春は出会いと別れの季節……。これまでに撮ったたくさんの写真は、アルバムなどにまとめて素敵な思い出として残したいですよね。そのようなとき、ただスマホのアルバムを作成するのではなく、動画風スライドショーにまとめてみてはいかがでしょうか?
特別な機材は一切不要。アプリひとつあれば、意外と簡単にスライドが作れるんです。本記事では、スライドショー作成初心者の筆者がそれぞれを使ってみた感想も交えつつ、高品質なスライドを作りやすいアプリを4つ厳選してご紹介。それぞれの特徴を比較しながら、最適なアプリを見つけましょう。

思い出の写真をステキにまとめるならスライドショーアプリ! 初心者でも無料で簡単に作れるおすすめ4選
まるでプロ!? 写真を選ぶだけで作れちゃう『MoShow』

▲エフェクトや音楽も簡単に選べる
『MoShow』は、あっという間に本格的なスライドショーが作成できるアプリです。やることは、写真を選んでテーマを適用するだけ。「スライドショーってハードル高そう」と考えていた筆者でしたが、非常に少ない操作で完成度の高いスライドショーができあがった瞬間、「え、もっと作りたい……」と思わせるアプリでした。

▲TOP画面右上の「VIP」をタップすると右の画面が表示される
有料のVIPプランは月額680円(税込)、年額4,000円(税込)が用意されており、加入すると利用できるテーマや音楽が増えるほか、ウォーターマークの削除や、動画作成時間の制限をなくせるなどのメリットも。年額プランはお試し期間として最初の7日間が無料なので、活用してみるのもよさそうです。
ただ、文字入れ機能はないため、字幕を入れたい方は別のアプリの検討をおすすめします。
直感的な操作で細かい指定が可能『VITA』

▲TOP画面右下の「無料ストア」をタップすると右の画面が表示される
『VITA」は、写真加工アプリの『SNOW』と同じ会社が開発した、初心者でも簡単に使える操作画面や豊富なエフェクトで人気のアプリです。使える素材はかなり多い印象で、無料ストアにも数多くのエフェクト類が用意されています。

▲エフェクトや音楽を付加すると、このように視覚的に表示されるので直感的にわかりやすい
直感的に操作できるとの前評判で筆者が触ってみたところ、「これはなんだろう」といじるうちにたしかに直感的に使うことができ、音楽や字幕、エフェクトなど、写真に効果をつけるのが楽しくなりました。
テンプレートを使って簡単にスライドショーを作ることもできますが、10~20秒程度と短いものも多く、ショート動画向きといえそうです。
テンプレを活用! 写真を選べばスライドショーが完成『SlidePlus』

▲右上の王冠マークをタップすると『SlidePlus Pro』の申込み画面に移動する
『SlidePlus(スライドプラス)』は、豊富なテンプレートを使って簡単にプロ風のスライドショーを作成できるアプリです。
テンプレートは無料と有料が半々くらい。月額450円(税込)もしくは年額3,200円(税込)のProプランに加入すると、すべてのテンプレートが利用できるほか、動画時間の制限がなくなり、ウォーターマークも削除できます。年額プランなら3日間の無料トライアルがあるので、試してみるといいでしょう。無料版でも利用できる素材は豊富ですのでご安心を。

▲音楽や字幕は編集画面で操作。エフェクトもここで選び直すことができる
上で紹介している『MoShow』と同様、プロ並みのスライドショーがパパッと作れるのが魅力です。好みのエフェクトがあるか、作りたい動画の長さに合うかなどを見比べてみるといいでしょう。
なお、本アプリはAndroidとiPhoneの両方に対応しているのですが、Androidのバージョンが15のスマートフォンでダウンロードしようとしたところ、「以前のバージョン用のため使えない」という旨のメッセージが出ました。利用の際はご自身のバージョンで動くかどうか、ご注意くださいね。
自分好みに編集可能!『FilmStory』

▲トランジション編集も簡単。その他の編集も設定からすぐに可能
『FilmStory』は、テンプレートや自動編集機能がないので、事細かに指定を入れて、自分好みに仕上げたい方におすすめのスライドショー作成アプリ。完全無料なのに、字幕のフォントが豊富だったり、写真や動画の選択数が無制限だったりするのはうれしいところです(ただし、書き出しは30秒まで)。
初心者の筆者にとって、「テンプレートがないとセンスを問われる……」と、最初はハードルの高さを感じてしまいましたが、選べるトランジション機能(写真の切り替え時のエフェクト)を使えばだいぶそれっぽくなるのに助けられました。

▲左がiPhone、右がAndroidの設定画面。トランジションやフォント選択などはiPhoneしかできない
iPhone版は、上の画像からもわかるように、Android版より多くの機能が備わっているうえ、有料版のPro(1,000円 税込)も用意されています。一方、Android版は機能が少ないだけでなく、操作中に落ちてしまう不具合がしばしば見受けられたため、比較するとiPhone版に軍配が上がりました。Androidユーザーの方は、希望する機能があるかどうかなどを確認してみるといいでしょう。
(文:辻美紀子)
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