個人・企業、様々なゲームメーカーが入り混じるアプリ業界。そんな中で、「面白い」と思えるアプリを毎回のようにリリースしているゲームメーカーを紹介する企画「このゲームメーカーがすごい」。
第3回目となる今回は、福岡のゲームメーカー「GLOBAL GEAR」をご紹介します。
このゲームメーカーがすごい！「GLOBAL GEAR」 主人公は浮気者・詐欺師・殺人犯！
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主人公は悪役サイド!? 独自の設定が面白い「GLOBAL GEAR」
GLOBAL GEARは、放置育成ゲーム・カジュアル恋愛ゲーム・アクションパズル・ミステリーなど、様々なジャンルのゲームをリリースしているゲームメーカーです。
ジャンルとしてはよくあるものが多いですが、GLOBAL GEARのゲームの面白い所は、「設定」にあります。特に、主人公が色々な意味で「悪い奴」が多く、普通のゲームなら悪役がやるような事を平気でできてしまうのが、GLOBAL GEARのゲームの魅力です。
今回は、「GLOBAL GEAR」のゲームの中から、「主人公が悪い奴」なゲームを厳選して紹介します！
■ゾンビになって世界を席巻！ 『ピコピコ†ゾンビハザード』
ゾンビと言えば、大抵のゲームでは敵役で、世界中の人間をゾンビにする恐怖の対象ですね。逆に、自分がゾンビになって、世界中の人間に感染を拡大できちゃうのが、『ピコピコ†ゾンビハザード』です。
渋谷から日本全国、そして世界各国へゾンビの感染が拡大！ 行ける範囲が広がっていくと、不思議な達成感が生まれます。「あれ、ゾンビって楽しくね？」と見事に錯覚させてくれる怪作です。
▲東京から世界へ、片っ端からゾンビを増やしていくタップ系ゲーム。普通のゲームなら恐怖の対象のゾンビも、自分がなってみると結構楽しい！
▲世界各地の防衛軍とガチンコバトルを繰り広げる熱いイベントも。
■安く仕入れて「高く売る」 これ商売の基本ね、フヒヒ……『ニコニコまごころ不動産』
お次は、実際にありそうな「悪い奴」を体験できる『ニコニコまごころ不動産』。10兆円もの借金を抱えるハメになった主人公、彼は、借金を背負わされた不動産会社で、返済のために、ワケあり物件を法外な値段で売りつける事になります。
詐欺はやっちゃいけないけど、高値で売れると嬉しい。そんな二律背反的な誘惑に満ちた、アブないゲームです。
▲ワケあり物件を、2倍・3倍の値段で売りつける。何も知らずにホイホイ買っていく顧客を見ていると、思わず邪悪な笑みがこぼれます。
▲クレーマー客とミニゲームで対決。勝てばお金ガッポリで、心の中でガッツポーズしてしまいます。
また、この「ニコニコ」シリーズは他にもいくつかあってどれも面白いので、ぜひ遊んでみてください。
ニコニコ パートナー
ニコニコ ファイナンス
ニコニコ交際倶楽部
■二股がバレそうになっても、シラを切り通せ。『元カノ（仮）と今カノと僕』
元カノとまだハッキリ別れたわけじゃないのに、新しい彼女と付き合っているという、実にうらやま……けしからん二股男が主人公の『元カノ（仮）と今カノと僕』。
自宅のアパートに今カノを呼んでいたら、元カノ（仮）がインターホンを鳴らしてくるなど、修羅場の連発。あの手この手を使ってその場をしのいでいきます。
純な恋愛ゲームでは絶対に体験できない、身の危険を感じる意味でのドキドキを体験できますよ。
元カノ（仮）と今カノ、そして主人公の関係にどんな決着が付くのか、結末が気になってヤメ時を見失ってしまいます。
▲今カノをアパートに呼んでたら、元カノ（仮）がやってきた!? ア、アカン……。
▲ハサミでインターフォンの配線を切断。どんな手を使ってでも二股を隠し通さなければなりません。
▲些細なミスでバッドエンドへ直行！ 主人公に天誅が下ります。因果応報……。
■主人公は殺人犯!? 隠し通せるか、この真実を『犯人は僕です。』
最後に紹介するのは、ノベルゲーム『犯人は僕です。』です。本作の主人公は、なんと殺人事件の犯人。
大学のサークル旅行中に、同級生に自分の秘密を知られ、衝動的にバルコニーから突き落としてしまった主人公。疑いの目を向けられた主人公は、サークルメンバーの弱みを握る事で、メンバー達の口止めを図ります。
普通の推理ゲームとは全く逆の立場となる本作。「同級生を突き落とした」という動かぬ事実を、隠し通す事ができるのでしょうか……？
▲衝動的に、同級生をバルコニーから突き落としてしまった。「犯人視点」で描かれる、逆推理ミステリー。
▲当然、疑われる事になる主人公。メンバー達の弱みを見つける事で、口止めを図ります。メンバー間の、ドロドロの人間関係も明らかに……。
▲論点をすり替える、知られたくない弱みを突きつける。あらゆる悪知恵を駆使してメンバーを黙らせましょう。
【おまけ】この発想はなかった！ 設定が秀逸な恋愛ゲーム2選
今回のテーマである「悪い主人公」からの枠は外れるのですが、GLOBAL GEARには、外すにはあまりに惜しい恋愛ゲームが二本ありました。折角の機会ですので紹介しちゃいます！
■アイタタタな勘違いエピソードの数々。あるあるorないない『勘違い探し』
「他にも空いている席があるのに、俺の隣を選んだ。もしかして……。」
そんな、恋愛の痛い勘違いエピソードが満載の恋愛ゲームです。あまりに痛々しくて、苦笑いが止まりません。「うん、あるある」「いやー、ないない」とツッコミを入れながら遊ぶと楽しいですよ。
■僕は、メガネッ娘（物理）に恋をした……『奇跡のメガネ』
『奇跡のメガネ』は、「メガネをかけた女子」ではなく「メガネそのもの」に恋をする、奇想天外すぎる恋愛アドベンチャーです。
メガネ拭きで吹いてあげたり、会話をしたりして（主人公の妄想なのか、そういう世界なのか不明ですが、メガネがしゃべります）、愛しいメガネと仲良くなりましょう。
あれ、なんか本当に可愛くみえてきましたよ。
たまには、ゲームで「悪い奴」になりきるのも楽しい
ゾンビになって世界を席巻するもよし、詐欺師になってぼったくるもよし、二股して別な意味でドキドキな恋愛を体験するもよし、事件の犯人になって悪巧みするもよし。
（ゾンビは例外として）現実では絶対にやってはいけませんが、たまにはゲームで「悪い奴」になりきるというのも、背徳感があって楽しいですよ。
次回は、一度見たら忘れられないあのゲームメーカーが登場!? (すみません、まだ未定です)
今後もすごいゲームメーカーを紹介していくので、ぜひご期待ください！