でもコミュニケーション機能が優れていたり、オンラインでカラオケルームが作れたり、歌っている最中にリアルタイムで全国ランキングが推移したりと本物のカラオケさながらです。
新型コロナウイルスにより自宅で過ごす時間が多くなっている今、自分の歌唱力をアップさせてみるのはいかがでしょうか?
無料カラオケアプリ「ポケカラ」の使い方 投稿しないで非公開にする方法も解説
【更新情報】
・2023年11月21日:曲を投稿しない方法を追加しました
・2023年11月21日:メリット・デメリットまとめを追加しました
『ポケカラ』とは?
カラオケアプリ『ポケカラ』とは「Official髭男dism」や「あいみょん」など最新の邦楽からアニソン、ボカロ曲までスマホがあればいつでもどこでも無料でカラオケが歌えるアプリです。
採点機能やカラオケルーム作成、自分のカラオケの投稿、ペンライトによる応援機能など、本格的なカラオケの機能に加え、アプリならではの特長があります。細かくフレーズを指定し、繰り返し練習できるため 1人カラオケの練習の場としても最適です。
今回は「ポケカラ」の使い方、メリット・デメリット、注意点を紹介します。
各カラオケアプリの比較
ポケカラ | Smule | 分析採点JOYSOUND | |
---|---|---|---|
料金 | 無料(※) | 360円/月~ | 360円/月~ |
曲数 | 非公開 | 1,000万曲以上 | 16万曲 |
採点機能 | ○ | ✖️ | ○ | 他のユーザーを聴く | ○ | ○ | ✖️ |
コメント機能 | ◯ | ◯ | ✖️ |
オンラインカラオケルーム | ○ | ✖️ | ✖️ |
ポケカラのメリット
- 無料で歌い放題
- 最新・人気曲をはじめ楽曲数も豊富
- 細かい採点機能あり
- オンラインカラオケルームで仲間と盛り上がれる
- 編集機能が充実、自作MVも作れる
- ペンライト機能で応援できる
ポケカラのデメリット
- 配信されてない楽曲もある
- 歌うと作品として投稿されてしまう([投稿しない方法はこちら]())
- 自分の声と伴奏がズレることも
『ポケカラ』の登録方法
今回はiOS版で紹介します。AppStoreから『ポケカラ』をインストールし、電話番号、アカウント名、性別を入力するだけで簡単に登録できます。SNSのアカウント連携でも登録可。
『ポケカラ』の使い方
曲の選び方
アプリの「歌う」タブを開き、「アーティスト」「ジャンル」「りれき」の一覧から探すことができます。上部の検索窓から楽曲名やアーティスト名を入力して直接探すことも可能。
その他にも画面中段「ヒット」、「おすすめ」、「年代別」、「プロ伴奏」などからも人気曲をすぐに探すことができます。
歌唱時の音量やキーの調整
歌う際に伴奏の音量やキーの設定、自分で練習したい範囲の設定とその繰り返し設定をすることができます。
コントローラ:キーの設定や伴奏のボリューム、エコーの設定。
やり直し:最初からやり直す。
完了:録音完了。
エフェクト:ポップ、ロックなど曲調に合わせた音響設定を選択可能。
練習:曲の練習したい部分を選択、繰り返し再生。
録音時は有線マイク推奨
録音時は、有線のマイク付きイヤホンやコンデンサーマイク(テレビなどで見るいわゆるピンマイク)があった方がよいです。
スマホ単体でワイヤレスイヤホンで録音する場合、歌った後に自分のカラオケを聴いてみると、録音時にトラブルが起こっている場合があります。
よくあるトラブルの例として以下のようなものがあります。
・声が小さい、音が入らない
声が小さい、音が入らない場合は録音時にコントローラから声、伴奏の音量を再設定しましょう。おすすめは声60、伴奏30です。これを基準にして自分の適した設定を探してみてはいかがでしょうか。
・歌と伴奏がズレている
スマホ単体での録音や、ワイヤレスイヤホンを使用していると声が伴奏とがズレる場合があります。その際は有線のマイク付きイヤホンやスマホに取り付けるピンマイクがおすすめです。これらはハウリングの予防にもなります。
イヤホンやピンマイクを使ってもズレる場合は、ネット回線が遅いことが原因になっている可能性があるので、通信環境を見直してみましょう。
※コンデンサーマイクは繊細な精密機械なので衝撃を与えないように取り扱いましょう。
実際に歌う
イヤホンや伴奏のボリューム設定などの準備ができたら実際に歌ってみましょう。採点モードでは歌っている上手さに応じてリアルタイムで全国順位が変動します。
採点時のポイント
より高い点数を出すためには音程、安定感、抑揚、ロングトーンの4つに気をつける必要があります。
・音程:正しい音で歌えているか。音同士の差。
・安定感:音程がぶれずに安定して歌唱できているか。
・抑揚:Aメロ・Bメロ・サビなど、曲の展開に応じて抑揚をつけているか。
・ロングトーン:正しい音程で、安定して声を伸ばせているか。
また上級編として以下の基準も参考にしてはいかがでしょうか? 歌っている画面の上部に表示されています。
ビブラート:伸ばす音の時に強弱、高低にリズムを付けることで波打つような伸びを表現。
しゃくり:音程の低いところから高いところに部分的に持ち上げる表現。
こぶし:言葉の母音を2回入れ、強調する表現。
こぶしの例:「あなたに〜」という歌詞の場合。
「あなたに〜」をこぶしを効かせて歌う場合、「に」の母音である「い」を2回歌うイメージで「あなたにいぃ〜」と変えます。
他のユーザーと交流する
『ポケカラ』では他のユーザーの投稿を聴いてコメントを送りあって交流することができます。また、ペンライトを贈って応援することもできます。
「モーメンツ」から聴く
「モーメンツ」をタップし、「ランキング」、「おすすめ」、「自分がフォローしている人」、「一聴き惚れ」などから他のユーザーの投稿を探して聴けます。また曲名、アーティスト、ユーザー名から検索して聴くことも可能。
ペンライトを贈る
ペンライトとは気に入ったユーザー、楽曲があった場合に推すための「いいね」のようなものです。投稿作品はそのペンライトの数に応じて「人気度」が変動します。
ペンライト数は人気の指標になっているので、応援したいユーザー、楽曲があれば積極的にペンライトを贈りましょう。
より多くのペンライトを得るには、「毎日ログイン」や「毎日投稿」など積極的に『ポケカラ』を使うと付与されます。
ペンライトの取得方法は以下のように設定された様々なアクションを実行して集められます。
・公開作品をアップロード
・シェア
・ペンライトを贈る
・コメントする
・プッシュ通知をオンにする
コメントを書く
お気に入りの楽曲やユーザーには、コメントを送ってみましょう。またスタンプ機能もあるので気軽に投稿者と交流できます。
コラボをする
他のユーザーの音源でカラオケをし、コラボができます。コラボして歌った音源も通常同様に投稿でき、デュエットの練習にもなります。
まずは自分の好きな曲で、他のユーザーが歌っているものを探します。曲のページをスクロールすると「新着ヒット」などのランキングが載っているので、気になる人をタップしましょう。
他のユーザーの音源を聴ける画面の右下「歌う」をタップ。
その後、「コラボ」を選択する。『ポケカラ』側が用意したコラボパートのうち赤字もしくは青字を選択。自分で自由に歌う歌詞を設定することも可能です。
もっとコラボを楽しむなら「nana」
「nana」は投稿された音源に歌や自分の演奏を重ね、アカペラ、バンド演奏のセッションのように楽しめるアプリです。『ポケカラ』 のコラボに特化したイメージです。
PokeRoomでオンラインカラオケする方法
「PokeRoom」は、オンライン上で本格的なカラオケボックスのようにみんなと歌うことのできる機能です。
SNSや連絡先を提携し、その友達を招待することで一緒にカラオケができます。また、同じ曲を好きな人同士でもカラオケを楽しめます。
下部の「ルーム」から「ルーム作成」をタップ。
ルームを探す
自分の好きな曲や雰囲気の合いそうなルームを見つけましょう。「ルーム」から、おすすめのルームや人気のルームを探すことができます。
画面上部、中央の「人気ルーム」をタップすると、1時間ごとで更新される「アワー」や直近24時間の人気ランキングから、その時の人気ルームを探せます。
曲の予約
ルームに入室後、画面右下「予約」から、自分の歌いたい曲を検索して予約してみましょう。
自分の歌唱「履歴」、「お気に入り曲」、「おすすめ」や曲名、アーティスト名などから歌いたい曲を検索して予約。
配信時間について
ルームは基本的に20分で終了されますが、ルーム画面左上のアイコンからダイヤモンドを贈ることで配信時間の延長ができます。ダイヤモンド3個で20分の延長が可能です。
※ダイヤモンドは1つにつき5コインが必要となっており、コインを得るには課金が必要です。
コインは「マイページ」の「財布」より購入できます。
退室
右上のボタンをタップしてルームから退室できます。
自分でルームを作る
ここでは自分でルームを主催する際のルーム作成の流れを紹介していきます。
トップページ画面下部の「ルーム」から「ルームを作成」をタップしましょう。
ルーム名、ルームについての説明メモ、背景、公開範囲を設定します。
公開範囲は「すべてのユーザー」「フォローしているユーザーのみ」「招待したユーザーのみ」の3つの中から必要に応じて設定しましょう。
他のユーザーを招待する際にはルーム作成後、画面右上の「・・・」から「ルームをシェアする」をタップ。
その後、「ポケカラの友人にシェアする」をタップすることで招待が送られます。
ユーザーの招待が完了したら、ルーム画面の中段に新たにアイコンが表示されます。
曲の予約をしてもらう
ユーザーに曲を歌ってもらう場合には、主催から曲の予約招待を送ることができます。
予約招待を受けたユーザーは歌いたい曲を選んで予約することが可能になります。
予約が完了すると、画面中段、ユーザーアイコンの上部に「予約中」の文字が表示されます。
主催者は「マイクを渡す」からその人に歌ってもらいます。
雑談の場としてもおすすめ
ルーム主催者の音声は他のユーザーが歌っている時、自分でミュートしていない時の2つを除き、基本的にルーム内に配信されています。
そのため主催者はカラオケをせずに音声だけを配信することができ、音声ライブ配信アプリ「spoon」のように使えます。
※ルームの参加者の音声はカラオケを歌う時を除き、基本的に配信されません。コミュニケーションを取る時はチャット上のコメントのみです。
『ポケカラ』のメリット
無料で歌い放題
他のカラオケアプリは月額課金制が多い中、『ポケカラ』は無料で全ての機能が使えます。
また月額980円で「プレミアム会員」になることができます。「プレミアム会員」は広告をブロックできたり、複数端末で登録できたりと使いやすさは増しますが、無料版でも十分に楽しめます。
オンラインカラオケルームで仲間と盛り上がれる
「PokeRoom」というオンライン空間で、リアルタイムで複数のユーザーとカラオケを楽しむことができます。
また、あえて曲を予約せず、音声配信の場としても使えるので、単純に交流の場として使うことも可能。なかなか会えない遠くの友だちとカラオケに行きたいときに重宝します。
最新・人気曲をはじめ楽曲数も豊富
JASRACやNexToneに管理を委託されている楽曲が使えます。配信されている例としてYOASOBI「夜に駆ける」、浜崎あゆみ「M」、バルーン「シャルル」、高橋洋子「残酷な天使のテーゼ」など最新の曲から名曲まで収録。
細かい採点機能あり
音程、ビブラート、しゃくり、こぶしなど一般的なカラオケアプリと同様の採点基準があり、さらに特長としては歌っている最中に 上手さに応じて全国順位が表示されます。
ペンライト機能で応援できる
ペンライトとは気に入ったユーザー、楽曲があった場合に推すための「いいね」のようなものです。投稿された作品はそのペンライトの数に応じて、歌った曲内でのランキングが上がっていきます。
編集機能が充実、自作MVも作れる
声の大きさ、伴奏の大きさ、エフェクトなどの編集が可能。エフェクトはポップ、ロック、ヒップホップ、R&Bなど曲調に合わせたエフェクトをかけられます。
さらに、自作のMVを作ることもできます。見ても聴いても楽しい作品を作れるところが魅力です。
『ポケカラ』のデメリット
配信されてない楽曲もある
流行している曲やヒットチャートに入るような曲はほとんど配信されていますが、当然すべての曲が配信されているわけではありません。
JASRACやNexToneに管理を委託されていない楽曲が利用できないのはもちろんのこと、JASRACなどに管理されている曲でも配信されていないものもあります。
また、配信はされているが、有料会員のみ歌える楽曲もあります。学割プランだと月額180円と安価なので、たくさん楽曲を歌いたい学生さんは利用を検討してみてはいかがでしょうか。
歌うと作品として投稿されてしまう
自分が歌った曲が作品として投稿されることはポケカラの魅力ではありますが、1人でこっそり楽しみたい人にはデメリットでもあります。
意図せず作品を投稿しないためにも、次項の投稿しない方法は把握おきましょう。
「ポケカラ」で曲を投稿しない方法
ポケカラで曲を歌った後に投稿しないようにするには、以下の手順で行います。
1.曲を歌い終える
2.音声調整画面が出るので右下の[次へ]をタップ
3.画面中ほどにある[公開する相手]をタップ
4.[非公開投稿]にチェックを入れて戻る
5.[アップロード]を押して完了
自分の声と伴奏がズレることも
スマホ単体、もしくはワイヤレスイヤホンを使用してカラオケをする際、自分の声と伴奏がズレる場合があります。
そのため有線のマイク付きイヤホンを使用するのがおすすめです。またイヤホンジャック非搭載のスマホを使用する場合は、変換アダプターも必要です。
おすすめマイク付きイヤホン・イヤホンジャック
『ポケカラ』を未成年が使う場合の注意点
『ポケカラ』は成人の方から小学生まで幅広い年代のユーザーがいます。
コメント機能や、自分のアイコン画像を設定する際には、本名や住所などの個人が特定できるようなものは設定、公開しないネットリテラシーが必要となります。
誹謗中傷の配慮
『ポケカラ』は利用規約の中で迷惑行為や誹謗中傷を禁止しています。相手が傷付いた場合は名誉毀損で訴えられる可能性も。
実際に警察が動くようなケースだけでなく、ネット上のさまざまな情報により書き込んだ本人が特定される場合もあります。
個人を特定できるような写真などをあげない
不特定多数の人が閲覧できるため、会話の中に名前や住んでいる場所などがあれば、写真を載せただけで個人が特定されることがあるので細心の注意が必要です。
また、掲載許可をもらっていても友人が写っている写真の投稿もその友人を危険に晒すことになりかねないので注意しましょう。
オンラインで知り合った人と迂闊に会わないよう注意
「同じ趣味や話が合う人に悪い人はいない」 と考えて実際にオンラインで知り合った人に会って事件やトラブルに巻き込まれるケースは年々増えています。
家に居ながらカラオケを楽しもう!
『ポケカラ』は今回説明した機能を無料で利用することができるため「家に居ながらカラオケに行きたい」といった方にはピッタリです。
なかなか大きい声を出すことは難しいかもしれませんが、『ポケカラ』に投稿して自分の声を客観的に聴きながら、音程の取り方やこぶしなどを練習をしてみてはいかがでしょうか?
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